理容所・美容所における結核予防について

結核は過去の病気ではありません。小樽市でも毎年数十名の方が新たに治療を始められています。
理容師・美容師の皆さんは、不特定多数の方の身体の安全と衛生に直接係わる業務に従事されています。
御自身の健康はもちろんのこと、お客様に安全・安心を提供するためにも、定期的に検診を受け健康管理に心掛けてください。

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。
結核菌は結核患者がせきやくしゃみをした時に飛び散り、それを周りの人が吸い込むことによって感染します。
結核の初期症状は、風邪とよく似ています。せきやたん、熱、だるさなど2週間以上続くようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。
自己判断で風邪と思わず、「結核かもしれない」と疑うことが大切です。
早期発見が、適切な治療及び周囲への感染防止にもつながります。（結核の情報：保健所健康増進課のページ）

理容業・美容業は、その衛生水準の維持・向上を確保することが必要不可欠です。
また、周囲への感染を防止するため、理容所・美容所における衛生管理を徹底されますようお願いします。

• 結核の主な感染経路は空気感染です。顔そりや美顔術など、お客様の顔面に接する作業を行う場合、マスクを着用しましょう。
• 施設内の換気を行い、空気を清潔に保ちましょう。
• 営業者の方は、常に従業者の健康管理に注意し、従業者が結核等の感染症にかかったときは、保健所に届け出るとともに、当該従業者を作業に従事させないでください。