公開日 2025年09月03日
更新日 2025年09月03日
自転車ぎこぎこ、人生の道のり 伊藤礼追悼展 ユーモアと哲学を乗せて。
伊藤礼氏は英文学者、エッセイスト、翻訳家であり、作家・伊藤整の次男です。
エッセイ集に『狸ビール』『伊藤整氏奮闘の生涯』『まちがいつづき』『パチリの人』『こぐごぐ自転車』『耕せど耕せど』などがあります。
若いころから数々の大病を乗り越えての老年期、自在な楽しみと闊達愉快な筆の運びは、世代を超えた読者の賛嘆と共感を呼びました。
『伊藤整日記』全8巻の刊行を最期の仕事として、2023年9月22日、90年の生涯を閉じられました。
本展は、鋭い観察眼と厖大な知識、留まるところのない好奇心で多くの読者を引きつけ、文章と同様融通無碍のふるまいと機知に富んだ会話で人々を魅了した作家・伊藤礼氏の90年の生涯と魅力を、著作と遺品、そして人々の証言によって、ゆかりある小樽の地で紹介するものです。
私にはうまく型を踏むということができなかった。
私はかぼそい糸を太い綱にしようとしていた。そうしていつかつかれはてていた。
「ふつうにしていろ」と父は言ったが、そうやってつかれはてるのが私の「ふつう」だった。
ー伊藤礼「かぼそい糸」より
自転車ぎこぎこ、人生の道のり 伊藤礼追悼展チラシ表[PDF:966KB]
自転車ぎこぎこ、人生の道のり 伊藤礼追悼展チラシ裏[PDF:552KB]
会期
2025年9月13日(土)~12月7日(日)
休館日
月曜日(9/15、10/13、11/3、11/24は開館)、9月16日(火)、17日(水)、24日(水)、10月14日(火)、15日(水)、11月4日(火)、5日(水)、25日(火)、26日(水)
文学館入館料
※令和7年1月より、市立小樽文学館の入館料についてはキャッシュレス決済が利用できるようになりました。利用できるキャッシュレス決済の種類や注意事項など詳しくはこちらをご覧ください。
入館者区分 |
普通入館料(文学館のみご覧になれます) |
共通観覧料(文学館と美術館の両方をご覧になれます) |
---|---|---|
一般 |
300円(240円) |
800円(640円) |
高校生 市内にお住まいの70歳以上の方 |
150円(120円) |
400円(320円) |
中学生以下と障がい者(注) |
無料 |
無料 |
※共通観覧料は美術館観覧料の変更に伴い変動します。
※()は20名様以上の団体料金です。
※(注)障がい者:身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、およびその介護者の方