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平成21年度記者会見記録

平成21年11月30日 記者会見

  1. 小樽市功労者表彰について
  2. 職員採用試験の結果について
  3. 小樽市新規高等学校卒業者雇用奨励金について

  4. 北海道の物産と観光展 鹿児島山形屋会場について

  5. 平成21年度上期観光入込客数について

  6. 住民票の写しを受け取れるコンビニエンスストアの店舗数の拡大について

  7. 手宮機関車庫3号の工事終了報告について

(配布資料)

  1. 平成21年度小樽市功労者について(PDF 105KB)
  2. 平成21年度小樽市職員採用試験内定内訳(PDF 64KB)
  3. 小樽市新規高等学校卒業者雇用奨励金の制度概要など(PDF 60KB)
  4. 株式会社山形屋「第46回北海道の物産と観光展」の開催について(PDF 63KB)
  5. 平成21年度(上期)小樽市観光入込客数の概要(PDF 32KB)
  6. 平成21年度(上期)小樽市観光入込客数(PDF 98KB)
  7. 住民票の写しを受け取れるコンビニエンスストアの店舗数など(PDF 62KB)
  8. 重要文化財 旧手宮鉄道施設 機関車庫3号の保存修理工事について(PDF 78KB)

 

下記のとおり、市長から発表がありました。

(市長)

 1番目は平成21年度の小樽市功労者の表彰です。選定を進めてきましたが、お示ししたとおり、今年は2名の方を表彰したいと思います。まずお一人目は、教育文化功労で、 長谷川貫二(はせがわかんじ)さん。お二人目は社会民生功労で、 高橋昭三(たかはししょうぞう)さんです。経歴等につきまして、総務部長から説明します。

(総務部長)

 長谷川さんには、一貫して、小樽市の美術館運営について期成会の発足当初からご尽力いただきました。事務局長に就任され、それ以降、市立小樽美術館協力会の副会長を昭和54年から平成10年までの19年間、その後は会長職を19年までの9年間歴任。この間、作品の寄贈や特別展の後援など、運営や活動に対して多大なる支援をいただきました。

 なお長谷川さんは、このほかにも31年間にわたり民生児童委員としてもご活躍されました。

 お二人目の高橋さんは、内科医として長年地域医療に従事する傍ら、昭和59年から塩谷小学校の学校医を務められ、児童生徒の健康管理にご尽力されました。

 また、平成10年から20年まで社会福祉法人小樽育成院の理事長として、さらに平成10年から現在まで社会福祉法人塩谷福祉会理事として、それぞれ高齢者、精神障害者福祉におけるサービス向上に貢献されました。

 さらに平成15年からは、小樽市医師会会長として地域医療の充実に努められるとともに、小樽市社会福祉協議会会長として、幅広く小樽市の社会福祉全体の底上げにご尽力されました。

 なお、12月22日に表彰式を行いたいと考えています。

 

(市長)

 2番目は市職員の採用試験についてです。

 2年ぶりに事務職の採用試験を行い、総勢で26人の採用を内定しました。非常に厳しい雇用状況の中、今回は特に高卒者の就職が非常に厳しいということを念頭に置きながら、高卒者の採用に力を入れました。

 今年度は、事務職、衛生化学技術職、消防職のほか、今後の退職や年齢構成のバランスを考慮し、13年ぶりに建築技術職の採用試験を行いました。その結果、事務で16人、衛生化学で2人、建築で2人、消防で6人、計26人の採用を内定しました。

 特に、高卒部門の採用については、新卒者の就職率が非常に低いことを踏まえて、事務職では約半数の7人を、消防職では6人のうち5人の計12人を充てています。そのうち、来春の卒業予定者は、応募者が少なかったこともあり、事務・消防各1人の内定となりました。採用は、いずれも来年4月1日を予定しております。

 なお、最終倍率については、事務14.3倍、衛生化学12.0倍、建築9.0倍、消防6.0倍という状況でした。

 

 3番目は、小樽市新規高等学校卒業者雇用奨励金についてです。

 ハローワーク小樽によると、小樽管内の新規高卒者の就職状況は、10月末時点の求職者数が444人、求人数は489人で、求人倍率は、1.10倍と昨年の1.83倍と比べて、大変厳しい状況にあります。このような状況を反映して、就職内定率は32.9%で、昨年の40.5%と比べて内定が伸び悩んでいます。このため市では、新規高卒者の市内企業への就職を促進するための施策として、小樽市新規高等学校卒業者雇用奨励金の制度を創設したいと考えています。

 制度の概要は、市内に住民登録があり、平成22年3月に道内の高等学校を卒業した人を6ヵ月以上雇用している事業所に対し、一人につき20万円を交付するというものです。

 対象は、雇用保険適用事業所であり、市内に本社・本店がある事業所、または、市内に本社・本店は無いけれども、企業全体の従業員が100人以下の事業所で、その他の要件は資料のとおりです。

 市としては、事業所がこの制度を活用し、一人でも多くの新規高卒者を採用されるよう期待しています。

 予算については新年度予算として計上しますが、制度としては、今からPRして事業所にお知らせしていきたいと考えています。なお、新規高卒者は100人程度を予定しており、予算としては2000万円です。これについては9月議会で計上した基金がありますので、それを利用して創設したいと考えています。

 

 次に「北海道の物産と観光展」鹿児島山形屋会場について説明します。

 本市の経済活性化のために、地場産品の販路拡大や観光客の入り込み増を図ることは、重要な課題であり、これまでも道内外、海外に向けた販路拡大の取り組みを進めてきています。

 このたび、鹿児島市山形屋本店において、第46回「北海道の物産と観光展」が11月6日から25日まで開催され、その中で11月20日と21日の2日間「小樽デー」として小樽の物産と観光が大きく取り上げられました。

 小樽からは、10社の企業が出店し、20日のオープニングにはわたしもミス小樽とともに駆け付け、小樽の物産と観光のPRを行ってきました。

山形屋本店での「北海道の物産と観光展」については、非常に多くのお客さんが開催を楽しみに待っているという状況であり、特に今回の物産展は大変好評で、「小樽デー」2日間の売上も目標を上回りました。全体の売上も8億円を突破し、新記録を達成したと聞いています。

 今回特に印象的だったのは、小樽のドーナツ屋さんが出店し、自ら現地でドーナツを作って揚げ、販売していたことです。ドーナツ屋さんの社長以下3人が一生懸命販売しているのが大変好評でした。また、お菓子の六美さんの実演販売も非常に人気があったようです。そのほか、小樽のラーメンの試食などもありました。小樽物産協会の会長も参加してPRに力を入れていました。

 北海道の物産展は全国35会場で開催されていますが、この山形屋さんの売り上げがトップだということです。従来から継続して人気のある物産展で、朝10時の開店から夜8時の閉店まで客足が絶えることがないという状況でした。

 山形屋は、来年創業260周年を迎えます。市としても小樽物産協会と連携し、これまで以上に、小樽の物産の販路拡大に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 

 次は観光客の入り込み数についてです。

 上期の「観光入込客数」がまとまりましたので概略を報告します。上期の入り込み客数は376万6200人で、前年より22万4000人減少し、対前年度比で94.4%となりました。本年度の上期は、ゴールデンウィーク、シルバーウィークといった大型連休があり、天候にも恵まれて好調だったものの、依然とした景気の低迷による消費の手控えや新型インフルエンザの流行、夏期の天候不良などにより、前年を下回る結果となりました。

 ただし、外国人宿泊客の関係でいいますと、特に韓国、台湾は減少しましたが、中国やシンガポール、香港などは増えていますので、今後のターゲットは"中国"という印象を受けています。詳細については、観光振興室長から説明します。

(観光振興室長)

 概要は市長が申し上げたとおりです。それほど大きな数字ではありませんが、入り込みとしては5.6%減、宿泊の関係も約6%減です。外国人宿泊客についてはその国にもよりますが、例えば中国は伸びを示しているものの、香港は若干減の横ばいです。それからウォン安になっている韓国、株安になっている台湾は、半分から半分以下という状況になっています。

 一番の大きな要因は、外国人においては円高やリーマンショックの影響、国内客においては新型インフルエンザの影響です。新型インフルエンザについては悪い影響と良い影響がありました。本州で発症者が出ているために、本州の修学旅行生がまだ発症者のいない北海道にやって来るということもありましたが、その逆もありました。

 また、夏の天候不良、特に7月は気温が低く雨が多かったことがあります。特に雨は、週末に集中してしまいました。7月末の週末に開催した潮まつりでも、3日間、雨でした。

 前年もそれほど多くなかった海水浴客は、昨年とほとんど同じか若干減少気味という状況です。

 中国については、一定の所得制限を設けていますが、個人向けのビザ発給をこの7月から開始したことも影響して、動きを見せつつあるという状況です。来年以降についても、特に中国本土に向けた取り組みを強化すべく、来年度予算の配分を行っていきたいと考えています。

 

(市長)

 6番目に、住民票の写しを受け取れるコンビニエンスストアの店舗数拡大について説明します。

平成16年4月1日から、電話で事前に申し込むと本人および本人と同一世帯に属する方の住民票の写しを市内の一部のコンビニエンスストアで受け取れるサービスを実施してきました。

 これまで受け取りができるコンビニエンスストアは、市内ローソン全店(8店)とセイコーマート3店でしたが、来年1月4日からはセイコーマートも市内全店(15店)で受け取れるようになり、店舗数がこれまでの11店舗からローソン8店、セイコーマート15店の計23店舖に拡大となります。

これにより蘭島地区や最上などの山手地区でも、コンビニエンスストアで住民票の写しの受け取りができるようになり、市民の皆さんの利便性が向上するものと考えています。

 取扱件数は、サービスを始めた当初は多かったのですが、現在は横ばいで、年間300〜400件弱という状況です。

 

 最後に手宮機関車庫3号の工事終了について説明します。

 重要文化財に指定されている旧手宮鉄道施設の機関車庫3号については、平成18年度より保存修理工事を行ってきましたが、本年10月末日で工事を終えることができましたので、報告します。

 機関車庫3号は、明治18年の竣工以来120年が経過しており老朽化も著しいことから、国と道の補助を得て保存修理工事を実施してきました。老朽化に加え、永い年月の間に機関車庫は改変され、本来の機能が失われていましたが、今回の保存修理工事によって機関車庫の機能が回復されました。

 今後は動態保存されているアイアンホース号と転車台とともに、蒸気機関を中心とした動態保存的な文化財としての保存活用を図りつつ、近代化遺産を巡る「ヘリテージング」の重要な資源としても活用に努めていきます。

 なお、市民の皆さんへの再公開は、総合博物館の夏期営業が始まります来年4月29日を予定しておりますので、それへ向けて準備を進めています。なお、報道各社には、工事終了後の機関車庫3号についてご覧いただきたく、近日中に日程等をご案内します。

 また、国土交通省の前原大臣がSL好きということを聞きましたので、できればご案内したいとも考えています。

 

出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました

(総務部長)

 質問がありましたらどうぞ。

 

(記者)

 新規高等学校卒業者雇用奨励金は、来年度予算に計上するとのことですが、単年度のみということなのでしょうか。

 

(市長)

 今後の状況にもよりますが、(今のところ)来年度のみの実施と考えています。

 

(記者)

 観光客の入り込み数ですが、来年度に向けて特に中国に力を入れていきたいとのことでした。具体的にどのような形で中国側に(小樽観光の)理解を得ていくのでしょうか。

 

(市長)

  今、想定しているのは、上海にある神原汽船のグローカルジャパンから来年1月末から2月初めに小樽の物産展をやりたいという話しがあるので、その折に小樽観光をPRできればと考えています。どのようなところにアプローチしていくかも含めまして、そういった機会を利用していきたいと思います。

 具体的に動きがあるのは、まだ正式に決定しているわけではないですが、(中国の)富裕層をターゲットにしたゴルフツアーを小樽に引っぱってくるということも視野に入れながら、検討している段階です。

 

(記者)

 新型インフルエンザの影響で、観光客の入り込み数にプラスとマイナスがあるということですが、どのようなことなのですか。

 

(観光振興室長)

 本州の学校が、例えば名古屋に修学旅行に行こうとしていたときに、名古屋で新型インフルエンザの発症があったため、北海道にシフトしました。また、札幌に修学旅行に来る学校があったときに、実際に札幌で新型インフルエンザの発症があったために、小樽に来なくなったということもありました。そういった中で朝里川温泉において、特にプラスとマイナスの影響があったと聞いています。

 

(記者)

 道道小樽定山渓線の小樽を結ぶ道が、通行止めによる影響というのはいかがでしょうか。

 

(観光振興室長)

 今のところ、それほど(観光客に)影響があるとは聞いていません。開通するまでは、国際スキー場に行くのに、小樽ルートで回っていくという話しになっています。

 

(記者)

 今日のは上期の話ですが、下期について、最近円高が進んでいる状況で、それによる影響の情報は入っているのですか。

 

(観光振興室長)

 先ほどお話ししましたが、香港(からの観光客)はそれほど減っていないということです。これは日本全体で見てもそのような状況です。聞いたところによりますと、台湾が若干株価を持ち直してきまして、(観光への)意欲を増してきているとのことです。ただ、韓国は依然としてウォン安が続き、ますます深刻化していると聞いています。中国については、人口が全部で約13億人おり、その中で富裕層というのは日本の何十倍もいるということですので、そういった方の来日意欲は高いと聞いています。

 

(市長)

 今回の円高が、どのように影響するか、日本経済全体の問題ですから。税収がどんどん落ち込んでいくともいわれていますし、われわれも相当影響を受けるのかなと感じます。現在でも影響を受けており、その一方で、韓国には日本から行く人が多いです。

 

(記者)

 来年は、市長の任期で最後の1年となります。これまで市長は財政再建が最重要課題だといってこられましたが、財政再建の見通しについて伺います。具体的には、病院の起債基準のクリアをどのくらいの時期で見ているのか、また不良債務の解消や資金収支比率の問題などがありますね。

 

(市長)

 平成20年度決算で、ご承知のとおり大幅に(財政が)改善しましたので、もう一息かなとは思っています。ただ、現在の景気低迷で税収面にどれだけの影響があるか、今のところ何とも申し上げられませんが、ちょっと厳しい状況かなとも思っています。一般会計で、税収が財政部の試算で約4億5000万円ほど減少するのではないかという予想がありますので、それが全体の平成21年度決算でどうなるのか。また、特別交付税の決定状況などを見て21年度の財政収支見通しをしっかり立てたいと思っています。起債についても、病院では特例債の導入で大幅に不良債務が減少していますが、一般会計から20・21年度で相当の赤字解消のための支援をしていますので、それが順調にいけば22年度は一定程度の見通しが立てられるかなと、今の状況ではそう思っています。まだ21年度の決算見込みがこれからどうなるかもありますので、そういった状況も見ながら判断したいと考えています。国も9兆円も税収減という話しですから、末端のわれわれ市町村も影響を受けるものと思われますので、そこがちょっと心配ですね。

 

(記者)

 政権が変わって民主党政権になった影響は。

 

(市長)

 例えば介護保険の介護療養病床を前政権の時は廃止して転換するといっていましたが、今の政権では凍結するといっています。先々週、北海道市長会で上京して、厚生労働省の担当課長に聞いたところ、"それ以上は分かりません"とのことで、われわれとしても早く結論を出してもらわないと困るという状況です。療養病床が凍結となれば入っている人はそれでいいですけれども、転換することになれば施設から出なければならないわけですから。凍結された方が行き場がないという介護難民の問題はなくなるでしょうけど、財政的には元に戻るわけですから相当な負担が出てきます。財源的にどうなんでしょうね。子ども手当にしても、市町村にも負担を求めるとか求めないとかいっていますし。現在の児童手当でも負担していますが、われわれの財政運営にも影響しますので、とにかくスッキリさせてもらいたいです。

 

(記者)

 小樽グランドホテルと丸井今井小樽店の跡の活用については、どうなっているのですか。

 

(市長)

 情報収集はしていますが、民間同士の話しであり、なかなか(行政側が)入って行きにくいものがあります。小樽グランドホテルの閉鎖が、まち全体に大きく影響しているという話しもありますので、早く解決しなければと思っています。

 

(記者)

 市長は今期で最後といわれていますね。後継者の話については、以前に役人はどうかなといっていましたがいかがですか。

 

(市長)

 稲垣元市長からわたしで四代続けて役所からです。発想を変えてやるのも必要ですね。

 

(記者)

 於古発川上の市営駐車場改良工事についてですが、その隣りで市民が浄財を集めて柳並木を造っています。この工事についてはどう考えているのでしょうか。

 

(市長)

 暗渠(あんきょ)の工事については、老朽化して危ないことから補修しているわけで、新たに埋めたわけではありませんし、暗渠(あんきょ)の部分と柳は関係ないと思います。

 

(記者)

 せっかくなら、川を復元すればいいのではないかと。

 

(市長)

 現に駐車場を利用している市民もいますので、その人たちの場所をどうするのかという話にもなります。(関係部局では)そういった中で、現在利用している人のためには(駐車場が)必要だと判断したというところです。

 

(記者)

 民主党の事業仕分けが終わったところですが、さまざまな分野の仕分けがなされた中で、例えばこれは小樽市に影響するというものはありますか。

 

(市長)

 予算の関係もあり、あまり国の事業は行っていません。ただ、直接目に見えて影響があるのは、市役所別館4階にある高年齢者職業相談室が仕分けの対象になっています。仕分けではハローワークに戻すよういわれています。そのほか、子ども安全基金などもどうなるかといわれていますが、よく見えてこないので各担当部長には、国の動きに注視するよういっています。

 

(記者)

 小樽市は事業仕分けのやり方を導入する考えはないのですか。

 

(市長)

 ほぼ同じようなことを行財政改革でやってきています。

 

(総務部長)

 ほかになければこれで終わります。

 

※記者会見の内容は、総務部広報広聴課において文言を整理・作成しています。