市長記者会見記録令和2年9月24日

公開日 2020年09月24日

更新日 2021年01月06日

市からのお知らせ

 

下記のとおり、市長から発表がありました(午前11時~)

(総務部長)

 定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を開催します。お手元の次第にあるとおり、本日は市の取り組みについてのお知らせが3点あります。それでは、市長からよろしくお願いします。

 

(市長)
おはようございます。それでは9月の定例記者会見を始めさせていただきますので、よろしくお願いします。8月20日(木)に小樽市立病院における新型コロナウイルス感染症の集団感染、クラスターの発生について、私の方から公表させていただきました。その後9月1日(火)に市立病院に勤務する診療放射線技師の感染が確認され、2週間ほど感染者の発生はありませんでしたが、9月14日(月)に同院の女性看護師、また9月17日(木)には同院に入院されていた患者さんの感染が確認されたことから、市立病院のクラスターについては、いまだ収束には至っていないものと認識しており、予断を許さない状況が続いています。市民の皆さんには、入院病床の一部制限などご迷惑をお掛けしていますが、院内での感染の拡大と重症者の発生を最小限に抑えるため、また、市中での感染を防ぐため、引き続き万全を期していきたいと考えています。

 令和2年度小樽市議会第3回定例会については、早期の事業着手の必要性から先議いただいたものを除き、昨日9月23日(水)の最終本会議で提案した、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した本市独自事業の第5弾を含む補正予算関連議案6件、条例案1件、その他の議案1件、補正予算の追加提案議案1件、その他報告案件や人事案件等について、全て可決、同意をいただきました。閉会中審査となる決算関連議案14件については、週明けの9月28日(月)から10月1日(木)までの4日間の日程で開催される決算特別委員会で審議いただくことになっています。

 続きまして、お手元の次第にある市の取り組みについてお知らせします。まず、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した本市独自事業「まるごと小樽プレミアム付商品券事業」についてです。お手元の資料をご覧ください。新型コロナウイルス感染症の経済への影響を緩和し、幅広く市民の皆さんの消費を喚起するため、「まるごと小樽プレミアム付商品券事業」を実施します。この商品券は、額面1万3000円を1万円で販売するもので、1枚1000円の13枚綴りとなっており、30%のプレミアムが付いています。この13枚の内訳としては、市内に本社・本店がある店舗が登録できる地域応援券が6枚、市内全店舗が登録できる市内共通券が7枚となっています。地域応援券は、地元企業を応援するためのもので、市内に本社・本店がある店舗では、地域応援券6枚と市内共通券7枚を合わせ、1冊13枚全ての商品券を利用できることとなります。商品券の購入については、10月16日(金)までに事前申し込みが必要となっており、申し込み後に発送される購入引換券をご持参の上、市内12の郵便局でお買い求めください。申込方法は、本日9月24日付けの朝刊に折り込んだチラシに掲載されている専用はがきの他、一般のはがきやホームページからも申し込むことができます。多くの市民の皆さんに購入していただけるよう1人2冊までという上限を設けていますが、購入希望が販売数の5万冊を超える場合は、1人1冊までとすることや、抽選などの対応も予定しています。多くの皆さんに購入いただき、消費を通じて市内経済の回復につなげていきたいと考えていますので、周知についてご協力をお願いします。

 次に、小樽市合同墓拡張工事の完了についてです。お手元の資料をご覧ください。小樽市合同墓については、本年5月より拡張整備の工事を行ってきましたが、先般、工事が完了し、8月31日(月)から供用開始となっています。小樽市合同墓は、少子高齢化や核家族化などにより、お墓の継承ができない方や身寄りがない方、経済的にお墓を建立することができない方、お骨を自宅で保管するなど納骨が困難な状況にある方などに使用していただくため、平成24年10月、3000体のお骨を埋蔵することが可能な施設として、中央墓地に開設しました。開設当初は、年間60体、50年間で3000体の埋蔵を想定していましたが、想定を上回るペースの埋蔵が続き、令和元年度末には2500体を超え、令和2年度中にも埋蔵可能容量を超える見込みであったことから、拡張整備を実施したものです。毎週金曜日に行っている合同墓への埋蔵に支障がないよう、日程を調整しながら工事を行ってきましたが、ようやく先月31日に工事が完了し、供用開始となったところです。今回の拡張工事により、さらに3000体分を増設し、最大で6000体の埋蔵が可能な施設となりましたので、市民の皆さんには安心してご利用いただけると考えています。

 最後に、令和2年度第71回小樽市文化祭の開催についてです。お手元の資料とチラシをご覧ください。令和2年度第71回小樽市文化祭を10月7日(水)から開催します。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、開会式や美術市展などの公募展は行わず、規模を縮小して開催することとなりました。美術館会場では10月7日(水)から10月18日(日)までの2週間、写真展、盆栽展、合同華展、和紙ちぎり絵展、山草展を開催します。また、11月3日(火・祝)の文化の日には、小樽市民センターでオールディーズバンドのライブステージを行うことになっています。展示やステージは無料でご覧いただけますので、ぜひ多くの市民の皆さまに足をお運びいただければと思います。なお、ご来場の際には、マスクの着用や手指の消毒などの感染防止対策へのご協力をお願いします。

 私からは以上です。

 

 

報道機関から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(読売新聞)
商品券について、券が6枚と7枚の2種類あるということですが、使う側は、どこで使えるかをどう見分けるのですか。

(市長)
基本的には色分けされていますが、詳しくは担当からご説明させていただきます。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
確かに、どこで使えるかのをどう見分けるかが大変難しいところです。一つは、商品券2種類を水色やピンクに色分けして、同じ色のポスターやステッカーをお店の入り口やレジ周りに貼ってもらって、視覚的にわかるようにしたいのと、もう一つは、販売する際にお渡しする冊子に、使えるお店の一覧を掲載して、そこで確認していただけるようにしたいと考えています。

(読売新聞)
ざっと言うと、小売店と大型店みたいなイメージですか。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
市内に本社・本店がある店舗とそれ以外となりますので、大きく言うと、いわゆる大型店と、地元の商店街や市場などのサービス業・飲食といった区分けになるかと思います。

(市長)
これについては、議会からも「混乱するのではないか」というようなご指摘もいただいていますので、できるだけ事前に周知を徹底して、市民の皆さんの混乱を招かないように対応したいと思っています。

(北海道新聞)
商品券2種類を水色やピンクに色分けするということですが、どちらがどの色になりますか。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
まだ2色にするというところまでしか決まっていませんので、近日中に決めたいと思います。

(北海道新聞)
今日の新聞にチラシが折り込まれていたと思いますが、今日の折り込みには何枚くらい入れていますか。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
3万7〜8千枚です。その他にも市内のスーパーやサービスセンターにも配置するように交渉を進めているところです。

(読売新聞)
取扱店募集のチラシも入っていますが、「取扱店募集」ということは、市内全店で使えるものではないのですか。どういう仕組みなのか説明をお願いします。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
使えるお店についは、いわゆる小売りに限らず、全業種が登録できます。基本的に業種の縛りがありませんので、反社会的勢力等を除き、小樽市内の店舗であれば登録できます。これが地域応援券と市内共通券を使えるお店に分かれる、といった仕組みです。

(市長)
少し主旨が違うと思うのですが、すべてのお店で可能ですが、事前に登録いただくことによって、預貯金口座などを確認して、最終的に精算をします。そのために、あらかじめ届け出ていただくという作業が必要になってくるわけです。

(読売新聞)
登録が必須ということですか。

(市長)
そうです。

(小樽ジャーナル)
登録している商店名を見てから申し込むことはできるのですか。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
現在、申し込みと並行して登録店を募集しており、9月21日に募集チラシを新聞折り込みしたところですので、登録店を確認してから申し込むというのは、現状では出来ない状態です。

(小樽ジャーナル)
店舗の登録と、私たちがはがきやホームページで申し込むのが同時期ということですね。

(市長)
そうですね。ほとんど同時でいきます。

(産業港湾部商業振興担当主幹)
購入の段階では、冊子をお渡ししますので、確認していただけるのですが、引換券を申し込む段階では確認できない状態になっています。

 

(北海道新聞)
改めて市長からプレミアム付商品券への、市内の消費喚起への期待感というのをお伺いできますか。

(市長)
以前にも申し上げましたが、いろいろな社会的な要請や各団体からの要望にお応えしてきましたので、プレミアム付商品券を発行する時期が、他の自治体に比べて少し遅くなっています。今回ようやく実現できまして、事業規模も7億円と大変大きくなっていますので、ぜひ多くの皆さまにご利用いただき、消費を通じて自治体経済を支えていただければと思っています。

(北海道新聞)
市立病院のクラスターの収束宣言について、どこかの段階で市立病院が主語となって出すことになると思うのですが、市中感染のときとは状況が違うと思いますので、どれくらいを目途と考えていますか。

(市長)
今、想定しているのは2週間という期間を目安に判断させていただこうかなと思っています。9月の上旬に感染者が確認され、9月16日までの間に感染者が出なければ9月16日には収束宣言を、という予定でいました。残念ながらその間に感染者が出てしまいましたので先送りしていますが、一応2週間を目途に判断をさせていただきたいと思っています。

(北海道新聞)
最後に感染者が確認されたのが9月17日(木)ですので、そこからの2週間ということですか。

(市長)
そうですね。クラスター関連では17日が最後です。最終的には病院局とも相談しますが、一応目安としては2週間と考えています。病院という性格上のこともありますので、市中感染のときとは少し考え方を変えて対応したいと考えています。

(北海道新聞)
そうすると、何もなければ(クラスターに関連した感染者が確認されなければ)10月の頭には収束宣言をするということですか。

(市長)
そういうことです。

(読売新聞)
院内感染を絶対に止める手立ては無いのかもしれませんが、残念ながら出てしまって、亡くなった方もいらっしゃったということで、今後へ向けて、ここを改善できないかというところはあるのでしょうか。

(市長)
今まさに現場で対応している最中ですので、これからいろいろな事案を最終的に検証しながら、これから対応について考えていこうと思っています。ただ、今はできる限りのことを現場で対応させていただいていますが、これから一定程度検証しなくてはいけないと思っています。その際に考えたいなと思っています。

(読売新聞)
前回「しゅうそく」という言葉について、「終息」ではなく「収束」だということをおっしゃっていましたが、その言葉遣いは今回も同様ですか。

(市長)
同じですね。

(読売新聞)
核の最終処分場選定問題ですが、確か前回の会見で寿都町長と電話でお話ししたとおっしゃっていましたが、その後、神恵内村も出たりしていますが、直接あるいは後志の集まりといったことも含めて、やりとりや接触などはありましたか。

(市長)
あの後、神恵内村の動きがありましたが、特に表立っての動きはありませんし、寿都町は町内で住民説明会が開催されますし、神恵内村では議会で議論されるという状況の中で、今は地域の状況を静観していこうと考えています。いろいろな場面でこの問題に対してコメントを発することは、地域の動きを見ながら判断したいと思っていますので、この間の動きは特にありません。

(読売新聞)
よその自治体それぞれの判断ということには当然ありますので…

(市長)
そして今まさに議論が始まったり、始まろうとしたりしていますので、それは少し様子を見ようかと思っています。

(読売新聞)
同じ後志の中で2箇所出てきて、無理やり聞くわけではないのですが、印象というか、今何かおっしゃられることはありますか。

(市長)
寿都町のときにもお話ししましたが、過疎地域と言われている町村というのは、若い世代がどんどん出て行って、基幹産業が特にコロナの影響で大きなダメージを受けていて、それぞれの自治体がこれからのまちづくりの在り様というか、将来展望を描けないというその苦悩の中でこういった選択をされてきたのだろうなと思っています。ですから、そのことを国にもしっかり理解してもらいたいなと思っています。

(STV)
明日から開催される住民説明会、国の説明会についても何か市長からコメントがあればお願いします。

(市長)
特に無いです。ただ、様子はしっかりと拝見させていただきたいと思っています。

(総務部長)
他にございますか。無いようであれば、以上をもちまして本日の市長定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

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