冬の小樽運河

第19回小樽市都市景観賞受賞作品

 

小樽市都市景観賞

  

1.小樽ゴールドストーン

 
小樽GOLD STONE 小樽GOLD STONE夜

 運河北部寄りに建てられている倉庫群のひとつ。向かって右手が一番古く明治28年に建てられ、その後左棟を

並べて建て、次いで2棟を合わせた大きな切妻屋根を架けて、今の姿になったといわれている。

 平成22年に改修工事を行い、左棟と大屋根部分がカフェ・バーやライブシアターとして、新たに生まれ変わった。

 改修にあたっては、昔の雰囲気を醸し出しているこの地域に合わせ、外観を損なわないように内部から構造補強

するなど景観に配慮している。

 歴史的建造物から奏でられる音色に人々が集まる、北運河ににぎわいと魅力ある場所がひとつつくり出された。

 

2.坂牛邸とNPO小樽ワークスの活動

 

坂牛邸  坂牛邸 

 昭和2年に坂牛直太郎の邸宅として、小樽公園南側の白樺林に面した角地に建てられ周囲の自然と調和した洋

風の建物。

 薄緑色の横羽目板打ちの腰壁と白い漆喰塗りが対比した外観や1階の八角形の大広間が特徴的であるデザイン

や色合いが秀逸した建物で、緑豊かで閑静なこの住宅地の街並みにふさわしいたたずまいとなっている。

 現在、NPO小樽ワークスが維持管理を行っており、平成22年から建物を設計した田上義也の記念室とし

て活用されており、平成23年に新たに「小樽市指定歴史的建造物」に指定された。

 

3.茨木家中出張番屋と特定非営利活動法人おたる祝津たなげ会の活動

 

改修前

改修前

改修後

改修後

 祝津の三大網元のひとつ茨木家の出張番屋として、明治後期に建てられた木造平屋建ての建物。老朽化が激し

く取り壊しも検討されたが、小樽商工会議所や地元の特定非営利活動法人おたる祝津たなげ会などの努力に

より、修復工事が行われ、平成22年6月に竣工した。

 「にしん街道」と命名した道路に面したこの建物は、祝津地区のランドマーク的存在として、この地域の歴史と風土

に調和した景観をよみがえらせた。

 祝津たなげ会は、番屋を中心に様々なイベントを開催するなど、地域コミュニティの拠点として保全・活用し、祝津

地区のまち興しに努めている。

 

4.小樽花園銀座商店街の桜並木通り

 

花銀昼桜

花銀夜桜

 小樽花園銀座商店街の桜並木は、平成14年に「花園銀座商店街」の活性化を目的として、従来の歩行者天国

を取りやめ、一方通行として整備した通りに植樹された。

 春には通りの両側に、市内中心部には珍しい色鮮やかな14本のソメイヨシノが咲き、買物客らに季節の到来を

告げている。

 平成16年から毎年5月末には、「花園銀座商店街」・「都通り商店街」・「サンモール一番街商店街」の3つの商

店街を会場として『小樽さくら祭り』が開催され、様々なイベントにより盛り上がりを見せている。

 

 

都市景観奨励賞

※景観賞に準ずるもので良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められるもの

1.(旧)岡川薬局

 

昼 夜

 昭和5年に建てられた若松にある小樽市指定歴史的建造物に指定されている「旧岡川薬局」は、1階をカフェや

レンタルスペースに、2階和室部分をゲストハウスとして改修し、平成22年から「(旧)岡川薬局」として保全・活用さ

れている。

 この建物を有効活用するため、出店者が入れ替る形式のカフェやパーティー等のイベントもできるレンタルスペー

スを設けるなどの様々な取り組みを行っている。

 地元住民との交流も生まれ、歴史的建造物の新たな活用モデルとして注目されている。

 

2.小樽地方合同庁舎

 

近景 遠景

 小樽地方合同庁舎は、小樽港湾合同庁舎と老朽化が著しい小樽税務署の建物の耐震安全性を確保するため、

平成22年3月に建て替えられた。

 庁舎の設計にあたっては、学識経験者や地域関係者などによる懇談会を設置し、まちづくりや景観デザイン、ユニ

バーサルデザインに関する提案の聴取や意見交換を行い進められた。

 外観は、小樽の歴史的素材である軟石の色合いに合わせたタイルと近代的な金属素材を組み合わせることにより、

港湾地区に新たな景観がひとつつくり出された。

 

3.小樽運河クルーズ

 

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 小樽運河クルーズは、地元小樽商科大学ビジネス創造センターとの共同研究を重ね、構想から約8年の歳月を費や

し、平成21年7月から正式運航されている。

 運航コースは、小樽港第3ふ頭の観光船乗り場横を発着場とし、運河公園のある北運河から運河南側の浅草橋まで

を約40分かけて周遊する。

 運河の水面から歴史的な街並みを見上げると、異国情緒が感じられ、小樽運河の魅力を再発見することができる。

 北運河と運河南側を結ぶ新たな交通手段として、また、北運河周辺の観光拠点の創出を図る一役を担うものとして

期待されている。

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