シリーズ災害に備える2 第5回目(平成21年2月号)

公開日 2020年10月27日

更新日 2021年01月14日

冬の災害に備える

冬季に地震などの災害が起こると、夏季とは違った対策が必要となります。今回は冬ならではの災害対策についてお知らせします。

 

冬ならではの心構え

 冬季の地震災害というと、平成7年に起きた「阪神・淡路大震災」が思い出されます。北海道に比べると暖かなこの地域でも、冬の寒さが被災された方々を苦しめたそうです。

 北海道では寒さに加え積雪などにより、夏季とは違った災害対策が必要です。次のことに注意し、自分自身や家族の安全を守りましょう。

 

雪への対策

 一年で最も積雪が多くなるこの時季、地震発生後は速やかかつ安全に避難できるよう次のことに注意してください。

 

こまめに屋根の雪下ろしを

 北海道の住宅は、一般的に開口部が少なく、積雪に耐えられる構造になっているため、比較的地震に強いといわれています。しかし屋根にたくさん雪が積もったままでいると、地震の際にその雪の重みで家が倒壊する危険性があります。また落雪により避難路がふさがれるような場合も考えられますので、日ごろから屋根の雪下ろしはこまめにしておきましょう

冬の災害に備える_雪おろし

避難口の確保を

 災害時には、玄関だけでなく窓も避難口となります。そのため玄関や窓の周辺は、こまめに除雪し、できるだけ広く空けておきましょう。

 

避難路の確認を

 普段は通行できる場所であっても、積雪などにより通行できなくなる場合があります。日ごろから避難路を確認しておきましょう。

 

寒さへの対策

 災害が発生すると、暖房器具などが使えなくなることが考えられます。そのようなときのために、次のような備えが大切です。

 

防寒具の用意を

 ジャンパーや帽子、手袋などの防寒具を用意しておきましょう。防寒具は厚くかさばって保管が大変ですが、最近では薄手で保温性の優れたものや吸湿して発熱する下着なども増えています。ストーブなどの暖房器具が使えなくても大丈夫なように準備しておきましょう。また使い捨てカイロなどは、多めに用意しておくと良いでしょう。

冬の災害に備える_防寒具

寒さは足元から

 避難所などでは床が冷たく足元から冷えてきます。スリッパや厚手の靴下、毛布などを用意するほか、断熱できるシートなども用意しておくと良いでしょう。

 

火災への対策

 寒さが厳しい冬季は、どこの家庭でもストーブなどの暖房器具を使用しています。そのため夏季と比べて格段に火を使うことが多くなります。地震など災害発生時には、特に火災に気を付けなければなりません。二次災害を防ぐためにも次のことに注意してください。

 

まず消火を

 最近の暖房器具には耐震自動消火装置が付いているものが多くなっていますが、揺れを感じたときは、火が消えているか必ず確認してください。もし火が付いている場合は一度消火し、ガスが漏れている音やにおいはしないか、灯油タンクに異常はないか、油漏れが起きていないか、暖房器具の周りに燃えやすいものや落下物などによる危険はないかなどをしっかり確認してください。

冬の災害に備える_板紡機具の周辺に注意

周囲のガス漏れなどにも注意を

 地震発生後は、自分の家だけではなく、隣近所などにも声を掛け、お互いにガス漏れなどの異常がないかを確認してから火を使うようにしましょう。

 

ろうそくは使わない

 停電時にろうそくを使用すると,その火が引火する可能性があり危険です。懐中電灯などを使いましょう。

 

問い合わせ先

総務部防災担当

〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号

電話 0134-32-4111(内線 441・442)

ファクス 0134-25-9955

メール bosai-tanto@city.otaru.lg.jp

お問い合わせ

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住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
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