FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和2年7月6日放送分

公開日 2020年07月13日

更新日 2021年01月06日

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【前半】

  • 市長への手紙について
  • 令和2年第2回定例会について

 

【後半】

  • 自然災害への備えについて

 

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
 

前半

(FMおたるパーソナリティー)

「明日へ向かってスクラムトライ!」、お送りしていきます。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)

よろしくお願いいたします。

 

 

(FMおたるパーソナリティー)

7月に入りまして、急になんだか暑くなってきましたね。

 

(市長)

暑いですね。体がまだ慣れていない感じがしますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

寒暖差がまた大きかったりするのでね。ぜひお体にお気を付けていただきたいと思います。

 

(市長)

はい、ありがとうございます。

 

(FMおたるパーソナリティー)

今日はリスナーさんからメッセージをいただいてますので、まず先にご紹介します。

 

(市長)

はい、ありがとうございます。

 

(FMおたるパーソナリティー)

ラジオネーム「くじらやまこうじ」69歳@ipadさんからいただきました。「市長、お疲れさまでございます。愛知県小樽市で聴いています。」愛知県豊橋市にお住まいの方なんですが、小樽が大好きすぎて愛知県小樽市に住んでいらっしゃるということなんですが、「さまざまな問題でご多忙とは思いますが、ダメ元で一つ提案したいことがあります。昨年の4月に初めて小樽に行きました。その時は快速エアポートで新千歳から小樽駅まで直行して、2度目は9月に行きました。その時は南小樽駅でした。どちらも観光客が乗り降りする駅だと思うんですが、無音、音がありませんでした。関東方面の駅だと、駅ごとに発車にはベルではなくて、駅にゆかりのある音楽が鳴ります。小樽駅でも何かあったらいいんじゃないですか」というメッセージをいただいたんですよね。

 

(市長)

そうですね。確かにおっしゃる通り、小樽駅も南小樽駅も多くの観光客が利用されていますが、無音だとは…鉄道は利用していますが、気が付きませんでした。今、お手紙を拝見させていただいていますが、広井勇先生のことまで書かれていましてね、小樽のことに詳しいなと思いながらお手紙を拝見しています。「決してJRさん任せにするのではなくて」というくだりもありますが、駅長としっかりと話し合ってみたいと思っています。どんな曲がいいかというのも、小川徹さんの曲もって書いてありますので。駅長ともしっかり話し合ってみたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、ありがとうございます。関東の駅の取り組みも素敵ですよね。ご当地ゆかりの曲と言いますかね。

 

(市長)

小樽の場合も(ゆかりのある曲が)結構ありますよね。相談させていただきたいと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)

よろしくお願いいたします。ということで番組宛に、こうやってメッセージをお寄せいただきますと、市長が直接、答えてくださるんですが、「市長への手紙」というものも、もちろんあるんですよね。これはどういうものなのか教えていただけますか。

 

(市長)

はい。例年7月1日発行の広報おたるの中に「市長への手紙」の用紙が添付されていまして、趣旨なども書かれているんですが、日頃、皆さんがお考えになられている市に対する要望ですとか、ご提言ですとか、あるいは苦情もありますが、この「市長への手紙」を使って直接市長に伝えると、こういうシステムなんですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

結構、お手紙が寄せられるんですか。

 

(市長)

そうですね。一昨年で大体130件くらい、昨年ですと160件くらいいただいていますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

もちろん「市長への手紙」ということですから、内容は市長がご覧になっていらっしゃるわけですよね。

 

(市長)

そうですね、2回見ます。

 

(FMおたるパーソナリティー)

2回!

 

(市長)

届いた時に1回見ます。その手紙を見て担当する職場に対する指示を与え、担当する職場から回答が帰ってきたときに、もう一度お手紙を見て、回答を見てという形を取っていますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そうなんですね。

 

(市長)

はい、2回は目を通すようにしています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

ぜひ皆さんには「市長への手紙」ということで、普段なかなか伝えられないようなことをお寄せになってみるのも、いいかもしれないですね。

 

(市長)

私どもにとりましても、隅々まで目が行き届いていない部分というのがありますよね。お手紙の中にはそういう内容のものもあるんですね。改めて私どもが気づかされるという部分もありますし、それからなかなか市に対してご意見だとか、ご提言だとかはできないケースもありますので、このお手紙を使っていただいて、いろんなお話を市に伝えていただきたいと思いますね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

皆さんのお手元に広報おたる7月号が届いていると思いますが、こちらに掲載されているということですから、ぜひご利用されてみてはいかがでしょうか。

 

(市長)

お返事の内容もかなりチェックしたりしますので、ちょっとお時間をいただくケースもあります。難しい問題ですと、少しお時間いただくケースもありますが、私の方からお返事を差し上げていますので、ぜひお使いいただければと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい、よろしくお願いします。さて、第2回定例会ですが、6月30日に閉会ということになったんですが、今回どういうお話がされたのかを教えていただけますか。

 

(市長)

そうですね。まさに新型コロナウイルス、後ほど詳しくお話しさせていただきますが、クラスター、集団感染が発生した最中でもありましたのでね。新型コロナウイルス対策についての質問が多かったですね。そのことについては、また、後ほど少し触れますが、それ以外については3点ほどご紹介したいと思います。一つには日本遺産ですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)

ちょっと残念でしたね。

 

(市長)

残念でしたね。今回21件が選定されて、この5年間で104件が選定されたことになるんですが、最後に小樽市単独の日本遺産を申請しましたが、選に漏れたわけです。小樽市としてこれからどういう街づくりを進めていくんだろうというご質問がありまして、やっぱり小樽の強みである歴史と文化を生かした街づくりは引き続き進めていきたいというお話もさせていただきました。これまで議論してきたことというのは、決して無駄にはならないわけですので、これまで醸成されてきた市民の思いだとか、熱意だとかを生かして、歴史的な日本遺産には選定されませんでしたけど、申請した文化財を生かした街づくりというのをしっかり進めて、引き続きやっていきたいというのが一つ、そういうやりとりをさせていただきました。もう一つは、大変大きな問題なんですが、ここにあります小樽看護専門学校の存続について、議会の方から要請がありましてね。5月の下旬に理事会で閉校の決定をされたという新聞記事をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、議会の皆さんも何とか存続させられないのかということで質問がございまして、私としてはこの学校を巣立った方々が小樽の医療を支えているということで、これまでもたくさんの看護人材を輩出してきたわけですね。それともう一つは、若い世代の方々がここで安心して学べる、働ける環境を残していかなければいけないということで、何らかの形で残していけるように、これから関係者の皆さんとお話をさせていただきたいと思っているんですね。医師会にあります看護高等専修学校の生徒さんからもぜひ残してくださいという要望もいただきました。来年の募集を考えますと、そんなに時間はないんですね。できるだけ早くに結論を出さなければいけないと思いました。担当は保健所になるんですが、保健所は今、クラスター(対応)に追われているため、看護専門学校の担当の職員を1人就けましたので、スピード感を持ってやっていきたいと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい。私からもお願いします。

 

(市長)

はい。それから3つめは、クラスターに、コロナウイルスに関係がありますが、今まさに熊本県で集中豪雨がありましたが、避難所での感染症対策はこれからどのように考えていくんだ、こういうご質問もありましたね。まさに今、自然災害がどんどん大きくなってきている中で、小樽もこれからそういうシーズンを迎えるわけですので、しっかり感染症対策をした避難所の運営ができるように準備していきたい、そういうことで議会の方にお答えさせていただいています。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。その新型コロナウイルスに関連してのお話ということになりますが、小樽では日中にカラオケを利用する、いわゆる「昼カラ」に端を発したコロナウイルスの感染が市内で拡大をしました。

 

(市長)

大変残念ながら、お二方がお亡くなりになっています。ご冥福をお祈りしたいと思っていますし、まだ治療されている皆さんもいらっしゃいますので、お見舞い申し上げたいと思っています。40人の方が感染の確認がされたということで、大変大きな事案になりました。この問題にあたって小樽のマンパワーだけでは足りませんでしたので、国のクラスター班から、あるいは北海道からもご支援をいただきながら、なんとか凌いだというところなんですね。今は少し落ち着いて、もちろんまだまだ油断はできませんが、一番のピーク時にはそういう体制を取りながら何とか対応してきたというところですね。

 

FMおたるパーソナリティー)

カラオケを利用する行為そのものが感染拡大の原因ということではないということなんですよね。

 

(市長)

私もそのように思っています。たまたまカラオケの愛好家の皆さまが、複数の店を利用されてたということだとか、あとは調べますと、だいたい1時から5時ぐらいまで

 

FMおたるパーソナリティー)

結構長い時間ですね。

 

(市長)

長い時間ですよね。それと低料金でいろんなサービスを受けられてたということで、皆さん、楽しみにされてたんだと思うんですよね。

 

FMおたるパーソナリティー)

そうですよね。

 

(市長)

ただ、年齢層が7080代の方が中心でしたから、軽症であっても重症化する、そして死に至ったケースも実際あるわけですから、この辺はやはり気をつけなければいけないと改めて思いました。

 

FMおたるパーソナリティー)

やっぱり避けなければいけない状況というか、要件が重なってしまった部分があったという事ですよね。

 

(市長)

そうですね。やはり狭い空間の中でたくさんの方が集まっていた、あるいはもしかすると歌うときにマスクを外されたかもしれませんしね。これはこの後、検証は必要だと思っていますね。

 

FMおたるパーソナリティー)

いろんなところでお話しを伺っているかと思いますが、やっぱり3密ですよね。密集、密閉、密接、これを避けて行動していくということが、改めて必要になってくるということですね。

 

(市長)

そうですね。基本的なことではあるんですが、これを着実に進めていかなければいけないということで、カラオケが想定される場面というのは4つほど想定されますので、この4つを区分して、それぞれの対策や対応を市役所の中では示したところなんですね。一つには「昼カラオケ」、これについては新聞報道でもご存じだと思いますが、今のところ、731日までの営業自粛を要請させていただいたということですね。同じカラオケでも、夜、飲食店で行われるカラオケについては(午後)6時以降は自粛してくださいということですね。それからもう一つ、カラオケボックスは業界の方で作ってらっしゃいますガイドラインがありますので、これをしっかり遵守してくださいということでお願いしています。あとは町内会の施設とかでもそういう(カラオケを歌う)場面がありますので、これは先ほど村岡さんもおっしゃったように、密の状態を避けていただくだとか、換気、消毒、そういうことの注意喚起をさせていただいたというところなんですね。

 

FMおたるパーソナリティー)

こうした4つの点で小樽では対策を講じているということなんですよね。また、「昼カラオケ」の営業自粛を要請しているわけですが、自粛の要請をした店舗については、協力金の制度設計をされて、もう発表されていますね。

 

(市長)

そうですね。15日から831日までの間、受け付けさせていただくことになっています。ぜひご利用いただきたいと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

最後にですが、ラジオネームちり神様からメッセージをいただいていますね。「市長、こんにちは。東京、そして北海道は昔からよく似ていてマーケティングの時には北海道をよく使わせていただきましたが、今までなかった小樽のコロナの発生、こんなに多く、今までなかったものが出てきた、今まで守られたルール通りの運用を守っていきましょう、お願いします。このままでは観光に出られないよ」というメッセージをいただいてます。

 

(市長)

まさにその通りですね。619日だったでしょうか、外出の自粛要請が解けて、私どもも消費喚起だとか、前向きな政策を打ち出していこうと思っていましたが、今は少し時計の針を戻して、安全対策をしっかりやっていく、その上で小樽にお越しくださいという政策に方向転換を今、余儀なくされています。小樽は安全だということで、事業者の皆さんの協力をいただきながらPRしていきたいと思っています。まずそこが大事だと思っていますね。

 

 

FMおたるパーソナリティー)

そうですね。大変な状況ですが、みんなで乗り越えていきたいなというところですね。

 

(市長)

引き続き、緊張感を持って取り組んでいきたいと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい、分かりました。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺っていきました。迫市長、どうもありがとうございます。

 

(市長)

ありがとうございました。

 

後半

(FMおたるパーソナリティー)

「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りしています。後半は小樽市職員の方にお話しを伺っていきます。今日は元陸上自衛官で、現在、小樽市総務部災害対策室主査でいらっしゃいます安藤斉さんにお越しいただいています。安藤さん、よろしくお願いします。

 

(安藤)

よろしくお願いします。

 

(FMおたるパーソナリティー)

さて、いきなり年齢の話で恐縮なんですが、安藤さん現在55歳ということなんですね。

 

(安藤)

はい。先月55歳の誕生日を迎えました。

 

(FMおたるパーソナリティー)

そして安藤さんは元陸上自衛官ということで定年前に自衛隊を早期退職されて、今年度から小樽市に採用されたと伺っています。大変興味深いなと思うところなんですが、まずご自身の経歴をご紹介いただけますか。

 

(安藤)

はい。私は札幌生まれで会社員だった父親の転勤で仙台の高校から防衛大学校へ入学し、卒業後、九州、関東や海外の勤務の7年間を除く約24年間を道内8個の部隊や司令部で勤務しました。陸上自衛隊には職種や職域という専門分野がありますが、私は主として連隊という1000人規模の部隊の運用や教育訓練のほか、人事、総務、情報や後方支援などの職務にも就く機会に恵まれました。

 

(FMおたるパーソナリティー)

さまざまな場所やさまざまな職務をご経験されたということで、道内各地の部隊で勤務されていたんですね。今、お話しいただいた出身地ですとか、経歴の中に小樽という地名は出て来なかったと思うんですが、道内自治体の中で小樽を再就職先に選ばれた理由というのは何かあるんですか。

 

(安藤)

自衛官は若年定年制のため、ごく一部の高級幹部を除き、55歳前後が定年で、その後ほぼ全員が再就職し、そのための教育も準備をされています。私は約2年前に防災危機管理教育を受講し、地域防災マネージャーという内閣府認定の資格を取得した後、今から半年ほど前に小樽市で退職自衛官の採用を検討中というお話を伺いました。その後、職業紹介所を通じて志願票を提出し、副市長以下の面接を受け、採用していただきました。小樽市には自衛官の募集事務所以外に部隊はなく、私も子供の頃に海水浴に来たり、観光で家族とホテルに泊まった以外、あまり縁はありませんでしたが、札幌から近く、きれいな海や山もあり、道内有数の歴史と伝統があるとても魅力的な街です。また、自分が住む町として、比較的災害が少ないのは大きな利点です。現在、道内で想定される大きな災害は、日本海側の留萌沖地震もありますが、太平洋側の巨大地震と津波、または札幌の直下型地震には特に注意が必要です。函館を含む太平洋岸や石狩平野が被災するなか、小樽港は救援部隊や物資の輸送上、極めて重要です。小樽市への再就職が決まり、退官するに際し、多くの自衛官から「何かあったらよろしく頼むぞ」と声をかけられました。災害対策室の一担当である私にどれだけのことができるか分かりませんが、小樽の地理的な重要度は不変です。東日本大震災や熊本地震の際も道内の多くの部隊が小樽港から秋田、新潟や舞鶴に渡りましたし、首都直下地震や南海・東南海トラフ地震の対処計画でも小樽港からの海上輸送は不可欠です。

 

(FMおたるパーソナリティー)

もし太平洋側が被災した時に大きな役割を果たすのがこの日本海側に位置する小樽港と、我々一般人にはなかなか発想し得ない視点じゃないかなと思うんですが、比較的自然災害が少ないとされている小樽の街なんですが、小樽市民に災害対策について、肝となるような、伝えたいことというのは何かありますか。

 

(安藤)

はい。私も今小樽は比較的災害が少ないとお話ししましたが、一昨年の胆振東部地震や平成28年の熊本地震身のような直下型地震はいつどこで起こるか分かりません。また、平成28年台風第10号の際は、道内でも洪水による死者が発生しています。小樽市も63カ所の避難所を指定していますが、11万人を超える市民全員を避難所に収容できるわけではありませんし、備蓄品も極めて限られています。この際、重要なのが、聴き馴染みがないかもしれませんが、「自助・共助・公助」という考え方です。

 

(FMおたるパーソナリティー)

「自助・共助・公助」というちょっと聞きなれない言葉が出てきましたが、これは具体的にどのような市民の行動ですとか、行政の施策というのが当てはまるんでしょうか。

 

(安藤)

限られた時間の中で「自助・共助・公助」について詳しくお話しすることは難しいのですが、例えば小樽市は公助の一環で、国の機関や北海道と連携し、災害や避難に関する正確な情報を各種手段で伝達し、必要に応じて避難所を開設したり、避難勧告や指示を発出します。しかし、災害時に各避難所の開設運営に携われる市の職員数は限られており、避難されている方々が共助の一環で避難所ごとに避難所運営委員会を立ち上げ、運営していただくことが必要ですし、平素、町内会等が計画する防災訓練も共助のために重要です。また市民の皆さんは自助の一環として、平素から最新のハザードマップや避難所・避難経路をご家族で確認するほか、各家庭に非常持出品や備蓄品を準備していただくこと、災害が予想される場合、テレビ、ラジオ、携帯電話などから正確な情報を入手し、自ら判断して避難等の行動をとっていただくことが必要です。

 

(FMおたるパーソナリティー)

ここのところ、熊本県もそうですが、本州では大雨による災害が心配されていますよね。近年の豪雨災害ですが、これまでの増水というレベルではなくて、河川の大氾濫ですとか、堤防の決壊ですとか、100年に一度とかいう規模の大きな災害というのが、記憶に新しいところですよね。

 

(安藤)

ここ数年、北海道でも洪水や地震、土砂崩れなどの災害が毎年のように発生しています。小樽市としても津波や洪水のハザードマップや防災マップを逐次整備するとともに、昨年度から市として海岸沿いの地域に防災行政無線を設置し、携帯電話やスマートフォン用の登録制メールの準備を進めるなど、住民の皆さんに正確な情報を速やかに伝達するよう努めています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

はい。さて、新型コロナウイルスの感染が小樽市内でも数多く発生している今、あまり考えたくありませんが、感染症が収束しないうちに自然災害が起きる可能性もゼロではないわけですよね。

 

(安藤)

はい。小樽市は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に対応しつつ、いつ発生するか分からない災害に備え、各種の計画やマニュアル、新型コロナウイルス感染症に対応した備蓄品等の検討を進めるとともに、国の機関や北海道とも連携した各種の訓練も計画中であり、今後の動向を見極めながら、改めて、市民の皆さんに感染症対策などについてご紹介し、ご協力いただくことになろうかと思います。

 

FMおたるパーソナリティー)

はい、わかりました。ありがとうございます。さて迫市長、国が2015年に創設しました地域防災マネージャー制度、これを活用して小樽市では初めてとなります地域防災マネージャーの安藤さんを採用されたわけですが、安藤さんにはどのような役割を期待されてますでしょうか。

 

(市長)

市議会からは早くから防災部門に専門人材の登用を求められていたわけです。なかなかそういう人材を登用することができなかったんですが、今回、地域防災マネージャーの資格を持った元自衛官の安藤主査を迎えることができたというのは、大変心強く思っています。今は8月末に予定されている、毎年行っている総合防災訓練の準備などにあたってもらっています。町内会で実施する各種の防災訓練の助言、先ほど自助共助という話がありましたが、そういう面から地域の防災力を高めていくという役割もあると思います。市としては避難所の運営ということで、去年は開設の訓練をしたんですね。今年は一歩進んで、避難所をどう運営していくか、次のステップに進んでいくわけですので、まさに今、感染症対策も含めた避難所の運営の仕方というのは、非常に大切な問題になってきていると思っています。これまでの安藤さんの経験を生かした避難所の運営の仕方も含めて、地域全体の防災力を上げていく上で、力を貸してもらいたいなと思っています。

 

FMおたるパーソナリティー)

分かりました。本日は迫市長、そして小樽市総務部災害対策室主査でいらっしゃいます安藤さんにお話をお伺いしました。迫市長、安藤さん、どうもありがとうございます。

 

(市長・安藤)

ありがとうございました。

 

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では番組をお聴きいただき、市政に対するご意見ご感想もお待ちしています。

電話、ファクスは小樽0134-21-2000、電話番号のおかけ間違いにはくれぐれもお気を付けください。

E-mailは763@fmotaru.jp、

郵便番号047-0021、小樽市入船4-9-1

FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。

この番組の再放送は、あさって7月8日(水)午後7時からです。

次回は7月20日(月)の放送です。どうぞお楽しみに。

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