公開日 2021年11月19日
更新日 2023年02月28日
小樽市では、厚生労働省実施 「特定健診・保健指導の効果的な実施方法に係る実証事業」に参加しています
小樽市国民健康保険では、全国でも死因の6割を占める高血圧や高脂血症・糖尿病などの生活習慣病の予防と改善に最も効果が期待できる40〜74歳の方を対象に「たるトク健診(特定健診)」を実施しています。たるトク健診の結果により、メタボリックシンドロームの予備軍、又は該当となった方は、専門家による「特定保健指導」を無料で受けることができます。
厚生労働省では、令和2年度より 「予防・健康づくりに関する大規模実証事業」(以下、「大規模実証事業」という。)を実施することとなり、当市では、大規模実証事業のうち、特定健診・特定保健指導制度の機能強化につながるエビデンスの創出・蓄積を行うことを目的とした「特定健診・保健指導の効果的な実施方法に係る実証事業」に参加することとなりました。
本実証事業では、特定保健指導の利用を促す通知等をお送りし、特定保健指導の利用率向上や、健康アウトカムの改善に対する効果を検証します。事業は、京都大学の倫理委員会の承認を得たのち、研究責任者の管轄のもとに行われます。分析結果は、厚生労働省への報告や専門の学会・学術雑誌へ発表することを予定していますが、研究結果発表の際に、個人に関する情報(氏名など)が外部に公表されることは一切ありません。
もし、本実証事業にご自身の健康・医療情報を使用されることに同意されない方は、下記連絡先にご連絡くだされば、分析の対象から除かせて頂きます。同意されない場合でも、不利益を被ることは一切ありません。
ご不明な点がございましたら、下記連絡先にお問い合わせください。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
概要
行動経済学に基づく「ナッジ」を用いた特定保健指導の利用勧奨通知や、携帯電話のショートメ―ル(SMS等)を活用した情報提供を行い健康アウトカムに与える影響を評価します。
事業期間
倫理審査承認日~令和5年3月
※ただし、事業の効果を把握するためには、中長期的な経過観察が必要となることから、分析には令和7年度末までのデータを用います。
対象
令和3年度または令和4年度の特定健診で特定保健指導の対象となった方
検証方法
保健指導の利用状況、医療受診の状況、心血管病のリスク因子の状態を評価します。
分析に用いるデータの種類
・特定健康診査結果・質問票
・レセプトデータ(医療機関が保険者に医療費を請求する際の明細書)
※医療情報は個人が分からない形で分析します。
共同研究機関の名称及び研究責任者
京都大学医学研究科 人間健康科学 福間 真悟
全国土木建築国民健康保険組合
株式会社キャンサースキャン
問合せ先
【研究内容に関する問合せ先】
京都大学医学研究科 福間真悟研究グループ
福間 真悟
075-366-7675
【 介入内容に関する問合せ先】
株式会社キャンサースキャン
米倉 章夫
03-6420-3390
【 健康・医療情報の提供辞退に関する問合せ先】
小樽市福祉保険部保険年金課庶務係
0134-32-4111(内線395)