紅葉の小樽運河

E型肝炎

平成29年4月14日

E型肝炎とは

 E型肝炎はE型肝炎ウイルスに感染することで発症します。主に水や食べ物を介して感染します。近年、わが国においては豚、イノシシ、シカのレバーや加熱不十分な肉の摂食によりE型肝炎を起こした例が複数例報告されています。慢性化することはありませんが、妊婦が感染した場合、重篤な経過をとることが報告されています。

 

 全国のE型肝炎の届出数は、5年前の平成24年(2012年)には121例でしたが、その後徐々に増加し、平成28年(2016年)には354例となりました。今年も、第13週(3月27日-4月2日)現在までに、既に94例の届出があります。

 道内においても急激な増加がみられており、平成28年の届出数が107例であったのに対し、今年は第13週までに、既に31例の届出があります。

 市内では、平成23年(2011年)と平成24年(2012年)に2例ずつの届出があり、その後の届けはありませんでしたが、今年に入り、2例の届け出がありました。なお、市内の発生届出の感染源は不明です。

 

 E型肝炎の発生状況は、北海道感染症情報センター「E型肝炎」(外部サイト)を御覧ください。

 

感染経路と予防法

【原因】

 E型肝炎ウイルスによる急性ウイルス性肝炎です。

 潜伏期間は平均6週間です。

 

【感染経路】

 経口感染(汚染された食物、水や氷、野菜や果物、生の肉類、非加熱の貝類の摂取により感染します。)

 輸血による感染例が報告されています。

 

【予防法】

  • 十分に加熱された飲食物を摂取しましょう

 生水、氷、生肉、生野菜などから感染する可能性があります。十分加熱調理してあるものを食べましょう。特に、ブタ、イノシシ、シカを生で食べることは危険です。動物の内臓、特に豚レバーを食べる際には、中心部まで火が通るよう十分に加熱するようにしましょう。途上国では、ミネラルウォーターや、一度沸騰させた水を飲みましょう。カットフルーツなども洗った水が汚染されていることがあるため、皮の傷んだものは食べず、自分で皮をむいて食べるようにしましょう。

 

  • 手を洗いましょう

 食事の前、トイレの後には十分に手を洗い、E型肝炎患者の糞便からの経口感染を予防しましょう。

 

 E型肝炎のリスクが高い国に関しては、厚生労働検疫所ホームページ(外部サイト)を御覧ください。

 

症状と治療

【症状】

 多くは、症状なく経過するとされています(特に若年者)。肝炎を発症した場合の臨床症状はA型肝炎に類似し、高率に黄疸を伴います。潜伏期の後に(稀に数日の倦怠感、食欲不振等の症状が先行することもあります)、発熱、悪心・腹痛等の消化器症状、肝腫大、肝機能の悪化(トランスアミナーゼ上昇・黄疸)が現れ、大半の症例では安静臥床(ベッドの上で動かずに安静を保つこと)により治癒しますが、まれに劇症化するケースもあります。

 E型肝炎の特徴として、妊婦が妊娠晩期に感染すると劇症化しやすいという報告があります。また、患者の年齢については、インド等の流行地での経験から本症は「若年層の病気」といわれてきましたが、我が国やフランスでの調査によれば、むしろ「中高年男性の病気(平均年齢約50歳、男女比約4対1)」といえます。また、高齢者ほど重症化しやすいとされています。

 

【治療】

 特異的な治療法はなく、対症療法が中心となります。

 劇症化した場合には、さらに血漿交換、人工肝補助療法、肝移植などの特殊治療が必要となります。

 

関連リンク

医療機関の皆様へ

 E型肝炎は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)において4類に分類されています。

 E型ウイルス性肝炎患者及無症状病原体保有者を診察した場合は、速やかに小樽市保健所健康増進課に情報提供いただきますよう、御協力をお願いいたします。

 

 届出基準及び届出票については、厚生労働省ホームページ「E型肝炎」(外部サイト)を御覧ください。

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