天狗山からの風景(天狗桜)

松ヶ枝中学校・西陵中学校保護者・地域との懇談会

教育委員会では中央・山手地区の中学校の再編の考え方を説明するため、松ヶ枝中学校と西陵中学校の保護者や両校に進学する小学校の保護者、両校校区内にある幼稚園と保育所及び地域の方々に案内を行い、松ヶ枝中学校と西陵中学校の2箇所で懇談会を開催しました。

日時

松ヶ枝中学校会場:平成28年7月11日18:30-19:20

西陵中学校会場:平成28年7月12日18:30-21:00

参加人数

松ヶ枝中学校会場:保護者7名、地域-名、教職員3名、その他6名

西陵中学校会場:保護者5名、地域17名、教職員3名、その他5

懇談事項

中央・山手地区の中学校再編について

懇談内容

教育委員会からの説明概要

〇中央・山手地区の中学校再編の考え方を説明しました。

・現在の3校を2校に再編し、2校のうち1校は菁園中学校、もう1校は西陵中学校と松ヶ枝中学校の統合校とすること

・西陵中学校と松ヶ枝中学校の統合校については、両校の校区境界付近にあり、通学距離の平準化が図られること、施設が充実していることや小樽商科大学に近接するなど恵まれた教育環境にあることから、小樽商業高校閉校後の学校施設を両校の統合校としたく、施設活用について北海道教育委員会へ要望していきたいこと

・隣接校との校区調整について、西陵中学校区のうち、旧色内小学校区の一部を長橋中学校と北陵中学校の校区とし、松ヶ枝中学校区のうち、現入船小学校区を菁園中学校の校区としたいこと

・商業高校の現グラウンドが校舎敷地から約320m離れていることへの対応策についての検討結果として、校舎敷地内に中学校設置基準を充足するグラウンド(約4,900m)を新たに設置し、これを統合校のグラウンドとしたいこと

・西陵中学校を統合校とした場合のプラン作成の要望について、シミュレーション資料を示し、検討結果として西陵中学校を統合校とすることは適切と考えることができないこと

懇談会の意見と回答

《松ヶ枝中学校を会場とした懇談会での質問》

Q. グラウンドの面積について、菁園中学校は使用可能な面積が3,000mとなっているが、中学校設置基準との関係からすると狭くはないのか。

A.中学校設置基準では、生徒数に応じて面積が定められています。菁園中学校はグラウンド保有面積が、法面を含め約5,000mあり、基準としては満たしています。また、生徒が一時的に多くなった場合などは、設置基準中のただし書で、特別な事情がある場合はこの限りではないとされています。

 

《西陵中学校を会場とした懇談会での主な質問や意見等》

(小樽商業高校閉校後の施設活用案について)

Q. 西陵中学校と松ヶ枝中学校グラウンドの大きさはどれくらいか。教育委員会は教育環境の向上という中で、商業高校の敷地に4,900mの新しいグラウンドをつくるというが、子供の教育環境は設備も含めてよくなるのか。新しいグラウンドをつくるとすれば、どのくらい費用がかかるのか。

A.グラウンド使用可能な面積では、西陵中学校6,000m、松ヶ枝中学校7,800mです。新しいグラウンド4,900mの整備費については、今の段階では概算ですが1億5千万円を見込んでいます。これについては国の補助を活用していく考えです。

 

Q. 現在、西陵中学校は6,000mのグラウンド、松ヶ枝中学校は7,800mのグラウンドを持っているが、新しいグラウンドは4,900mに減る。これで子供たちの教育環境の向上になるのか。

A.新しいグラウンドの面積は西陵中学校、松ヶ枝中学校と比べ小さいです。グラウンドは広ければ広い方がいいと思っており、商業高校の現グラウンド1万mを使っていければと考えましたが、色々な意見をいただいた中で、中学校設置基準を満たすグラウンドを学校敷地内に整備したいという考えです。教育環境の向上の中にはグラウンドの広さもあると思いますが、逆にグラウンドだけ広ければ教育環境がよいということではないと考えています。

 

Q.現状 では、野球、サッカーなどグラウンドでやらなくてはならない部活動がある。4,900mの広さの中でできるのか。野球やサッカーの試合を考えると、環境としてはどうなのか。

A.部活動の関係では、グラウンドが小さい方の中学校として菁園中学校があります。同校は部活動で他のグラウンドも一部使うこともありますが、野球や他の部活動を行っています。この広さで、部活動の練習は可能であると考えていますが、野球とサッカーの試合や大会は厳しいという印象を持っています。

 

Q. 商業高校は校舎自体の改修もあると思う。普通教室が20教室、特別教室が20教室あり、すごく余るのではないか。校舎の改修をどう考え、改修にかかる費用はどのぐらいと計算しているのか。

A.校舎の改修では、中学校の教科として、技術科の特別教室をつくらなければなりません。理科や家庭科の教室はあります。また、商業高校は平成14年に大規模改修が終わっており、今のところ全体の改修は必要ないと考えています。費用の比較として、西陵中学校の校舎は建築後30年経過しているので、ボイラーも含めて今後検討していかなくてはならない時期にきています。また、西陵中学校から、グラウンド整備の要望があり、暗きょ工事とグラウンド整備でも相当の予算が必要であると考えています。商業高校の教室数が多いことや改修費については、今後、新しい学校づくりの検討なども踏まえ、教室の仕様によって金額が変わるので算定したものはありませんが、少人数指導での使用や新しい取組に対応するよう、色々な教育活動で使用していきたいと考えています。

 

O. グラウンド整備に1億5千万円かかるというが、西陵中学校は建設後30年経過し大規模改修を行う可能性があるということであり、どのくらいかかるのか比較検討したい。(意見)

 

Q. 商業高校の学校敷地にグラウンドをつくる場合、この下がすぐバス通りであり、すごく高いフェンスが必要だと思う。

A.相当の高さの盛り土になるので、防球ネットもそれなりの高さのものが必要になると考えています。

 

Q. 西陵中学校が建設された時期と商業高校が建設された時期はあまり変わらない。商業高校の校舎は半分ぐらいの教室しか使わないのではないか。空き教室を色々使うというが、ランニングコストはどうなるのか。グラウンド整備費は1億5千万円という金額に対し、補助金はいくら出るのか、足りない分は市の税金から払うのか明らかにされていない。限られたお金の中で補助があるからいい、小樽は過疎地だからいいではなく、もっと物を大切にしていくべきである。

A.ランニングコストは、商業高校は年間1,500万円くらいで、その中にボイラー運転委託経費が約370万円入っています。松ヶ枝中学校は個別暖房で、西陵中学校は用務員がボイラー運転を行うのでこの分が少なくなっていますが、西陵中学校は年間約700万円、松ヶ枝中学校も同程度です。

 

Q. 商業高校にはプールや産振棟があるが、どうするつもりか。

A.プールはそのまま使いたいと考えています。西陵中学校はプールがあり、松ヶ枝中学校はプールがない中で、ここではプールを活用していきたいと考えています。産振棟についても色々な角度から活用を検討したいと考えています。

 

Q. 学校再編の前提として学級数の確保があるが、35人学級にすれば学級数の確保はできるのではないか。35人学級とした場合、増えた教員の人件費を市が負担しなければいけないというが、商業高校のグラウンド整備にお金は出せて、教員の人件費は出せないというのは、どういうことなのか。

A.教員の配置については、国の配置基準があり、人件費を市で負担することは、財政的に相当な負担になることから難しいと考えています。グラウンド整備については、統合校を開設する場合には、それぞれの学校の状況があり、必要な施設整備については対応していくという考え方です。

 

Q. 人件費は恒常的なので出費できないが、商業高校の改修やグラウンド整備は必要であれば行うということである。財政難だからということではなく、出す先によって、出す、出さないということか。

A.人件費に関しては、学校1校の問題ではありません。相当広範囲な部分に影響があります。財政負担としても当然恒常的に必要となり、大きなものと認識しています。学校施設の改修は、学校再編を進める中で、学校を統合校として開設する場合、その都度必要に応じて市の内部でも検討し、止むを得ないものとして負担しているものです。

 

Q. 35人学級を行うための人件費が出せないというが、グラウンド整備をして商業高校を統合校にする。しかもランニングコストに関しては、西陵中学校と松ヶ枝中学校を残しても同程度の額である。教育環境の向上というのであれば、子供が減っているので、お金が掛かっても少人数学級ができないのか。

A.35人学級については、効果的であり必要だという考えを持っています。教員は国の予算で賄っているという事情もあり、毎年、都市教育委員会連絡協議会等の場面で国に35人学級を要望しています。市独自で教員を雇うということになると、グラウンドを作るという一時的なものとは違い、人件費は継続してかかるものであり、グラウンド整備とは比べることはできないので御理解願います。

 

Q. 商業高校を北海道から譲り受けるというのは、無償ではないのではないか。どれくらいになるか分かるのか。

A.商業高校の取得については、正式に商業高校の活用を要望した後、北海道の考え方が示されてきます。まだ、北海道の方からどのような方向でということは聞いていません。学校の統合について、地区別懇談会などで関係する皆様の御意見を聞き、御理解をいただくことが先決だと思っています。その上で、施設の活用が見込まれるということで、要望を上げていくのが手順だと考えています。

 

Q. 商業高校の跡地に中学校をもっていくのはあまりにもできすぎである。北海道と小樽市がぐるになって決まったレールを走るのではなく、もう一度立ち止まって、皆の意見を聞いて判断してほしい。

A.今の時点で北海道と市の間で決まっていることはありません。商業高校を使用したいということを北海道の方で正式に受けているということではありません。皆様から色々な意見があるので、引き続きこうした機会を通じて色々な意見を聞いていきたいと考えています。

 

(西陵中を統合校とした場合のシミュレーションについて)

Q. 稲穂5丁目は、稲穂連合町会というくくりの地域であり、生活圏が稲穂よりに向いている。今回示されたシミュレーションでは、この地域を手宮中央小学校の校区として先に決定し、北陵中学校の校区とするため、西陵中学校の区域を削ること自体が一方的に見えて理解できない。

A.中央・山手地区については、小学校の再編を先行し一定程度整理しながら中学校の再編を進めていくとしており、このような状況は御理解願います。

 

O. 南小樽地区の中学校は、距離が3.3km離れており、どちらかの学校にすると4.2kmまたは4.7kmくらいの大きな区域となり、そもそも1.2kmはオーバーする。南小樽地区の学校の成立を考えないで、資料では西陵中学校はだめで商業高校はいいということでは理解できない。(意見)

 

Q. 西陵中学校を中心に半径2kmぐらいの円を描くと、松ヶ枝中学校と入船小学校が入る。この範囲は文部科学省がいう徒歩3km以内であると思っている。西陵中学校と松ヶ枝中学校の距離間は2.6km程度である。しかし西陵中学校を利用した時は成り立たなくて、商業高校を使った時は成り立つ。この校区分けに意図的なものを感じる。何が原因か教えてほしい。

A.シミュレーションを行う上で、前提として松ヶ枝中学校の校区を分けることになります。通学距離は半径ではなく道に沿って考えるので、シミュレーション1としては、通学距離に視点をおいて、緑小学校と最上小学校の校区境界で分けました。シミュレーション2では、松ヶ枝中学校の校区の方は、さらに遠い距離を通学することになりますが、幹線道路を境界として考えたものです。

 

Q. からまつ公園付近の方から、バスを使い、西陵中学校に通学したほうが商業高校へ通学するより便利かもしれないという話を聞いた。からまつ公園の周辺にどのくらい住んでいるか分からないが、こういう遠くの方はバスを利用して富岡一丁目で降りれば済む。商業高校まで上る必要はない。

A.今回のシミュレーションでは、初めからスクールバスによる遠距離通学を行うという考え方ではありません。

 

O. 西陵中学校は小樽駅を中心とした校区で、大手のマンション会社も駅から5分位だったら建てたいと思っている。稲穂3丁目、4丁目は、商業地区としては再生できない。そういう街づくりの思想を入れて考えてほしい。西陵中学校を安易に潰さないで、街中に住んだ人に中学校が三角山の入り口の商業高校というのは絶望的である。(意見)

 

Q. 最上小学校から商業高校にプランを変える時に、松ヶ枝中学校の校区と西陵中学校の校区と考えると、商業高校の方がより平準化しているというのであれば理解できるが、商業高校は真ん中にあるわけでもない。通学距離の平準化というのは文科省の文章にも書いてなく、それが適正配置にどう影響するのか疑問である。通学距離はバラバラなのだから、平準化は意味がないと思う。

A.商業高校の位置は、両校の校区境界付近に位置しています。また、校区の中で一番遠いところを想定し、商業高校へは、西陵中校区からの最遠距離が2.5km、松ヶ枝中校区からは2.3kmとなります。

 

Q. 少し離れたところは通学方法を工夫するなど、心を込めて、西陵中学校のことを考えてほしい。

A.これまでの懇談会で、皆様から、松ヶ枝中学校は、距離の近い中学校へ行くのが良いという意見をいただいています。教育委員会としては、松ヶ枝中学校の校区から、西陵中学校への通学距離であれば遠くなっても良いとはなりません。シミュレーションは、松ヶ枝中学校の校区から、西陵中学校と菁園中学校への通学距離を比較して行ったものです。

 

(学校再編について)

O. 松ヶ枝中学校が新耐震ではない危ない学校なので、子ども達の安全を確保するために、松ヶ枝中学校を向陽中学校、菁園中学校、西陵中学校に分けたら、それで済むのではないかという意見が最初にあった。松ヶ枝の方たちには申し訳ないが、子供のことを考えたら、一番手っ取り早くてお金もかからない。その分余計なお金をソフトの方に回せると思う。(意見)

 

Q. 何が何でも西陵中学校を残せという考えではない。子供たちの教育環境の向上が成される場合、統合は必要ではないかと思うが、西陵中学校では、歴代校長や教職員の取組により、最近では市内トップクラスの成績で、スポーツで活躍する子も見られるようになった。統合すると、その取組はゼロからのスタートで戻ってしまう、子供たちのことを考える取組をしている学校があるので、各学年3学級を基本とした9学級以上ということにこだわる必要はないのではないか。

A.西陵中学校は、素晴らしい実績をあげていると教育委員会としても認識しています。松ヶ枝中学校と西陵中学校が統合となった場合、新しい学校づくりを行う中で、学校の良さや取組の実績も含め、お互いの良さをさらに高めるという取組を行います。統合は今まで慣例的にできなかったことも抜本的に変えるチャンスでもあります。今後、両校の伝統も加味しながら新しい学校づくりに全力をあげていくことで、今以上の素晴らしい学校をつくっていきたいと考えています。

 

Q. 人口が5年ごとに約15%減っている。教育委員会は、出生数が将来的に減らないという前提で資料を作っており、そのため適正な学校規模を満たすことができない。小学校は12クラス以上、中学校は9クラス以上が望ましい学校規模というが、統合された花園小学校、手宮中央小学校、これから統合される奥沢小学校は一瞬しか望ましい学校規模にならない。稲穂小学校も人口減を考えると望ましい学校規模を満たさなくなる。人口減少を考え、将来的なビジョンを持たなければだめである。

A.人口対策については、小樽市にとっては大きな課題だと考えています。全庁的にそれぞれの部署でできるものを取り組んでいくと考えています。

Q. 望ましい学級数が平成34年でほとんど超えてない。それ以降は人口の減少傾向を加えると成り立たないのではないか。この計画はできるのか。

A.計画策定時に想定したよりも人口の減少傾向もあって、現在、学校によっては望ましい規模となっていないところも一部出ていますが、学校の教育環境などの課題を合わせて解決していくとういうことで、引き続き進めていきたいと考えています。

 

O. 学校が遠くなると通学時間がかかり、生徒は部活動や勉強をやりたいと思っても、時間や体力が奪われる。教育環境の向上というのであれば、少しでも学習時間を確保する方向にもっていけないか。子供の生活時間について、もう少し視点を子供の目線にして考えていただきたい。(意見)

 

(その他)

O. 懇談会の会場としては、西陵中学校はわかりづらい。学校再編は地域にとって非常に関心の深い問題であるので、もっと皆さんが参加して、より多くの人に聞いてもらえるような開催場所を選んでもらいたい。(意見)

 

O. 次回の懇談会では、松ヶ枝中学校と西陵中学校で開催するのではなく、中央の便利なところで、松ヶ枝中学校の方々も含め開催してほしい。(意見)

 

O. 関係する町の中で話をすると、街づくりの考え方も含めていろいろな意見が出てくると思うので、そういう機会を市としては市民と一緒にやっていく、行政としてはそこを大事に市民の声を生かせるような話し合いの場を作ってほしい。決まったことのようにしないで検討する姿勢を持ってほしい。(意見)

 

Q. 学校再編されて子供たちにとって色々なリスクを払ってまでもやるだけの「素晴らしい学校」がどういうものか、もう少し、なるほど、しかたがないなというような言葉で聞かせてもらいたい。

A.この春に統合した、塩谷中学校と長橋中学校の事例ですが、統合の準備として、統合協議会で新しい学校づくりを議論し、塩谷地域にゆかりのある「伊藤整」について、長橋中学校の前身である小樽市中学校で教員をした経歴もあり、市内で唯一「伊藤整を学べる」中学校という取組を行います。また、塩谷中学校で行っていた塩谷海岸での清掃活動を統合後も継続することや、統合を機に教員の加配を受け、学力向上を目指すことなど、統合による学校づくりを進めています。

 

Q. 仮に統合の話が進んだ場合、西陵中学校と松ヶ枝中学校の施設がどのように活用されるか。ボイラー設備はどうなるのか、コミュニティーの場として閉校後の施設を生かすなど、その先の部分も計画として考えていかなければならないのではないか。

A.学校の跡利用としては、現在、統合の話をしている最中であり、具体的な活用方法はこれからの話になります。ボイラーやグラウンドは施設の活用方法によって全く変わってくるので、例えば、冬場にボイラーが必要な施設として使用するのであればこの部分は考えていかなければなりません。ボイラーにかかわらず、跡利用の目的にあった改修は必要であると考えます。跡利用の担当としては、現時点ではそこまでの目算を立てている状況にはありません。

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