天狗山からの風景(天狗桜)

西陵中学校・松ヶ枝中学校保護者・地域との懇談会

教育委員会では中央・山手地区の中学校の再編の考え方を説明するため、西陵中学校と松ヶ枝中学校の保護者や両校に進学する小学校の保護者、両校校区内にある幼稚園と保育所の保護者及び地域の方々に案内を行い、西陵中学校と松ヶ枝中学校の2箇所で懇談会を開催しました。

日時

西陵中学校会場:平成28年3月22日18:30-21:00

松ヶ枝中学校会場:平成28年3月23日18:30-19:40

参加人数

西陵中学校会場:保護者5名、地域15名、教職員2名、その他5名

松ヶ枝中学校会場:保護者1名、地域3名、教職員2名、その他4名

懇談事項

中央・山手地区の中学校再編について

懇談内容

教育委員会からの説明概要

〇中央・山手地区の中学校再編の考え方を説明しました。

・現在の3校を2校に再編し、2校のうち1校は菁園中学校、もう1校は西陵中学校と松ヶ枝中学校の統合校とすること

・西陵中学校と松ヶ枝中学校の統合校については、両校の校区境界付近にあり、通学距離の平準化が図られること、施設が充実していることや小樽商科大学に近接するなど恵まれた教育環境にあることから、小樽商業高校閉校後の学校施設を両校の統合校としたく、施設活用について北海道教育委員会へ要望していきたいこと

・隣接校との校区調整について、西陵中学校区のうち、旧色内小学校区の一部を長橋中学校と北陵中学校の校区とし、松ヶ枝中学校区のうち、現入船小学校区を菁園中学校の校区としたいこと、また、この校区調整により、平成36年度までの統合後の学校規模は、9学級以上と推計していること

〇前回の懇談会でいただいた意見・要望に対する教育委員会の考え方を説明しました。

懇談会の意見と回答

(小樽商業高校のグラウンドについて)

Q.商業高校グラウンドが校舎敷地から320m離れていることに対する対策は、どんなことを想定しているか。

A.体育の授業や部活動については、基本的に教員が指導するのが原則ですが、どうしてもそれができない可能性もありますので、連絡方法などを検討していきます。また、グラウンド整備について、トイレの改修や緊急車両が入れるスペースを確保することなども検討していきます。

 

Q.文科省の中学校設置基準や施設整備指針では、施設設備は、指導上、安全上、管理上、適切なものでなければならない。校舎 や運動場は同一敷地内または隣接する位置に設けるという内容である。屋外運動場施設については、校舎から動線などを考慮 て生徒が円滑な利用が図られる位置に計画されることが重要である。安全や防犯への対応としては、敷地内や建物あるいは 外部 からの見通しが確保されて死角となる場所がなくなるようなものを計画するとなっている。グラウンドが320m離れているこ とは、こ れらに抵触するのではないか。その対策について、これから検討するという段階で、議会や市民に提案することはおかし いと思う。

A.中学校設置基準では、ただし書きに「地域の実態その他により特別の事情があり、かつ、教育上及び安全上支障がない場合は、その他の適当な位置にこれを設けることができる。」とあります。また、先に対策を決めてから提案すべきということは、それも一つの考えであると思いますが、商業高校は本市の施設ではないため、学校再編の方向性を皆さんと相談しながら、課題の対策を検討していきたいという考えで本年1月に説明させていただいております。

 

Q.市議会適正配置特別委の中で、グラウンドの課題について、インターホンなどによる解決策を模索しているとのことであったが、そ の解決策は見つかったのか。

A.授業や部活動で教員が付くことが原則ですが、市議会では教員が離れることになった場合の例外として、携帯電話などを例示で述べました。そのような場合に何らかの連絡手段を考えていかなければないと答弁しましたが、まだ、解決策について熟度が達していない状況です。

 

O.グラウンドへ向う道が狭く、坂が急なので生徒が行きたがらない、連れていくのは大変である。周囲から隔絶し山の中にあるようで 寂しいところである。広い場所で使いこなせるのか。グラウンドは荒れている。中学生は半分子供もおり、教員の目が行き届かな 時に事故があってはと心配している。(意見)

 

O.グラウンド整備やトイレの改修などは、教員の目が届かないことに対する対策ではない。教員は忙しいので常時部活動を見る事 は無理ではないか。隣にグラウンドがあれば、複数の教員が見る状況であると思う。グラウンドが遠いということは、親にとっては 心配で容認できない。近くにグラウンドをつくるのでなければ理解を得るのは難しいと思う。(意見)

 

O.320m離れていることは一般には知られていないと思う。不便なところにグラウンドがあるのであれば、子供を通学させるには心 配である。(意見)

 

O.市議会を傍聴し、校舎敷地とグラウンドが離れている学校は道内にはないという、小中学校の環境には適さないので、そのような 学校がないのではないかと思う。(意見)

 

(道教委への要望時期などについて)

Q.今回の懇談会で決定するから理解してくださいと聞こえる。商業高校を統合校とする案は決定しているのか。

A.商業高校は北海道の施設であり、小樽市への譲渡は現時点で決定していません。

 

Q.平成28年度に入った時点で、道教委へ要望を出す可能性は、いつでもあるのか。

A.突然要望を出すということはありません。皆さんから御理解いただいた上で道教委へ要望していくことになります。グラウンドが離れていることなどの課題について検討して、地区別懇談会で説明し、その中でこの案に御理解いただいた上で、道教委へ要望するという流れです。

 

Q.商業高校の案について、反対が多かったら要望しないということか。

A.御意見を聞きながら総合的に判断します。

 

Q.商業高校は小樽市が買うことになるのか。買うとした場合、高額ならどうするのか。

A.有償か無償かは、まだ道教委と詰めていません。もしも高額な場合は、他の案を含めて考え直さなければならないこともあります。予算権限は市長部局にあるので、最終的に費用対効果などを含め庁内で議論することになります。いくつかの選択肢の中で、教育委員会では商業高校が最善の案であると示していますが、グラウンドの課題に対してどのくらい整備費がかかるのかなどを含め、最終的に判断しなければならないと考えています。

(学校規模について)

Q.適正化基本計画では、望ましい学校規模の考え方を、小学校は各学年2学級以上の12学級以上、中学校は各学年3学級を基 本とした9学級以上としている、これはどうしてか。

A.小学校の6年間は、ある程度の集団の中で過ごした方が良く、クラス替えができることが必要です。学校運営上も2学級であれば教員間で授業の相談ができ、子供たちにも目が届きやすいと考えています。中学校は、クラス替えに加え、体育や音楽の授業、部活動にも影響があり、主要教科で免許を所有する教員の配置が必要であることから9学級という考えです。

 

Q.ユネスコの基準はなるべく小さな学校、小さなクラスであり、日本は世界の流れに逆行している。子供の発達の過程に合わせて丁 寧に教えることを考えると1学級あたりの人数が少ない方が良い。世界の流れに合っているのは向陽中で、100人を切り1学年1 学級である。これこそ子供の立場に立って、全ての子供が分かる教育をしてもらえるので、少人数学級を維持していくべきである。

A.少人数学習のメリットは承知していますが、小規模学校は体育や部活動などで課題があります。また、中学校では教員の教科が決まっており、配置される教員数も決まっています。3学級では免許外の授業となります。

 

Q.学校再編が少子化対策になっていない。学級数だけを適正にということであれば、統廃合をする必要はなく、1学級の人数を減ら し教員を確保することはできるのだから、そこを小樽の売りにしてはどうか。40人学級はずいぶん古いと思う。20人でも30人で 良いと思う。40人学級はとても賛成できない。

A.教員の人件費は国と道で負担しており、小樽市は負担しておりません。小樽市で負担をすると少人数学級は実現できますが、財政的な面から難しい状況です。少人数学級は、本市だけでなく全道の市町村が連携して毎年要望を出しており、実現に向け引き続き要望をしていきます。

 

O.私の子供は、色内小で1学年1学級で6年間過ごした。少人数のメリットもあるが、デメリットもあると感じてきた。同じメンバーで6 年間過ごすのは、人間関係がうまくいかない場合、子供はそこから出られない。親としてはクラス替えのできる2学級以上が望ま しいと思う。稲穂小は人数が多く当たり前のようにクラス替えがあるが、そうではない学校もあるとわかってほしい。西陵中では1 学年2学級だったので、英語は免許外の先生であった。小規模校であれば、クラス替えができない、学力の面では、先生の数が 足りず免許外となり、学力が保証されないということもある。こういう学校で、苦労してきた子供、親もいるというところを理解してほ しい。(意見)

 

(西陵中学校を統合校と想定した場合の資料作成について)

Q.商業高校の案は、決定していないというが、教育委員会はこの案ありきでないのか。

A.商業高校の案はありきではありません。色々な条件を考えながら判断していきます。

 

Q.商業高校の案はありきでなければ、なぜ違うプランも載せられていないのか。話し合いの場面であれば、色々なパターンを皆で話 し合っていくのが話し合いではないか。教育委員会の案は変える気がないとしか聞こえない。

A.色々なパターンを示し、色々な意見をいただきながら決めていくのも一つの手法ですが、学校と学校の統合となれば、色々なパターンでどれを選びますかとすると、地域、地域で、賛成、反対となると、話が進まなくなることもあります。まずは私どもの考えを説明して、それが良いのか悪いのか、意見をいただきながら進めたいという考えで、今はこの一つの案に絞って話し合いをしている状況です。

 

Q.西陵中の校舎を使うプランを出してもらえないのか。

A.商業高校は道有財産です。他の学校再編においては、小樽市の財産を処分するので主導権は市にありますが、商業高校は市に主導権はありません。道と事務レベルで話をしましたが、まず道で使用するか検討するという考えであり、その後に本市のことを考えるという事務レベルの回答です。最終的に処分してもらえるかどうかわかりません。無償なのか、有償なのかもわかりません。そういうことから今のところ商業高校に決めたというレベルではありません。商業高校が使用できない場合、何を考えるかということになるので、その案はもっていないといけないと思っており、精緻なものをつくっていけるかはわからないが、そのプランは示したいと考えています。

 

Q.西陵中を統合校とするプランがいつ出てくるかと待っていたが、昨年12月に商業高校という案が急に出てきた。プランを示すとい うが、いつまでどのレベルのものを示してもらえるのか。私どもはずっと裏切られてきた。これまでの経緯を踏まえ、こういう流れに なっていて、皆さんと約束された事が提示されていないということを確認して引き継いでいただき、西陵中の存続ではなく、正確に 言うと、西陵中の場所を統合校として使ってもらえるプランをつくってほしい。

A.当時、色々な事が議論され、5つのプランが載っています。そこにないプランとして商業高校が出てきました。あと何があるかというと、多分、西陵中を残すプランしかないと思われます。この地域は最上小を残すというプランで議論されており、それが中心であったが、あと何をつくれるかというと、皆さんと議論する中で、良いか悪いかわかりませんが、西陵中を残すプランしかつくり得ないと思います。ただ、それが精緻なものになるかはわかりません。

Q.4年前に西陵中を存続してほしいという陳情を市議会に提出している。最後まで継続審議となり採択されないままであった。市議 会でも第6、第7のプランを示したらどうかと言っていただいたが、いまだに出てこない中、商業高校の案が出てきて戸惑っている。 話を聞いていると、商業高校の流れでいってしまうような懸念がある。一つでも良いので、西陵中を中心としたプランを示してほし い。平成28年度に入って道教委に要望するということであったので、その前に、商業高校の案は一旦置いておいて、西陵中のプ ランを示してほしい。

A.通学距離など様々なことを考えた場合、適正規模の学校にならなくても、それであっても西陵中を統合校とする案を示してほしいということで良いですか。

 

Q.西陵中を一番残せるようなもの。校区は削ったり、増やしたりできる。市議会では南小樽地区も含め考えるという発言はあった。西 陵中が残るパターンが欠けていた、つくられていなかったのでということで、西陵中を基準としたパターン、第6、第7、当初の欠け ているプランをつくってほしい。

A.突拍子もないものはできません。前提条件は同じになってくると思うし、全市的に見た適正配置の考え方、一つのルール、原則はあるので、基本的にはそれでつくっていくというのが公平なやり方ではないかと思います。

 

(その他)

Q.商大が近いことはメリットであると思うが、やる気があればいくらでもできる。西陵中でもボランティアでやっている。稲穂小では放 課後学習をしている。特にこれをメリットして取り上げるものなのか。

A.稲穂小で商大生に学習を見ていただいているのは、全市的な取組としてであり、放課後や長期休業期間中に、商大生だけでなく潮陵高校や桜陽高校の生徒にも学習サポートという形で協力していただいています。商大が近いということでは、この他に中学校の部活動に商大生に参加していただくなど色々な幅が出てくるだろうと思っています。また、商大留学生と中学生との交流など距離が近い利点が十分あると考えています。

 

Q.生徒数を除いた時に、西陵中を残せない理由はあるのか。

A.西陵中は新耐震であり、学校施設として問題はないが、全市的に学校再編を進めている中、子供たちにはある程度の集団の中で義務教育期間を過ごすことが重要であると考えています。

 

Q.適正化基本計画の望ましい学校規模の考え方が問題である。小樽市のように12万人たらずの人口のところは、これを基本にす ると学校が半数になる。そんなに減らす必要があるのか。へき地では30人、40人でも立派にやってきている。基本的な考え方そ のものが問題であると思うので、教育委員会だけでなく、一般の先生方や保護者などとも良く話し合いをし、時間をかけて、じっくり と各方面の方々の意見を聞いて、決定してほしい。

A.適正化基本計画は、在り方検討委員会で、先生方や保護者など市内の様々な方に集まっていただき、2、3年かけ議論してできた計画です。子供たちには、社会性を育むなど、ある程度の人数の中で切磋琢磨していくということです。小さい学校規模の良さも認めつつ、一定規模の学校の方が良いという考えの方が、市民の多数ではないかと考えています。

 

O.商業高校は大きい施設であり、300人程度の生徒では3分の1しか使わない計算となる。プールのほかに、弓道場、テニスコー ト、合宿場、部活室、産振棟など本当に生かしきれるのか。(意見)

 

Q.災害時の避難所について、避難できる学校はどのくらい残るのか。

A.最終的に21校になるという適正化基本計画ですが、祝津小は避難所として施設を残しています。学校再編は、賛成、反対があり、最終的にどうなるか、現時点で申し上げられませんが、商業高校に2校が統合された場合、西陵中の跡地利用で公共施設として使用するのであれば、体育館を避難所とすることができますが、まだはっきりしていません。現時点で、最終的に避難所が何校になるかは申し上げられません。

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