保健所記者会見記録令和2年11月21日(新型コロナウイルスに関連した患者の発生)

公開日 2021年02月05日

更新日 2021年02月05日

【市内小学校における集団感染(クラスター)の発生を確認しました】

本日公表の6人のうち、4人が市内小学校に通う児童で、昨日公表の児童1人および、市外在住の教職員1人(北海道から本日公表)、合わせて6人の感染が同小学校において確認されました。
また、市の本庁舎に勤務する職員1人の感染が確認されました。

市からのお知らせ

動画データ:保健所記者会見令和2年11月21日(外部サイト:YouTube)

下記のとおり、保健所から発表がありました(午後3時~)

(総務部長)
定刻となりましたので、ただ今から、新型コロナウイルス感染症の患者に関する記者会見を開催します。本日の会見につきましては、市内の稲穂小学校でクラスターが発生したこと、その濃厚接触者の検査の中で市職員1人が感染確認されたこと、それを受けまして、記者会見をさせていただくことにしています。
本日の説明ですが、まず保健所医療業務担当部長から市内の患者の発生について説明させていただきます。その次に教育委員会教育部長から稲穂小学校のクラスターの発生について、その次に医療保険部長から市職員の感染についての説明をさせていただくという形で説明させていただきます。
それでは、保健所医療業務担当部長からまず報告があります。

(医療業務担当部長)
本日は、急なご連絡にもかかわらずお集まりいただき、大変ありがとうございます。本市において、昨日11月20日に本市183例目から188例目となる6人の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されましたのでご報告させていただきます。
お手元の資料に沿ってご説明します。患者の概要ですが、市内183例目から市内186例目までの4人が、いずれも年代が10歳代、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は学生、性別は女性が2人、男性が2人ということで、稲穂小学校の児童となります。症状としては、軽症が2人、無症状が2人となっています。市内187例目の方は、年代が40歳代、性別は男性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は会社員の方になります。症状は無症状で、道内患者の濃厚接触者ということで検査を行い陽性が判明しました。続きまして、市内188例目の方は、年代が40歳代、性別は女性、国籍は日本、居住地は小樽市、職業は小樽市医療保険部の非常勤職員です。症状は無症状で、市内185例目の濃厚接触者として検査を行い、陽性が判明しました。また、このほかに稲穂小学校の教職員1人の感染が確認されています。患者の概要は、本日北海道から公表となります。この結果、昨日公表した1人分と合わせまして、稲穂小学校において児童5人と教職員1人、計6人の感染が確認されたところです。
私からは以上です。

(総務部長)
次に、教育部長から学校の状況についてご報告させていただきます。

(教育部長)
私の方からは、稲穂小学校のクラスターの発生についてご説明します。経過としましては、11月19日(木)、稲穂小の児童1人の感染が判明しましたので、児童の学級を11月20日から12月1日まで学級閉鎖といたしました。11月20日(金)、同一学級の残りの児童37人全員と、関係する教職員2人のPCR検査を実施したところ、児童4人と教職員1人の新たな感染が確認されましたので、学級閉鎖を12月3日まで延長したところです。教職員に関しては、昨日の11月20日に残りの39人全員のPCR検査を実施し、すべて陰性を確認しています。
報告は以上です。

(総務部長)
次に、医療保険部長から市職員の状況についてご報告させていただきます。

(医療保険部長)
私からご説明しますのは、小樽市の本庁舎勤務の職員で初の陽性者が、医療保険部保険収納課の職員1人に発生した件です。先ほど保健所から話があった、市内188例目の陽性者は、医療保険部保険収納課勤務の非常勤職員であり、本日、市内185例目の陽性者である児童の濃厚接触者としてPCR検査を受けたところ、陽性が確認されたものです。
この職員は、日頃から感染対策を遵守し、勤務中は常時、マスクを着用しています。また、窓口業務や外勤など、市民と直接対面する業務には従事していません。この職員の最終出勤日は11月19日(木)であり、この日は終日通常どおりに勤務をしていましたが、翌日20日(金)は休んでいます。また、明日になりますが、当該職員の勤務場所などの消毒を行うこととしています。連休明けの24日(火)からは、通常の窓口業務を行います。
なお、当該職員の職場における濃厚接触者については、検査の結果、全員の陰性を確認していますが、濃厚接触者にあたりますので、これらの職員は2週間の休みとなります。
以上です。

(総務部長)
最後になりますが、もう一度、保健所医療業務担当部長から市内の新型コロナウイルス感染症について皆さんにご報告させていただきます。

(保健所医療業務担当部長)
小樽市内においても、新型コロナウイルス感染症の患者が先月くらいから急に増えてきている状況です。公表日ベースで言うと、クラスターが発生した月を除きまして、今年3月くらいから9月くらいまでの数を申し上げますと、だいたい10件以下程度で推移をしていました。クラスターが発生した月は30数件の発生がありましたが、ほぼそのような状況で推移をしていたのですが、10月に入りまして、クラスターがなく31件、11月に入りまして、今回新たなクラスターを発表しましたが、今日で50件ということになりまして、まだ11月、月の3分の2くらいまでしか経過していませんが、そういった中で、これまでで最も多い発生数が見られているという状況です。
そこで、市民の皆さんへのお願いということですが、小樽市においても感染者が急に増えてきているということもありますので、感染対策には十分留意をして、心掛けて実践をしていただきたいと思っています。もう少し具体的に言いますと、新北海道スタイルをぜひ実践していただきたいということ。さらに具体的に言いますと、距離が取れない長時間の会合は避けていただきたいということ。それから、飲食を行う場合は、5人以上はできるだけ避けていただく、また、マスクをしないあるいは2時間を超えるような長時間の会食はしばらく避けていただくようにお願いしたいと思います。
あともう1点、発熱等の症状が見られた場合に、今週の月曜から市内の医療機関の体制も整いまして、受け入れが行えるようになってきたわけですが、発熱等の症状が生じた場合には、かかりつけ医がいらっしゃる方はまずそちらに電話をしていただいて、その後どういうように医療機関にかかったらよいかということをその医療機関から伺っていただきたいです。それから、かかりつけ医がいないとか、相談する医療機関に迷われるような場合には市の発熱者相談センターの方にお電話をいただくようにお願いしたいと思っています。
私からは以上です。

 報道機関から次のような質疑がありました

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
稲穂小の児童に関して、昨日発表の何例目の子の感染が確認されたことになりますか。

(保健所医療業務担当部長)
181例目の方です。

(読売新聞)
市役所の非常勤職員の方の関係ですが、濃厚接触者は何人でしょうか。

(医療保険部長)
濃厚接触者は6人です。

(読売新聞)
6人が2週間休むということでしょうか。

(医療保険部長)
そういうことになります。

(HTB)
この(今日発表した方の)6人の方のリンクのありなしを教えてください。

(保健所医療業務担当部長)
今日発表した6人については全員リンクありということです。

(北海道新聞)
危機感を示される発言があったと思いますが、改めて11月に増えてきた要因はどう見ていますか。

(保健所医療業務担当部長)
最近の傾向として、若い方が非常に増えてきているという傾向が認められます。9月までですと比較的60代以上の方が多かったのですが、10月と11月の状況を見ますと、これまで公表したうちの半数以上が30代以下の方となっています。また、こうした方は札幌市を中心とする札幌圏、石狩振興局管内の学校や会社などに通勤通学されている方が多く、そういった方が感染し、さらにその接触者の中で感染が若干広がっているかなという印象を持っています。

(北海道新聞)
市中感染への見方は現在どのように捉えていますか。

(保健所医療業務担当部長)
札幌では市中感染が広がっているのではないかといった声も聞かれているようですが、ここ小樽については、リンクのあるなしで申し上げますと、発表時点以降で、さらに調査を進めて実はリンクがあったということが後でわかるケースもありますので、そういった例も含めて、ざっくりではありますが、10月と11月の公表させていただいたケースの中でリンクなしというのは大体4分の1くらいで、残る4分の3は大体つながりが見えています。小樽に関して言えば、市中感染が広がっているというような状況ではまだないだろうと思っています。ただ、予断は許さない状況だと思っています。

(北海道新聞)
市内でもイベントの中止が発生し始めていて、先ほどの話の中ではイベントを自粛してほしいという話は特になかったので考えていないと思いますが、今も皆頑張ってやっているとは思うのですが、改めて市民への呼びかけというのを一言いただきたいです。

(保健所医療業務担当部長)
イベントが一律良くないということでは決してなくて、感染するリスクをできるだけ回避して、それぞれ工夫しながら取り組みを進めていただきたいと思っています。

(読売新聞)
宿泊療養施設の調整中の方が大分増えてきましたが、この状況をご説明ください。

(保健所医療業務担当部長)
札幌市に所在する宿泊施設が先般3棟目まで確保されたということで、1200〜1300人くらいの収容能力を有するということも伺っていますが、これまで札幌で感染者が急増する前は比較的スムーズにホテルで療養していただけるようになっていたのですが、ここ1週間ぐらいでしょうか、ホテルでの療養を待っていただきたいと言われる方が大分増えてきているという状況です。

(読売新聞)
「待ってくれ」というのはどこから言われるのですか。

(保健所医療業務担当部長)
ホテル療養の調整は道が一元的に行っていますので、道からそのように言われているということです。

(読売新聞)
入院者4人ということですが、病床をいくつ確保しているのかお答えください。

(保健所医療業務担当部長)
現時点での病床の確保状況ですが、基本的には道が病床の確保についても、各圏域における患者の発生状況を見て準備をしていくということになっていますが、小樽市内について言いますと、大体20床程度のベッドが確保されているところです。

(読売新聞)
今後の状況に応じて増やす可能性があるということですか。

(保健所医療業務担当部長)
はい。患者が増えていくと、その受け入れ先となる医療機関へ要請して、ベッドをさらに増やしてもらうということになってきます。

(北海道新聞)
稲穂小学校のクラスターについて、小学校においてはこの検査人数が全てで、新たに検査する予定はないという認識でよろしいでしょうか。

(保健所医療業務担当部長)
保健所としてはそのように考えています。この後さらに学校の中で症状を呈するようなお子さんがいれば、できるだけスピーディーに対応したいと思っています。

(北海道新聞)
今回感染が確認された教職員は1人とのことですが、どこまで発表できますか。担任とか、そういった、より近い関係の職員なのでしょうか。

(教育部長)
発表できません。

(北海道新聞)
187例目の会社員の方ですが、この方の濃厚接触者は計何人くらい検査していますか。また、最終勤務日を教えていただけますか。

(保健所次長)
道内患者の濃厚接触者なので、元の濃厚接触者の数は小樽市では把握していません。それから、最終勤務日は11月19日です。

(北海道新聞)
この187例目の人と接触した方は何人ですか。

(保健所次長)
この方の濃厚接触者として検査対象となる方は2人です。

(北海道新聞)
特に(不特定多数の方と)接触するような職業ではないのでしょうか。

(保健所次長)
不特定多数の方との接触がある職業ではないということです。

(読売新聞)
稲穂小学校ですが、該当するクラスの学級閉鎖のみで現時点では十分であるということだと思うのですが、逆に言うと、感染した教職員は他のクラスのお子さんと接触のない立場の方という理解でよろしいでしょうか。

(保健所次長)
濃厚接触にあたるような接触は無かったということです。

(小樽ジャーナル)
こちらの非常勤職員の方ですが、一般の市民とは接する機会はないということですか。

(医療保険部長)
はい。

(小樽ジャーナル)
普段、内勤をされている方なのですか。

(医療保険部長)
そのとおりです。内部の事務処理をしています。

(小樽ジャーナル)
その方は19日まで勤務をされて、金曜日は出ていなかったということですね。

(医療保険部長)
はい。

(小樽ジャーナル)
クラスターが発生した日というのは20日ということでしょうか。

(保健所医療業務担当部長)
クラスターが発生した日というよりは、発生したことが分かった日が昨日(20日)となります。

(読売新聞)
小樽市内のクラスターは今回で何件目と数えたらよいですか。

(保健所医療業務担当部長)
今回で3件目になると思います。

(読売新聞)
昼カラ、市立病院に次ぎ、ということですね。

(保健所医療業務担当部長)
はい。

(HTB)
今日発表になった稲穂小学校の児童4人と、昨日発表になった児童1人というのは、同じ学級という認識でよろしいでしょうか。

(教育部長)
そのとおりです。

(HTB)
学級閉鎖になっているのも、その当該の学級のみということですね。

(教育部長)
そのとおりです。

(読売新聞)
学級閉鎖の学年などは明かさないのですか。

(教育部長)
公表していません。

(読売新聞)
念のため理由を教えてください。

(教育部長)
特定されないようなかたちで公表していますので、「小学校の中で」ということでご理解いただければと思います。

(北海道新聞)
今回市内で初めて、学校でクラスターが発生したと思うのですが、改めて市教委として学校に呼び掛けた対策とか、何かありましたら教えてください。

(教育部長)
基本的なことですが、国が示す衛生管理マニュアルに基づいて、マスクの着用ですとか手洗いといった部分が中心になりますが、これからはやはり換気の部分が非常に重要となりますので、その徹底に努めていただくということを改めて周知したいと思っています。

(読売新聞)
この学級閉鎖の期間を2日延ばしたということですが、これはいかなる理由でしょうか。

(教育部長)
陽性の確定日が違うためです。昨日公表した1人目の陽性確定日は11月17日、今回公表した4人の陽性確定日は11月19日になりますので、学級閉鎖の2週間の部分が延長になったということです。

(総務部長)
ご質問がなければ以上で会見を終了いたします。

 

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