小樽ゆき物語

エボラ出血熱

令和元年9月3日

エボラ出血熱とは

 エボラ出血熱は、主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する疾病です。
 令和元年(2019年)6月現在、コンゴ民主共和国では、北キブ州とイツリ州の両州において、2,000名を超えるエボラ出血熱の患者が発生し、その後新たに北キブ州の州都ゴマにまで発生が及んでいます。このことを受け、日本時間7月18日、世界保健機関(WHO)より、この事態が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言されました。
コンゴ民主共和国北キブ州及びイツリ州へ渡航する際は、御注意ください。

 

【コンゴ民主共和国に出国される皆さまへ】

 現地では患者の発生地域に近づかないことや、動物の死体に近づくことや生肉を食べることを避けるなど、エボラ出血熱の感染に十分御注意のうえ、行動いただきますようお願いします。

 また、厚生労働省では、コンゴ民主共和国からの入国者に対し、健康監視(※)を実施するなど、検疫対応の強化を進めています。日本に帰国する際には、検疫に御協力いただきますよう、お願いします。

 

※以下の者に対し、日本入国後21日間、1日2回(朝・夕)の体温その他の健康状態について、検疫所への報告を求めています。
・コンゴ民主共和国に渡航又は滞在していたことが確認された者
・患者の体液等と接触歴があるなど、エボラ出血熱に感染していることが疑われる者

 

【エボラ出血熱の流行について】

 エボラ出血熱は、これまでに、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国、スーダン、ウガンダ、ガボンやアフリカ西部のギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリア、コートジボワールで発生しています。

 平成26年(2014年)3月以降、ギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリアでエボラ出血熱の大規模流行が発生しました。
平成30年(2018年)8月1日から東アフリカ(ウガンダ、ルワンダ、南スーダンなど)に隣接するコンゴ民主共和国の北東部でもエボラ出血熱のアウトブレイクが続いており、平成31年(2019年)6月11日には隣国のウガンダ共和国のカセセ県でも患者が確認されました。

 

原因と感染経路

【原因】

「エボラウイルス(EbolaVirus)です。

潜伏期間は2-21日、通常7-10日程度と言われています。

 

【感染経路】

エボラウイルスに感染した動物(1)や感染した人の体液(2)に、傷口や粘膜が直接接触したり、感染している体液等に汚染された物質(シーツ、衣類、医療器具、患者が使用した生活用品など)に触れたりすることで感染します。

(1)コウモリ、霊長類など(オオコウモリ、チンパンジー、ゴリラ、サル、レイヨウ、ヤマアラシなど)

(2)血液、分泌物、吐物、排泄物など

現在は、未発症の患者からは感染しないと考えられています。

ウイルスは飛散しにくい形状なので、通常は空気感染も起こりませんが、直接飛沫を浴びた場合には感染する可能性があります。

 

【予防方法】

・感染が疑われる人や死亡した人との接触、流行地域での葬儀への参列、医療機関の受診などは可能な限り避けましょう。

・動物の死体に近づくこと、触ることは避けましょう。

・加熱処理の信頼できない野生動物の肉(Bushmeat、ジビエ肉)を食べることはエボラウイルス以外の病原体に感染する可能性もあり、極めて危険なため、やめましょう。

・アルコールなどの消毒薬だけでなく、流水と石けんによる洗浄も感染予防に効果があります

 

※症状のない人が他の人に感染させることは性行為など特別な場合を除き、ほとんどありません。

 流行地を支援する人々には過剰な懸念を抱くことなく、冷静に対応しましょう。

 

症状と治療

38度以上の高熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛みなどの風邪様の症状で始まります。

続いて、嘔吐、下痢や内臓機能の低下がみられ、さらに進行すると身体のいろいろな部分から出血し、死に至ります。

致死率が非常に高い病気です。

 

特別な治療法はありません。症状を軽くするための補液と対症療法を行い、生存の確率を高めるための治療を行います。

早期に安静を保つことが有効であり、早期発見が重要と考えられています。

 

エボラ出血熱の流行状況

関連リンク

  

医療機関の皆様へ

 エボラ出血熱は全数報告対象(1類感染症)です。診断した医師は直ちに小樽市保健所にご連絡をお願いします。

 【連絡先】

 小樽市保健所健康増進課結核・感染症サブグループ

 電話:平日22-3110夜間・休日22-3117

 届出基準については、厚生労働省ホームページ「感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について」(外部サイト)を御覧ください。

 

 【参考】

 厚生労働省ホームページ「ウイルス性出血熱への行政対応の手引き(第二版)」(外部サイト)

 

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