胃がん

胃がんとは

 胃がんは、胃の粘膜にできる悪性腫瘍(悪性のできもの)です。胃の壁は内側から、大きく分けて粘膜層と筋層からできています。

がんが粘膜にとどまっているものを「早期胃がん」、がんが筋層以上に深く進んだものを「進行胃がん」と呼んでいます。
50歳代後半から60歳代の男性に多く見られますが、最近では検査・治療の進歩により、死亡率はここ数年、減少傾向にあります。
早期の胃がんは無症状のこともありますが、進行胃がんになると、食欲不振が進み、衰弱が目立ち、おなかが張る、胃が痛む、血を吐く(血液は胃液でコーヒー色に変化することもあります)、下血(肛門から出血すること、血液は胃液で黒くなり、便も黒くなります)などの症状が現れるようになります。
特殊な胃がんとしては、粘膜表面にあまり変化を起こさずに進行する悪性度の高いスキルス胃がんがあります。スキルス胃がんは胃部エックス線検査や内視鏡検査でも発見が難しく、胃壁全体が硬くなった状態で発見されることの多いタイプです。

 

胃がんを予防するには

 喫煙や塩分を多くとることで、胃がんの発がんリスク(危険)が高くなることが知られています。

また、胃粘膜に住みつく細菌として知られているヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が胃がんと強く関連していることがわかってきました。ピロリ菌の感染が持続することで炎症が起こり、萎縮性胃炎と呼ばれる状態になります。この萎縮性胃炎は胃がんの発生源と考えられています。

 

 胃がんにかからないようにするには、危険因子(喫煙、塩分を多くとること、ピロリ菌の感染)を避けることが大切です。つまり、タバコを吸わないこと、塩分をとりすぎないこと、ピロリ菌に感染している人は除菌(ピロリ菌を除去する薬を内服します)することなどで、胃がん発生の予防に役立ちます。胃がんの予防には、危険因子を避けるとともに、バランスよく栄養をとるなど生活習慣について関心を持つことが大切です。
また、胃がんは、早期発見、早期治療によって、ほぼ100%治すことができます。予防のためには胃がん検診を受けることがとても大切です。

 

 40歳以上になったら年に1回、胃がん検診を受けましょう。

食事のイラスト

胃がん検診の受け方

 胃がん検診は、「問診」と「胃部エックス線(レントゲン)検査」(バリウムと胃を膨らませる発泡剤を飲みレントゲンを撮り、胃の大きさや形、胃壁の変化などを観察)です。

 

・検診では、これまでかかった病気や、家族歴(血縁者で胃がんになった人の有無)などについて問診票でお聞きしますので、事前に確認しておきましょう。
・前日の夜10時以降は、飲食することはできません。水は、就寝前まで飲んでも構いません。検査当日は飲み物だけでなく、タバコ、ガム、、水、薬なども避けてください。
・レントゲン検査中は、発泡剤の影響でゲップが出やすくなります。なるべく出さないように注意し、バリウムを飲むときは気管に入り込まないように焦らずに飲みましょう。
・検査後は、バリウムにより便秘することがありますので、必要時下剤を服用して、水分を多めに取るように心がけましょう。

 

・検診の結果は、2人の医師が診断し、過去に受診歴があればその結果と比較して最終診断され、約2〜3週間後に自宅へ郵送されます。

・「精密検査が必要」と診断された場合でも、すぐにがんと決まったわけではありません。怖がらずに必ず精密検査を受けましょう。

 

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早期胃がんの5年生存率(診断から5年後に生存している割合)は90%以上で、現在は早期発見・早期治療により治る可能性の高いがんになりました。

 日本で発見される胃がんの半数は早期がんですが、胃がん検診を受けることで約70%が早期がんで発見されます。2cmまでの大きさの早期がんで発見できれば、内視鏡治療が可能な場合があります。お腹を切る必要もなく、胃の大きさも変わりませんので、後遺症はほとんどありません。

 

平成28年度から市内委託医療機関で胃がん検診が受けられるようになりました。詳しくはこちら(PDF276KB)

平成28年8月号広報おたるに胃がん検診について掲載されました。(PDF433KB)

 

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