
妊婦の方の分娩前新型コロナウイルス検査
小樽市にお住まいの出産予定の方で、新型コロナウイルス感染症に関して不安を抱える妊婦の方が希望する場合、出産前に新型コロナウイルス感染症の検査が公費で受けられます。
(小樽協会病院かおたるレディースクリニックで検査を受けた場合、費用の支払いなしで受けられます。それ以外の市内・市外の医療機関で検査を受けた場合、支払った費用のうち2万円を上限として助成が受けられます。)
検査についての注意事項
検査を受けるためには、下記の注意事項についての同意が必要です。
≪検査について≫
1.本検査は、発熱等の感染を疑う症状がなく、分娩予定日がおおむね2週間以内の妊婦の方を対象としており、御本人が希望する場合に任意で行われるものです。
2.検査の性質上、実際には感染しているのに結果が陰性になること(偽陰性)や、感染していないのに結果が陽性になること(偽陽性)があります。
≪検査の結果が陽性だった場合について≫
1.症状の有無にかかわらず、入院や宿泊療養、自宅療養となる可能性があります。
2.症状の有無にかかわらず、入院先が必ずしも分娩予定の医療機関とならない場合があります。また、分娩方法が変更される(帝王切開、計画分娩等)可能性があります。
3.症状の有無にかかわらず、感染拡大防止の観点から入院中の面会及び分娩時の立ち会いが制限される場合があります。また、分娩後の一定期間、母子分離(お母さんと赤ちゃんが別室での管理となり、赤ちゃんに触れたり、授乳することができない)となる可能性があります。
4.希望により、退院後において自治体が提供する、助産師、保健師等による継続的な健康支援や、育児支援などのケアを受けることができます。そのため、本検査結果等につきましては、住民票のある自治体に提供させていただく場合があります。
検査の対象者、実施時期、実施回数、種類
1.検査の対象者
小樽市に住民登録があり、新型コロナウイルス感染症の感染を疑う症状がない妊婦のうち、検査を希望する方。
(小樽市以外に住民登録がある方は、原則として住民登録がある自治体での手続きとなります。)
2.検査の実施時期
次の(1)の期間内で、(2)の時期に実施した検査が対象です。
(1)令和2年10月1日から令和3年3月31日まで
(2)分娩予定日がおおむね2週間以内となったとき
ただし、早産リスクがあると医師が判断した場合等は、(2)の時期より早期に実施して差し支えありません。
3.検査の回数
一妊娠期間中妊婦一人につき1回限り
4.受けられる検査の種類
唾液または鼻咽頭ぬぐい液を検体とする以下の検査のいずれか
・PCR検査(LAMP法を含む)
・抗原定量検査(簡易キットによる抗原定性検査は対象外)
申し込み方法
検査を希望する場合、以下の手順で申し込みをしてください。
≪小樽協会病院またはおたるレディースクリニックで検査を受ける方≫
1.検査を受けたい医療機関に新型コロナウイルス感染症の検査を受けたい希望を伝えます。
2.医療機関から申込書をもらい、必要事項を記入して、直接医療機関に申し込みます。
3.検査費用は医療機関から請求されません。
≪上記以外の医療機関(市内・市外)で検査を受ける方≫
1.検査を受けたい医療機関に新型コロナウイルス感染症の検査を受けたい希望を伝えます。
2.検査を受け、検査費用を医療機関に支払います。
3.助成金交付申請書(400KB)に必要事項を記入し、以下のものを添付して小樽市保健所保健総務課に提出します。
(1)通帳等の写し(金融機関名、支店名、口座番号、名義人等が分かるページ)
(2)PCR検査等を受けたことがわかる領収書の写し
(3)領収書に検査内容の記載がない場合は、母子健康手帳の写し等、検査の内容と実施日等がわかるもの
4.支払った費用のうち、2万円を上限として保健所から御指定の口座に振り込まれます。
※助成金交付申請書はダウンロードして御利用ください。印刷できる環境がない方等は保健総務課(0134-22-3115)に御連絡ください。
※申請期限は令和3年3月31日までです。
検査の結果、陽性が確認された方への支援
検査の結果が陽性が確認された場合、希望される方は、退院後に自治体が提供する保健師等による健康支援や相談支援を受けることができます。詳しくは以下のリーフレットを御覧ください。
リーフレット「新型コロナウイルスに感染した妊産婦の方へ専門職によるケアや相談支援を行っています」(1.3MB)