小樽ゆき物語

株式会社トップジェント・ファッション・コア(色内1丁目)

平成30年1月29日(月)代表取締河村貴則氏、御幸毛織株式会企画生産本部縫製統括部受注管理グループ川村友也氏と面談

まごころと確かな技術。MADEinOTARUハンドメイド縫製企業を訪問

 ・住所:小樽市色内1丁目10番21号会社外観

 ・代表者:代表取締河村貴則

 ・事業内容:紳士服の縫製加工

 ・資本金:10百万円

 ・株主:御幸毛織株式会社100%

 ・設立:昭和46年

 ・生産着数:日産上衣125着(年37,000着)

 ・社員数:82名(男性15名、女性67名)(平成30年1月末現在)

 ・その他:平成27年度障害者雇用優良事業所理事長賞受賞

 

◆会社は10月から翌3月が最盛期であり、5期連続黒字を計上している。生産に当たっては、CAD/CAM(キャドキャム)で設計し(決められた用尺内に各パーツをはめ込んで行くパズルのようなもの)各パーツの型を切るまでを委託、当社において縫製加工している。スーツは上着だけを生産しており、縫製から納品まで約2週間かかる。細分化した工程を経て、一日約120着を生産。

スーツのモデルは、お客様の好みでまちまちであり作業方法も違う。また、生地は生き物であり、生地によって縫い方、アイロンのかけ方、プレス(スーツの各部分をセットして蒸気と圧力によって形を整える機器)のセッティングが異なる。こういった状況の中で、私たちの仕事は『この作業方法でいい』ということがなく、答えがない。苦労はあるが、かたちになったときの喜びが大きい。

 なかなか小樽でスーツが作られていることが知られていないかもしれないが、既製品ではない、ベテラン(現場の皆さんは、未経験からスタートしている。)による縫製作業で、思いやりとまごころを込めながら、確かな技術で一着一着手作りすることが最大のセールスポイントである。地元にこういった企業があることを理解してもらうことも必要である。

 当社のような工場は、道内では小樽、岩見沢、芦別の3箇所のみ。国産のスーツは非常に少なく、当社の製品は、メインの有名百貨店のほか、関東から西の大手専門店など、全国からオーダーがある。直販分には、『MADEinOTARU』のマークをつけている。

 強みとしては、コート、ジャケット、モーニング、タキシードなど多様な型を持っていることであり、上下スーツにこだわらず、徐々にシフトチェンジもしながら、進化させていきたい。

工場内作業風景

 ◆従業員は多くが小樽在住。札幌からも5名ほどいる。専門学校を卒業した若い方を中心に採用

 しているが、今後は高校とのパイプも作りたいと考えている。市内のアパートは家賃が高く、小樽

 では一人暮らしが大変であることから、市外からの従業員に対して住まいに関する負担が減るよ

 うにしたいと考えている。会社は小樽とともに歩んできた企業である。人口減少が続く中、人口に

 関してもこういった取組を通じて貢献したい。小樽はいいまちであり、子どもたちにぜひ小樽に住

 んでもらいたい。小樽市と企業がもっと協力し合わないといけないと感じている。

 

◆「ものづくり」が日本からなくなってきており、すごく残念に思っている。町工場ががんばってきた結果が現在の状況であるのだが、今はないがしろにされている。あまりにも、利益や売り上げだけがクローズアップされ、従業員を大切にし、声を聞いていくということがなくなってきているのではないか。

 ものづくりのすばらしさをアピールするため、私たちも積極的に外に出て行かなければと考えている。

 

 ◆普段、スーツなど着る機会がなかなかないので興味がない方がほとんどだと思うが、今後はデニムをはいて外出などする際に、気軽に着ていた

 だけるようなジャケットなどを作っていきたいと考えている。興味がある方は、一度見学しに気軽に訪問していただければ幸いであり、実際に見てい

 ただければうれしい限りである。

 御幸毛織も歴史ある企業であり、トップジェント・ファッション・コアもこの小樽で生まれた企業。歴史ある企業と歴史ある小樽市が今後も共存し発

 展していくため、努力していくつもりである。

集合写真

 

 ◆株式会社トップジェント・ファッション・コホームページ(外部サイト)

 

 (写真)

 左:代表取締河村貴

 右:御幸毛織(株)川村友

 

 

 

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