健康おたる21 I.計画策定の背景と目的

公開日 2020年12月03日

更新日 2021年04月06日

 わが国は、近年の生活水準の向上や医学の進歩により平均寿命が急速に延び、世界でトップクラスの長寿国となりました。しかし、一方では、人口の高齢化とともに、食生活や運動不足に起因する「生活習慣病」が増えて、痴呆や寝たきりなどで要介護の状態になってしまう人も増えています。このことは、医療や介護のための費用増大によって個人や社会の負担が増えるばかりでなく、市民一人ひとりの「生活の質」の低下につながるために、深刻な社会問題となっています。

 このような状況のなか、国では、すべての国民が健康で明るく元気に生活できる社会の実現を図るため、早世(早死)や要介護状態を減少させ、健康寿命を延伸させることなどを目標として、今後10年間の計画として2000年度(平成12年度)に「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を策定いたしました。そして、平成14年8月に公布された健康増進法のなかで、自治体にたいして健康増進の推進に関する施策として健康増進計画を定め、公表することを求めています。

 小樽市においては、これまで保健所が中心になって、健康教育や健康相談、健康診査などをとおして、健康づくりを進めてきました。65歳以上の高齢者の割合が25%を越えた現在において、これまで以上に、健康を増進し発病を予防する「1次予防」に重点を置いた対策が重要になっています。

 しかしながら、いままでのやり方を強化する方法では限界があります。健康の大切さをわかっている人でも、毎日健康的な「行動」をしているとは限りません。「健康になること」を目的に生きているわけではないからです。その人にとって「健康である」とか、「健康だから自分の楽しみや夢を実現できる」といったことは、一人ひとりの健康観や人生観に深くかかわっているため、行政が具体的な行動計画まで決めて導いていくという方法は有効ではありません。

 これからは、個人の自由な意志決定や選択を尊重し、その人の健康づくりの取り組みを、社会全体で支援していくことを、小樽市の実情にあった方法で進めていかなくてはなりません。そのためには行政だけでなく、専門団体や地域団体、民間企業などのさまざまな社会資源が連携しあうことが必要となります。「健康」をテーマに連携し合うことで、さまざまな新しい出会いが生まれることも期待できます。

 わたしたちが暮らす小樽を「心豊かで健康なまち」として実感できる健康づくりを進めていくため、「健康おたる21」を策定いたしました。

 

お問い合わせ

保健所 健康増進課
住所:〒047-0033 小樽市富岡1丁目5番12号
TEL:0134-22-3117
FAX:0134-22-1469
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