市長記者会見記録 平成22年4月28日
- 観光案内所外国人対応通訳者の配置と採用について
- 平成22年度姉妹都市交流事業について
- 総合博物館と余市町水産博物館・余市宇宙記念館などとの連携について
- 3期目最後の1年を迎えて
- その他
(配布資料)
下記のとおり、市長から発表がありました
(市長)
観光案内所外国人対応通訳者の配置と採用について
はじめに、観光案内所に外国人観光客へ対応するための通訳者を置きたいと思っています。現在、外国人観光客の入込み客数は、宿泊で約4万人となっていますが、日帰りも合わせますと、その数倍の外国人観光客が小樽市に来ていると思います。これまで観光案内所には外国語で対応できる職員がいませんでしたので、海外の旅行会社等からは、安心して小樽観光を楽しむために多言語化の要望が寄せられていました。このたび、国の重点分野雇用創造事業を活用し、観光案内所に英語と中国語を話せる職員をそれぞれ1名ずつ配置し、外国人観光客への「おもてなし」の推進を図りたいと考えています。
この事業は、小樽市から小樽観光協会への委託事業です。観光協会では、現在、ハローワークを通じて5月6日までの期間で職員を募集しています。5月7日の面接を経て、採用は5月15日を予定しています。
現在までに、市内外から10数名の応募があると聞いていますが、中には英語と中国語の2カ国語を話せる方も応募していると聞いており、大いに期待をしているところです。
平成22年度姉妹都市交流事業について
二つ目は、今年の姉妹都市の交流事業についてです。
最初にダニーデン市との交流についてです。今年はダニーデン市との姉妹都市提携30周年という記念の年に当たりますので、ニュージーランド・ダニーデン市のピーター・チン市長を始めとする代表使節団が潮まつりの時期に小樽へ来られます。前回もそうでしたが、一緒に潮まつりに参加して踊ってもらい、交流会を開催するなど、市民との交流を深めてもらおうと考えています。
またその答礼として10月には、私を始め、市民の皆さんでダニーデン市を訪問し、姉妹都市提携30周年の記念行事に参加したいと思っています。訪問は10月15日から10月23日を予定しています。確定次第あらためてお知らせしますが、この日程で参加者を募集していきたいと思っています。
次に、ソウル特別市江西(カンソ)区との交流についてです。こちらも潮まつりに合わせて、金(キム)区庁長を団長とする代表使節団とサッカー少年使節団を招待したいと考えています。
江西区とは昨年2月に友好都市の提携をしました。昨年秋に代表使節団や小樽のサッカー少年団が江西区を訪問するなど、両者の交流が深まっていることや江西区からの要望もあるため、一歩進めて姉妹都市の提携をしたいと考えています。江西区では議会の同意が必要ということで、前回の訪問時には、すでに江西区の議員や議長とも交流し、是非姉妹都市になりましょうとお話しをしました。今回の区庁長の来樽に合わせ、姉妹都市の提携調印を行いたいと思っております。
サッカー少年団につきましては、今回も交流試合を予定しています。試合を通じて友情を深めるとともに、施設見学などで見聞を広めてもらいたいと考えています。小樽、江西区の両チームとも、前回江西区を訪問したときのメンバーとほとんど変わっていないと思いますので、より一層交流が深まるだろうと期待しています。
江西区の皆さんにも潮まつりに参加してもらう予定で、ダニーデン市、江西区の二つの都市から潮ねりこみに参加し、さらには今年も昨年同様に札幌市長も参加したいとのことですので、今年の潮まつりが大変華やかなものとなり、大いに盛りあがることと期待しています。
総合博物館と余市水産博物館、余市宇宙記念館との連携について
それから3番目、小樽の総合博物館と余市水産博物館、余市宇宙記念館との連携についてです。今月1日に北後志地区の1市4町1村で「北しりべし定住自立圏形成協定」を結びました。このうち「生活機能の強化」に係る政策分野のうち、教育分野について小樽市と余市町との間でいろいろと協力を推進していく協議が始まりましたのでご報告します。
例えば余市町にはフゴッペ洞窟、福原漁場、余市水産博物館、この4月にリニューアルオープンした余市宇宙記念館という施設がありますが、当市の総合博物館と余市町のこれらの施設と相互協力、提携を図って行きたいと思っています。
特に小樽市としては、去る4月17日に教育機能を持った施設としてリニューアルオープンした余市宇宙記念館を支援して行きたいと思っています。すでに双方のポスター、チラシを交換し、来館者に情報提供を行っています。今後、ホームページの相互リンク、宇宙記念館の教育普及活動への協力なども検討したいと思っています。
さらにニシン、縄文遺跡など、この地域を一体として見学、観光のルートとして道内外の方にアピールしていくことも可能です。その第一歩として余市町と当市の博物館施設が相互に協力し、地域の生涯学習の成果を確かなものとしていきたいと考えております。余市宇宙記念館のパンフレットは、すでに運河プラザなどにも置いてありますが、できる限り協力しながら宣伝体制を築いていきたいと考えております。
3期目最後の1年を迎えて
3期目の任期もあと1年を残すところなりました。これまでの取り組みとこれから1年の課題などについてお話ししたいと思います。
何と言っても公約の筆頭に掲げた財政再建を最優先の課題として位置づけ、就任時から一貫してその解消に取り組んできました。常に市民サービスの維持を念頭に置きながら、職員数や職員給与の削減、あるいは市の施設、例えば給食調理場をはじめとする業務の民間委託、組織機構の再編、事務事業の見直しなどあらゆる手段を用い、財政基盤の健全化に努めてきたところです。
これらの取り組みにより、今年度当初予算段階では、財政健全化計画における累積赤字解消の目標年度を当初、平成24年度と考えておりましたが、1年度前倒しして23年度には達成できるのではないかと考えております。国の動向もあり予断を許しませんが、財政健全化はもう一歩のところにきており、これからも、職員はもとより市民の皆さんのご協力をいただきながら、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
また、3期目における最大の課題は財政再建の次に病院問題でした。これは、市民の健康と命に係わる問題であり、財政再建と同様に、就任当初から取り組んできた大きな課題です。市立病院が、本市あるいは北後志において果たしている役割は大きく、今後も地域医療を守っていくためには、是非ともその機能を維持していく必要があります。また、老朽化や二つに分かれていることの非効率性に加えて、このままでは医師の確保も難しく、存続が困難と考えられることから、1日も早く二つの市立病院を統合新築しなければならないというスタンスは変わっていません。
昨年4月には、病院事業の経営形態を変更し、新たに設置した事業管理者のもとで、病院改革を進め、今年1月に建設地を変更する方針を決定し、病院局に新築担当の職員を配置しました。新病院の再開に向け、現在最終的に調整を行っており、できるだけ早期にめどを付け、中断している基本設計を再開したいと考えています。現在は最終の詰めの段階でございまして、財政的な問題についても最後の調整を進めているところですので、もう少しお待ちを願いたいと思います。
それから、昨年、中心市街地活性化基本計画に基づき小樽駅前に待望のサンビルスクエアがオープンし、新たな小樽駅前からの都市景観が形成されました。また、明日は、本市の歴史的な遺産である重要文化財手宮鉄道施設の機関車庫3号を4年ぶりに一般公開することとなりました。
一方で中心市街地の中核施設である旧丸井今井小樽店、小樽グランドホテルの施設を所有する小樽開発(株)が自己破産を申請するという状況になりました。これまで市としてもできる限りの支援をしてきたところでありますが、大変残念に思っています。破産管財人も決定し、これから新たな展開があろうかと思いますが、状況を見ながら、一日も早く再生できるよう市としても支援して参りたいと考えています。どういう整理の仕方となるかはまだ分かりませんが、状況を見ながら支援していきたいと思います。
最後に、北しりべし定住自立圏については、これから共生ビジョンの策定を進めていくことになりますが、そのほかの部分でも連携できることがあれば関係町村と協議しながら進めていきたいと思っています。先ほどの博物館もその一環として進めていきたいと考えており、その他の分野でも提携できるものはしながら、北しりべし地域の活性化のために努力していきたいと思っています。
主なものを何点か申し上げましたが、第6次総合計画に基づき着実な事業推進をしていきたいと思います。
その他
その他でありますけれども、消防職員の全道意見発表会で小樽市の消防職員が最優秀賞をもらいまして、来月、千葉市で行われます全国大会に出場することに決まりました。
大変、嬉しい話であり、これは平成8年度を含め3度目の快挙、最優秀賞でありまして、全国大会でも頑張ってほしいと思っております。
彼は救助隊員で、潜水士の資格を持っており、人命救助をした際の自分の経験を発表したとのことで、大変臨場感あふれる発表をして、最優秀賞を得たと聞いております。
最後に高校卒業者の未就職者について、非常に就職率が悪いわけでありますけれども、そんな中で何とか支援をしたいということで、小樽市としましても臨時職員5名を採用し、5月11日から配置をいたします。今年は職員の正式採用をしましたので、欠員はそれほどないのですけれども、そういった就職状況を考えまして、最低限ですけれども採用をして、少しでも役に立ちたいと考えております。
出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。
(総務部長)
ご質問がありましたら、遠慮なくご発言ください。
(記者)
銭函の風力発電所建設の件ですが、札幌市が開発する企業に対して説明会の開催を求めているようです。小樽市としては、これまでどおりのスタンスで望むと言うことでしょうか。
(市長)
立地予定地域に小樽市の住民はいません。唯一、札幌市手稲区の住民の方が1キロメートルほど離れたところに住んでいます。先般、手稲区長とお会いし話しをしたところ、開発する企業に行政側として住民説明会を行ってほしいと要請したといっていました。住民の理解を得る上で企業に説明会を行ってほしいと思います。小樽市としては、引き続き誘致に取り組んでいきたい。
環境省でも、風力発電所による低周波が人体に影響を及ぼすかどうか調査するとのことです。どのくらい離れていれば影響があるかなど分かりませんけれども、現実として銭函の風力発電所予定地は1キロメートル以上住宅地と離れていますから、人体には心配ないかなと思っています。
(記者)
海岸の野生動物などに対して、懸念している方たちがいますが。
(市長)
昨年、わたしも現地に行ってみたのですが、バギー車などがどんどん入り込んで、自然形態がどうだとかよりも、荒れ放題という状況になっています。こういう状況を放置してきたということもありますから。逆にいえば、風力発電所施設ができることで立ち入ることができなくなるため、自然が保全されるのではないかという感じもしますね。現状では、立ち入りは自由ですから。
(記者)
韓国のソウル特別市江西区との交流についてですが、友好都市と姉妹都市とでは、位置付けや制度、内容などどういう違いがあるのでしょうか。
(市長)
相手の国によっていろいろありますけれども、姉妹で姉と妹と差別を付けるのが嫌な国もあるそうです。こだわらない国は姉妹都市にしましょうといいまして、英語では「sister city」といいます。例えば、ロシア・ナホトカ市とは貿易など、ニュージーランド・ダニーデン市とはマトン(羊)の輸入などが縁で結ばれたわけです。しかし江西区の場合は、特別に小樽市と特徴的なつながりがなかったものですから、とりあえず友好都市の関係で交流を進めていき、交流がさらに深まっていけば姉妹都市となりましょうと思っていました。しかし、江西区から姉妹都市提携について強い働きかけがあったものですから、交流が深まっている状況を踏まえて、時期的にもいいと考えました。
(記者)
友好都市から姉妹都市への位置付けはどうなのですか。
(市長)
まだ、姉妹都市になるからといって、次に何を行うかはまだ視野に入っていません。江西区には海はないですが空港があり、これから発展していく都市と聞いています。ソウルの街は密集して土地がないようですが、江西区は広い土地が結構あり、これから開発が行われていくという話しみたいですね。そういった面から、経済交流などが期待できるのではないかと感じています。また、金浦(キンポ)国際空港があって交流もしやすいと思います。
(記者)
江西区に行って、観光誘致の活動などを考えているのですか。
(市長)
すでに数年前から交流しています。お互いに友人がいて人の行き来などの交流は広がってきています。
(記者)
観光案内所外国人対応通訳者ですが、雇用条件の中で中国語または英語にしたというのは、やはりターゲットとして中国人などということですか。
(市長)
中国人観光客が多く来ているということがあります。特に、今年の雪あかりの路では、中国からの観光客が堺町通りなど多く歩いていたと聞いています。個々の店では対応できなくても、案内所に人を配置することで、通訳に困ったときは電話などで対応できると考えています。そういった仕組みをつくっていきたいですね。
(記者)
韓国との交流もいっていましたが、韓国語が入っていないのは。
(市長)
韓国語ですか。全部行うのが一番いいのですが、なかなかそうはいかないですよね。
(総務部長)
韓国は、割と英語で対応できる方が多いですよね。
(記者)
余市宇宙記念館ですが、定住自立圏を受けての連携だと思うのですが、これは観光もしくは教育が目的なのですか。
(市長)
まずは、余市宇宙記念館の入館者増につながるような支援ができないかと思いまして。教育のことなどいろいろありますが、小樽市も応援できることは応援していこうと考えています。その中で、教育や生涯学習などいろいろな取り組みができますので、ぜひ小樽でも宇宙記念館の宣伝などPR活動のお手伝いをしていきたいと考えています。
(記者)
広域観光を目指したものの第一歩ととらえてよろしいでしょうか。
(市長)
それもありますね。これを一つの足がかりとして、広がっていくこともありますから。ただ、ほかのまちの施設もありますから、そういったこともこれから考えていきます。
(記者)
財政再建の問題で病院のことですが、そろそろ中断していた基本設計に着手することで、病院の不良債務は順調に解消しているのですか。
(市長)
平成21年度決算見込みの状況としては、改革プランのとおりには進んでいません。しかし、一般会計が良くなってきている状況がありますから、最後の詰めとして病院の新たに出てくる不良債務をどこまで一般会計で支援していけるかはっきり見えれば、再開可能かなと考えています。
(記者)
一般会計から、いつごろ補正予算を上げるのですか。
(市長)
めどさえ付けば、6月議会に上げたいと思います。
(記者)
補正の金額は。
(市長)
もう少し先でないと分かりません。
(記者)
財政状況がかなり改善されましたが、市を取り巻く環境の中で、何か変化はあったのですか。過疎債なども関係があるのですか。
(市長)
過疎債はこれからの話しですので。まだ、詳細は分析中ですが、税収は落ちていますけれども地方交付税が思っていたよりも多かったのもあります。歳出削減の効果などさまざまな要素もありますので、現在分析を行っているところです。
(記者)
丸井今井跡地の問題ですが、基本的に市の立場として、ホテルと商業施設を組み合わせた業態を維持して再建してほしいと考えているのですか。
(市長)
今、破産管財人の下でどのように処理されるのか分からない状況です。このまま建物を残すのかまた壊すのか、いろいろありますので、状況が見えた段階でどういった支援ができるかということです。
(記者)
あそこは、大規模小売店舗立地法特例区域になっていますが。
(市長)
特例区域にしましたが、商業施設のみの誘致は難しいと思います。これだけ大型デパートが各地で店を閉めていますしね。採算性の問題もありますから。入るとしたら、物販だけでない複合施設などになると思います。
(記者)
破産管財人と、ある程度話しをされていると思うのですが。
(市長)
まだ、担当の方で接触していないと思います。これからですね。
(記者)
市長自らお会いするということは。
(市長)
今のところ、まだないです。
(記者)
どういった形態が入っても、市としては支援していくのですか。例えばパチンコ店なども。
(市長)
それは考えていません。
(記者)
例えば、まちづくり会社を作るために市が支援するなどという選択肢もあるかと思うのですが、いかがですか。
(市長)
そういった手法もありますね。ただ、丸井今井跡地を誰が取得するのかにもよりますね。そして、どういった展開を考えて取得するか、という取得者の意向もありますからね。その部分が見えてこないと、何とも申し上げられないですね。
(記者)
駅前の再開発のときには地権者の方々が協力して再開発組合をつくり、その主導のもとで再開発を進めた経緯があります。そのような動きが今回も出てくるのでしょうか。
(市長)
権利者間のいろいろな問題もありますから、ここでは出ないのではないでしょうか。何度か権利者を一本化する話も出ましたが、うまくいかなかった。非常に難しい問題ですね。駅前再開発のときは、市も室内水泳プールの部分の権利を持っていましたが、今回はだいぶ状況も違っていてアトリウム部分の土地しか権利はありません。ですから駅前のときとは関わり方が違うと思います。
(記者)
銭函風力発電所建設計画に対しては、小樽市として現在、どのような立場だと理解すればよいのでしょうか。同意されているのですか。
(市長)
計画は進めていただきたいと思っています。市も応援していきます。
(記者)
3期目最後の年ということでお聞きしたいのですが、次期市長選への対応について、また、次に市長になる方についてのお考えなどをお聞きしたいのですが。
(市長)
この問題については、しかるべきときに、しかるべき判断をしてお話したいと思います。まだ、大きな課題がたくさんありますから、今はそれらの課題解決に向けて全力を尽くしていきたいと思っています。
(記者)
次に市長となる方について、以前、市長から民間人がいいのではないか、というお話がありましたが、その辺りについてはいかがですか。
(市長)
適任者がいれば、やってほしいという思いはあります。
(記者)
そろそろ出納閉鎖の時期ですが、ウイングベイ小樽に係る税収についてはどのようにお考えですか。
(市長)
支払能力に応じた額は納入いただいています。わたしからもいろいろと注文をしていますし、ウイングベイ小樽も再建計画に基づいて取り組んでいるようです。1日も早く、税金を支払えるような体質にしてほしいという要請をしています。
(記者)
公約に、中心市街地の活性化を掲げていますが、3年前と比べると進展するというよりも衰退しているように思うのですが、どのようにお考えですか。
(市長)
事業主体である企業が倒産するなど、なかなか手が回らないのが現状です。駅前の再開発は片付きましたから、次は丸井今井跡地になりますね。破産管財人の下でどのように整理されるか、それを見守りながら最大限の努力をして、商業施設やホテルの再生が早くできるように応援していきたいと思っています。
サンモール一番街の空き店舗を利用して成年後見センターを開設するなど、新たな発想で取り組んでいます。
(記者)
中心市街地に高齢の方も増えてきているようですね。
(市長)
空き店舗をどのように活用していくかなど、職員にももっとアイデアを出すようにと言っています。税金を使わずに何か事業を行う方法はないかと。
(記者)
以前、市が小樽ベイシティ開発に力を注いだことで、中心市街地が傾きました。今、市長は中心市街地に力を注ぐとおっしゃっていますが、実際はどうなのでしょうか。
(市長)
ウイングベイ小樽ができれば中心市街地は衰退するだろうという話は、施設ができる段階から聞いていました。市としては、中心市街地が衰退しないように、との立場から支援してきた経緯があります。ただ、ウイングベイ小樽も2000人近い従業員を雇用していますから、倒れてしまっても大変な問題になります。
(記者)
小樽開発の税金未納についてはどのように対応されるのですか。
(市長)
どれくらい財産があるのかは分かりませんが、破産管財人が財産を整理し処分するなどして得た現金をどのように配当するかによりますね。
(記者)
小樽には少なからず市場がありますね。取材を通して、市場という形態の商業は非常に厳しい状況にあると実感しています。小樽市の場合、今ある市場をまちの産業やまちづくりの中で、どのような位置づけを与えて活用していこうとお考えですか。
(市長)
市としても何とか市場を活性化させたいという思いはあります。昨年は定額給付金の支給に合わせ、市場が連合を作って大々的にPRし、市場に買い物に来てもらおうという取り組みをしました。今年も、新たな取り組みを進めようとしています。対面販売という、市場ならではのいいところを残していってほしいと思っています。
(総務部長)
新南樽市場や三角市場、鱗友朝市などは、観光客をターゲットとしている部分もあります。そういった部分と、市民の台所という二本立てなんだろうと思っています。
(記者)
高齢者になり車の運転が難しくなってくると、遠くまで買い物に行くのは困難になってきますね。そうしたときに、歩いていけるところに買い物できる場所があるかどうかというのが非常に重要な問題です。高齢者が住むまちとしてのまちづくりの中で、何か位置づけをお考えでしょうか。
(市長)
中心部に住んでもらおうということがあります。しかしすぐにできることではないので、市全体の住宅政策として考えていこうと思っています。
(記者)
単独に商売の活性化だけではないということですね。
(市長)
買い物客に対する利便性も考慮したまちづくりが必要だと思います。中央バスなどバス会社も新たな路線を作ってくれています。
(記者)
観光案内所の外国人対応通訳者についてですが、2人とも中国語・英語ができることを条件として募集するのですか。それとも中国語ができる人と英語ができる人を別々に募集するのですか。
(市長)
中国語または英語ができることが条件ですが、たまたま2カ国語を話せる方が応募してきたということです。
(記者)
この通訳者の身分は契約社員のようなものですか。
(総務部長)
期間雇用です。観光協会への委託事業ですから、観光協会の職員になります。
(記者)
日本人か、中国人留学生かなど条件としての縛りはないのですか。
(観光振興室主幹)
緊急雇用の枠内での事業ですから、日本人が対象です。
(市長)
いろいろな活用の仕方があり、例えば外国語会話の講習会の講師をやってもらうということも考えられます。
(総務部長)
ほかになければこれで終わります。
※記者会見の内容は、総務部広報広聴課において文言を整理・作成しています。