平成20年度記者会見記録
平成20年11月26日 記者会見
- 小樽市功労者について
- 平成20年度上半期小樽市観光入込客数について
- 台湾からの修学旅行受け入れについて
- 「第1回小樽の物産と観光展」(藤崎百貨店)について
- 市立病院改革プランの原案と今後のスケジュールについて
- 定額給付金に係る事務処理班の組織について
(配布資料)
- 平成20年度小樽市功労者について(PDF 13KB)
- 平成20年度【上期】小樽市観光入込客数の概要・資料(PDF 184KB)
- 台湾からの修学旅行受け入れについて(案)(PDF 53KB)
- 「市立病院改革プラン」(原案)の概要(PDF 15KB)
- 「市立病院改革プラン」(原案)(PDF 688KB)
下記のとおり、市長から発表がありました。
(市長)
今日は6件ありますので随時お話しします。
初めに平成20年度小樽市功労者が決まりましたのでお知らせします。
お一人目は、教育文化功労で、白江 正夫(しらえ まさお)さんです。白江さんは、昭和23年から昭和58年まで中学校教員として勤務されており、昭和22年の道展入選をはじめ、平成5年には日本水彩展において「内閣総理大臣賞」を受賞されるなど、絵画の世界で大変高い評価を受け活躍されています。昭和32年から平成16年までの47年間、小樽市展委員として市展の発展に尽力するとともに、後進の指導にも力を注がれるなど、美術の振興に貢献されました。特にご専門であります水彩画については、小樽市はレベルが高いと言われています。また白江さんには小樽市都市景観形成委員や小樽市景観審議会委員を長年にわたり務めていただき、美術的視点に立った街づくりにもご尽力いただきました。
お二人目は、教育文化功労で、大道 恒雄(だいどう つねお)さんです。大道さんも昭和26年から平成2年まで白江さんと同じく中学校の教員として勤務されています。昭和53年に小樽少年少女合唱団を結成され、その指導に尽力されるとともに、小樽市老人クラブ連合女性コーラス(現在はカトレアコーラス)など多くの合唱団の結成と指導に力を注がれるほか、老壮大学講師としても活躍されるなど、音楽指導を通して本市の文化振興に貢献されました。特に小樽少年少女合唱団を率いて姉妹都市であるナホトカ市やダニーデン市への演奏会や合同コンサートに参加するなど、国際交流の推進にも大変ご尽力されました。
三人目は、社会民生功労で、北川 永一(きたがわ えいいち)さんです。北川さんは、昭和31年から市内で眼科医院を開業されており、長年、本市の眼科医療の充実と発展に尽力されました。特に昭和56年、「北川文庫」として小樽市総合福祉センター内にある点字図書館に点字図書595冊を寄贈され、以後27年間にわたりカセットブックや録音機材など多額の私財を投じて設備の充実に力を注がれ、視覚障害者の福祉向上に大きく貢献されました。
以上3人を今年度の小樽市功労者として表彰したいと思います。表彰式は12月5日に行う予定です。
二つ目、上半期の観光入込客数がまとまりましたのでご報告します。
上半期の観光入込客数は399万200人ということで対前年度比マイナス5万3200人、98.7%となりました。北海道経済の低迷、来道観光客の減少などにより、前年を下回る結果となりました。詳細については、観光振興室長から説明します。
資料により観光振興室長が説明(平成20年度【上期】小樽市観光入込客数の概要・資料)
三つ目は、台湾からの修学旅行の受け入れについてです。
小樽市ではこれまで、市内のホテル業者を中心とした民間の方々との連携により、小樽教育旅行誘致促進実行委員会を組織して、国内外で教育旅行誘致のキャンペーンを行ってきました。この実行委員会では、昨年12月に台湾の高雄市で旅行会社への教育旅行誘致のキャンペーンを実施しましたが、早くもその成果として、今回台湾の高校の来樽が実現したものです。
来樽されるのは、台湾国立嘉義高級工業職業学校の生徒さん35人で、学校名にあるとおり、日本でいうところの工業高校です。海外からの訪日教育旅行においては、訪問国での学校交流などを通じた文化体験などが非常に重要となりますので、今回は小樽工業高校の協力を得て、日本・台湾両国の工業高校による学校交流が実現するというものです。小樽訪問の日程についてですが、12月7日に宿泊し、翌8日に小樽工業高校での学校交流が予定されています。このような学校交流を含めた海外からの教育旅行の受け入れは、市として初めてですが、国内外を問わず、将来にわたり小樽観光のリピーターとなり得る若年層が教育旅行で訪れることは非常に重要であると考えています。今後とも海外を含めた教育旅行の誘致に向けて積極的に取り組んでまいります。
四つ目は、「第1回小樽の物産と観光展」についてです。
去る9月3日に仙台市にある藤崎百貨店の催事担当者が小樽に来られ、私と小樽物産協会と懇談しました。その際に、ぜひ年末に小樽単独の物産と観光展をやりたいという話をいただきまして、「全面的に協力しますので、ぜひよろしくお願いします」とお答えしました。地場産品の販路拡大、観光客の入り込み増につながる観光展や物産展にはこれまでも積極的に取り組んでいますが、このたび東北最大規模の売り上げがある藤崎百貨店におきまして、12月12日(金)〜17日(水)の6日間「第1回小樽の物産と観光展」が開催されることとなりました。こうした物産展は、一般的に「北海道物産展」などのように、道内全域もしくは複数の地域が実施しており、一都市単独での開催は全国的にもほとんど例がないと聞いています。今回は小樽物産協会の会員企業を中心に菓子・水産加工・ガラス工芸など34社が出店するほか、観光ブースを設置し、「小樽雪あかりの路」のパネル展示など観光情報の発信も行います。
店側では売り上げ5000万円という目標を立てており、何とかわれわれも頑張りたいと思っています。ちょうど市議会第4回定例会開会中となりますが、藤崎百貨店さんからも「ぜひ来てください」との要請がきていますので、議会の了解が得られれば、私も12日のオープンの日に行ってぜひ小樽をPRしたいと思っています。
それから五つ目は、「市立病院改革プラン」です。原案がまとまりましたので報告させていただきます。
9月の市議会第3回定例会では、プランの「骨子」と「再編・ネットワーク化協議会の中間報告」をお示ししました。その後、両病院において各コメディカル部門で検討してもらうとともに、両病院の院長、副院長などと協議しながら、事務局で素案の形にまとめました。そしてそれを基に庁内の策定会議において外部有識者の方からご意見を伺い、その意見も反映させてこのたび原案としてまとめたものです。今後のスケジュールとしては、今日から12月25日までの1カ月間、パブリックコメントを募集します。また12月の市議会第4回定例会での議論も踏まえて、プランを決定していきたいと考えています。それでは、詳細について小樽病院事務局長より説明いたします。
資料により市立小樽病院事務局長が説明(「市立病院改革プラン」(原案)の概要 PDF 15KB)
それから最後になりますが、今問題になっている定額給付金についてです。
今週末にも国の方で説明会を行う予定としていますが、市では12月1日に「定額給付金事業準備室」を立ち上げたいと思っています。情報収集や調査、事業スケジュールの調整などを行い、市が行う事業概要が見えた段階で、実施本部に切り替えて進めていきます。当面は兼務体制として総務部次長を室長とし、総務部、福祉部の課長職、係長職などを中心に数名程度でやっていきます。給付対象者が市民全員となりますと相当な事務作業量になりますので慎重に対応したいと思っています。
出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。
(総務部長)
ご質問等あれば、お願いします。
(記者)
この市立病院改革プランの原案を基に、小樽市として、見通しはこうであると国に示していくことになると思いますが、事実上凍結している新市立病院の建設については、このプランを出すことで進んでいくのか、あるいは進んでいかないのか、その辺の考えはいかがですか。
(市長)
今、国から求められているのは、現在の病院をどのように経営改善していくかということです。そのため、当面これを進めていきたいと思っています。統合新築に関しては、このプランの中にも盛り込んでいますが、別途進めていきたいと思います。今すぐやれる状況ではありませんが、状況の推移を見ながら当然進めていくことに変わりありません。
(記者)
状況の推移というのは。
(市長)
財政状況が一番です。当面不良債務を解消するというのが目標ですから、その解消のめどがどの時点で立つのか、改革プランを進めていき5年間でその推移を見なければなりません。医師不足の問題に関連しますが、医師数がずっと確保されていればいいのですが、途中で抜けて補充ができないとなると収支に大きな影響を与えます。その部分が一番の心配ごとです。
(記者)
改革プランの中には数値目標も含め健全化への取り組みが記載されています。この数値は20年度現時点での実績を踏まえた下方修正をかけるなど、骨子の段階からさらに見直しかけたものになっているのでしょうか。
(市長)
収支については骨子の段階とほぼ変わっていません。骨子の段階では平成19年度の医師数により収支を算出していますので、改革プランが始まる来年度に向けて、医師の補充を目指すということになります。
(記者)
当初、新市立病院の開業は平成23年度予定としていましたが、事実上それは厳しいということでしょうか。
(市長)
そのとおりです。
(記者)
さらに言えば、今後5年先以降の開業という見方になるのでしょうか。
(市長)
そのように考えるのが普通だと思います。
(記者)
この市立病院改革プランの原案は、パブリックコメントと議会を経て決定するということですが、成案として国に提出するのはいつごろを想定していますか。
(市長)
国への提出期限は年度内ですが、成案になり次第提出する予定です。パブリックコメントの内容や議会審議の内容にもよりますが、北海道を通じて提出するのは来年1月ごろになるかと思います。この改革プランの内容によっては、現在申請中の特例債の認可にも影響があるものと思っています。
(記者)
観光入込客数についてですが、海水浴を除くとマイナス10万人減というのは大きな数字だなというのが実感です。これを受けてどういう対策を講じていきますか。
(市長)
観光入込客数は北海道全体で落ち込んでいます。つい先日発表になった札幌市もマイナス3.2%ですから、それに比べると小樽市はマイナス1.3%ということでまだ少しはいいのかなと思います。今後、新たな観光客誘致策としてどんなメニューを打ち出していけるのかだと思います。先般、小樽商大の学生が「本気(まじ)プロ」と題して小樽観光に取り組んでくれるということになりましたが、どんなアイディアが出てくるのか非常に期待しています。先日、小樽市内の観光スポットなどに学生たち40人ほどを案内しました。小樽の街にはどういう問題があるのか、どうしたら観光客が呼べるのか、そんな若者のアイディアも期待したいですね。また観光推進プロジェクトチームもいろいろやっていますので、そういった皆さん方の議論も含めて、新しい施策に結びつくものがあれば、それらを取り入れて観光客誘致に努めていきたいと思います。
(記者)
札幌市では親が国民健康保険の保険料を滞納して、いわゆる「無保険」状態となっている18歳未満の子ども全員を保険給付の対象とし、滞納によって医療費の全額自己負担が必要な世帯でも子ども個人を対象とした保険証を12月1日から交付すると発表しました。この件については、小樽市としてはどのような考えでしょうか。
(市長)
小樽市もすべての世帯を調査し、さらに対象の17世帯について詳しく調査しました。そのうちの10世帯についてはすで解決済みです。残り7件については、最終的な交渉をしているはずですが、詳しい報告はこれから受けることになっています。
(記者)
未払い者についても保険証を交付するということですか。
(市長)
詳しく調べてみますと一定の所得があっても未払いの方がいるようです。その方についてどう扱うかですが、個々の案件で事情も違うようですので、それらを整理して何とか無保険の状態にならないようにしていきたいと思っています。また、払える能力があるのに払わないという人まで、そこまで面倒見るのかという問題もあります。その部分については従来のやり方で対応していくことになると思います。
(記者)
定額給付金に関してですが、高所得者制限の取り扱いについて小樽市ではどうされますか。
(市長)
まだ結論を出していませんが、所得制限するのは難しいかなと思っています。全国市長会でもさまざまな議論がありますが、所得制限をしないという意見が多数のようです。所得制限をかける事務作業は本当に大変な作業ですので。
(記者)
小樽市で総額どれくらいになりますか。また小樽市内への効果はどのくらいあるとお考えですか。
(市長)
総額21億円くらいになると試算しています。一定の効果はあると思いますが、具体的に消費の追跡調査をするわけでありませんので。スーパーの売り上げがどうだったかなど最終的にはトータルで見るしかないんでしょうね。アンケート調査や聞き取り調査などすれば別ですが。
(記者)
以前、小樽市に隣接する札幌市手稲区にお住まいの方に忘年会を誘致していきたいという話があったと思いますが、その後どうですか。
(市長)
小樽の117のお店で使える「冬の小樽であったまるクーポン」を作成し、すでに配布しています。また忘年会シーズンに向けて、現在そのPRチラシも作成中です。近日中に配布していく予定です。
(記者)
来年4月1日に任命を予定している病院局長は、役職としては部長級ですか。
(市長)
一般職ではなく特別職になります。議会の同意は不要ですが。水道局長と同様、公営企業管理者ということです。
(総務部長)
ほかになければこれで終わります。
※記者会見の内容は、総務部広報広聴課において文言を整理・作成しています。