![]() |
|||||||
|
■小樽と関わりの深いゴム工業 小樽におけるゴム工業の歴史は古く、大正初期、小樽市入船町に「小樽ゴム工業商会」が設立され、足袋底にゴム板を張りつけたことから始まりました。これが北海道におけるゴム工業の発祥とされています。 昭和25年、小樽では16もの中小ゴム工場が稼動していましたが、同年、ゴムの生産にかかる統制が撤廃された後は、合併・廃業による再編がなされ、昭和29年には小樽のゴム関連企業は8社となりました。 また、長靴などの冬季需要から建設工事用・農漁業用ゴム手袋などへと需要は次第に多様化し、それに伴い生産量も伸びていきました。 昭和30年代以降は、長靴やゴム手袋などの輸出が急激に増加し、財団法人ゴム製品検査協会の北海道支所が小樽に設置されるなど、小樽のゴム工業は北海道における主要産業の一つとして位置付けられていました。 近年においては、農漁業人口の減少やコストの安い海外製品の市場参入など厳しい環境にありますが、創意工夫を凝らした製品の開発など、小樽のゴム工業は今もなお活躍を続けています。
■環境対応型企業が時代をリードする 小樽のプラスチック・ゴム業界も他の業界と同じく、安価な海外製品との競合を強いられると同時に、原油価格の不安定な情勢や環境への対応が求められるなど、厳しい状況が続いています。そのような中でも、果敢に、そしてねばり強く挑戦を続ける企業が小樽には数多く存在しています。 独自の印刷機械を開発し有害物質の排出削減を実現する企業、植物由来の生分解プラスチック製品を研究開発する企業、あるいは、廃タイヤなどを利用したゴム製品を製造する企業など、環境面に配慮し優れた「ものづくり」魂を発揮している各企業に、これからも道内外の注目が集まることでしょう。
参考文献 小樽市史(小樽市) 小樽産業経済史(小樽市) プラスチック製品(日本経済新聞社) 北海道の包装(日本包装技術協会北海道支部)
|
||||||
