FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和2年1月6日放送分

公開日 2020年01月13日

更新日 2021年01月06日

音声ダウンロード

音声データダウンロード(1月6日放送分)29分(外部サイト:YouTube)

 

  • 「明日へ向かってスクラムトライ!」の活用について
  • 昨年を振り返って
  • 新年の抱負、展望

 

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

 

前半

FMおたるパーソナリティー)

「明日へ向かってスクラムトライ!」、令和2年最初の放送です。新年明けましておめでとうございます。今日は新年最初の番組ということで、小樽市の職員の方の登場はなしということで、迫市長に30分たっぷりとお話を伺ってまいります。小樽市長迫俊哉市長です。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)

よろしくお願いいたします。そして村岡さん、市民の皆さん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

FMおたるパーソナリティー)

今年もよろしくお願いします。さて、暦の上では長い人では今年のお正月は9連休だったそうですが、市長はどんなお正月をお過ごしになったんですか。

 

(市長)

そうですね。私もお陰さまで9連休になりましたが、13日からは会合があったりとか、4日には町内会の新年会に出たりとかで、もうすでに仕事はスタートさせていただいています。

 

FMおたるパーソナリティー)

お疲れ様でございます。

 

(市長)

比較的、のんびりしたお正月を過ごせたなと思っていますが、新年になりますと、もうすぐ市役所では人事の編成とか、新年度予算の編成とか、その一方で2月の中旬ぐらいまではそれぞれの団体・組織の新年会などにお招きいただいてますので、しっかり休みながらこれからのまちづくりのことも考えながら時間を過ごさせていただきました。少し街にも出たんですね、年末年始にかけて駅周辺とか、堺町通りにもたくさんの観光客の皆さんがお見えになっていて、大変うれしく思いましたね。

 

FMおたるパーソナリティー)

そういう意味では観光客の方に毎年来ていただけるような、そういうまちづくりというのも、これから必要になってくるということですね。

 

(市長)

そうですね。確かに多くの観光客の皆さんに現在来ていただいていますが、小樽観光の持続性といいますか、これからも多くの皆さんに小樽にお越しいただけるような観光戦略をしっかり考えていかなければならないという思いも新たにしたところなんです。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい。観光客の方に何度も来ていただけるようになるということは、住んでいる市民の皆さんが住みよい街であるということも大事になってくるということですね。

 

(市長)

そうですね。その通りだと思います。

 

FMおたるパーソナリティー)

新年最初のスクラムトライということなんですが、実は平成30年の10月からこの番組スタートしたんですよね。

 

(市長)

はい、そうですね。

 

FMおたるパーソナリティー)

市民の皆さんを中心に、いろいろな市政情報とか、市役所のお仕事、また生活に関する耳寄り情報などもこの番組の中ではお伝えしていただいたんですが、少しでも市民の皆さんに役立ってもらえたらなという思いでやっているんですが、市長としても市民の皆さんと対話する機会にもなっているんじゃないかなと思うんですね。

 

(市長)

そうですね。私の政治姿勢の一つというのが対話の重視ということなんですね。いろんな方々とお話をしていく中で、まちづくりのアイディアだとか、あるいはヒントをいただけるんだろうと思っていますし、実際そうなんですね。そう感じているんです。市役所の能力が足りないということではなくて、市役所だけのアイディア、ヒントだけでは十分ではないですから、できるだけ多くのアンテナを張って、市民の皆さんの声を聞くということは考えていかなければなりませんし、必要だと思っていますので、この番組のリスナーの皆さんからも市政の要望をいただいていますが、それに対して私もお答えする、そういう双方向性といいますか、お互いにやり取りができるこの機会というのは、とてもまちづくりを進めていく上で大事だと思っているんです。私どもが目の届かない所ってありますよね。そういうところに目を配っていただいている市民の皆さんのご意見をいただけるというのは、とても貴重だなと思っていますね。

 

FMおたるパーソナリティー)

この番組の中で寄せられたご意見を参考に観光客の方向けの案内看板もできましたし。

 

(市長)

そうですね。そういうこともありました。

 

FMおたるパーソナリティー)

そういう意味では、ぜひ多くの皆さんにこの番組宛にもご意見を頂戴できると嬉しいですよね。

 

(市長)

そうですね。すべてを実現できるわけではありませんが、可能な限りご意見にお応えしていきたいなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

そして、お仕事がお忙しいなか、市役所の職員の皆さんにも毎回ご出演をいただきましてお話をしていただいてますが、それぞれの仕事が、多岐にわたって、そういう市役所のお仕事を市民の皆さんに知っていただくという上でもいい機会になっているのかなという感じがしますね。

 

(市長)

そうですね。私と一緒にこの番組に出てもらっている職員はだいたい30代の職員が多いんですが、1つには市民の皆さんに市役所はどんな仕事してるんだろうかということを知ってもらうことは大きな目的なんですが、それとは別に市役所の職員の人材育成の観点から、15分という限られた時間の中で、しっかりと市民の皆さんにどうお伝えしていくか、あるいはこういう生放送の番組に出て、うまくお話ができるというチャンスにもなりますので、ある意味、人材育成の面からも大変有意義だと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

引き続き、市役所職員の皆さんにはね。

 

(市長)

そうですね。職員は職員でいろいろ準備があって、苦労していると思いますが、それはそれで一つの訓練になるんだと思います。

 

FMおたるパーソナリティー)

引き続き、よろしくお願いします。さて、昨年一年を振り返ってみますと、全国的には私たちのこれまでの経験だとか想定をはるかに超えた自然災害に見舞われることになりましたよね。特に9月の台風だとか大雨は本当に大変な状況だったと思いますが、これは決して他人事ではなくて、やっぱり私たちも考えていかなければいけないという大きなところがありますよね。

 

(市長)

そうですね。今、村岡さんがおっしゃるように他人事ではないんですね。これまでいろんな災害があって、たとえば東日本大震災が起きた、津波が発生しました。で、その時には我々は津波から市民の皆さんを守るための対策というのを考えてきたんですね。それから胆振東部の地震の時には、ブラックアウトになりました。停電の対策を練らなきゃいけないということで、対策を講じてきたんですが、今回本州の台風15号、19号ですとか、あとは集中豪雨で、これは河川の氾濫でしたよね。堤防が決壊したということで、これは我々にとって新たな宿題、新たなテーマが突きつけられたと思ってるんですよ。ですから今、市内では、氾濫する可能性の河川として銭函の星置川と新川というこの2つの河川を指定してるんですが、これからは今までやってきた防災対策に加えて、河川の氾濫浸水、こういうことへの対応もしっかりやっていかなきゃならないなと思いましたね。

 

FMおたるパーソナリティー)

こうした市民の皆さんが安心して安全に暮らせるまちづくりというのがこれからも必要になってくるというのがありますね。

 

(市長)

そうですね。市長としていろんなことはやっていかなければいけませんが、その根底にあるのは市民の皆さんが安全で安心して暮らせる、その環境づくりということになるんですが、近年の状況を見てますと、地球の温暖化によると言われていますが、災害対応を十分念頭に置きながらまちづくりを進めていかなければいけないなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

そうですね。そして、昨年は小樽市出身のスポーツ選手とか、作家の方々が大変活躍された年でもあったんですね。

 

(市長)

そうですね。これは大変、小樽にとって嬉しいニュースでしたね。いくつか挙げさせていただきますと、直木賞の最終選考にノミネートされました作家の朝倉かすみさんがそうですし、スポーツで言うと、もう皆さんご存知の通り陸上の小池祐貴選手、これは100メートルで10秒を切りましたよね。日本人の3人目ということでしたけれども小池祐貴選手、それからコンサドーレの菅大輝選手、これはサッカーのアンダー22ですか、日本代表ということですね。オリンピックにそれぞれ、出るんじゃないでしょうか。

 

 

FMおたるパーソナリティー)

おそらく、最も近いでしょうね。

 

(市長)

今年はオリンピックですが、そういう意味でも楽しみですが、また、北照高校も夏の甲子園で。惜しい試合でしたけどね、十分健闘してくれたなと思っています。さらに多くの方々に活躍してもらいたいなと思っていますし、これ以外でも、市民の皆さん、市内の高校生中学生の皆さんが市長のところに「全国大会いってきますよ」というご挨拶も来ていただいてますが、大変元気づけられますね。確か朝里のホーネッツという少年野球のチームも今年全国大会にでるということでご報告に来ていましたが、ぜひ全国大会での健闘を期待したいなと思っています。

 

 

FMおたるパーソナリティー)

さて、小樽市政の昨年なんですが、市長、振り返ってみられていかがでしたでしょうか。

 

(市長)

そうですね。いろんなことがありましたが、市長になってまず取り組まなければいけないなと思っていたいくつかの案件の一つが海上技術学校、国が廃校を決めたんですが、なんとか小樽に残ってもらいたいということで、国土交通省ですとか、運営しているのが海技教育機構というんですが、この機構にもお願いいたしまして、昨年の4月に小樽に残していただくことで決定しまして、学校側とすれば教育の高度化ということを目的として、これまでの高校ではなくて短大ということで小樽に残していただけるということになりました。今年の3月に廃校になります小樽商業高校を北海道の教育委員会から譲り受けまして、そこに海上技術短大を来年の4月開校を目指していろいろな改築ですとか、準備に取り組んでいかなければいけないと思うんです。これは市長になってすぐ取り組まなければいけない問題だったので、何とか小樽に残ってもらうことになって、これは大変嬉しく思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

海技短大だけではなくて、入った後もまだスペースがあるんだそうですね。

 

(市長)

そうですね。今、市内の公共施設を将来に向けて、人口も減っていきますからね、そういうことも踏まえて再編計画を、今、作っている最中なんですが、空いた施設には、今考えているのは東山中学校に入っています市の教育委員会ですとか、これはまだ決定ではありませんが、うまくスペースの中に収まるようでしたら旧堺小学校に入っている高等看護学院、こういうものも一つの施設の中に入れて、新たな文教施設、隣は商科大学がありますので、そういう意味では新たな文教地区の形成を進めていきたいなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

そして昨年は日本遺産、よく小樽の街でも聞こえるようになりました。

 

(市長)

そうですね。私どもとしてはまだまだ取り組みは十分ではないなと思ってるんですが、一昨年には北前船というストーリーで、他の全国の確か45の自治体と一緒に認定を受けていますし、去年の5月には炭鉄港ですね、石炭、炭鉱の炭、それから鉄は室蘭の鉄、あるいは鉄道、港は小樽港の港ということで、こういう歴史的な産業遺産を文化庁の方から認定していただいていますが、ちょうど明日市役所の中で会議がありまして、小樽単独で小樽にとっては三つ目の日本遺産の認定を目指そうということなんですね。全国でも3つの日本遺産に認定していただいている自治体というのは本当に数少ないんですよね。2020年まで100の日本遺産というか、ストーリーを文化庁は選定するということにしてるんですが、もう80いくつ決まっていますから、残された数というのは10いくつしかありません。非常に狭き門になっていますが、なんとか選定していただけるように、最後の最後まで努力していきたいと思いますし、結果は今年の5月くらいにははっきりするんじゃないかと伺っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

小樽単独の日本遺産を目指して三つ目の日本遺産となると、全国的にも珍しい街になるということですからね。

 

(市長)

そうですね。ただ、北前船にしろ、炭鉄港にしろ、日本遺産に認定されて終わりではないんですよね。あくまでも日本遺産に認定されて、それをまちづくりに活用して多くの方々に観光客としてお越しいただいて、町の活性化につなげていくというのは最後の目的ですから、まだまだ選定されるだけではなくて、しっかりまちづくりに生かしていくっていうことが必要だと思いますね。

 

FMおたるパーソナリティー)

わかりました。さあ、そしてナホトカ市の少年少女使節団が昨年は小樽にいらっしゃったということもありまして、小樽市の公式使節団がナホトカ市ウラジオストク市を訪問するという機会にも恵まれたんですよね。

 

(市長)

そうですね。私が訪問したのは10月だったんですが、これはある目的がありましてね。姉妹都市のナホトカは表敬訪問だったんですが、ウラジオストクというのは、新千歳空港とウラジオストクの間の直行便が就航しています。これを何とか小樽観光につなげることができないかということで、ウラジオストク、ナホトカもそうですが、小樽観光のプレゼンテーションを行ってまいりました。今年もナホトカに行く機会があるんです。5月にナホトカが市制施行70周年を迎えるということでご招待を受けていますので、その機会に現地を訪問して、さらに小樽の観光PRをウラジオストクと、ナホトカはちょっと時間的に難しいかなと思っているんですが、ウラジオストクでは現地の旅行会社を集めて、さらにプレゼンテーションをしっかりやっていきたいと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

盛りだくさんの内容の昨年一年だったんではないかと思うんですが、新しい年、今度は令和2年と、2020年ですね、小樽市のその展望、また迫市長の抱負を後半ではお聞かせいただきたいなと思うんですが。

 

(市長)

振り返ってみますと、一番大きいのは人口の減少の問題ですとか、特に人口の減少の中でも少子化対策というのをしっかりやっていかなきゃいけないなって思っています。全国的に見ても生まれてくるお子さんの数が90万人を割ったという記事がありましたよね。想定以上のスピードで進んでいる。一方、小樽もピーク時には3000人を超えてたんですね、一年間で生まれるお子さん数。今は500人を切っていますから、6分の1まで落ちているわけです。この20年間を見ても半分になっていますから、これから将来のまちづくりを考えていくときにいろんなことをやっていかなければなりませんが、その根底にあるのは先ほども言った市民の皆さんの安全安心に備えるということもそうですが、なんとか子育て世代の方々に小樽に住んでいただいて、安心して子育てができる環境づくり、安心して働いていける環境づくり、こういうものを重点的にやっていかなければならないと思ってるんですね。この問題というのは、何かやればうまくいくということではない、いろんなことを組み合わせてやっていかなければいけませんので、これを歩みを止めることなくといいますか、着実に前に進めていきながら子育て世代の方々をターゲットにした施策、事業を積み重ねていく必要があるんだろうと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

そうですね。これは小樽だけではなくて、全国的な課題というか、問題でもあるんでしょうけど。

 

(市長)

そうなんです。地方都市全体の課題ではあるんですけれどもね。国立社会保障人口問題研究所というところがあるんですが、2045年、何もしなければ小樽の人口は半分になる、半減するという想定をしていますから、何もせずにこのまま終わるわけにはいきませんので、しっかり将来に備えていく必要があると思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

そういう意味では、小樽の特色を生かしたといいますか、山、川、そして海という自然にすごく恵まれた場所でもありますし、特に炭鉄港の中にもありますが、港を生かしていくというまちづくりも必要になってくるのかなという感じがしますね。

 

(市長)

そうですね。私自身思うのは、日本遺産もそうですが、日本遺産は文化、歴史という小樽の強みを生かして行けますし、もう一つは、今、村岡さんがおっしゃるように海、港だと思っているんですね。去年はクルーズ客船が29回寄港しました。昨年の秋にポートセールスということで東京の船会社さんを回ってきましたが、小樽の持つこの地理的優位性というんですか、札幌に近いだとか、港が町に近いだとか、後背地にニセコがあったり倶知安があったりということで、非常に地理的優位性が高くて、まだまだこれからもクルーズ客船を小樽に寄港させたいというお話もあったんですね。大変心強く感じてます。今年も去年を上回る想定をしていますし、毎年着実にクルーズ客船がこの小樽港に寄港できるように積極的にPRしていかなければいけませんし、今、ちょうど小樽駅を真っ直ぐ下がったところの第3号ふ頭を整備していますので、より大きなクルーズ客船が第3号ふ頭に整備できる日が、数年後になるんですが来ますので、それまでしっかりと小樽港の発展のために、もちろん物流が中心ですけれどもね、フェリーも新潟と舞鶴の間に就航していますが、これも小樽の強みですのでしっかり取り組んでいきたいと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

観光客の方はもちろんですが、市民の方も訪れて観光客の方と市民の皆さんの交流が生まれる、そんなスペースになるといいですよね。

 

(市長)

そうですね。今、民間の方々が中心になって第3号ふ頭の基部と言っていますが、ふ頭ではなくて基部の方に何か観光客の皆さんが楽しめる空間だとか、あるいは市民の皆さんと交流できる空間なのかということで、今、取り組みを進めていまして。国土交通省のメニューの中に港オアシスというのがあるんですね。わかりやすく言うと道の駅みたいな機能を港の中に作るということなんですが、これは何とか今年中に国土交通省に申請して、港オアシスを小樽の中で展開できるようなことに取り組んでいきたいなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい。ますます今年が楽しみになってくるなという感じもするんですが、楽しみといいますと、2020年オリンピックがいよいよ今年開催されるということになりますね。

 

(市長)

そうですね。

 

FMおたるパーソナリティー)

昨年、本当に降って湧いた話ではあるんですが、マラソンと競歩が北海道札幌で行われるということになりました。

 

(市長)

そうですね。急遽決まりまして、何となくコースも描けてきたなということで、新聞なんかでは見ていますが、何とか成功に繋げたいなと思っていますし、小樽市に対しても組織委員会だったでしょうか、職員の派遣要請がありまして、小樽市からも1名若手職員を勉強のためでもありますが、派遣したいなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

素晴らしい機会でもありますよね。

 

(市長)

それともう一つは去年のラグビーのワールドカップの時もそうでしたが、欧米の方々を中心に小樽にお越しになられてますよね。

 

FMおたるパーソナリティー)

そうでしたね。

 

(市長)

ですから札幌でオリンピック、サッカーがあって、マラソンがあって、競歩があってということになりますと多くの外国人の観光客の皆さんが小樽に足を伸ばしていただけるような方法をしっかり考えていかなきゃいけないなと思っていますね。ある意味、世界に小樽を発信する機会にもなるわけですから、これは一つのチャンスと捉えまして、しっかりとPRできるようにやっていきたいなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい。いろいろと伺ってまいりましたが、早いものであっという間にお時間が来てしまったんですが、最後に新春を迎えまして今年一番の重要課題、市長が関心を持っていらっしゃることがありましたら、お伺いしたいなと思うんですが。

 

(市長)

はい。実は年末に少し時間がありまして、小樽と商科大学との共同研究ということで人口の問題を議論していただいたんですね。その一環として、人口半減社会と戦うという本を発刊しているんですね、商大の先生方が中心になって執筆されているんです。これは休暇中に読ませていただいたんですが、人口対策、先ほども言いましたように、2045年には何もしなければ半減してしまうわけですから、これにどう臨んでいくかということが最大のテーマだと思っているんですね。この本、大変示唆に富んだ内容だなと思っていますが、この本の帯に「人口を増やす産業はあるのか。観光重視は果たしてプラスか」というテーマが付されてます。

 

FMおたるパーソナリティー)

ちょっとぐっときますね。

 

(市長)

はい。ただ読んでいきますとね、人口を増やすためにはさまざまな産業のバランスをとっていく必要があるんだと言うことに帰結していまして、観光重視は果たしてプラスか、ではないんですね。観光は観光でそれは重要だという認識ではあるんですが、いろんな産業のバランスを取りながらまちづくりを進めていくことと、これは皆さん意外かなと思われるかもしれませんが、公共交通ですね、市民の皆さんの利便性を図るための公共交通をしっかり維持していくということも大切だよ、というのがこの本のある章の結論だったので、なるほどだなと思っているんです。確かに私ども小樽にとっても、公共交通をしっかり確保していくということは、今はバスも少しずつ乗車率が落ちていますから、便数も減ったりしていますから、交通事業者の皆さんとしっかり協議をしながら市民の皆さんの交通手段を確保していくということも大変大きなテーマですし、この本自体がそれが人口増にもつながっていることになるんだよということになりますと、しっかりこの公共交通の確保ということにも取り組んでいかなければなりませんし、そんなことが先ほど申しました人口減少の歯止めをかける、いくつか方法はあるんでしょうけど、その重要な要素の一つだということですね。このあたりでもしっかり取り組んでいきたいなとこの本を読んで感じましたね。

 

FMおたるパーソナリティー)

ありがとうございます。2030年には北海道新幹線も札幌まで延伸される予定となっていますから、そこも絡めてどうやったらまちづくりになっていくのかということも気になるところなわけですよね。

 

 

(市長)

そうですね。もう10年後、あっという間に来てしまいますが、去年一年反省すると、ちょっとこの北海道新幹線の開通を意識したまちづくりというのが十分進められなかったかなと思っているんですね。ですからこれをスピード感を持ってしっかり、せっかく官民の協議会もありますし、議論を活発にしていって、10年というまちづくりはあっという間に過ぎますので、スピード感を持って取り組んでいきたいと思っています。

 

 

FMおたるパーソナリティー)

はい、わかりました。ありがとうございます。迫市長、今年この一年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

(市長)

はい、がんばります。よろしくお願いいたします。

 

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では番組をお聞きいただき市政に対するご意見ご感想もお待ちしています。
留守番電話、ファックスは小樽0134-21-2000です。
電話番号のおかけ間違いには十分お気をつけください。
E-mailは763@fmotaru.jp
おはがきでという方は
047-0021
小樽市入船4-9-1
FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線223・394
FAX:0134-27-4331
このページの
先頭へ戻る