FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和2年6月15日放送分

公開日 2020年06月22日

更新日 2021年01月06日

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【前半】

  • 新型コロナウイルスに対する生活支援策・経済対策について
  • 令和2年第2回定例会について

【後半】

  • 国勢調査員の募集について

 

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。

市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。

「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

 

前半

(FMおたるパーソナリティー)

「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)

よろしくお願いいたします。

 

(FMおたるパーソナリティー)

6月も半ばになりまして、緊急事態宣言も解除になりましたね。

 

(市長)

そうですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

小樽市におきましても6月1日(月)から小樽市内の小中学校、そして高校などの教育機関、また大半の社会教育施設や福祉施設なども再開しまして、加えて小樽市としてさまざまな生活支援策、経済対策を打ち出していただいていましてね、徐々にではありますが、日常が戻りつつあるという感じですよね。

 

(市長)

そうですね。学校が始まりまして、朝は子どもたちが学校に通う風景を久しぶりに見たような感じがします。子どもたちの声が聞こえて、土曜日や日曜日にはグランドで子どもたちがサッカーをやったり、野球をやったりするような光景も最近目にしまして、本当によかったなと思っています。長い間閉館していた図書館にもたくさんのお客さんが見えていますので、よかったと思っています。商店街にも行きましたが、あるお店に寄りましたら、少しお客さんが戻ってきてるよと店主の方がおっしゃっていましたから、徐々にではありますが、日常が戻って来つつあるなという感じがしています。コロナウイルスの感染者も、ここ1か月以上、小樽から出ていませんので、まだまだ緊張感をもって臨まなきゃいけないと思いますが、それにしても、感染については少し落ち着いている状況になっています。ただ、人が動き始めますと、それだけ感染リスクも高まることは、東京を見ててもそんな感じがしますので、そこはしっかり気を付けていかなきゃならないし、市民の皆さんのご協力もいただかなきゃいけないと思っていますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そうですね。感染リスクを下げながら経済や社会の活性化を図っていくということですね。

 

(市長)

新しい生活様式というような言葉もありますが、それを我々は、どういうものが新しい生活様式なのかということを、しっかり考えていかなければならないと思いますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そうですね。なかなか急には難しいところもあるとは思いますけどね。その中でも、小樽市でもイベントですとか、さまざまな動きが出てきていますね。

 

(市長)

そうですね。少しずつありますね。週末になりますが、青年会議所の皆さんが取り組まれました、これはマリン広場で行われましたが、地域のグルメをドライブスルーで提供していただく事業を行いましたし、それより以前にはテイクアウトのお店を紹介するような動きもありました。それから潮音頭を皆さんで踊るという、私もお誘いを受けていてまだ参加できないでいるんですが、そういう若い方々がいろんな取り組みをされているというのは、経済対策だけではなくて、なんとかみんなで街を盛り上げようという動きを感じまして、大変心強く感じますし、我々としてもそういう声に応えて、しっかりと着実に日常に戻っていくようなステップをこれから踏んでいかなければいけないと改めて思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そうですね。

 

(市長)

いつも言いますが、自分たちの街のことは自分たちで考える、自分たちで街づくりをしていくというその気持ちは大事だなと思いますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

テイクアウトやドライブスルーなどの新しい試み、また潮音頭もズームですね、ミーティングだとか会議をオンラインで行う仕組みを使ってということですが。

 

(市長)

少しずつですが、たくさんの皆さんが参加されているようですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そのようですね。

 

(市長)

本当に楽しみですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

さて、新型コロナウイルスに対します生活支援策の最も大きなもののうちの一つ、国民全てに1人10万円が支給されます特別定額給付金がありますが、小樽市ではほとんどの家庭で申請が済まされまして、給付作業も進んでいると伺っているんですが。

 

(市長)

はい。本当に職員には大変な思いをさせましてね、申請が殺到して、日付が変わるくらいまで作業を続けてくれましたが、そのお陰もありまして、多くの世帯の皆さんから申請もいただきました。今週の水曜日までには世帯数で言いますと、約5万7千世帯に支給されることになります。割合で言うと9割の世帯の皆さんには、この定額給付金をお届けできるという形になります。この間、市民の皆さんにはご理解をいただきましたし、ご協力をいただいたことには、本当に感謝いたしております。

 

(FMおたるパーソナリティー)

市役所の皆さんも本当に夜遅くまで…。

 

(市長)

一日も早くお届けしたいという思いはありますのでね。職員もよく頑張ってくれたなと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そのお陰でここまで進んだということですよね。これまでに実施された経済対策もさまざまあるかと思うんですが、いかがでしょう。例えば地元の企業の方ですとか、どういう声が届いていますか。

 

(市長)

これまで第2弾まで経済対策を打ち出していますが、第1弾というのが特に飲食店がコロナによって大変大きな打撃を受けているというので、家賃の補助を実施させていただいています。私どもは700件ほどを想定しているんですが、今の時点で460件のお申し出があるということでございます。ただ、これにつきましては今月いっぱいが申請期限になっていますので、飲食店を経営されている皆さんにはお忘れにならないようにお気を付けいただきたいと思っています。それから第2弾の経済対策もありまして、これは飲食店に限らず、いろんな業種の皆さんがコロナウイルスの関係で経営的に大きな打撃、影響を受けていますので、小売業の皆様、それから生活関連サービスの皆様、さらに飲食業の皆様に、さらに一定額をお届けする事業があるんですが、これにつきましては6月1日からスタートしているんですが、もう月中ですが、これまでに793件、これは非常に多くの方が早くに申請をされてきています。それからもう一つは宿泊事業ですね、これはホテル、旅館、民泊、それぞれのカテゴリーによって支給額も違うんですが、今日まで41件の申請をいただいています。この2つにつきましては、7月31日までということになっていますが、まだまだ情報が行き渡っていない部分もありますので、近いうちに新聞の折り込みも入れますので、そういう情報も皆さんには確認していただきながら申請をしていただければと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。6月に入りまして小樽市議会の令和2年第2回定例会がはじまりましたね。今回は、どういうテーマが軸となってくるでしょうか。

 

(市長)

いくつかご紹介をさせていただきますと、すでに閉校になっています旧緑小学校を解体する予算を計上させていただいています。緑小学校の解体は積年の課題になってますが、特に夏場の花園公園周辺の駐車場不足を解消したいなと思っています。ただ、建物の規模も大きいので、来年の夏ぐらいまで解体工事がかかるんですね。それ以降、駐車場として整備をして、特に夏場の花園公園中心の駐車場不足を解消していきたいと思っています。それからもう一つは、旧日本郵船小樽支店の改修なんですね。これはなかなか事業者さんが決まりませんでしたが、今回、事業者さんも決まりまして、今回の議会にお諮りさせていただいて、改修工事をやっていきたいと思っています。それから公共施設の再編計画、これは今までも議会の中で3つのパターンをお示ししてきまして、最終的に一つの案に市役所として絞った、その後にいわゆるパブリックコメントと言いまして、市民の皆さんからご意見を、先日新聞にも出てましたが、パブリックコメントをやりまして、97名の方から196件のご意見をいただきまして、それに対して我々もお答えしながら、最終的に一つのプランとしてこの議会にお示しをしたいと思っているんですね。この公共施設の再編計画については、特別委員会といいまして、これだけを議論する特別委員会が配置されていますが、これも今議会の会期中に開かれますので、その場でいろいろ議員の皆さんからのご意見もいただきたいと思っています。その中の1つとして、塩谷小学校、塩谷サービスセンター、塩谷児童センター、これを統合したりというプランもあるんですが、今回いろんな意見もいただきましたので、私も塩谷の児童センター等も見学してまいりましたが、これから公共施設を再編していく上で、市長としても現場を見ていく必要があるなと思っていますね。こういうものが主なものですが、やはり経済対策、コロナウイルス対策も今回の議会では重要なテーマになりますが、国の地方創生臨時交付金ということで市にも5億4000万円配分されています。これは前にも話したかと思うんですが、これを活用して第3弾の本市の独自の施策をお諮りしたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい。迫市長の、地方創生臨時交付金を活用した施策ですが、まずは感染拡大の防止、そして医療提供体制の整備、そして子育て世代を中心とした生活の支援、各業態・業種で大きなダメージを受けています経済対策、これが3本柱ということで伺っていますが、今回の会期中の第2回定例会、具体的にはどういう施策というのが議論されるんでしょうか。

 

(市長)

そうですね。ひとつは市民の皆様に小樽で消費をしていただくという、お金を使っていただく、それを後押しするための事業をいくつか用意していまして、例えば飲食店で使えるプレミアムが付いたクーポン券ですとか、あるいは商店街で使えるようなクーポン券、こういうものを発行したいと思っています。あとは製造業の皆さんを支援するために、生活協同組合、生協ですね、コープさんのトドッグに小樽のPRですね、小樽で作られている水産加工品なんかのPRをして皆さんに買っていただこうと、こういうような取り組みも、今回の予算の中で計上させていただいています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。さて、街中を見渡してみますと、ちらほらと人影も増えてきたなという感じはありますが、ただ、日本を訪れる外国人旅行者の方、日本を訪れる機会は、もう全くと言っていいほどなくなりまして、また国内においても県をまたいだ移動の制限ですとか、外出自粛要請などが重なりました。観光関連業界の皆さんの現状も非常に厳しいものがあると思うんですが、宿泊業を含めた観光業への施策というのはいかがでしょうか。

 

(市長)

そうですね。これもいくつかありますし、これも市民の皆さんの消費喚起を後押しするような事業が中心になっていますが、小樽の市民の皆さんが市内のホテルに泊まっていただいた時に一定程度補助をする、助成をするという仕組みですとか、あとは堺町の商店街の皆さんも相当苦労されていますから、堺町の商店街の観光需要を喚起する事業を、ビデオで撮るというんでしょうかね、映像を撮ってそれを発信していく、そういう事業なんですね。そういうことを通じて、観光の活性化を図っていきたいと思っていますね。ただ、コロナウイルスの関係で村岡さんもおっしゃったように、外国からのお客さんを迎え入れると言うことは相当時間がかかりますから、観光戦略、小樽の観光戦略そのものをこの機会でしっかり見直す必要もあるなと思っているんですね。やはり国内に向けてしっかりPRをしていく、道内に向けてしっかりしていくという、国内観光にしっかり軸足を据えて、地に足をつけた観光戦略を考えていかなければいけないと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

いろいろと新しくスタイルを見直すきっかけになったかもしれませんね。

 

(市長)

なっていますね、完全に。はい。

 

(FMおたるパーソナリティー)

経済対策以外では私たちの生活に関連してどういう事業を議会には提案する予定なんでしょう。

 

(市長)

そうですね。今回のコロナウイルスの対策、国の交付金を活用したコロナ対策は、先ほど言いましたが三つあります。経済対策以外で言いますと医療体制の整備、あるいは市民の皆さんの生活支援がありますが、医療体制の整備でいきますと保健所で、PCR検査をやっていますが、今回、検査結果に不具合が起きたケースがあるんですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そうでしたね。

 

(市長)

これは、検査室の環境をきちっとしておかなければ正確な検査結果が得られないということで、保健所の検査室の整備を行って、具体的には空気清浄機ですとか、換気扇ですとか、ルームエアコンですとか、そういうものをきちっと整備して、検査室としての環境をまず整えて、安定的に検査結果が出る仕組みをしっかり作っていくというのが一つあります。それから小樽病院だけではなくて、公的病院もこれから医療連携していきますが、こういう患者さんの受け入れに協力をいただいた場合についての公的病院に対する支援、こういうものも今回の予算の中で計上させていただいています。あとは教育関係で言いますと、1人1台タブレットを保有させるというギガスクール構想というのあるんです。これは3月の議会で予算を可決いただいてるんですが、今回この交付金を入れまして、1回で、今年1年で全部整備していこうと、いわゆる前倒しですね。こういうことを考えさせていただいています。議会は今回6月30日まで予定されていまして、6月30日最終日に議決されるんですが、経済対策は急ぎますので、6月16日の本会議が終わった後、明日ですね、先に議決をいただくという先議という方法があるんですが、明日先議をいただいて、議会のご理解をいただいて、2週間早く執行できるような体制をとっていきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。またさまざまな対策が今後も取られていくということになりそうですね。

 

(市長)

そうですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

 

(市長)

どうもありがとうございました。

 

後半

(FMおたるパーソナリティー)

「明日へ向かってスクラムトライ!」、後半は小樽市職員の方にお話しを伺っていきます。今日は小樽市総務部企画政策室統計グループの高松さんにお越しいただいています。高松さん、よろしくお願いします。

 

(高松)

よろしくお願いします。

 

(FMおたるパーソナリティー)

さて、今日は統計業務についてと、国勢調査の概要と調査員の募集についてお話しを伺っていきます。統計ですとか、国勢調査と言うからには統計調査に関するお仕事ということになりますよね。

 

(高松)

はい。私が担当している業務は各種統計調査の計画から実施、及び調査結果の分析になります。現在、調査事務で、主に統計調査を行う際の統計調査員の確保や調査票の整理などの事前準備や、調査票を提出後のチェックなどの事後処理を行っています。昨年度は五つの調査がございまして、製造業の実態を調査する工業統計調査、事業所の活動状態などを調査する経済センサス基礎調査、世帯の家計状況を調査する全国家計構造調査、それとあと、学校に関わることを調査する学校基本調査、最後に農業林業について調査する農林業センサスを国からの依頼で行いました。

 

(FMおたるパーソナリティー)

一言に統計といってもさまざまな調査があるんですね。

 

(高松)

総務省、経済産業省など国のさまざまな機関が調査を行っておりまして、毎月実施している調査から、5年単位の国勢調査まであらゆる調査があります。調査対象者も事業所であったり、世帯であったりします。ご協力いただいている調査世帯や事業所の方には大変感謝しております。

 

(FMおたるパーソナリティー)

この統計調査の結果なんですがどういうことに活用されるんですか。

 

(高松)

統計調査の結果が、どのようなことに活用されているか、ご存じの方は少ないかもしれませんが、社会福祉、育児支援、労働環境のあり方、中小企業支援などさまざまな行政上の施策や計画を策定する際に活用されておりまして、先日見た資料では、コンビニの出店計画にも調査結果が活用されているようでした。

 

(FMおたるパーソナリティー)

統計調査は国政上もそうですが、地方行政を執行していく上での羅針盤の役割の一端を担っていると、お話しを伺っていてそんな感じを受けました。いろいろな調査を行うことがあるかと思うんですが、業務で一番大変なことというのはどういうことになりますか。

 

(高松)

一番大変なことが統計調査員の確保です。調査世帯を訪問する調査員の役割は非常に大きいと感じておりまして、統計調査員は調査を受ける側から見れば、調査を実施する側の代表者として受け止められますので、調査員の活躍により初めて統計調査の円滑な実施と、それによって作られる統計の正確性を確保することができると考えており、大変期待しているところです。

 

(FMおたるパーソナリティー)

大きな調査になればなるほど、マンパワーが必要になってくるということですよね。ところでこの調査員の調査期間中の身分というのはどのようになるんですか。

 

(高松)

調査員の調査期間中の身分は国に任命された非常勤の国家公務員となります。

 

(FMおたるパーソナリティー)

その他、業務でも大変と言いますか、心がけていることはどういうことになるんでしょうか。

 

(高松)

調査結果を速やかに公表することや、分析することは重要であると考えています。他の自治体との比較や小樽市の優位性を分析することも求められており、業務を進める上で必要と考えています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

今年度実施される統計調査にはどういうものがあるのでしょうか。

 

(高松)

今年度実施される統計調査は学校基本調査、工業統計調査などがありますが、その中でも一番のメインはの10月1日に全国一斉で実施される国勢調査です。国勢調査は大正9年、1920年に第1回調査が実施され、今年で調査開始から100年目を迎える令和最初の国勢調査になります。

 

(FMおたるパーソナリティー)

大正、昭和、平成、令和と、大変歴史のある調査なんですね。大正9年の第1回当時の日本の人口ですとか、小樽の人口というのはどのぐらいだったんでしょうか。

 

(高松)

はい。当時の日本の国勢調査の人口は5596万3053人、世帯数は1112万2120世帯です。小樽の第1回国勢調査時の人口と世帯数は、人口で10万8113人、世帯数で2万1276世帯ありまして、当時の朝里村、高島村、塩谷村は含まれておりません。この時の第1回国勢調査時で、人口10万人以上の市は全国で16市ありまして、その中で小樽は13番目に人口が多い市であり、札幌よりも多かったようです。国勢調査は国の情勢を知ることを目的に調査が始まったようで、当時は統計に対しての理解がなく、実施まで数年の年月がかかったようで、その後、一部戦争期間を除き、5年周期で実施されるようになりました。

 

(FMおたるパーソナリティー)

一回目の時は小樽は札幌よりも人口が多かったんですね。全国のベスト16の中に入っていたということになるかと思うんですが、さて、その調査期日ですが、10月1日ということで、まだまだ新型コロナウイルス感染症のことが心配な最中だと思うんですが、感染リスクに対する配慮も含めて、今年の国勢調査はどのように行われるのでしょうか。

 

(高松)

はい。昔も今も変わらず10月1日は調査期日として実施され、小樽市に常住するすべての人、及び世帯が対象になります。調査の流れなんですが、本来なら調査員が各世帯を訪問し、調査の説明、調査書類を配布し、回答の依頼を行いますが、今回は新型コロナウイルス感染防止のために世帯の方との接触を極力避ける方法を考えております。具体的には調査票を配布する際には郵便受けに投函して、インターホン越しに世帯の方とのやり取りを行います。調査票の提出方法はオンライン回答、郵送提出、調査員の方に回収してもらう、この3つがあるのですが、新型コロナウイルス感染防止のためにオンライン回答、もしくは郵送提出をお願いしたいと考えておりまして、できるだけ世帯の方との接触を減らす方法で予定しております。なかなか世帯の方との完全なる非接触は難しいと考えておりまして、多少なりとも接触を伴うことがあるかと思うんですが、その部分を少しでも減らしたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)

対面による説明ですとか、手渡しなどの接触を極力避けるという配慮がなされているんですね。調査項目ですが、具体的にはどのような項目があるんでしょうか。

 

(高松)

調査票の調査事項はの19項目ありまして、氏名、性別、出生の年月などの世帯に関する事項や世帯の種類、世帯員の数などの世帯に関する事項が調査事項になっております。調査事項は多いと感じられると思いますが、短時間で回答できるようになっておりますので安心してください。

 

(FMおたるパーソナリティー)

平成27年度実施の前回調査との変更点というのは何かありますか。

 

(高松)

調査票の配布方法が変更になっております。前回はインターネット回答を先行して、回答がなかった世帯に紙の調査票を配布していましたが、今回の調査からインターネット回答と紙の調査票を同時に配布できるようになりましたので、調査員の負担が軽減されるものと考えております。

 

(FMおたるパーソナリティー)

時間差をつけずに一括して配布するということですね。国勢調査の統計調査員の応募資格ですとか、業務などについて少しお話をしていただけますか。

 

(高松)

応募資格といたしまして、20歳以上で調査期間中、責任を持って調査活動ができる健康な方で、調査の趣旨や手順を理解でき、調査で知った内容を他に漏らしたりしないことが要件です。また警察や選挙に直接関係する業務に従事していないことや、反社会勢力に該当しないことも要件になります。次に調査員の大まかな仕事の流れといたしまして、8月に市が開催する調査員の説明会に参加していただきます。調査の目的や担当する地域を確認していただき、9月に調査世帯を訪問し、インターホン越しに調査の内容を説明し、調査書類を郵便受けに投函します。その後、未回答の世帯に対して、回答していただくようチラシなどをポストに投函してお知らせする予定でおります。調査後に報酬も支払われますが、担当する世帯数などによって変動します。8月の調査員の説明会の時に新型コロナウイルス感染防止のためにどのような方法で調査活動を行うのかということを、もうちょっと具体的にご説明したいと考えておりますのでお願いします。

 

(FMおたるパーソナリティー)

調査員の方は何件くらいの世帯数を受け持たれるんでしょうか。

 

(高松)

担当する地区によって世帯数が違ってくるのですが、1調査区でだいたい40から70世帯です。複数の調査区を受け持つ調査員もいらっしゃいます。

 

(FMおたるパーソナリティー)

大変なお仕事だと思うんですが、国勢調査員は何人くらい募集されるんですか。

 

(高松)

750人から800人募集します。

 

(FMおたるパーソナリティー)

やはり結構なマンパワーが必要になってくると思うんですが、どうでしょう、今現在、調査員は足りてるんでしょうか。

 

(高松)

実際のところ、今現在は調査員は不足している状況です。

 

(FMおたるパーソナリティー)

どのくらい足りないですか。

 

(高松)

300人不足しています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

まだ結構足りない状況ですよね。ぜひ皆さんのご応募をお願いしたいと思うんですが、調査員に応募したい場合ですが、どのような手続きを取るとよろしいでしょうか。

 

(高松)

新型コロナウイルスが感染拡大している時期で大変申し訳ございませんが、国勢調査員申込書がございますので、そちらに必要事項をご記入いただき、直接市役所本館3階の企画政策室統計グループまで持参してください。受付の際に調査の概要、それと10分程度の面接を行います。また調査員証に添付する顔写真の撮影にご協力お願いいたします。また申込書は市のホームページからダウンロードできるほか、市役所企画政策室統計グループ、その他にも塩谷、駅前、銭函の各サービスセンターで配布しています。応募に関してご不明な点などございましたら事前にお電話にて確認できますので、お問い合わせをお願いいたします。

 

(FMおたるパーソナリティー)

この募集期間ですが、いつまで行っているんでしょうか。

 

(高松)

募集する期間は今月末まで行う予定でおりますが、募集人員に達しない場合は募集期間を延長する予定でおります。その際は市のホームページなどでお知らせいたします。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。さて迫市長、5年に一度の国勢調査が今年は実施されるわけですが、新型コロナウイルスの影響で新しい形の調査ということになってきましたね。

 

(市長)

そうですね。調査方法などにつきましては国においても検討中ということですが、先ほども担当の方からお話がありましたとおり、この国勢調査の結果というのは市が行うさまざまな施策に調査結果が活用される、とても大事なものなんですね。ですから多くの皆様にこの機会に調査員に応募していただいて、ご協力いただければと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。本日は迫市長、そして企画政策室統計担当の高松さんにお話をお伺いしました。迫市長、高松さん、どうもありがとうございます。

 

(市長・高松)

どうもありがとうございました。

 

エンディング

明日へ向かってスクラムトライでは、番組をお聞きいただき市政に対するご意見ご感想もお待ちしています。

この番組の再放送は6月17日(水)午後7時から、次回放送は7月6日(月)午後2時からです。どうぞお楽しみに。

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