広報おたる掲載「シリーズ災害に備える」 第14回目 (平成19年1月号掲載)

公開日 2020年10月27日

更新日 2021年01月14日

小樽市の防災体制

いつ起こるか分からない災害。だからこそ、常に防災の体制を整えておかなければなりません。そこで今回は、小樽市の防災体制についてお知らせします。

 

災害対策基本法

 災害が発生したら、皆さんはどう行動しますか。市はどう対応するのか。これらの行動は、「災害対策基本法」という法律を基に定められています。国が法律を制定したのは昭和34年のこと。伊勢湾台風がそのきっかけでした。この法律では、災害から国土や国民の生命、身体および財産を守るために、国と自治体、そして国民の役割が定められています。また、防災に関することや災害発生時の対応なども総合的に定められています。

 小樽市でも、この法律に基づき、市長を会長として国や北海道、警察、消防、日赤、北電などの関係機関により「小樽市防災会議」を組織。この会議で「小樽市地域防災計画」を作成し、各機関の役割、防災や災害時の対応などについて地域に応じた具体的内容を決めています。

 

シリーズ災害に備える14_総合防災訓練

市が関係機関と共同で開催した総合防災訓練(平成18年9月1日)

 

小樽市地域防災計画

 このように市では、地域防災計画に基づき防災体制を整え、防災に努めるほか災害の発生に備えています。

 

災害が発生したとき、災害発生の恐れがあるときは

 震度4の地震発生、大雨・台風などの警報、津波注意報が発表されたときは、市の関係部局の職員が情報収集を行うなど、状況に応じた態勢を取ります。さらに、被害が出たり大きな災害が予測されたりする場合は、直ちに市長を本部長とした「小樽市災害対策本部」を設置。この災害対策本部が中心となり、住民の避難誘導など応急対策にあたります。

 また、震度5以上の地震発生や津波・大津波警報が発表されたときは、同様に災害対策本部が中心となり、被害の拡大防止対策など非常活動を行います。

 

シリーズ災害に備える14_災害対策本部

 

小樽市防災会議で作成した小樽市地域防災計画内容はこちらから見ることができます。⇒小樽市地域防災計画はこちら

 

災害情報や避難情報を知るには

 地震や気象の情報は、テレビやラジオでいち早く手に入れることができます。NHKでは津波警報の発表と同時に自治体からの避難勧告も出すほか、FMおたるでは緊急非常放送もあります。特にラジオは必要であるため、停電のときに備え電池式の携帯ラジオも用意しておきましょう。

また、広報車や戸別訪問によって避難勧告を知らせる場合もあります。

 

避難が必要な場合には

 台風や大雨などで不安なときには、自主避難してください。近くに避難先がないときは、最寄りの町内会館(一部を除く)を利用することもできます。 また、市から避難勧告などがあった場合は、近くの小・中・高等学校が避難場所(「小樽市災害指定避難場所一覧」を参照)になります。市からの指示に従って避難してください。

 

防災意識を高めるために

 市では、「シリーズ災害に備える」をホームページのほか毎月1日発行の「広報おたる」でも掲載。また、「まち育て出前講座」など、皆さんのところへ伺う機会を利用し、防災の重要性をお話ししています。さらに、毎月最終金曜日にFMおたるで、緊急非常放送の訓練として防災にまつわるお話をしています。

 

防災活動への参加を

 災害対策基本法では、国民に対しても、防災とその活動に努めるよう求めています。そのため、市民の皆さんは、日ごろから防災の知識を身に付けて自ら災害に備えるよう心掛けてください。また、地域の避難訓練など防災活動にも積極的にご参加ください。

 今後とも、防災知識の普及啓発に努めるほか、防災活動についても積極的にお知らせしていきますので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

 

問い合わせ先

総務部防災担当

〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号

電話 0134-32-4111(内線 441・442)

ファクス 0134-25-9955

メール bosai-tanto@city.otaru.lg.jp

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線223・394
FAX:0134-27-4331
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