公開日 2020年10月18日
更新日 2021年04月06日
「アルコール健康障害対策基本法」が制定されました
アルコールは生活に豊かさと潤いを与えるものであるとともに、アルコールに関する伝統や文化が生活に深く浸透しています。その一方で、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり、本人の健康問題や、家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせるおそれがあります。
このため、アルコール健康障害対策基本法が、平成26年6月1日に施行されました。この法律は、アルコール健康障害対策に関して、基本的な理念を定め、国や地方公共団体等の責務を明らかにしています。(参考:内閣府ホームページ(外部サイト))
- アルコール健康障害とは
アルコール依存症やその他の多量飲酒、未成年者の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障害
- アルコール関連問題とは
アルコール健康障害及びこれに関連する飲酒運転、暴力、虐待、自殺等の問題
適正飲酒量について
厚生労働省が示す「節度ある適度な飲酒」は、一日の平均純アルコール20gまでとされています(女性や高齢者、お酒に弱い人は少なめに)。
純アルコール20gとは、大体、
・ビール中びん一本
・日本酒一合
・チュウハイ(7%)350ml缶一本
・ウイスキーダブル一杯に相当します。
※純アルコール量の計算:酒の量(ml)×度数または%÷100×比重=純アルコール量(g)
小樽市の取組(「第2次健康おたる21」に基づく目標設定)
項目 |
現状 |
目標値 |
---|---|---|
未成年者の飲酒をなくす |
男35.0% 女40.1% (平成23年度) |
男女ともに0%
(平成34年度) |
※参考 生活習慣病のリスクを高める量(一日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上)を飲酒している者の割合 |
男性17.2% 女性7.0% (平成23年度) |
※健康日本21目標 男性13.0% 女性6.4% (平成34年度)
|
11月10日から16日は「アルコール関連問題啓発週間」です
アルコール健康障害対策基本法では、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、11月10日から16日までを「アルコール関連問題啓発週間」と定めています。
北海道飲酒運転の根絶に関する条例が制定されました
道民一人ひとりが「飲酒運転をしない、させない、許さない」という規範意識を持ち、社会全体で飲酒運転を根絶すべく、道民や事業者に対しても、それぞれの責務を果たすことを求め、道民にとって安全で安心して暮らすことのできる社会が実現されることを目的として平成27年11月26日に制定されました。詳しくは北海道庁のホームページを御覧ください。
参考:北海道庁(外部サイト)
保健所ではアルコール健康障害に関する相談を実施しています
小樽市保健所ではアルコール健康障害に関する相談を受け付けております。
日ごろの飲酒状況の確認やアルコール依存症に関するスクリーニングテストなどを実施しています。
テストの結果に応じた保健指導を行いますので御利用ください。
電話番号:0134-22-3110