平成24年12月3日 塩谷小・中学校保護者・地域との合同懇談会(会場:塩谷小)

公開日 2020年11月06日

更新日 2020年12月18日

参加人数

保護者15名、地域9名、校長2名・教頭2名・教員1名、その他3名

懇談事項

塩谷中学校の統合時期等について

懇談内容

教育委員会からの説明概要

  • 塩谷中学校と長橋中学校との統合時期を平成28年4月とする。
  • 統合に関係する小中学校5校の保護者、教員、地域の代表を構成員とする統合協議会を設置し、統合に向けた準備を行う。

 

懇談会の意見と回答

保護者から

  • 平成28年4月の統合は、塩谷中学校をきちんと終了することができ、新しい学校づくりを並行して行うためにも妥当な時期であるとの意見や、中学校の進学をゆっくり考えることができる環境が与えられよかったとの意見があった。
  • 塩谷では、他人が子どもを叱っても怒る保護者は少ない。子どもたちは、塩谷に誇りを持っており、それを無くさない教育ができる学校にしていってほしいとの意見があった。
  • これから生きていく上で根本となるのは心を作るということであり、自信を持って社会に、日本だけでなく世界にも出ていかなければいけない時代である。グローバルな子どもに育つよう、大きな目標を立て、新しい学校づくりを進めてほしいとの意見があった。
  • 統合までの間、塩谷中学校の生徒数が少なくなると考えられるが、教員数の関係で学力に極端な差が出ないよう配慮してほしいとの意見があり、教員定数は学級数に応じて決まるが、小規模校に対する配慮について、北海道教育委員会と相談したい旨説明した。また、近隣の学校の協力を得て、時間講師的に教科の先生が教えることなども検討したい旨説明した。
  • 統合までの間に、統合校の状態を改善してほしい。塩谷は、地域の方々の協力もあり、楽しく過ごせる学校になっている。統合校も地域の方や保護者が関わって変わっていくということはないかとの質問があり、塩谷中学校や地域の皆さんでやっていることを統合校に持っていき、統合校を変える気持ちでお願いしたい、教育委員会も精一杯支援をさせていただきたい旨説明した。

 

地域から

  • 学校再編の目的、再編は子どもたちのためになるということを説明してほしいとの意見があり、塩谷地域は小学校、中学校ともに単学級で、9年間、交友関係が同じ状況となり、良い面もあるが、人間関係、友達関係が固定化する。学校再編により、子ども自身が大人数の中で切磋琢磨しながら育つことができ、社会性が養われる。また、本市の財政状況もあり、学校施設の整備が難しい面もあったが、学校再編を一つの契機として学校施設の充実を図ることができることを説明した。さらに、花園小学校の事例から、複数学級となったことで、子どもたちが互いに刺激を受け前向きになっていること、先生同士が授業の進め方の話し合いができるようになったこと、また、学校行事に活気が出たことなどを紹介した。
  • 教育委員会として、小樽の子どもをどう育て、小樽の社会をどう創るのかが教育に課せられた大きな課題であるとの質問があり、学校教育推進計画の中で、子どもたちに夢と誇りを持たせる、逞しく生きてほしいとしており、心を育てる教育の充実を図っていきたいと考えている旨説明した。
  • 地域の中で子どもを育てる、地域や家庭を抜きに、学校だけで子どもを教育するということにはならない。この先の教育については地域の関わりが必要であると考えるとの意見があり、これからの教育のキーワードは連携であり、地域、保護者、学校が連携して、小樽の恵まれた教育資源をいかに学校教育に活用していくかである。また、小中連携や中高連携などのほか、今後コミュニティスクールについても古くから地域と学校の結びつきが強い小樽の特殊性として考えなければならない。地域や保護者、先生などと一緒に考えていくことをきっかけに、これまであった小樽市の教育を新しい方向に向けていきたいと考えている旨説明した。
  • 塩谷は伊藤整の故郷であり、伊藤整という名前が子どもたちに語り継がれるような、子どもたちに夢を与えるような教育をしてほしいとの意見があり、その意を受け止め、統合校に伝えたい旨説明した。
  • 小樽市長が教職員の人事権を持つ市立の小中学校を作る考えはないかとの質問があり、学校設置者は市町村であるが、法律により小中学校の教職員の給与は国と都道府県が負担しており、市町村は負担していない。教職員の人件費を全て市で負担するということは困難である旨説明した。
  • 新しい学校づくりと捉え、全国的にも事例が増えている小中一貫校はあり得るのではないかとの質問があり、本来の一貫校ではないが、将来的に小中連携を行いたいと考えている旨説明した。
  • この後の3年間、保護者も心配しているとおり、塩谷中学校の子どもたちの教育水準が落ちないように配慮してやってほしい。また、統合校の生徒指導についてもよろしくお願いしたいとの要望があった。

お問い合わせ

教育委員会教育部 市立学校適正配置
住所:〒047-0034 小樽市緑3丁目4番1号
TEL:0134-32-4111内線7533
FAX:0134-33-6608
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