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広報おたる連載「おたる文学散歩」 

広報おたるに連載中(平成18年7月から)のHTML版です。  

優れた文学のふるさと 小樽

 

  わたしたちが毎日暮らす小樽のまちかど。そこは、かつて数多くの小説家や詩人たちが生活した場所でもあります。このまちは、彼らが時代の中で悩みながら、優れた作品を生み出していった文学のふるさとでもあるのです。

 

 小樽は函館とともに北海道では古くから開けた港町。北海道経済の窓口として繁栄をおう歌した時代には、全国から才能あふれる青年が集まり、お互いに競い合い高め合いながら成長し、数多くの文学作品を残しました。また、小樽の文学にとって、小林多喜二や伊藤整をはぐくんだ小樽高商(現在の小樽商科大学)の存在も抜きにして考えることはできないでしょう。

 

 皆さんが日ごろ目にすることも多い市内に残された石造りの歴史的建造物。これらは往時の小樽の経済的な繁栄を今に伝える遺産として、わたしたち市民の誇りとなっています。これと同様に、小樽を舞台にして残された文学作品は、わたしたち小樽市民が誇ることのできる大切な精神的遺産といえるのではないでしょうか。

 

 今でも市内の公園などには多くの文学碑があり、小樽で生まれた文学に触れることができます。また小樽には、昭和53年に開館した市立小樽文学館があります。ここには小樽にゆかりのある文学者の資料が収集・展示されています。

 

 このように文学的な環境に恵まれている小樽ですが、市民の皆さんにあまり知られていない文学とまちのかかわりはたくさんあるようです。この「おたる文学散歩」では、わたしたちの身近な小樽の風景の中に息づいている、文学の香りをお伝えしたいと思います。

 

 (平成18年6月号掲載「おたる文学散歩」序章より)

 

第1話 伍助沢文教場跡(伊藤整) 平成18年 7月号掲載
第2話 並木本平「丘荘日記」                8月号掲載
第3話 石川啄木と小樽駅                9月号掲載
第4話 啄木と、小樽の初雪               10月号掲載
第5話 岸誠詩碑 友情のいしぶみ               11月号掲載
第6話 小林多喜二文学碑 刻まれた手紙               12月号掲載
第7話 中城ふみ子の風景 冬の張碓海岸 平成19年 1月号掲載
第8話 鉄道と文学        2月号掲載
第9話 住吉神社の二つの句碑        3月号掲載
第10話 一原有徳さんの魅力        4月号掲載
第11話 しゃべり捲くれ        5月号掲載
第12話 二人の女性詩人        6月号掲載
第13話 岡田三郎 小説家の運命        7月号掲載
第14話 不思議な因果 金児杜鵑花句碑と観音像        8月号掲載
第15話 小樽と流行歌        9月号掲載
第16話 喫茶店と文学        10月号掲載
第17話 文学の中の食べ物        11月号掲載
第18話 小樽のまちの本屋さん        12月号掲載
第19話 小樽商高時代の小林多喜二と初期作品 平成20年 1月号掲載
第20話 伊藤整詩集『雪明りの路』   2月号掲載
第21話 酒と文学   3月号掲載
第22話 映画館の時代  4月号掲載
第23話 宮沢賢治の「復命書」   6月号掲載
第24話 小樽文学館の30年  11月号掲載
第25話 小樽の郷土かるた  平成21年 1月号掲載
第26話 小坂秀雄と文学館  平成21年 5月号掲載
第27話 ちまちまの文豪・偉人たち

 10月号掲載

第28話 友情と恋愛-伊藤整詩集「雪明りの路」の世界

 平成22年 2月号掲載

第29話 高田紅果と小樽の文化運動

 9月号掲載

第30話 山と芸術 故一原有徳さんをしのんで

平成23年 3月号掲載