平成19年度記者会見記録
平成19年8月30日 定例市長記者会見
- オタモイ住宅2号棟完成について
- 平成19年度の除雪体制について
- アンテナショップ展開事業について
- おたる救急ステーション事業について
- その他
(配布資料)
- 市営住宅「オタモイ住宅2号棟」の完成について(5kb)
- 平成19年度除雪体制の見直しについて(7kb)
- アンテナショップ展開事業について(5kb)
- 「おたる救急ステーション」事業の実施について(8kb)
- おたる救急ステーション〜ステッカー(52kb)
- おたる救急ステーション〜応急手当協力施設の証(様式)(9kb)
下記のとおり、市長から発表がありました。
(市長)
今日は何点かお話しさせていただきます。
1.オタモイ住宅2号棟完成について
はじめに、オタモイの市営住宅の2号棟が完成しまして、9月1日から入居が始まります。17年の8月に完成の1号棟と同じ敷地内に建てた5階建ての建物です。2号棟の方は、昨年7月3日に着工し今月21日に完成しました。50戸ありまして、47戸が地区内からの住み替えです。
現在は、簡易の平屋建てでお風呂がない、トイレはまだくみ取りという非常に悪い環境なんですけれども、新しい家に引っ越しできると皆さん喜んでいます。50戸のうち3戸は車いす対応の住宅で公募によって決定しております。
型ですが、1LDKが20戸。これは主に1人住まいの高齢者向きです。あと2LDKが15戸、3LDKが12戸、車いす対応が3戸ということで、近代的な市営住宅が完成しました。もし、ご覧になりたいという方がいましたら、建設部の方でご案内いたしますので、ご覧いただけたらと思います。なお、用地・取得・その他の経費は除き、建物の建設費で7憶5967万8千円です。
2.平成19年度の除雪体制について
それから、もう既に19年度の除雪体制を検討しておりまして、9月3日から9つの会場で除雪懇談会を開催していきます。
今年の見直しについては、一番要望の多い生活路線の置き雪処理です。除雪した雪を玄関の前に置いていくと、ストレスになるいう要望が非常に強いわけです。それについてですね、65歳以上または身体に障害のある方など除雪作業が困難で、町内会が認める世帯を対象に試行したいと考えています。場所につきましては、6つのステーションがありますので、各ステーションにつき1地域または1路線とし、町会がこの路線をぜひという所をやっていきます。それから置き雪処理については、1軒1間口としまして、人力による作業で排雪します。1つのステーションで28間口程度、6つのステーションがありますから、だいたい170カ所を考えております。
実施する路線の除雪基準を若干上げまして、今まで15センチで除雪に出てますが、これを20センチにします。そこで浮いた経費で置き雪処理を試行してみたいと考えています。先程申し上げました9月3日から、それぞれの会場で懇談会をやりますけれども、市があらかじめこの作業可能な路線を選定しまして、個別の町内会と十分協議しながら、やっていきます。
それから2点目は、民間活用という点です。現在は6つのステーションのうち、まだ2つを市が直営でやっていますが、直営をやめまして、地域総合除雪に取り込み全部民間委託したいと思っています。
それから3点目ですけれども、非常に住民の皆さんからの要望苦情等が多い業務について、理解を深めてもらうために、今年度から2月の除雪期において、議員さん、特に建設常任委員の皆さんと町内会の代表者による、除雪パトロールの体験も実施する予定であります。
3.アンテナショップ展開事業について
3点目は、アンテナショップの展開についてです。
以前から何とか東京、首都圏でアンテナショップを開設したいと検討してきましたけれども、適当な場所があっても家賃が高いなど、いろいろな問題により延び延びになっていました。そしてこのたび、東京都板橋区のハッピーロード大山商店街振興組合というところで運営するアンテナショップ「とれたて村」というのがありまして、そこに出店することでほぼ合意いたしました。
私も先日上京した折に現地を視察しまして、関係者からも話しを聞いてまいりました。普通のデパートでやる物産展と違いまして、いわゆるこの商店街がアーケードになってつながっています。全長560メートルで、一日の来街者が約2万8000人。下町という雰囲気の街でありまして、特に夕方の晩ご飯の準備など、買物に来るお客さんが非常に多いということです。これから小樽のどういうものを売っていくか、物産協会の方で選定作業をしてリストを作っています。そしてリストを先方に送って、向こうの方で品物を選ぶという事になります。
この商店街、非常に活動が活発で、例えばツアーを組んでどこかのまちに視察に行くなど行っています。今年も山形の花笠踊りに参加したいと言っていますので、ぜひ来年は小樽の潮まつりにいらしてくださいと言ってまいりました。「とれたて村」には全国の11の自治体が参加していまして、北海道では稚内、本州では青森とか長崎とか。そういったところの産品も「とれたて村」で出展しています。
なお、これは10月1日からやる予定でございまして、特に10月の7、8日に小樽単独のイベントをやってPRをしたいとのことです。ですから、物産の販売と観光のPRを合わせてやっていきたいと思っています。また、この商店街ではそれぞれの参加している自治体とも交流したいという話しもあります。小樽の商店街と縁を取り持って、交流が深まるように進めていきたいと思っています。商品の提供は物産協会にお願いするわけですけれども、参加費、月額4万2000円ほどかかりますが、この費用については市の方で負担して、当面は出品しやすくしていきたいと思っています。この経費については、第3回定例会で予算化したいと考えています。
4.おたる救急ステーション事業について
それから4点目は、おたる救急ステーションという事業についてでございます。現在小樽市では、AEDいわゆる自動体外式除細動器ですね、市民の皆さんの好意によりまして設置してまいりました。現在、市の関係の施設では16施設、それから民間の方でも19施設になっております。設置数は増えておりますけれども、使う人にも十分勉強してもらいたいということで講習会を開催してきました。平成17年4月1日以降、受講者の数も1000人を超えております。市といたしましては、今後もAEDの設置と、受講者の数をさらに増やしていきたいと思っておりますけれども、これまで受講された皆さんにさまざまな形で協力をいただこうともと思っております。
その手始めに、おたる救急ステーションという事業を始めます。これはAEDを設置して、応急手当のできる従業員さんが勤務している事業所を、おたる救急ステーションと位置づけ、ステッカーなども張り、応急手当を提供できる場所として市民の皆さんや観光客の皆さんにも分かるようにするというものです。9月9日「救急の日」から開始したいと思っております。これは事業所へのあくまでもお願いでありますので、事業所の了解を取ったところから、救急ステーションとして機能するようにしたいと思っております。
これに関連しまして、「応急手当のアシスタント」制度というものも作っていきたいと思っています。これは、市民に講習を受けて応急手当普及員になってもらって、その方が逆にまた一般の市民の方々にも普及・啓発をしてもらうというものであります。どんどんこういった応急手当ができる人を増やしていきたいと思っております。
5.その他
その他ですけども、資料はありませんが、8月1日から総合計画の懇談会と、併せて病院の説明会も行いました。特に多く寄せられた意見というのは、建設場所については量徳小学校の跡にしてほしいというものと、それから多額の投資で財政負担に耐えられるかというもので、結局、場所の問題と費用の問題の2つが主なことと思っています。
現在、出された意見について整理しておりますので、近々その分析といいますか庁内で会議を開きまして、また今後の方向性についても検討していきたいと思っております。
出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。
(記者)
除雪が、15センチから20センチに5センチのアップで浮く費用は年間(ワンシーズン)でどのくらいですか。
(雪対策課長)
雪の降り方にもよりますが、昨年度に比べますと1〜2回除雪回数が減るのかなと思います。今年度の執行では、1路線が区域的にも小さいため、費用の効果的な部分については検証していきたいと考えています。
(記者)
1〜2回というのはどのくらいの費用なのですか。
(雪対策課長)
除雪車が1時間走れば2〜3万円。ですから、時速10キロで走りますので、仮に1キロを走ったとしてもあまり費用的には捻出できないかなとは思っております。ですから、大雪のときと少雪のときと、降る量によってもかなり差が出て違ってきますので、検証したいと考えています。
(市長)
何とか、今の予算の中でやって、効果が上がるか検証してみたいということです。総額は増やせないものですから。
(記者)
9月3日から行う懇談会の中で各町会と話し合って、あらかじめ(置き雪処理の対象を)決めるということですか。
(雪対策課長)
あらかじめ決めるということではなく、市の考え方としてこういうことでやりたいということを説明していきたいということです。そういう中で市が実際にできる路線や時期につきましては、先ほど市長が申しましたように、個別に町会と協議したいと思います。
(市長)
雪の捨て場がないような細い道路もありますからね、どこの路線を選ぶか、それが1つ大きな作業になると思います。
(記者)
オタモイ住宅の話しですが、先ほど市長がおっしゃってた平屋建ての住宅とは?
(市長)
今回入居しても、住み替えできない住戸が現在の建物で180戸残るんですよ。次の3号棟の建設に向けて準備しております。
(記者)
3戸を車いす対応住宅にしていますが、数は決まっているものなのですか。
(市長)
特に国の基準ということではなく、小樽市の方で考えて、3戸用意したということです。今回公募いたしたところ、4件応募ありまして3件の方が入っております。新しく建てるときはだいたい、車いす対応の住宅は作っていますからね。
(記者)
病院の説明会が一通り終わったということで、庁内の会議で今後の方向・検討をしていきたいということですが、建設場所については変える余地はあるのですか。
(市長)
基本的には、方針どおりいきたいと思っています。
(記者)
費用については、これからどんどん圧縮していくということですか?
(市長)
そうですね。説明会のときに、私のところにやって来て、ぜひ量徳小学校で建設してほしいと言う方がいました。その方は、小学校適正配置で反対の署名をしたそうです。それで、子どもはどうするのと尋ねたところ、子どものことはあまり考えていないって言うんですよ。その辺がよく分からないんですね。まあ、6つの会場で280人ぐらいの参加でしたから。選挙でありましたリフォームという話しは一切なかったですね。それから、もう一度白紙に戻すという話しもなかったと記憶しております。やっぱり多かったのは、将来にツケを残すのかということですかね。将来にツケを残すというのは、(病院建設を)やめろということなのでしょうか。それから、財政負担に耐えられるのかというのは、よく分かりますよね。大丈夫かっていうのは。ご心配いただいているのはよく分かっております。
(記者)
新病院の起債許可というのは、とれるということですか。
(市長)
それはまだ分かりません。それはまだ北海道と協議中です。道から総務省に話しをしていますが、道の方としては今の病院の経営状況を見て判断すると。7から9月くらいまでの病院の経営状況を見て判断したいということだと思います。
(記者)
それは、現病院の機器更新の起債についてですか。
(市長)
起債導入ということで、機器更新のほかに、今年度は新病院の土地購入費を含めてです。
(記者)
基本設計が終ると、実施設計に入りますよね。そうすると、来年の3月ぐらいまでに用地の起債許可をとらなければならないということですか。
(市長)
そうですね。年2回の起債申請がありますので、最終的には年末ぐらいの申請になると思います。医療機器は認めてもらわないと機器の更新ができなくて困りますね。
(記者)
総合計画の懇談会が昨日(8月29日)で終わりましたが、市長としては住民の皆さんからいい意見をたくさんいただいたなど、どういう総括をされますか。
(市長)
小樽の将来都市像をどう描いたらいいですかといきなり尋ねても、あまりにもテーマが大き過ぎてそう簡単に出てこないですよ。逆にいろんな現状に対する質問や疑問などが多かったですね。ただ昨日は、旧手宮線をどうしてほしいとか、小樽港の利用促進をどうするのかなど、そういう建設的な話しがありました。
(総務部長)
現状の個別課題に対する要望だとか要請が、どうしても多かったという印象ですね。でも、昨日は大変いろんな意見が出ていました。
(市長)
しかし、懇談会をやったことについての評価というか、そういう場を作ってくれたということについてはよかったねという話しがありました。
(記者)
コンパクトな街ということで中心市街地を促進するという将来都市像ですが、病院を郊外の方に建てることで、空洞化するのではないかというご意見があったと思いますが、それについてはどうですか。
(市長)
築港を郊外だとは思っていません。中心地とはいいませんが郊外ではないということです。まあ、中心からちょっと外れますけども郊外ではないと思っております。郊外といったら、朝里の方ですかね。
(記者)
病院について築港地区の土地購入費は、起債は3月まで認めてもらいたいという話しですけれど、それは12月に起債申請するということですね。
(市長)
そうですね。もう既に起債計画書は出していまして、それについてまだ北海道と協議中ですから、協議が整い次第ということになります。道では、現在の病院の経営状況を少し見させてほしいということですので。
病院の経営ということでは、入院患者の数が減っている原因も確認していますが、やはり1つは専門医がいないということですね。糖尿病を診る先生がいないとか、リュウマチを診る先生がいない、血液を診る先生がいないとか、そういったことで若干減っているのかなと思います。それから平均在院日数の関係もありますね。19日で退院しちゃうなど。まあ、いろんな要素であるでしょうから、そういったことや、今回の説明会での意見も含めて検証し、総括したいと思います。
(記者)
総括はいつでるんですか。
(市長)
来週、日程設定しようかと思っています。議会前に。
(記者)
意見の中で一番多かったのが、量徳小の跡地に建てた方がいいのではないかという意見ですか?
(市長)
意見が一番多かったというか、とにかくいろんな意見がありましたね。総じて言えば、場所の問題とお金の問題の2点に絞られているという感想です。まだ全部確認していませんから、あくまで感想で申し上げていますけれど。
(記者)
しかし場所については、市長は変えるつもりはないと。
(市長)
ええ、今のところは基本的にこのままの方針でいきたいと思っています。皆さん、これまでの経緯をよく分からないのかと思います。私どもは、量徳小学校と現病院の両方を合わせた敷地を候補に考えていました。それから、もう1つはそれに代わる土地としては築港にしかないと、2カ所に候補地を絞ってやってきました。けれども、適正配置の問題が出てきて、病院を建てるから子どもたちをどこかに移動させて学校を廃校にするということと、適正配置の計画を見守るかの2つの選択肢がありました。私としては、病院を建てるから子どもたちはどこかに移れという選択はできないため、それで適正配置の説明会の様子をみてきたんですけど、最終的に、適正配置計画は延期しようという結論に達しました。それで、私どもとしては待っていられないということで、第2候補地を選択したと説明してきましたが、それについてはあまりご発言はなかったように思います。
まあ、どちらかというと、今まで議会での質疑であったような内容が結構ありましたね。
※記者会見の内容は、総務部広報広聴課において文言を整理・作成しています。