公開日 2020年10月27日
更新日 2021年01月14日
津波から身を守るために
巨大なエネルギー「津波」
海で大きな地震が発生したときに、津波が襲ってくることが多くあります。津波が発生すると「海の壁」が大きなエネルギーを持って、恐ろしいスピードでやってきます。
平成5年の北海道南西沖地震では、地震発生直後に巨大な津波が押し寄せました。奥尻島では、高さ10メートルの津波により、死者・行方不明者が229人と大きな被害になりました。また、平成15年の十勝沖地震では、高いところで4メートルの津波を観測したほか、平成17年8月に発生した宮城県沖の地震でも津波が発生しました。
震源地が海域の場合、気象庁では、すぐに津波の有無を判定し、右の表のような津波警報など津波についての予報を発表します。
津波予報の種類
予報の種類 |
解説 |
発表される津波の高さ |
|
津波警報 |
大津波 | 高いところで3m程度以上の津波が予想されますので、厳重に警戒してください。 | 3m、4m、6m、8m、10m以上 |
津波 | 高いところで2m程度の津波が予想されますので、警戒してください。 | 1m、2m | |
津波注意報 | 津波注意 | 高いところで0.5m程度の津波が予想されますので、注意してください。 | 0.5m |
まず高いところへ避難
津波予報が発表されたら、すぐに海岸付近から高台の安全な場所に避難しましょう。また、津波警報や大津波警報が発表されると、市では避難勧告や避難指示をしますので、速やかに避難してください。津波情報は、テレビやラジオのほかに、市の広報車などでもお知らせします。
さまざまな津波
昭和35年にチリで起きた地震の津波が長い距離を伝わり、遠く離れた日本に到着して、大きな被害を及ぼしたことがあります。もし地震を感じなくても津波予報が発表されたときには注意が必要です。
津波は、海面が引いてから始まるとは限りません。場所が少しでも変わると、津波の高さに大きな違いが出たり、15年の十勝沖地震のときのように、川をさかのぼったりすることもあります。
津波は、第1波、第2波と繰り返し襲い、長時間続きます。警報が解除されるまでは、そのまま安全な場所で避難を続けましょう。
問い合わせ先
総務部防災担当
〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
電話 0134-32-4111(内線 441・442)
ファクス 0134-25-9955
メール bosai-tanto@city.otaru.lg.jp