小樽ゆき物語

肺がん

肺がんとは

 日本人の死因の第1位はがんであり、その中で最も多いのが肺がんです。
平成28年の厚生労働省の統計によると、がんの部位別死亡率では、肺がんは男性では第1位、女性では第2位となっています。肺がんにかかる人は40歳代後半から増加し、年齢が高くなるほど多くなります。
肺がんの死亡数が多い原因としては、がんが進行した状態で発見されることが多く、また、他の臓器に転移しやすいため、などが挙げられます。日本の喫煙率が欧米と比べ高いことや、今後一層高齢化が進むことを考えると、肺がんで亡くなる人はこれからますます増えていくと予想されます。
肺がんは、発生した部位によって、肺の入り口付近の太い気管支にできる「中心型(肺門型)」と、太い気管から離れた末梢の細い気管支、肺胞などの肺の端のほうにできる「末梢型(肺野型)」の二つに分けられます。「中心型」肺がんの発生には喫煙が大きく影響します。また比較的早い時期から咳、血痰などの症状が現れるのが特徴です。「末梢型」は非喫煙者にも多く見られ、かなり進行するまで自覚症状はほとんど出ないのが特徴です。

 

肺がんを予防するには

肺がんの最大の危険因子は喫煙です。喫煙者が肺がんになる危険性は、非喫煙者に比べ男性で4〜5倍、女性で2〜3倍です。

喫煙本数や喫煙年数が増えるほど肺がんになる危険性が高くなります。非喫煙者でも、受動喫煙(家族、友人、同僚などが身近で喫煙した煙を吸うこと)の影響により危険性が20〜30%高まるといわれています。
喫煙は肺がん以外のがん(食道がん・咽頭がん等)の危険因子でもあり、その他多くの肺疾患や心臓疾患の原因となります。

 肺がんにかからないようにすることとして最も重要なことは、タバコを吸わないことです。タバコを吸っている人は、タバコをやめることにより肺がんの危険性を減らすことができます。禁煙後10年で肺がんの危険性は1/2〜1/3まで減少します。
また、「末梢型」の肺がんは、進行するまで症状が出ませんし、「中心型」の場合は、比較的早期に症状が出ますが、咳やたんなど、風邪や喫煙に伴う症状と区別がつきにくいものです。

 症状の有無に関わらず、男女ともに、40歳以上の人は年1回肺がん検診を受けることをお勧めします。

禁煙イラスト

 

肺がん検診の受け方

 肺がん検診は「問診」と「胸部エックス線(レントゲン)検査」です。

ただし、50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×年数)が600以上の方(過去における喫煙者を含む)には、喀たん検査(たんを取って、含まれる肺の細胞を顕微鏡で調べる検査)も併せて行います。

ドクターイラスト

 

・これまでかかった病気や、家族歴(血縁者で肺がんになった人の有無)などについて問診票でお聞きしますので、事前に確認しておきましょう。
・胸部エックス線検査の際には、ネックレス、ブレスレット、エレキバンなどの金属があると、レントゲン撮影の支障になりますので、注意しましょう。

・1回の検査で行うエックス線撮影による被ばくは、人が自然に浴びる年間の量の1/48程度ですので、発がんや障害の起こる心配はありません。

 (しかし、妊娠中の女性の場合は、胎児に影響がでる恐れがあります。妊娠中は肺がん検診を受けないでください。)

 

・検診の結果は、2人の医師が診断し、過去に受診歴があればその結果と比較して最終診断され、約2〜3週間後に自宅へ郵送されます。

・「精密検査が必要」と診断された場合でも、すぐにがんと決まったわけではありません。怖がらずに必ず精密検査を受けましょう。

 

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