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「小樽市緑の基本計画」の概要(平成16年7月)



■緑の基本計画とは■

 緑は、美しい景観の形成、都市の防災性の向上、レクリエーションやふれあいの場の提供などといったさまざまな効用を持ち、わたしたちの暮らしに欠くことのできないものです。
 「緑の基本計画」は、平成6年の都市緑地保全法(現:都市緑地法)の改正により、総合的な都市における緑に関するマスタープラン(※1)(市町村の緑地保全および緑化の推進に関する基本計画)として法的に位置づけられ、住民にもっとも身近な自治体である市町村が策定できることとされています。
 この計画制度に基づく「小樽市緑の基本計画(以下、「本計画」という)」は、行政だけでなく市民・事業者が協働して将来の小樽に相応しい「緑あふれるまちづくり」を進めていくための指針となるものです。

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■小樽市の緑の現況■

都市計画区域内の緑被地構成円グラフ 本市の都市計画区域 (※2)における緑の面積は9,281ヘクタール(同区域の約67%)となっており、もっとも構成比が高いものは丘陵などに広がる樹林地で、同区域の約45%を占めています。
 この内、本計画の目標水準の対象となる施設緑地(※3)と地域制緑地 (※4)などの面積は約7,200ヘクタール(同区域の約52%)となっています。
(平成11年3月末現在)

 

 

都市計画区域内の緑被地(※10)構成  

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■基本理念■
 生き物が息づく豊かな自然の緑や歴史ある文化を取り巻く郷土の緑などを生かし、市民とともに、こころにゆとりが広がるような緑あふれるまちづくりを進めていくことを目標として、次の「基本理念」を掲げています。

 

市民と育(はぐく)むみどりあふれる、ゆとりあるまち小樽


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■緑の将来像■
 3つのテーマとともに本市の「将来像」を設定しています。
●人と自然が共生するまち
●みどり広がる安心・快適なまち
●みどりを通して市民どうしがふれあえるまち

 ※「緑の将来像図」:本計画の目標年次(平成32年)を超えた将来のイメージ図です。
  ▼画像をクリックしてください。(拡大)
緑の将来像

   

 

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■計画の目標水準■
 本計画の目標年次である平成32年(西暦2020年)までに、次の目標水準の達成をめざしています。

●緑地(※5)の確保目標水準

  現況(平成10年) 目標年次(平成32年)
将来市街地に占める緑地面積(割合)

740ヘクタール(16%)

おおむね810ヘクタール(17%)

都市計画区域に占める緑地面積(割合)

7,2000ヘクタール(52%)

おおむね7,4000ヘクタール(53%)

※ 現況は現況調査の対象年である平成10年としています。
※ 将来市街地に占める緑地面積には、市街化区域内の緑地面積のほか、それに接する周辺地域の一体的な緑地の面積を含んでいます。

●都市公園(※6)等の施設として整備すべき緑地の目標水準

  現況(平成10年) 目標年次(平成32年)
都市計画区域人口1人当たり面積 都市公園等

13.5平方メートル/人

19平方メートル/人

※ 都市公園等とは、都市公園に公共施設緑地(※3)を加えたものです。

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■基本方針と取り組み■
 本計画を推進するためには3つの「基本方針」と7つの「取り組み」を次のように設定し、これに基づいた都市緑化の各種施策を展開します。

計画推進のための「基本方針」と「取り組み」の体系

基本理念 基本方針 取り組み

市民と育(はぐく)む

みどりあふれる、
ゆとりあるまち

小樽

基本方針1
いまあるみどりを守ります
(緑の保全)
取り組み1
自然豊かな緑を守る
 緑の骨格をなし、豊かな自然環境を形成する山々や海岸線、主要河川の緑の連続性を確保するとともに、小樽を代表する緑豊かな水辺環境を守ります。
取り組み2
身近にふれあう緑を守る
 わたしたちが身近にふれあうことのできる市街地に残された社寺境内林などの貴重な緑を、自然環境の保全に配慮しながら守ります。
基本方針2
新たなみどりをつくり、育てます
(緑の創出)
取り組み3
魅力ある公園をつくる
 市民が気軽に利用できる身近な公園を充実していくとともに、地域特性を活かし魅力ある公園をつくります。
取り組み4
花と緑でうるおう街並みをつくる
 公共公益施設や民有地の緑化を進めるとともに、市街地の緑地環境の向上を図り、花と緑でうるおう街並みをつくります。
取り組み5
緑のネットワークをつくる
 街路樹や河川環境の整備によって、拠点となる公園緑地を相互につなぎ、全体として有機的に機能する緑のネットワークをつくります。
基本方針3
みどりの文化を広げます
(緑の普及と啓発)
取り組み6
緑を育むしくみを充実する
 緑の活動団体の育成や支援など、市民・事業者との協働により緑を守り育てていくしくみを充実します。
取り組み7
緑とふれあう機会を充実する
 緑や自然に親しめるような場を提供するとともに、緑の教育環境の充実、緑を育てる技術の普及を通じて、緑とふれあう機会を充実します。

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■保全配慮地区の指定■
 市街地に点在する緑地(※5)のうち、小樽稲荷(いなり)神社、住吉神社、水天宮は、まちにうるおいを与える貴重なオープンスペースであるとともに、歴史的な景観資源としての良好な社寺境内林を有する緑地であることから、都市緑地法の「保全配慮地区 (※7)」に指定し、その保全を図ります。

小樽稲荷神社写真

小樽稲荷(いなり)神社

所在 小樽市末広町

面積 約1.6ヘクタール

緑地保全方策
 保全樹林(※8)(小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例)の指定継続

   

住吉神社

所在 小樽市住ノ江2丁目

面積 約3.5ヘクタール

緑地保全方策
 環境緑地保護地区(※9)(北海道自然環境等保全条例)および保全樹林 (※8)(小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例)の指定継続
 

住吉神社写真
   
水天宮写真

水天宮

所在 小樽市相生町

面積 約0.6ヘクタール

緑地保全方策
 重要眺望地点(小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例)の指定継続
 

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■計画の実現に向けて■

 都市緑化を計画的・効果的に進めていくため、市民・事業者・行政のパートナーシップに根ざした、緑のまちづくりについての役割分担と協働により“みどりあふれる、ゆとりあるまち小樽”の実現をめざします。

役割分担と協働の仕組み図

 

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