FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和2年6月1日放送分

公開日 2020年06月08日

更新日 2021年01月06日

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【前半】

  • 小中学校や市の施設再開について
  • 国からの臨時交付金を活用した市独自の事業について

【後半】

  • 新型コロナウイルス感染症対策「子育て世帯の暮らしを支える事業」について

 

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。

 

(市長)
よろしくお願いいたします。

 

(FMおたるパーソナリティー)
今日から6月が始まりました。これまで新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けまして、休業要請や外出の自粛という近年では例のない規制の中でしたが、長い間止まっていたいろいろな人、またモノが動き始めたという感じを受けますね。

 

(市長)
そうですね。すでに民間の商業施設などは営業を再開していますが、市の施設もこの6月1日に改めて再開したいと思っています。社会教育施設、図書館ですとか、博物館ですとか、今日は月曜日で休館ですから、実質的には明日2日(火)からということになります。大変多くの方に早く開けてほしいという声もいただいていたんですが、学校が始まるスタートに合わせて、一斉に開業させていただくことにしました。それから、お子様の関係なんですが「げんき」、「風の子」、「あそぼ」の市内にある三つの子育て支援センターが、当初7月31日までは休館にしようということで、すでに新聞でも報道されていますが、この三つの施設も6月1日以降、感染の予防にしっかりと留意した上で開館させていただきたいと思っています。この時期ですので、利用人数を制限させていただくために、事前の予約が必要となっていますので、それぞれ施設の方にご確認いただければと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
もちろん新型コロナウイルスを完全に根絶やしにできたわけではありませんので、よく言われますが、小樽市もこのウイルスとの共存と言いますか、新しい生活様式、この新たなステージに入ったということになりますよね。

 

(市長)
そうですね。6月18日までは外出ですとか、あるいは移動の自粛になっていますが、6月19日以降になりますと人が動きますので、人が動くということはある意味お金もモノも動きますが、感染拡大のリスクも高まることになりますので、経済と感染の状況というのを両にらみでやっていかなきゃいけないなと思っているんですよね。北九州市で感染者が増え始めたというのもありますし、お隣の韓国あたりもまた感染者が増えていますので、人が動くということは、それだけ感染リスクが高まるということになりますので、注意を払いながら共存していくという状況になっているんだろうと思っています。


(FMおたるパーソナリティー)
はい。先だって5月19日(火)に市長の臨時記者会見を私も取材させていただいたんですが、市議会の臨時会が5月22日(金)に行われるということで、主にその議会に提案される新型コロナウイルスに関するさまざまな事業、そして補正予算についての記者会見となったわけですが、改めてこちらについて番組をお聴きの皆さんにお話ししていただければと思います。

 

(市長)
議会というのは、定例議会というのが4回あるんですね。今回は臨時議会ということで、特別な、あるいは急ぐような案件があった時に議会の方にお願いいたしまして、臨時議会を開催させていただいているんです。今回はとりわけコロナウイルスの関連の事業がありましたので、その予算をご審議いただきたいということで、22日に臨時議会を開催させていただきました。大きなものはお一人に10万円を支給します特別定額給付金の予算を計上しました。人口が11万4千人と算定しまして、お一人10万円ということになりますと、114億円という予算ですが、これをご審議いただきました。市民の皆さんから少し遅いんじゃないかというご批判もいただいているんですが、一日も早く、市民の皆さんのお手元に届くように職員も夜を徹して頑張っておりますので、ご理解をいただきたいと思っています。


(FMおたるパーソナリティー)
この第1回臨時会で提案されました国の施策関連補正予算ですが、もう一つありましたよね。

 

(市長)
後ほど担当の方からもお話しさせていただきますが、これは国の事業で子育て世帯への臨時特別給付金ということでございまして、これは子育て世帯を支援するということで、児童手当を受給されている世帯にお子様お一人あたり1万円を支給するものです。これも今回予算計上させていただきました。


(FMおたるパーソナリティー)
私のように子どもがいる世帯にとっては大変ありがたい事業だなと思います。そして、これとは別に以前番組でもお伝えしていますが、新型コロナウイルスに関係する国からの臨時交付金、確かおよそ5億4000万円ということですよね。

 

(市長)
そうですね、5億4000万円ですね。


(FMおたるパーソナリティー)
こちらを活用したさまざまな小樽市独自の事業を実施されるということなんですが、主にどういうものがあるのかお話ししていただければと思うんですが。

 

(市長)
はい。今お話ししたのは国の事業を市が行うということなんですが、今度は臨時交付金5億4000万円を活用して、市が独自の事業をやるという事ですので、これは自治体によっていろんな事業が計画されて実行されていますが、市といたしましては、この臨時交付金を活用いたしまして、三つの視点、感染拡大を防止するための医療体制を整備すること、それから経済対策、それから子育て世帯の皆さんの暮らしを支えていくための生活支援という三つの柱を掲げまして、これに沿った形でこの交付金を活用していこうと考えています。まず一番最初に4月23日に、これも急ぐ案件だったので議会にお諮りしないで、これは法律上認められてるんですが、本当に時間がなくて議会を開く時間がないという時に、もちろん議会のご理解をいただくんですが、市長の判断でやっていいよという専決処分という方法が認められてまして、この方法を取って、とりわけ飲食店の皆さんが大変苦労されている、しかも固定費はかかるということで、飲食店の皆さんに対する家賃の助成を行うということで、この事業をまず決めさせていただきました。これは今、皆さんにもお話しさせていただきたいんですが、4月30日から受付が始まってますが、6月30日までの受付期間ですので、あと一カ月、今月いっぱいですね。予算上は700件の皆さんにご支援をするという予算を立てていまして、今400件ほど申請をいただいていますが、6月30日までになっていますので、飲食店を経営されている皆さんは、条件として去年より売り上げが40%以上減っているという条件はつきますが、お忘れにならないように申請していただきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい、わかりました。さて、この飲食店を対象にしました家賃補助、これは先行して実施した第1弾ということですが、第2弾の主な事業、こちらはいったいどういうものになるのですか。

 

(市長)
はい。これが5月22日の臨時議会にお諮りしたものなんですが、これも小樽市独自の三つの事業だったんですね。一つには生活支援という面から、お子さんをお持ちのご家庭が大変だろうということで、ひとり親家庭等生活支援事業というんですが、ひとり親世帯への生活支援を行うということで児童扶養手当を受給されている世帯のお子さんに1人あたり1万円を支給するという事業と、もう一つは準要保護世帯の特別給付金事業というのがあるんですが、就学援助費を受けていらっしゃる世帯の児童生徒さんに、これも1万円を給付するという事業なんです。これは申請手続き不要ですので、私どもの方からそれぞれのご家庭に振り込みをさせていただくということで、今のところ6月中旬以降に、順次、振り込みをさせていただきたいと思っています。それから経済対策が三つほどございまして、第1弾は飲食店を中心に支援させていただきまして、コロナウイルスは広い範囲で影響が出ていますので、そのほかの業種の皆さんもご支援したいということで、一つにはこれまでの飲食店のほかに、小売業ですとか、あとは理容美容も含めた生活関連サービスの皆さんに、売り上げが去年より30%以上落ち込んだ事業者、経営者の皆さんに10万円をご支援させていただくということです。もう一つはホテルですよね、観光客が減っていますので、宿泊事業者の皆さんをご支援させていただこうということで、いろいろ区分があるのでお尋ねいただければと思うんですが、ホテルの場合は10万円、10室以上のホテルですと30万円を支援させていただく、それから簡易宿所ですと10万円、民泊ですと5万円ということで、さらに30室を超えるような場合については30室を越えるごとに一室5千円を加算させていただくというようなことで、これも売り上げが30%以上減少している宿泊事業者の皆さんに限らせていただきたいと思っています。もう一つは国の雇用調整助成金ですね。休業手当を受給した場合に国から支援をいただくということですが、この手続きのために社会保険労務士さんへ作業をお手伝いいただいているケースがありますね。そういう部分でご支援しようということで、上限20万円ではありますが、事業主の皆さんにこの雇用調整助成金を活用していただくための支援ということで補助金を用意させていただいたということですね。あと三つ目は医療体制の整備ということになりますので、これは1500万円ほど用意させていただきまして、市立病院の必要な機材を購入することにさせていただきました。少し具体的に申し上げますと、患者さんを受け入れるための病床を拡大するための空気感染隔離ユニット、このユニットをつけることで感染の隔離をすることができるというユニットを購入したりとか、感染予防のための車椅子、それからストレッチャー、それからよく空港にありますが検温アラーム、それも市立病院の入り口に検温アラームを、これは発熱患者さんをトリアージするというか分けるわけですが、それとよくあるフードコートとかには食事を注文すると呼び出し音がなるものがありますよね、ああいうものも購入いたしまして、待合室ではなくて車の中でお待ちいただいて、診察の順番が来た時にそのアラームを鳴らすと。あとは非接触の体温計、おでこに当てたりするものですね。こういうものの資機材も購入させていただいて、感染拡大の予防に努めていきたいと思っています。これがこの臨時議会でご信任をいただいた事業ですね。

 

(FMおたるパーソナリティー)
暮らしを支える生活支援、そして経済政策、医療体制の整備ということで、5月22日(金)小樽市議会第1回臨時会で議論された施策、こちらを紹介していただきましたが、この後6月は小樽市議会の第2回定例会が開催されるということですね。この議会で提案していく新型コロナ対策の事業もあるということだそうですね。

 

(市長)
先ほど言いました国からの臨時交付金の第3弾になります。大きな考え方としては、6月19日以降に外出の自粛だとか移動の自粛が解けた時に、今度は市民の皆さんの消費喚起、あるいは需要喚起の後押しをして、商業者の皆さんを支援しようということでありまして、飲食店のクーポン券、それから商店街を応援するための商品券、これはいずれもプレミアムが付いているんですが、そういうものを発行させていただいて、まずは市民の皆さんに消費をしていただくということですとか、あとは市民の皆さんにホテルに泊まっていただいた場合に1万円を助成するというようなことで、主にそういう消費喚起をしながら、V字回復はなかなか難しいと思うんですが、少しずつ地域経済を動かしていくというか、そういう意味での事業を、この第2回臨時会に提案をしていきたいと思っています。医療関係で言いますと、先ほどは市立病院の医療体制を強化するということでしたが、今回の議会にお示しするのは、市内の公的病院の方にも少し補助をさせていただきたいと思っていまして、必要な資機材に関わる費用、あるいは本当に大変な時に最前線で従事していただいた先生方だとか、看護師さんに支給する手当に充てていただく資金というものも助成させていただきたいと考えています。そういうものが主な事業として、第2回定例会でのコロナ対策ということでご審議いただきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)

国の交付金を活用しまして、まんべんなく市民の方ですとか、市内の事業者に支援が行き渡るようにお考えいただいているということですよね。

 

(市長)
5月27日に閣議決定されましてね、まだ詳しいことは分からないんですが、先般5億4,000万円交付が決まった臨時交付金が、今度は地方自治体に対して2兆円、国から交付されるわけですね。それで小樽市に対する配分額というのは、これから内示されてくると思うんですが、さらに数億円単位のお金が交付されてきますので、さらに市民の皆さんの生活、暮らし、それから経営者の皆さんの事業継続ですよね、事業継続を通じた地域経済を支援するという政策をさらに打ち出していかなきゃならないということで、今、職場の職員に対してもしっかりと、どういう対策がいいか考えさせているところですね。自分の町のことは自分で考える、自分の町のことは自分で守る、こんな視点でコロナ対策をこれからもしっかり考えて、市民の皆さんの生活、それから地域経済をしっかりと守っていきたいと思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
わかりました。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしてきました。迫市長、どうもありがとうございます。

 

(市長)
ありがとうございました。

 

後半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、後半は小樽市役所職員の皆さんにお話しを伺っていきます。今日は番組の前半で迫市長から小樽市が実際の事務を取り扱う国の施策や、また国から交付される交付金を活用した市民の皆さんや市内事業者の皆さんへの支援策についてご説明をしていただきましたが、その中でも3本柱のテーマの一つ、子育て世帯の暮らしを支える生活支援、こちらの視点で実施される事業を中心に、本日は小樽市の福祉部子育て支援室こども福祉課長でいらっしゃいます大島正樹さんにお話を伺っていきます。大島さん、今日はお忙しいところありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。

 

(大島)
よろしくお願いいたします。

 

(FMおたるパーソナリティー)
さて、一人10万円がすべての方へ支給される特別定額給付金につきまして、小樽市におきましても申請、そして支給の動きが出てきたところですが、同じく国の施策として子育て世帯に焦点を当てた給付金の事業というのがあるんですね。

 

(大島)
はい。今回の国の施策として子育て世帯の生活を支援するため児童手当を受給している世帯に対して、対象児童一人あたり1万円を上乗せして支給する子育て世帯への臨時特別給付金給付事業を行います。対象となる世帯には、既にご案内の文書を送付しています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
私も息子がいまして、児童手当の受給世帯なんですが、児童手当を受けている世帯、特に申請をしなくても対象の児童1人につき1万円が支給されるということでよろしいですか。

 

(大島)
はい。今回の給付金については申請の必要がありません。振込口座は児童手当で指定していただいている口座に振り込みをいたします。なお、振込日は6月24日(水)を予定しています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
これは子育て世帯の皆さんにとっては大変嬉しいお話なんじゃないかなと思うんですが、例えばお母さん一人で子育てを頑張っている、いわゆるひとり親家庭を支援していく事業を、この度、小樽市独自の施策として実施されるということだと思うんですが、こちらについてはどのような形になりますか。

 

(大島)
はい。ひとり親家庭の生活を支援したいという目的で、小樽市独自の施策として児童扶養手当を受給している世帯に対して対象児童一人あたり1万円を支給するひとり親家庭と生活支援金給付事業を行います。先ほどご案内いたしました子育て世帯への臨時特別給付金と同様に対象となる世帯には既にご案内の文書を送付しており、申請の必要はございません。振込口座は児童扶養手当で指定していただいている口座に振り込みをいたします。なお、こちらの方の振り込み日は6月18日(木)を予定しております。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい、わかりました。この新型コロナウイルスの影響で多くの市民の皆さんが経済的に大きな影響を受けていますし、長い期間に及ぶ学校の休校、それから外出の自粛によりまして生活に支障が出ている方も多いと思うんですが、新聞報道などを見ますと、とりわけひとり親家庭が被るストレス、これは計り知れないものがあるんじゃないかと思うんですけれどもね。

 

(大島)
そうですね。国や道などの調査におきましても、ひとり親世帯とひとり親以外の世帯を比較しますと、ひとり親世帯の親御さんの方が正規の職員としてお勤めしている方の割合が低いこと、また長時間就労、早朝や深夜の勤務、土日祝日の勤務をしている割合、経済的などの理由で公共料金を払えなかったことがある、家族が必要とする食料や衣服が買えなかったことがある、子どもの習い事や進学費用の目途が立たないと答えた方の割合が、ひとり親世帯の方が高いということが分かっています。通常時におきましても家計や時間などのゆとりがなく、さまざまな支援が求められるなか、今回の新型コロナウイルスの影響でひとり親のご家庭が生活をしていく上でのストレスは、相当なものであると思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
そうですよね。以前、番組で大島課長と同じ部署の半谷さんがご説明されていたんですが、経済的にお困りの世帯の中学生の方を対象に、高校進学に向けた学習面や生活面などをサポートする支援事業、おたる子ども未来塾というのを教えていただいたんですが、新型コロナの、いわゆる3密を防ぐ観点から、現在、実施はされていないんでしょうか。

 

(大島)
はい。子どもの学習生活支援事業として昨年5月におたる子ども未来塾を開講いたしました。ひとり親や経済的にお困りの世帯の中学生を対象に小樽市勤労青少年ホームをメイン会場として、毎週土曜日の午後2時間、生徒は2名から4名程度に講師の先生が1名付くような形で学習支援を行っています。また、ハロウィンやクリスマスの時期には、歌って踊りながら楽しく英語を学べるような特別授業を行っています。先ほどのご質問ですが、今年度は4月11日にスタートしたんですが、その直後から新型コロナウイルスの影響による学校の休校に伴いまして、子ども未来塾もお休みしていました。本日から学校が再開されたことに伴って、6月6日(土)から子ども未来塾を再開いたします。現在、定員を30名程度としているんですが、今、28名のお子さんに登録していだだいています。そうではあるんですが、可能な限り申し込みはお受けして、来ていただきたいと思いますので、興味のある親御さんやお子さんは、私どもこども福祉課までお問い合わせいただければと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい、わかりました。私も親として心が痛む話題になるんですが、新型コロナウイルスの影響で学校の休校や外出自粛、それから在宅勤務の増加など、生活の変化が影響しているためでしょうか、児童虐待と思われるケースが小樽市内でも件数が増えているというのを聞いているんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

 

(大島)
はい。新型コロナウイルスの影響に伴う学校の長期休校や外出の自粛、親御さんの在宅勤務などにより、親御さんもお子さんも、家にいる時間が長くなり、自由に外出できない不満や収入減による経済的不安でストレスが溜まり、お子さんへの虐待へ繋がらないか、そういう意味ではとても心配しています。小樽市に3月と4月に寄せられた児童虐待の疑いのある通報や通告の件数は、昨年の同じ時期の件数より増加していることから、新型コロナウイルスの影響が少なからずあるのではないかと考えています。ご家庭における子育ての悩み、お子さんの学校生活での悩み、児童虐待などの相談を専門の相談員がお受けしています。相談内容につきましては固く秘密を守りますので、一人で抱えずに、ぜひご相談いただけると良いと思います。

 

(FMおたるパーソナリティー)
お子さんへの虐待や家庭内の喧嘩などの争いごと、まずは身体に危険が迫るようなものはすぐに警察に連絡ということになるかと思うのですが、小樽市福祉部こども福祉課でも相談を承っているということですね。平日の午前9時から午後4時半、連絡先は小樽市家庭児童相談室、電話は0134-29-3000までお願いします。さて迫市長、新型コロナウイルスに対応するための事業、その中で特に子育て世帯の暮らしを支える事業などについて、今、お話をいただきましたが、小樽市でも大きな課題となっているわけですよね。この少子化問題、子どもたちの未来に向けてお考えになっていることはありますでしょうか。

 

(市長)
そうですね。小樽の場合、人口がどんどん減少しているわけですが、それを解決するための一番大きなテーマは少子化問題ですよね。若い世代の方々にとってこの小樽で安心して働いて、安心して子育てができる、こういう環境を作っていくことが大変大事だと思っています。子育ての問題についてはまちづくりを担っている私としても大変大きな課題だと思っているんですね。いろいろとお話しが担当の方からもありましたが、市役所の中の組織改革を、今、考えていまして、時代の変化に応じてなじまない部分が出てきていますし、市民の皆さんからのニーズも変わりますよね、そういう中の一つとして市役所の中の子育て部門とそれから保健所の方にも母子保健担当がいますが、こういうものを集約しまして、子どもたちの問題に関してワンストップで受け入れることができるように、仮称ですが「こども未来部」という部を新たに創設するということを、今考えていまして、このことによりまして妊娠・出産期から子育て世代に寄り添う支援を切れ目なく、そして一体的に行っていくということで、サービスの向上を図っていきたいと思っています。それからもう一つは、先ほどの子ども未来塾のお話ではありませんが、子どもの貧困、それから子どもの居場所づくり、こういう問題も大変大きな課題だったと思っていますし、とりわけ小樽の場合、ひとり親世帯の割合というのが全国平均より高いんですね。かなり高いはずですよね。ですから、そういう問題を解消していくために、市としても組織として人員体制の強化を図りながら、しっかり子育て支援策を強化・充実ができる、そしていろんな悩み事をワンストップで受け入れることができる、そういう子育て世代のニーズにこれからもしっかりとお応えしていかなければいけない、このように思っています。

 

(FMおたるパーソナリティー)
はい、分かりました。本日は新型コロナウイルス感染症対策の子育て世帯の暮らしを支える事業などについて、小樽市迫俊哉市長と小樽市福祉部子育て支援室こども福祉課長の大島さんにお話を伺いしました。迫市長、大島さん、どうもありがとうございます。

 

(市長、大島)
ありがとうございました。

 

エンディング

「明日へ向かってスクラムトライ!」では番組をお聞きいただき、市政に対するご意見ご感想もお待ちしています。
留守番電話、ファックスは0134-21-2000です。お電話番号のお掛け間違いには十分お気をつけください。
E-mailは763@fmotaru.jp
お葉書でという方は047-0021小樽市入船4-9-1
FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」宛までお送りください。
次回は6月15日(月)午後2時からの放送です。どうぞお楽しみに。

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