公開日 2020年10月16日
更新日 2025年07月31日
海外へ渡航される方が健康で安全に過ごし、帰国することができるよう、海外で注意すべき感染症についてお知らせします。詳細は下記を御覧ください。
参考リンク
渡航先や渡航先での行動によって異なりますが、感染の可能性が最も高いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です
- 生水・氷・カットフルーツの入ったものを食べることは避けましょう。
- 食事は十分に火の通った信頼できるものを食べましょう。
日本で発生していない、動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあります
- 蚊・ダニに刺されないように、服装に注意し、必要があれば虫よけ剤を使うなどしましょう。
- 動物は、狂犬病や鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあります。また、ヒトコブラクダはMERSコロナウイルスを持っていることがあります。むやみに近寄ったり、触らないようにしましょう。
- 薬物やゆきずりの性交渉で感染し、一生の後悔をすることのない行動をとりましょう。
- 咳や発熱、発疹など、なんらかの症状がある方との濃厚な接触は避けるようにしましょう。
人から人に広がる感染力の強い麻しん(はしか)、風しん及びポリオが流行・発生している地域もあります
渡航前に確認しておきたいこと
- これまでに自分が受けた予防接種について、母子手帳などで確認しましょう。
海外渡航に際し推奨されている予防接種で、まだ予防接種を受けていないものがあれば、時間的な余裕をもって医師に予防接種の相談をするなど、適切な感染予防を心がけましょう。
【参考】海外渡航のためのワクチン|厚生労働省検疫所ホームページ(外部サイト)
- 渡航先の感染症の発生状況に関する最新の情報や注意事項を確認しましょう。
麻しん(はしか)について
▼海外に渡航する方について、次の(1)及び(2)を満たす方々には、麻しんの予防接種を受けることが推奨されています。
- 「麻しんにかかったことがない」又は「麻しんにかかったかどうか分からない」
※「麻しんにかかった」とは、過去に医師により麻しんと診断された場合を言います。 - 「麻しんの予防接種を2回受けていない」又は「麻しんの予防接種歴が不明である」
※「予防接種を受けた」とは、母子健康手帳や、予防接種証明書などの記録で確認できる場合です。
▼帰国後については、次の注意喚起がなされています。
- 帰国後2週間程度は健康状態に注意してください。
- 発疹、発熱などの症状がある場合は、海外からの帰国後であることをかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。
- 麻しんの感染力は非常に強いと言われています。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。
帰国後に体調が悪くなったら
【帰国時】
空港や港に設置されている検疫所では、渡航者の方を対象に健康相談を行っています。帰国時に発熱や咳、下痢、具合が悪いなど体調に不安がある場合、又は、動物に咬まれたり、蚊に刺されたなど健康上心配なことがありましたら、検疫官へ御相談ください。
【帰宅後】
感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中あるいは帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなることがあります。その際は、医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での職歴や活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。
お問い合わせ
保健所 健康増進課
住所:〒047-0008 小樽市築港11番1号 ウイングベイ小樽1番街 4階
TEL:0134-22-3110
FAX:0134-22-1469