令和元年度(平成31年度)「市長への手紙」に寄せられた手紙

公開日 2020年12月07日

更新日 2021年01月06日

令和元年11月に寄せられた手紙

ロードヒーティング改良工事について【11月21日受理】

私は、市道の急な坂に車庫が面している住宅に住んでいます。

令和元年9月に下水道工事があり、続いてロードヒーティング改良工事が始まりました。

坂の下部には工事についての看板が設置されていましたが、各家庭に工事の日程表等は配布されていませんでした。

何の説明もないまま、車庫前のマンホールを開けられたり、穴(用途については説明がないので不明)を開けられ車の出し入れができなかったのでタクシーで移動する。

9月26日(木)車庫を出てすぐ左側に工事車両が置かれ、車両と平行に矢印の看板が置かれていて一車線しか通れなかった。そばに誘導員がいたので「出るときは坂を上って出るが、車庫に入れるときには下から上って来なければ入れるのが難しいので看板などを避けて欲しい」と話す。にもかかわらずパイロンや矢印を少ししか避けてくれず入りにくかったので何度かやりとりする。その後誘導員から「上から入って」「建物の横の道からUターンして入って」と言われたが「それは難しい」と答えた。誘導員に「俺ならできるんだけど」と言われ「この工事のちらしとか入れていますか」と聞くと「そんなの役所に言って」と言われた。

9月27日(金)午前9時過ぎに小樽市建設部に電話し担当者に今までのいきさつを話すと「業者が説明に行くが、もし不在なら工事についての書面を入れます」と言われた。その後昼過ぎに気がつくと「工事のおしらせ」が投函されていたため、午後1:30業者に電話すると担当者は不在。外出するので4時過ぎに帰宅することを伝えると業者より電話があり今までの経緯を説明する。

9月28日(土)午前9:00頃業者2名が自宅に来る。私は「プロではないのでどんな工事をするのかわからない。車庫から車を出せない時には前もって連絡をくれると車を出さない」と話すと業者の人は「穴を開ける場合など車を出せない時には鉄板などを用意します」とのことだった。

その後もずっと片側通行が続き、車を出し入れするのが難しい上、出し入れに支障のあるパイロンを避けてくれず自分で避けたり、誘導員によって対応が適切ではない場合があり、車庫前正面に工事車両を置かれ誘導員にお願いしても避けてもらえず、急な坂の狭い車庫の入り口で切り替えしして出し入れし、その度に気を遣わなければならず大変不便で嫌な思いをしていた。

11月5日(火)午後帰宅するとただ一人だけ気を配ってくれる誘導員に「すみません。明日か明後日、車庫前の土を掘るので出し入れできないと思うので、車を別の場所に置いてくれませんか」と言われる。

工事の詳細や終了時間等がわからないため11月6日(水)と7日(木)は車を出さず、予定していたタイヤ交換をキャンセルする。

11月7日(木)車庫前のアスファルトをはがし、夜までかかって再度敷いていた。この状況では業者が話していた鉄板を置いても車の出し入れはできなかった。

このまま工事が続き、雪が降ってロードヒーティングが効いていない状態での出し入れは更に難しくなるため、11月11日(月)午前8:50過ぎ小樽市建設部に電話する。「担当者不在のため戻ったら電話させる」とのことだった。午後1時になっても電話が来なかったため再度電話すると同僚は「昼前には戻っています」とのこと。担当者がなぜすみやかに電話をくれなかったのかは不明だが、今まで大変困っていたことや、今後の工事の日程表を出して欲しいことなど話す。また気になったことを書きまとめた文書をファクスする。その後午後5時過ぎに建設部の担当者と業者1名が自宅に来て日程表をもらい今後の工事の説明を受ける。

その際、「先週のアスファルト工事のあと車庫の入り口の鉄板と道路の間の段差を埋めるアスファルトを車の幅しか敷いていないため、坂を上って車庫に入れることが難しいので残りの部分の段差を埋めて欲しい」と話す。建設部の担当者は「今日は難しいですが、明日します」と答えた。

翌11月12日(火)はアスファルト工事をしていたが、11月13日(水)の朝になっても段差を埋めていないので、午前8:50に建設部の課長に電話する。課長は席をはずしているということで担当者に代わる。「アスファルトの段差を埋めていないがどうなっているのか」と聞くと、「今日昼過ぎに業者に聞いてみます。一昨日(11日)今日は難しいが明日しますと言いました。」と言われ「その明日は昨日ですよね。課長に代わって下さい」と話す。

20分くらい後課長より「業者に話をして今日の昼からやります」と言われる。

「昨日やるはずがどうしてできなかったのか。最初からやるつもりはなかったのではないか」と聞くと「業者と調整をしていた」というような内容のことを言われた。「一昨日担当の方と業者の方が来られましたよね。」と聞くと「それはアスファルトとは違う業者です」と言われた。課長は「昼から段差を埋めます」と話していたが、課長との電話終了から30分位後には段差が埋められていた。建設部の担当者が約束した12日も私が電話した13日もアスファルト工事を行っていたので、担当者からの指示があれば前日でもできたのではないでしょうか。また、約束した日にできないのであればその旨の説明があるべきではないでしょうか。

電話の最後に課長は「業者に言っておきます」と話していましたが、責任を業者に転嫁しているように私は感じました。速やかに対処してくれた業者の対応は誠意があり、これまでの建設部の対応は市民の立場に立った誠意ある対応であるとは思えません。

本来発注者である小樽市はその責任において工事を業者に委託し、業者に適切な指示を行い、工事の進捗状況などを把握するべきではないのでしょうか。

また、当該市道の坂を上りきったあと反対側に下った急な坂には片側通行等についての看板の設置がなく、そこから上って来た時には上りきってから初めて片側通行とわかるが、抜け道がないため大型車両で来る宅配業者さんが大変困っていた。(私が書面でファクスした11月11日以降にやっと設置された)

また、坂に右左折する、ある出入り口には何の説明もなく突然通行止めの柵が置かれたことがあり、そこから坂に出入りする住民は迂回しなくてはならなくて困っていた。また、11月15日(金)はその出入り口の場所の工事が終了していたにもかかわらず、通行止めの柵が置かれたままで通れず、坂からその通りに入るときに迂回しなければならなかった。その通り沿いの住民にはやっと本日11月20日(水)に「通行止め」のお知らせが投函されたが、工事当初から「工事についてのお知らせ」は投函されていなかった。

かなり急な坂なので通行するには平地と違って走行には大変気を遣いますが、あまりにも住民の立場に立っていない対応であったと思います。

そもそも雪の降る時期に必要なロードヒーティングの工事を、なぜ雪が降る11月にかかるまで行うのでしょうか。市民の立場に立って行っているとは思えません。気温が下がって来てからは日中でも氷点下になり業者が昼も夜も融雪剤を撒いていて、11月14日(木)は午後から吹雪になり氷点下まで気温が下がり工事終了後と午後10:30過ぎに再度融雪剤を撒いていた。

11月17日(日)朝は坂に10cm位の積雪があり、午前9時過ぎに業者の人がスコップで歩道や車道の雪を避けていた。他の地域ではすでにロードヒーティングが稼働されていましたが、なぜこのような危険な状態になる前に終わらせることはできなかったのでしょうか。

工事は朝8時頃から夜11時半過ぎまで行われる事もあり吹雪の中でも行っていました。今回より早い時期にもっと長い期間で余裕を持って行えば周辺住民や通行車両、通行人等にかける負担を減らせ、また工事関係者が悪天候の中での作業を行うこともなかったのではないでしょうか。

以上をふまえて、最後に、今後このような工事等がある場合は適切な時期に行い、すべてを業者任せにせず、発注者である小樽市が責任を持って工事の影響がある周辺の住民に工事の日程表などを配布して適切な説明を行い、また工事の進捗状況などを把握し、工事についての標識等は誰にでもわかりやすく設置し、市民の立場に立って対応していただきたくお願い申し上げます。

上記については全文小樽市のホームページへの掲載を希望しますが、その場合一部のみの掲載ですとどれだけ困っていたかが伝わりませんので、全文の掲載をお願いいたします。

【回答】

お手紙を読ませていただきまして、今回のロードヒーティング改良工事に際しまして、車庫からの自家用車の出し入れ等について、大変ご不便をお掛けしたことが伝わってまいりました。工事担当には、今後は工事区間の沿線にお住まいの方のお話をよくお聞きし、丁寧にご説明した上で、住民の皆さんに寄り添った現場対応を行うよう指示いたしました。

また、お手紙の後段にある「今後このような工事等がある場合は(中略)市民の立場に立った対応をしていただきたい」とのご要望等につきましては、以下のとおりです。

まず、施工時期につきましては、例年、ロードヒーティング工事は本格的な降雪が始まる前の11月中旬に稼動できるよう工程を設定し、適切な時期に施工できるよう努めております。今回の工事は、車道の幅が7m程度と狭く、道路勾配が18%を超える急坂路で通過交通量も多いなか、終盤には降雪や低気圧も重なり、大変厳しい工程となりましたが、ロードヒーティングは11月22日から全面稼働し、25日に最終の舗装を行って現地での工事は終了しております。大変ご心配をおかけいたしましたが、今後は適切な時期に施工できるよう努めてまいります。

次に、市発注の工事につきましては、市の工事監督員と施工業者の現場代理人が、適宜協議しながら進めており、工事の進捗状況につきましては、工事監督員が現場代理人から提出される報告書や現場確認等により把握しております。また、住民の皆様への工事概要のご説明等につきましては、工事名や工事期間、施工業者、市の工事担当課、電話番号などのほか、工事中の騒音・振動や通行規制及び交通誘導等へのご理解・ご協力をお願いするチラシ「工事のお知らせ」を作成し、沿線の住宅等に戸別配付しております。ご要望のあった工事日程表につきましては、日々の進捗状況を踏まえ随時見直すものでありますので戸別配付はしておりませんが、お問い合わせに応じて施工業者の現場代理人や市の工事監督員がお宅を訪問し、個別にご説明するなどの対応をしております。

工事標識等が分かりにくいとのご指摘につきましては、引き続き改善に努めてまいりたいと考えております。

いずれにしましても、この度の現場対応が不十分であったことをお詫び申し上げますとともに、ご指摘やご要望を踏まえ、市民の立場に寄り添った現場対応となるよう改善を図ってまいりたいと考えておりますのでご理解をお願いいたします。

なお、ホームページにつきましては、お手紙の差出人が特定できないよう配慮させていただいた上で、掲載いたします。

令和元年10月に寄せられた手紙

都市計画マスタープラン策定について【10月4日受理】

1.背景と提案骨子

第2次都市計画マスタープラン策定委員です。第2次都市計画マスタープランは10月29日に最終議論が行われ、年内に都市計画審議会にて協議され、市民にパブリックコメントを求める予定となっています。9月30日に都市計画担当職員と議論・調整しましたが、都市計画担当職員の判断では以下がマスタープランに反映できないこと、さらに策定委員会においてもそこまで踏み込めないことが予期されるので市長への依頼となります。

(1)マスタープランにおいて、地域毎のまちづくり目標を設定します。そのためには10年先の各種推計値が必要となります。都市計画部門では専門外のためシミュレーションが困難と想定され、現時点でこれらの推計値を用意することを諦めた状態となっています。市としてさらに市民代表の委員としては計画の裏付けをきちっと取るためにもこれらの推計値が必要と考えています。市長には各部門長に各種推計値を作成するよう指示願いたい。

(2)都市計画マスタープランを実現することは、関連計画及び個別の都市計画を確実に実行することです。都市計画部門はこれらの計画は第7次総合計画の一部と位置付け、企画政策室が進捗状況などを確認する責務を有するとして、自らまちづくりの実行責任を負うスタンスにありません。都市計画に関する計画は総合計画の一部と位置づけられるとしても都市計画(まちづくり)の範疇での実行責任組織と実行責任者を設置して戴きたい。

2.依頼事項

(1)第2次都市計画マスタープランにおいては第1章にて現状と課題を示し、第4章にて地域別方針を記載します。今後20年、実質的には10年後のまちづくりイメージを地域別に示す構成になっています。そのためには10年後にどんな小樽市になっているのかを現状と同様の項目にて推計値を算出し、これらの数値から将来に向けて対策しなければならないことを洗い出さないと意味ある計画方針が策定できません。地域別の人口推計値、産業別就業人口の推計値、空き地・空き家の推計値、自動車保有車両数の推計値などが必要数値となっています。企画政策室まとめで各部門に推計値を作成するよう指示願います。尚、都市計画マスタープランは都市計画法第18条の二第4項に示される「基本方針」であります。

(2)第2次都市計画マスタープランの最終章(第5章)は「都市計画マスタープランの実現にむけて」と題して、実行に関する運営を記載する予定です。都市計画マスタープランは前述の通り、「基本方針」のため、社会情勢などに応じて方針見直しをするPDCAに関することは記述予定です。しかし、一番肝心なことは都市計画マスタープランにおいて示される地域公共交通網形成計画、北海道新幹線新小樽駅周辺まちづくり計画などの「関連計画」及び土地利用、都市施設、市街地開発事業などからなる「個別の都市計画」を確実に実施することです。これらまちづくり計画の進捗管理、懸案事項のフォローアップを権限をもって遂行する実行責任組織と実行責任者を設置して戴きたい。複数の組織に対する権限を有する必要がありますが市長、副市長外から部長を抜擢願いたい。

【回答】

ご依頼のありました地域別の人口、空き地・空き家の数、自動車保有車両数などの推計につきましては、担当職員が打合せさせていただいた後も、引き続き国や研究機関より公表されている推計手法により市町村単位で算出可能な推計手法があるかどうか調査させましたが、現状では見当たらない状況ですので、本市のまちづくりの推進にあたっては全国や都道府県単位で推計されているものを参考とするなど、今後の社会情勢の把握に努めてまいりたいと考えております。

なお、産業別就業人口(第1〜3次産業)につきましては、概ね1〜2年後には、関係機関から公表される見込みとなっておりますので、ホームページなどで情報提供させていただきたいと考えております。

また、都市計画マスタープランの「関連計画」及び「個別の都市計画」を確実に実施するために、これらの計画の進捗管理、懸案事項のフォローアップについて権限をもって遂行する実行責任組織と実行責任者を設置することにつきましては、計画に基づく事業等を担当する部署には、それぞれ責任者を配置し、責任を持って進捗を図るよう日頃から指示しているところでありますので、新たな組織などを設置する必要性は低いものと考えております。

令和2年度予算編成方針について【10月4日受理】

1.提案骨子

令和2年度の予算編成は市長の任期末である令和4年度までの収支を含む事業計画をある程度作り込み、これを実現するための市長指示事項を予算編成方針に織り込むこと、さらに、各部門への予算編成方針は市長名で発行すること。

2.説明

収支改善プラン(平成31年度〜平成37年度)のブラッシュアップと実効性を高める市政を行財政改革推進本部会議などを通じて遂行していると認識します。これは市長への手紙に対する市長からの返信にて判断しています。また、3月18日財政部担当との打合せにおいて、収支改善プランにて7年先の数値を作り込むことより、今後3年間の収支計画及び対応した事業計画策定の方が重要であることと、私が過去勤務していた大企業においても3年先の中期計画を毎年ブラッシュアップし単年度の予算編成方針に繋げる運用を採用していることを伝えました。財政部担当もこれについては納得に近い理解を示していたと認識しています。

このような考えから令和2年度〜4年度の収支計画及びこれに対応した事業計画を実行することを予算編成方針の最初に示して欲しいと考えます。

3.予算編成方針にあたり留意すべき事項

市長就任から1年間の市政などから次の事項を留意し、予算編成方針に反映すべき施策が存在すると考えています。

(1)まず、市長公約を実現するための令和4年度までの施策を文書にて明確にし、事業計画として予算編成させることです。

(2)次に第7次総合計画を確実に実施することです。

(3)第2次都市計画マスタープランは現在策定中でありますが、令和元年度中には確定する予定ですので、これについても予算編成上、留意すべき事項があります。都市計画マスタープラン(策定中)において示される地域公共交通網形成計画、北海道新幹線新小樽駅周辺まちづくり計画などの「関連計画」及び土地利用、都市施設、市街地開発事業などからなる「個別の都市計画」を確実に実施することです。

(4)公共施設再編については現時点で提示されている素案のロードマップイメージでは令和4年度から基本構想を議論する段取りとなっていますが、民間の活用による早期着手も織り込めるような柔軟な予算編成上の対応が必要と考えます。

(5)自治基本条例に示される協働によるまちづくりの精神、市民の代表的な声から、次についてもより具体的な施策を市職員が作り込めるよう、市長の理解と指示が必要です。

(一)運営から経営へ:議会などでは市職員の育成など「人財」視点の指摘がありますが、私は収支責任を小樽市の幹部である部長に持たせる改革が「経営」に相応しいと考えます。収支責任を部長に付与する事業構造への転換を予算編成方針として織り込んで戴きたい。

(二)第7次総合計画及び第2次都市計画マスタープランは複数の組織による事業にて実行されます。個々の部門にそのPDCA&M(モニタリング:評価指標にて遂行状況を把握する)を任せるのではなく、実行責任部署と責任者を設置する組織改革が必要です。市長及び副市長はCEO(最高責任者)ですので、別にCOO(実行責任者)を設置するイメージです。

(三)第7次総合計画で設定されている評価指標は今後ブラッシュアップされていくと推察(期待)しますが、これを職員の評価項目とする。

(四)市民満足度による職員の評価を実施すべきと考えます。真の小樽市と市民の対話を実現するためです。市民満足度を多岐にわたって容易に取得できることを支援する「アンケートシステム」の導入を広報広聴課に提案しています。尚、市民満足度の向上のためには情報共有と小樽市が言う小樽市の都合の良い情報発信から「市民と市による小樽市経営上の課題の共有」から始める必要があります。

(五)小樽市の各計画は全市の人口推計値は明示していますが、その他の推計値はシミュレーションにて導いていないことが多く、将来の課題を探求する努力を怠った仕事と感じられる場面がとても多い。第2次都市計画マスタープランの例ですが、地域別の人口推計値、産業別就業人口の推計値、空き地・空き家の推計値、自動車保有車両数の推計値を導かないで計画が策定されようとしています。地域公共交通網形成計画も同様でした。以前も指摘しましたが過去数値の分析力も弱いことと合わせて「数字に強い」市政を遂行して欲しいと考えます。

(六)市民と小樽市の対話強化として、広報含む情報発信のあり方見直し、パブリックコメント制度の見直しによる活性化、市民提案が増える環境の醸成などが必要です。

4.まとめ

一部繰り返しになりますが、平成30年度予算編成方針の構成に対して、改善していただきたい事項を以下に示します。

(1)市長名で発行する。よって宛先に「様」は不要。

(2)資料名について、「予算編成方針」だけではなく「市長指示事項」というニュアンスを意識できる資料名に見直す。

(3)国の動向の後に「小樽市を取り巻く環境」を追加する。特に市長が認識する経営課題及び市民の声を示す。

(4)本市の財政状況については、ブラッシュアップされた収支改善プランの令和2年度〜4年度の数値をさらにどう改善していくかという視点で3年度分の目標数値(ガイドライン)を示すべき。もちろんこの数値は今後の市長評価指標となる。

(5)予算編成方針について

(一)最初に令和4年度までの実行計画を作り込むことを指示する。

(二)事業収支及び部門収支責任を部(部長)に付与することを示す。

各部門への歳入の割当、収支をどうするかは新年度開始前に過去5年間などの平均値などで作り込み、令和2年度は試行する。

(三)第7次総合計画、第2次都市計画マスタープランの確実な実行。

(四)3項に示した事項などを部門別指示事項として示す。

【回答】

(1)市長名での発行について

予算編成方針は、小樽市財務会計規則第5条において、「財政部長は、市長の命を受けて・・・(中略)・・・編成方針を定め、部長等に通知する。」としていることから、財政部長名での通知としております。なお、予算編成方針の内容につきましては、財政部長との確認・協議を踏まえた上で作成しているところでありますので、市長名での発行は考えておりません。

(2)資料名について、「予算編成方針」だけではなく「市長指示事項」というニュアンスを意識できる資料名に見直すことについて

予算編成方針は、財務会計規則に明記された名称であることから、資料名の変更につきましては考えておりませんが、私からの指示事項については、政策検討会議や関係部長会議などにおいて直接指示しております。

(3)予算編成方針における国の動向の後に「小樽市を取り巻く環境」を追加する。特に市長が意識する経営課題及び市民の声を示すことについて

予算編成方針は、「1.国の動向」、「2.本市の財政状況」、「3.予算編成の基本方針」で構成しておりますが、本市の人口や経済の動向など、「小樽市を取り巻く環境」の記述についても検討するよう、財政部長へ指示します。

(4)予算編成方針における本市の財政状況について、ブラッシュアップされた収支改善プランの令和2年度〜4年度の数値をさらにどう改善していくのかという視点で3年度分の目標数値(ガイドライン)を示し、今後の市長評価指標とすることについて

本市の収支改善プランは7年間の計画期間としておりますが、中間見直しをすることにより、より具体的な計画にしていく予定です。また、令和2年度以降の数値の改善につきましては、毎年度の取り組み状況を精査することにより、より具体性を持たせる取り組みを行うこととしております。

なお、予算編成方針はあくまでも新年度に向けて、単年度における収支均衡予算を編成するためのものであることから、予算編成する上で中期的(2〜3年)な収支を勘案することはあっても、それを編成方針に直接盛り込むことは馴染まないものと考えております。

(5)予算編成方針について

(一)最初に令和4年度までの実施計画を作り込むことを指示する。

(二)事業収支及び部門収支責任を部(部長)に付与することを示す。各部門への歳入の割り当て、収支をどうするかは新年度開始前に過去5年間などの平均値などで作り込み、令和2年度は試行する。

(三)第7次総合計画、第2次都市計画マスタープランの確実な実行。

(四)3項に示した事項などを部門別指示事項として示す。

予算編成方針は単年度における収支均衡予算を編成する上での考え方を示すものでありますので、中期的な視点での実施計画や歳入の割り当てなどにつきましては、市が行う事業には扶助費などの義務的経費が多く含まれており、国の制度変更や社会情勢などにより常に変動することからも、予算編成方針に盛り込むことは考えておりません。

なお、新年度は第7次総合計画の施策を予算に反映させる初年度となりますので、各計画との整合性に留意し、その取り組みを進めることにつきましては、検討するよう指示しております。

本市は、人口減少や少子高齢化が進み、公共施設の老朽化対策などの財政需要の増加が見込まれており、限られた財源の中で市政を運営していくためには、財政の健全性を確保し、持続可能な財政基盤の構築が必要と考えておりますので、今後とも効率的・効果的な行財政運営の推進を図ってまいりたいと考えております。

交差点中の除排雪について【10月2日受理】

昨冬期、迫市長になってから、「主要交差点の見通し確保の取り組み拡大」で、バス路線はもとより通学路にも配慮していくと掲げられていましたが、バス路線、通学路でもある高島小学校校門前の交差点では実施されませんでした。押されてきた雪が、幅約10m高さ2m以上にも堆積され、大変危険な状態になります。投げ場所が無いという理由ですが、毎年除雪の状態に変化がなく、苦情も毎年言っております。施工業者の除雪態勢ではなく、市側に問題があるのではと思います。今年こそは、交差点中に堆積をするような内容をあらためて、除雪後の雪は速やかに処置をして、事故を未然に防いでほしいと思います。

令和元年9月に寄せられた手紙

海上自衛隊(哨戒艦)誘致について【9月19日受理】

このたび、海上自衛隊が哨戒艦部隊を新設するとのことです。領海や領土の沿岸、港湾の防衛や警備、救難活動を主な任務とする部隊です。新たに建造される哨戒艦は1000トン級で、速さより航続性を重視しており、戦闘艦ではなく武装も機関砲程度と軽微なもの、乗員も30人程度です。哨戒艦は、護衛艦と比べて地味な存在ですが、四方を海に囲われた日本の安全を守る上で重要な艦となります。第一管区海上保安本部がある小樽には、理解し易い存在でもあり、配属先として検討されてはと思います。

【回答】

本市は、商業港湾都市として、港の繁栄とともに発展してまいりました。今もなお、小樽港は物流を中心とした商業港であり、本市経済を支える重要な機能の一つであります。今後においても、国内貨物の誘致や諸外国との貿易拡大による物流の活性化等を進めるとともに、経済効果の高いクルーズ客船の誘致を図り、平和で質の高い商業港として発展させていきたいと考えているところです。そのため、自衛艦の誘致につきましては、人口対策や経済活性化の面において一定程度の効果は期待できますが、その一方で、当面としては将来に向けて商業港としての機能強化を図っていくこととしており、現在のところ、海上自衛隊哨戒艦の誘致について働きかけを行うことは考えておりません。いただいたご意見は、本市の発展を願う市民の貴重なご提言として参考にさせていただきますので、何とぞご理解くださいますようお願い申し上げます。

除雪のお願い【9月12日受理】

私の家の前は、学校の通学路ではありませんが、近所の小学校の子供たちが、学校の行き帰りに通ります。年一回でいいですから、除雪をお願いします。

【回答】

ご意見のありました道路の除雪作業につきましては、道路幅員が狭く、現在、市の除雪路線になっていない状況ですが、今冬において、路面状況が悪化し、交通に著しく支障が生じることがありましたら、対応を検討いたしたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

なお、道路の排雪につきましては、町会等が自主的に生活道路の排雪を行う際に、市が無償でダンプトラックを派遣する「貸出ダンプ制度」をご利用いただくことができます。

さまざまなことについて【9月4日受理】

1.地デジ受信について

私が住んでいる望洋台のほぼ全域で、テレビの地上デジタル放送をアンテナでは視聴できませんので、町会の有志(ボランティア)でケーブルテレビ組織(テレビ組合)を苦労しながら運営しています。小樽市内にはそうした地域が点在しているようですが、望洋台も現在では高齢者主体の地域となってきており、テレビ組合のボランティアでの運営が困難になりつつあり、早晩解散となると、結果として地デジ放送が受信できないこととなってしまいます。不感地帯をカバーできるような特殊なアンテナの設置や、各地域で行われているテレビ組合機能を一括して市の行政に組み込めないものかと思います。

2.害鳥駆除について

春先に、住宅地近くに巣を作り歩行者を攻撃し、夏から秋にかけては家庭菜園の作物を食い荒らし路上にごみをまき散らすなど、カラスによる害は住民にとって大変な苦痛です。「カラス注意」の看板では解決されません。法律で保護されているのか、街中だから駆除できないのか理屈はわかりませんが、通行人がけがをしたり、幼児がおそわれないよう、住民が不快に思わないないような対策を立てられないでしょうか。

【回答】

1.地デジ受信につきまして、望洋台地区は地形的に難視聴地域であり、平成19年には地域住民の皆さんが中心となって、地デジ放送を配信するために「テレビ共同受信組合」を設置し、運営しているとお聞きしております。近年、市内の町内会は少子高齢化が進み、役員の高齢化や成り手不足が町内会活動にとっても大きな問題となっていることから、今後の受信組合の運営についてご心配されていることとお察しいたします。昨今はインターネットが普及しており、子どもからご高齢の方まであらゆる世代の方が利用していらっしゃる反面、大雨や台風等の災害に備えるための情報や、事件や事故、暮らしの身近な情報を得ることができるテレビ放送は、私達の主要な情報収集の手段であり、日々の生活に欠かせないものであると十分承知しております。共聴設備の管理は、所有者または管理会社によって行なわれるため、市で管理することは難しいと思いますが、他市における管理組合の運営状況や、その運営に係るメリット、デメリットなども一度調査してみたいと考えております。

2.カラスの繁殖期である4月から7月は、親鳥がヒナを守るため、近くにいる人間を外敵とみなし、威嚇行動を行うことがありますが、カラスにつきましては「鳥獣保護管理法」により保護されている「野鳥」であり、むやみに駆除をすることができないことになっています。卵やヒナのいる巣も同様です。駆除ができるのは、農林水産等の被害防止のため、農村等の限られた場所で狩猟免許を持った者が猟銃で行うことが主であり、市街地での駆除は法的には行えないものです。

一番の予防方法は、巣やヒナに近づかないことですが、どうしても通行しなくてはならない場合は、傘をさしたり帽子を被るなど、自己防衛に努めることが良い方法だと思います。「カラス注意」の看板も、可能な限りの情報を集め、市内各所の危険な場所を特定し、設置していますので、その場所では特に注意をお願いいたします。そして、家庭菜園被害やゴミをまき散らす等の被害に対しましては、テグスを張って進入を防いだり、トゲ付シートなどの防鳥グッズや忌避剤を使用するなどして、カラスを近づかせないようにする対策が、効果的かと思います。個体によっては、CD(光るもの)やカラスの模型を吊るしたり、目玉模様のシートを貼るなども効果はありますが、すぐに見慣れてしまう場合もありますので、吊るす場所や張る場所を時々変えるなどの工夫が必要となります。また、町内会などを通して、事あるごとに、ゴミステーションの管理の徹底をお願いしているところでありますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

令和元年8月に寄せられた手紙

観光について【8月30日受理】

小樽も観光地として全国的に名が知れ、特に小樽運河は有名ですが、実際に訪れたときの感想として、写真等に比べて現地風景とのギャップが大きいようです。思っていたより狭いことや、運河と道路の境にある樹木がスカスカで、道路を走る車が丸見えになり、せっかくの雰囲気を壊しているなど、まだまだ景観整備が必要かと思われます。新たに桜の木の植樹なんかも、風情があって良いかもしれません。

メルヘン交差点には、いつも観光客が大勢いますが、この一等地に、昔から市の入船ポンプ中継所があります。そこの施設を改良して、屋上に夏はオープンテラス、ビアガーデンを設置するなど、少しでも利益を上げることを考えてはどうでしょうか。観光客にも喜ばれると思います。

また除雪について、以前より改善されたと思いますが、駅前通り〜堺町〜メルヘン交差点などの観光エリアは、もう少し力を入れてほしいと思います。

【回答】

小樽運河の写真と実際に訪れた際のギャップにつきましては、個々人の印象や受け止め方もあるかとは思いますが、樹木の整備のご意見につきましては、小樽運河沿いの道路、植栽、散策路を所管しております北海道へお伝えしたいと思います。市といたしましても、小樽運河は重要な観光スポットであると考えておりますので、訪れる観光客の皆様に歴史的な景観を楽しんでいただけるよう、本市特有のノスタルジックな景観の維持保全に努めてまいりたいと考えております。

次に、メルヘン交差点の入船汚水中継ポンプ場につきましては、下水道施設として重要な役割を担っており、現在は保安管理上、敷地内への一般の方々の出入りは禁止としております。しかしながら、ここは観光客が多く集まる大変良い場所でありますので、今後建物を更新する際には、いただきましたご意見を参考に、施設規模の縮小や敷地の有効活用について検討させていただきたいと思います。

最後に、観光客に配慮した除排雪につきましては、一昨年度から市民の皆さんや観光で訪れる方が多い小樽駅から小樽運河にかけての主要な5路線(中央通線、浅草線、大通線、本通線、本通第2線)の早めの排雪作業を行ってまいりました。今年度はこれらの路線に加え、小樽駅前広場の雪山処理や南小樽駅周辺からメルヘン交差点にかけての歩行者導線の確保に努めていくことで、観光都市としてサービスの充実を図っていきたいと考えております。

固定資産税算定における疑問点ついて【8月29日受理】

固定資産評価基準とは、地価公示価格及び不動産鑑定士による鑑定評価から求められた価格を流用することとし、これらの価格の7割(国税は8割)を目処として、固定資産税の路線価の目安にすることとされている。

1.職員は、国と市の路線価を比べたことがあるのか。

2.各筆の土地の評価額を求める場合に用いる地積は、原則として登記簿に登記されている地積によるとされている。例えば登記簿上、畑で宅地評価している場合、宅地に換算して、小数点以下までの地積で評価していないか。

3.補正率については、奥行価格補正率、不整形地積補正率その他が、適正に行われているか。法令にない適正率を適用していないか。このことについて市職員に聞いたところ、補正率表にない数字を使用しているのは事実であるが、隣接地との均衡上、使用しているとのことであったが、これは間違いであり、補正率により土地の地形がわかるものである。

4.固定資産評価員の選任については、税理士試験合格者の中で、固定資産税を選択合格した者の中から、選任すべきと思う。ただ、実務上、該当者は少ないと考えられる。

【回答】

1.国の路線価(相続税路線価)と市の路線価(固定資産税路線価)についてですが、毎年均衡を確保するため、情報交換を行っております。

2.固定資産税の評価額を求める際に使用する地積についてですが、所有者からの申し出による地積の変更を市が認定した場合を除き、登記地積で算出しております。登記地目が畑で現況地目が宅地の場合についても、上記のとおりとなります。

3.固定資産税評価の補正についてですが、周りとの均衡を図るためではなく、画地の現況を判断することを目的としていることから、画地ごとに補正を適用しております。法令にない補正率を適用していないかとのことですが、固定資産評価基準第1章第3節第2条(一)4に「市町村長は、宅地の状況に応じ、必要があるときは、『画地計算法』の附表等について、所要の補正をして、これを適用するものとする。」とありますように、小樽市独自の補正も適用しながら評価を行っております。

4.固定資産評価員の選任についてですが、固定資産評価員は「固定資産の評価に関する知識及び経験を有する者」のうちから、市町村長が市町村の同意を得て選任されることとされておりますが、固定資産評価員は、市長の指揮を受けて固定資産を適正に評価し、かつ市長が行う価格の決定を補助するために設置されている特別職であり、固定資産の評価は、直接住民の負担につながる重い責務を担うことから、小樽市では、税務事務の管理監督者である財政部長を選任し、議会の同意を得ております。

病院、交通について【8月29日受理】

小樽は外科の病院が少なく札幌にはたくさんあるので、うらやましいです。個人病院の誘致の努力を切望します。

また、小樽は坂の町で高齢者には住みにくいので、坂の上にバス停を作り、使う人の少なくなったバス停と替えてほしい。

【回答】

現在、市内の医療機関は、病院が16施設、開業医などの一般診療所が70施設となっております。外科を標榜している医院につきましては、7病院と5診療所の合計12施設ありますが、以前と比べると医師の高齢化による閉院などで減少しております。外科医の不足は、全国的に深刻な問題となっており、日本外科学会が行ったアンケートでも「労働時間が長い」「医療事故の危険性が高い」などの理由から、外科医を志望する者が減少しているとの結果が出ています。市では、現時点で外科個人病院の誘致をすることは難しいものと考えておりますが、市民の皆さんが安心して医療サービスが受けられるよう、小樽市医師会や市立病院とも相談をしながら、医療提供体制の充実を目指していきたいと考えておりますので、ご理解願います。

また、バス停につきましては、ご意見を参考とさせていただくとともに、バス事業者にもお伝えします。現在、バス路線網を維持するための検討を進めておりますので、今後ともご協力をお願いします。

東地区の活性化に向けた循環バスの運行について【8月26日受理】

かつて桂岡は、十万坪の開発による建築ラッシュで活発でしたが、今は高齢化が進み、特に桂岡地区の山坂に住む年寄りたちは、息子や娘のいる利便地で同居せざるをえない現状で、交通難民となっています。高齢者、障害者、病弱者、子連れ妊婦さん等の苦しみを目にする時、張碓峠から東地区の交通に改善を要すると考え提言します。

まず全面循環路線バスを作るべきと思います。銭函駅をスタートし、桂岡、春香を通り、張碓で折り返して、銭函駅へ戻りますが、途中、それぞれの住宅街を経由していきます。

次に、主に銭函、桂岡の短い距離を走る循環路線バスを、本数を多めに作ります。

ともに、桂岡の上の方は冬道が大変なので、バス停の間隔は15〜20mぐらいにしてほしいです。また、桂岡十字街手前のスーパーの横にも、バス停を新設してほしいです。

小樽〜桂岡は利用者も少なく、バス事業者が銭函・桂岡から撤退しないか心配になることがあります。そうなった場合は、地元のタクシー業者さんに期待します。

【回答】

お手紙にありました、銭函地区のバス路線についてですが、おっしゃるとおり、銭函・桂岡線は利用客が少なく、バス事業者にとっては厳しい収支状況となっておりますが、現状としては、バス路線を維持しているところです。バス停の間隔を短くすることにつきましては、利用される方の利便性につながりますが、一方で、バスの燃料費が多くかかり、また、運行時間が長くなることも考慮し、検討しなければなりません。路線バスの維持に関して、複数の交通事業者を視野に入れて検討することの必要性は、そのとおりと思います。その他、いただいた循環バスの運行などのご提言につきましては、すぐにご希望にお応えできる回答とはなりませんが、バス事業者と情報共有させていただき、小樽市の地域公共交通の維持・確保に向けた施策を進めていく上で参考とさせていただきます。

本市では今年度、関係者と協議をしながら、将来にわたり持続可能な地域公共交通の維持・確保を目指し「小樽市地域公共交通網形成計画」を策定したところです。今後は、バス路線の維持・確保に向けて、利用促進が図れるよう様々な施策の実施を検討していく予定ですので、今後とも、小樽市の公共交通に係る取組につきまして、一層のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

SDGsの取扱いについて【8月23日受理】

小樽市はSDGsをどのように取り扱うのでしょうか。

SDGsは「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2015年9月の国連サミットで採択された開発目標です。小樽市の環境基本計画(2016〜2025年度)のなかで、SDGsに寄り添った「持続可能な社会」という表現は、全140ページの内、わずか5ページ(2,3,6,66,67ページ)にみられるだけでした。第6次総合計画・後期実施計画ではゼロ。これからは「SDGs自治体」という市町村が相次いで花開くと思われます。小樽をこよなく愛する者として、市の動きを見守っていきたいと思います。

【回答】

本市におけるSDGsの取り扱いですが、小樽市環境基本計画(期間:平成27〜令和6年度)は、小樽市環境基本条例の基本理念「環境への負荷の少ない持続的発展可能な社会を構築する」の実現に向けて策定された計画であり、SDGsの理念と合致した内容となっておりますので、今後も本計画に基づき、環境分野におけるSDGs達成のための取組を推進してまいります。

また、国からは各種計画や戦略、方針の策定や改訂に当たってSDGsの要素を最大限反映することが奨励されているため、現在策定中の第7次小樽市総合計画(期間:令和元〜10年度)では、直接的ではありませんがSDGsの理念と合致する、持続可能なまちづくりに向けた考え方や取組を登載しております。

私としましても、SDGsに関する取組を推進したいと考えており、現在策定中の第2期小樽市総合戦略の基本的な考え方にSDGsを取り入れるほか、今後、各施策と17のゴールとの関連性やSDGs達成のための取組などを検討してまいります。

SDGsの推進には、市民や企業の皆様の意識を啓発し、わかりやすく伝える必要があると認識しており、より良い方法について引き続き模索・検討してまいりますので、見守っていただけましたら幸いに存じます。

さまざまなことについて【8月8日受理】

私は生まれも育ちも小樽の73歳です。

廃校となった学校の跡地について、低い年金や収入の少ない人たちが入所できるホームや幼稚園、介護士を目指している学生の養成の場所など、複合のセンターのような所にして、一人でも小樽に住んでもらえるようにしてみたらどうでしょうか。

また、小樽は山坂が多く、選挙の時は投票所に行くのが大変です。1時間に1〜2回と時間を決めて、マイクロバスなどを出してくれればいいと思います。また、会館など大いに使ったらいいと思います。

【回答】

まず、学校跡の活用についてですが、現在、市内の閉校施設のほとんどは、老朽化などによりこのままでは使用することができない状況となっており、また、改修に多額の費用がかかることから、市が整備して活用することは、今の財政状況からは大変厳しいと考えております。

このことから、現在、旧塩谷中学校、旧末広中学校、旧北山中学校の3施設について、民間事業者から広く活用のアイデアや提案を募集する調査を実施しており、今後、調査結果を踏まえて、説明会や地域の方々と意見交換をしながら、より良い活用方法について検討を進めていきたいと考えております。

福祉施設などを複合して活用することにつきましても、地域に新たな賑わいを生む案であると考えますので、この案も参考にさせていただきながら、民間による活用を含め、地域の活性化につながるような方策を探ってまいります。

最後に、お手紙にありました選挙の投票所についてですが、市長部局とは独立した行政委員会であります選挙管理委員会が担当となりますので、選挙管理委員会から回答させていただきます。

投票所は、会館や学校などその施設が住民に広く知られていること、また、できるだけ段差が無く、入り口と同じ階で投票できることや駐車場があることなど、有権者の皆様が利用しやすい要件を最大限考慮し、選定しております。ご承知のとおり、本市は山坂が多く、投票所の選定に当たっては、基本的になるべく平地にある施設を使用したいと考えておりますが、投票所としての要件を満たす施設が平地にない場合など、どうしても坂の上にある施設に設置せざるを得ないケースもございますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
また、投票所へのマイクロバス等での送迎につきましては、本市の投票所は人口が減少していく中でも平成8年から47か所を維持しており、投票所までの移動についての利便性は一定程度確保していることもあり、現在のところ導入については難しいものと考えております。なお、今後において、有権者数の減少等に伴い投票区域、投票所の統廃合等の見直しを行う必要が生じたときは、投票所へのマイクロバス等での送迎も含めた移動支援について、検討しなければならないものと考えております。

小樽市立病院について【8月8日受理】

今年に入り義母が骨折で入院したのですが、1か月ほど経って、看護師から早く退院するよう促されたとのこと。それも一度ならず何度も言われ、84歳で一人暮らしの義母は、退院しても一人暮らしができず悩んでいました。私たち夫婦は毎日のように通っていたのに、一度も言われませんでした。それで看護師に聞くと、医師からは退院してもいいぐらいになっていると言われているとのことでしたが、本人、私たちともに、医師から回復状況や今後について説明を聞いていませんでした。そこでお願いして説明を聞き、ベッドを購入して、義母と仮同居をしています。医師からの説明もなく、家族にではなく高齢の義母に直接言うことは、本人も大変不安になります。周りに聞くと、みなさん同じような経験をされているようです。医師を含めてスタッフが忙しいのは理解しますが、もう少し配慮してほしいと思います。改善を望みます。

【回答】

このたびは、小樽市立病院の対応によりご不安やご不快な思いをさせることとなり、誠に申し訳ございませんでした。

本来であれば、医師と看護師等が連携して、患者様やご家族に対して、回復状況や今後についての説明をきちんとお伝えした上で、退院に関するお話しをするところでございますが、配慮に欠けた対応であったものと考えております。

今後は、患者様やご家族に対して不安や不快感を与えることがないように、医師と看護師等の連携強化、適切な説明方法の周知徹底を行い、質の高い信頼・安心できる医療をご提供できるよう努めてまいります。

小樽の将来のため遊休地を有効活用へ【8月5日受理】

北海道新幹線のトンネル掘削に伴う、残土の受け入れ候補地となる場所について、約20年前のごみ捨て場所に隣接する市有地を提案したとのことです。

この場所が、やっかい物(ごみ、残土)から宝の山(公園、野球場、遊園地、キャンプ場など)となって、世の中に貢献できればと思います。札幌の前田森林公園、モエレ沼公園などは、かつてごみ処理場でした。

【回答】

北海道新幹線工事に伴うトンネル掘削土受入候補地につきましては、候補地として位置づけましたが、将来の活用については、これまで通り未定のままとなっております。また、旧一般廃棄物処分場につきましては、現在も排水処理や埋立地の管理を行っており、処分場として稼働中です。そのため、ご提案いただいた廃止後の土地の、将来の活用方法につきましては未定でありますが、貴重なご提案として受けとめてまいります。

さまざまなことについて【8月2日受理】

市内の医療機関で勤務していますが、常々、職場で話題になるのが、市役所の開館時間、休館日です。勤務先は、原則外出禁止なので、市役所で手続きをしたくてもできない現状です。せめて変則的でもいいので、休館日(土曜、日曜、祝日)を開館していただけると、私だけでなく、平日に市役所へ行けない人もとても助かります。ハローワークも同様です。働いていて、土、日しか行けない人は周りにもいます。

小樽の若者が減少する中、高齢者等の医療費や、色々問題はありますが、雇用が増える様、小中学校廃校跡地に、中小企業参入する様、若者が働ける環境を作っていただけたらと思います。

令和元年7月に寄せられた手紙

室内水泳プールについて【7月26日受理】

緑小学校跡地に、市立室内水泳プールはいつ造るんですか。9月の第3回定例議会で、まちがいなくこの案が提出されますか。

【回答】

本市におきましては、現在保有する多くの公共施設等の老朽化対策が課題となっている中、公共施設再編計画を策定中ですが、この計画との整合性を図りながら、本市の全体的な見通しの中で新市民プール建設も検討を進めていかなければならないと考えております。なお、公共施設再編計画は、9月の第3回定例議会で複数の素案をお示しできるよう作業を進めているところであります。

スポーツ施設について【7月26日受理】

小樽は人口減少にともない、若者が少なく高齢者が多い現状で、若者をもっと呼び込める施設があればと思う。スケボー、ボルダリング、スカッシュ等、体を動かして遊べる、学生でもワンコイン程度で遊べる所があると、市外からでも小樽にきてくれるかなと思います。

【回答】

ご意見にありますとおり、若者を呼び込み活気ある小樽にするためには、若者に人気があるスポーツができ、かつ、リーズナブルに楽しめる施設のあることは重要だと考えています。市としてそのように利用できる施設を設置できればいいのですが、厳しい財政状況のため、既存の施設の老朽化等にも十分な対応をしきれていない現状があり、公共施設として設置することは難しい状況にあることをご理解いただきたいと思います。

しかしながら、スケートボード、ボルダリング、スカッシュなどのスポーツは若者に大変人気がありますし、既にスケートボード、ボルダリングについては、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会において正式種目に採用され、今後、日本国内において競技人口が増えていくとの予測もありますことから、財政状況や競技人口等の推移を見極めながら、施設の設置等について検討していきたいと考えております。

さまざまなことについて【7月18日受理】

1.旭展望台について

旭展望台からの眺めは、観光客の方だけでなく、地元の人にとっても素晴らしいものですが、残念なことに、木が大きく繁茂して見えにくくなっています。以前、丈を低くした時と比較して、眺望に大きく差があります。低い位置まで切ることを考えてもらえませんでしょうか。

また、駐車場と展望台を示す案内板が、同様に木のせいで見えにくくなっていて、観光客の方が入口を探しています。入口の所にも案内板があると良いと思います。駐車場に入ってしまうと、入口がどこにあるのかわかりません。

2.塩谷と最上の市有地売却について

この市有地を売却する際、売却先の調査がどの程度なされたのか、疑問が残ります。特に、最上の住宅地に多数の太陽光発電パネルを設置することを、市はどう考えたのでしょうか。全国的にも、安全面・健康面で問題を生じております。市は安全で安心な市民生活を守る立場ではありませんか。市としては、市有地にしろ民有地にしろ、設置する場所を規制する立場に立って、条例などの整備をしてほしいと思います。

また、財政が逼迫している市が、予定価格より218万円も低い価格で契約したのも、おかしな事ですよね。塩谷、最上の太陽光パネル設置には、絶対反対です。契約書の内容がどうなっているのかわかりませんが、この際契約そのものを破棄していただきたいと思います。

【回答】

1.旭展望台周辺は、小樽の起伏に富んだ街並や港を眼下に見下ろすことができ、周辺には気軽に自然散策を楽しむことが出来る遊歩道や、小林多喜二の文学碑などもあり、市街地から近いことから、古くから市民の憩いの場として親しまれております。ご指摘いただきました展望台からの景観につきましては、担当者が現地を確認したところ、展望台の眼下に広がる樹木が生長し、市街地中心部がほとんど見えない状態となっておりました。展望台周辺の森林については、市有林でありますが、公衆の保健、衛生に貢献する森林として、北海道により「保健保安林」として指定されており、伐採については制約があることから、景観に配慮した森林機能維持管理の方法について、北海道の担当部局と協議してまいりたいと考えております。

また、駐車場と展望台を示す案内板についても、現地を確認しましたが、ご指摘のとおり笹が生い茂って見えにくくなっておりました。展望台及び周辺の遊歩道については、毎年7月下旬に笹刈り等の整備を実施しており、今年も同様に実施したところです。

旭展望台及び周辺の遊歩道については、今後とも、市民の憩いの場として親しんでいただけるよう整備に努めてまいります。

2.太陽光発電につきまして、国では、4万キロワット以上の大規模な太陽光発電事業については、環境アセスメントの対象に加える法改正を予定しておりますが、市内で設置済又は今後設置予定の太陽光発電施設については、比較的小規模なもので、国の環境アセスメントの対象とはならない規模のものです。一方、資源エネルギー庁では、固定価格買取制度認定のための「事業計画策定ガイドライン」を定めており、このガイドラインについては、小規模な太陽光発電についても適用され、設置に係る制限など一定程度の条件を示していることから、現時点で条例を制定する考えはありませんが、このガイドラインを補完するものとして、他市町村の例を参考にしながら、現在、本市としてのガイドラインの作成を検討しているところです。なお、ガイドライン作成までの間は、事業者から相談があった際には、資源エネルギー庁の「事業計画策定ガイドライン」に沿った住民の皆さんへの丁寧な対応を求めていきたいと考えております。

また、最上の市有地の売却価格が予定価格よりも218万円安く契約されたとのご指摘ですが、この度の市有地の予定価格は、不動産鑑定士が平成29年度における近隣の取引事例などを基に時点修正をマイナスとしたもので、ご指摘された218万円は、平成29年度の予定価格と、それに時点修正率88%を乗じた平成30年度の売却価格(予定価格と同額)との差であります。さらには、最上や塩谷の市有地の売買契約の破棄とのご意見でありますが、適法に契約が成立しておりますことから破棄することはできませんが、何らかの対応は必要と考えております。

住宅街での太陽光パネル建設について【7月16日受理】

最近、市内のあちこちに太陽光パネルが並んでいることに、心を痛めております。特に住宅街に設置されることに、強い不安があります。景観上の問題や反射光、反射熱、パネル内の有毒物質、設置後の管理の問題、電磁波による健康障害など心配事が多々あります。規制する条例を、早急につくっていただけないでしょうか。また、最上町で予定されているパネル建設を、中止する手立てを施していただきたいので、どうか検討をお願いします。

【回答】

国では、4万キロワット以上の大規模な太陽光発電事業については、環境アセスメントの対象に加える法改正を予定しておりますが、市内で設置済又は今後設置予定の太陽光発電施設については、比較的小規模なもので、国の環境アセスメントの対象とはならない規模のものです。一方、資源エネルギー庁では、固定価格買取制度認定のための「事業計画策定ガイドライン」を定めており、このガイドラインについては、小規模な太陽光発電についても適用され、設置に係る制限など一定程度の条件を示していることから、現時点で条例を制定する考えはありませんが、このガイドラインを補完するものとして、他市町村の例を参考にしながら、現在、本市としてのガイドラインの作成を検討しているところです。

また、最上町での太陽光パネル建設中止のご要望につきましては、建設に当たり、まずは事業者に対し、継続的に資源エネルギー庁の「事業計画策定ガイドライン」に沿った住民の皆さんへの丁寧な対応を求めていきたいと考えております。

地域の些細な件について【7月12日受理】

1.公園内の砂利(滑り止めの細石)の除去

15年ほど前から、近所の公園内に地域の排雪をするようになったため、園内は砂利が堆積し砂利浜を歩くような状態です。数年前に除去して以来なされていません。3年毎にでも除去するなどして、子どもたちの走りやすい公園にしてください。

2.公園内の冬期間における防犯灯の消灯と電線の除去

冬期になると、トイレの消灯はしますが、積雪で全く利用しない防犯灯は点灯しています。電気の無駄遣いなので、公園を利用できない冬期間は消灯すべきと思います。また、公園の中央にある防犯灯の電線を電柱に巻き取って、雪を捨てる範囲を広くすると、高く積まれた雪山が分散されて雪解けが早まり、早く利用ができると思います。

3.公園出入り口への「飛び出し注意」及び速度制限標識の設置

子どもたちが遊ぶボールなどが、柵を越えて道路に飛び出すと、それを拾おうとして子どもたちも飛び出します。近くの電柱に取り付けてある「子ども飛び出し注意」の看板を、公園の出入口に移設するべきです。また、車の走行速度を制限する標識の設置も必要と思います。

4.空き家、空き地の雑草や木の枝の除去

隣家にはびこる雑草で、歩行に支障をきたしています。空き家、空き地の枝葉は、固定資産税の徴収でその持ち主がわかるのだから、徹底して除去するよう市が指導してほしいです。

【回答】

  1. 公園敷地内に堆積した砂については、子どもたちが楽しく遊べるよう、今後は速やかに回収作業を実施していきたいと考えています。
  2. 冬期の公園は、園内での自由な雪遊びについては規制していません。夕方などに子どもたちが雪遊びをする場合もあり、防犯灯は必要な設備としています。また、園内へ捨てる雪の量や入れ方は、例年決まっていますが、雪割り作業などに支障が想定される場合は、電線の事前取り外しを検討します。
  3. 「子ども飛び出し注意」の看板は、現地を調査し、比較的見通しの良い道路に設置されていることを確認しましたので、公園出入口付近への移設を検討していきます。なお、走行速度規制標識の設置につきましては、北海道公安委員会が決定することとなっておりますので、今後、小樽警察署と協議してまいりたいと考えております。
  4. 「空き地」については法整備されておりませんので、所有者に対して強い行政指導はできません。あくまでも強制力がない依頼となりますので、対応されないことがあることをご理解願います。

高齢者の運転免許証返納について【7月12日受理】

最近、高齢者の交通事故が多すぎます。私も家族と相談し、車を廃車し免許証も返納したいと思っていますが、車が無いと不便で、買い物が大変です。そこで、免許返納者にふれあい回数券が交付されるなど、プレミアがつけば助かります。市の財政が大変な時ですが、よろしくお願いします。

【回答】

市の財政状況が厳しいことから、現状では、運転免許証の自主返納による新たな特典の導入は難しいところでありますが、今後、他都市の導入状況などを研究してみたいと思います。

公園の喫煙について【7月10日受理】

私は公園の周辺に住んでおり、近所の子どもたちがたくさん集まりにぎわっていますが、そんな場所で喫煙をする大人の姿が気になっています。多少離れていても、子どもたちは知らないうちに受動喫煙させられています。週末になれば、少年野球の大会が毎週のように行われ、大人はあたりまえの様に公園の中に灰皿を持ち込み、堂々と喫煙をしています。タバコの体への被害が明らかになっている今、子どもたちの為に安心して住める小樽を作ってください。我が家の小学生の子は、先日、受動喫煙によって、喘息発作を起こしました。これでも問題はないと言えますか。

【回答】

学校・病院・行政機関の庁舎などの受動喫煙対策については、健康増進法の規制もあり、敷地内禁煙または屋内禁煙としており、施設利用者が受動喫煙にさらされる機会が大きく減少するものと期待しております。一方、公園内の喫煙については、法律等で規制の対象となっておりませんが、特に多くの人が集まる公園では、受動喫煙防止の配慮が必要と思います。そのため、小さなお子様の多い遊具付近や園路周辺へ、喫煙自粛の啓発看板を設置してまいりたいと考えております。また、利用団体へは、園路周辺で喫煙をしない等の配慮をしていただくよう、お願いしたところであります。

なお、お子様の喘息が一日も早く快方に向かわれますよう願っております。

さまざまなことについて【7月10日受理】

  1. 札幌から小樽に引っ越し、とてもギャップを感じました。公園に行っても、草はぼうぼう、年寄りが多いのにベンチも無いようです。
  2. バス停の間隔がとても短い。また大型バスはあまり必要がなく、中型バスでも良いのでは。
  3. たくさんの人々が海、港へ来ますが、天狗山を利用して山にも人々を呼んではどうでしょうか。

【回答】

  1. 小規模な公園では、地域の皆さんが公園愛護の活動で除草を年1〜2回程度実施し、大規模な公園では、業者による年1回の除草を実施しています。それ以外にも、遊具周辺などの除草は、必要に応じて部分的に行っています。また、ベンチについては、冬季破損等で撤去している場合も多くありますので、再設置を検討していきます。
  2. バス事業者のお話しでは、小樽は坂道が多く、短距離でも移動が困難なため、バス停の間隔を短くしていますが、高齢者の方々には好評とのことです。また、中型バスについては過去に導入されたこともありましたが、「バス購入費の削減」「燃料費の削減」など、期待した効果が思ったほど無く、逆にラッシュ時に乗客があふれるなどのデメリットのほうが大きかったとのことです。
  3. 天狗山は、四季を通じて山頂からの素晴らしい景観を楽しむことができます。また、冬は青い海を見下ろしながらスキーを滑ることができるゲレンデや、麓には初心者向けの練習場や雪遊びスペースがあり、子どもから大人までが楽しめるスキー場として、本市の貴重な観光資源であると認識しております。本市といたしましては、市内の観光案内所に天狗山のパンフレットを配置、道内道外の物産展や海外の旅行博でのパンフレットの配布などのPRに努めているところではありますが、今後とも、広く観光客のみなさまに周知してまいりたいと考えております。

さまざまなことについて【7月10日受理】

  1. 市内あちこちに空き地が目立つ。市の区画整理を行い、公園、広場、緑の多い街に変えてはどうか。公園も、冬は雪捨て場にしてはどうか。「雪を捨てないで下さい」という看板も目につくが、持ち主の許可を得て、そこも雪捨て場にしてはどうか。近くに雪捨て場があると、戸建てに住む住人も減らないのではないか。
  2. 役所(出張所)、病院、銀行、郵便局、市場や店等の拠点地をいくつか決め、歩いて用の足せるまちづくりを計画してほしい。
  3. 今の小樽市役所は不便。そのためだけに行かなくてはならない、買い物の途中に寄れる場所に、出先だけでもつくれないか。

【回答】

  1. 公園や緑地等の緑は、そこに住む方にとって健康の維持・増進や安らぎの場をつくる重要な要素であると考えていますが、近年、土地区画整理事業において、空き地等を集約し、集約された土地に医療や福祉施設等の整備を図る制度が創設されたものの、ご提案のありました公園や緑地整備を目的としたものではないことから、同事業の活用は難しいものと考えております。また、現有の公園等につきましては、管理する93カ所のうち、主に市道の雪を堆積する場所として、昨年度で60カ所を冬期間に利用していますが、残りの33カ所の公園は、敷地が狭いこと、遊具施設等の損壊も懸念されることから、堆積できない状態にあります。更に、公園以外の民有地等の空き地につきましても、所有者のご理解が得られた場所は、既に冬期間の雪堆積場所として利用させていただいているところでありますが、今後においても、活用可能な場所を少しでも拡大できるよう、関係者と調整を図ってまいりたいと考えております。
  2. 「歩いて用の足せるまちづくり」につきましては、現在のところ、具体の計画は策定しておりませんが、第7次小樽市総合計画基本構想や現在改定中の第2次小樽市都市計画マスタープランにおいて、人口減少下においても安全・安心で快適な暮らしを持続できるよう、ご提案のような日常生活を支える生活利便施設などの都市機能が、中心拠点や複数の地域拠点に集約され、それらが交通ネットワークで結ばれた、住み慣れた地域の拠点には徒歩等で、離れた拠点には公共交通機関等を利用するといった、効率的なまちづくりを目指すこととしております。
  3. 本市では、市内中心部の駅前第一ビルの1階、中央バス待合所の奥に「駅前サービスセンター」を開設しており、塩谷地区や銭函地区にも「塩谷サービスセンター」「銭函サービスセンター」を開設しております。各サービスセンターでは、戸籍謄本・住民票の写し・所得証明書・印鑑登録証明書などの発行や児童手当・国民健康保険などの手続きが行えますので、ぜひご利用ください。

小樽のブランド水「小樽の水」、地域活性化について【7月9日受理】

小樽のブランドのひとつ「小樽の水」について、市長はどのように考えますか。他の県や町におみやげとして「小樽の水」を持参すると、大変よろこばれます。残念ながら、こんなにおいしい「小樽の水」なのに、市内の公共施設にはほとんど置いておりません。もっとPRすべきだと考えますが、せめて公共施設の自販機等に投入すべきです。プラゴミの問題もありますが、わずか100円です。一考してください。

堺町周辺ばかりのにぎわいでは、小樽の観光発展にはなりません。夕方6時頃には都通り商店街・サンモール一番街は、いつもかんこ鳥が鳴いています。一人歩きは怖いくらいの静けさです。小樽はますますさびれます。その為にどうすればいいか。

【回答】

まずボトルドウォーター「小樽の水」は、「小樽の水のおいしさを再認識していただく」ことを目的に製造しておりますので、「小樽の水」をおみやげとしてお使いいただいていることや、もっとPRすべきとのご意見を寄せてくださることに対し、深く感謝申し上げます。

この「小樽の水」を公共施設の自動販売機で販売すべきとのことでございますが、私どもとしましても、よりPRいたしたく、市の公共施設に新たに自動販売機を設置される方には、販売品目に「小樽の水」を加えていただくようお願いしているところであります。しかしながら、ご指摘のように、市内の公共施設全体に及ぶものには至っておりません。一方、「小樽の水」の今後の製造についてですが、これまで委託していた工場から製造をやめる旨の申出があったため、今年度は他の工場で製造する予定であります。しかし製造原価がこれまでに比べ相当高くなることから、来年度以降の対応については、状況を見ながら検討してまいります。いずれにいたしましても、ご意見をいただきましたとおり「小樽の水」は本市の重要なブランドの一つと考えておりますので、今後も、より効果的な活用に努めて参りたいと考えております。

次に、地域活性化につきまして、これまでも、市民・観光客の皆さんから商店街の閉店時間が早いとの意見が寄せられておりますが、商店街の皆さんからは、営業時間の延長は費用対効果の関係もあり、なかなか難しい状況であると聞いております。しかしながら、今年に入り、堺町通り商店街で夜間営業を開始した飲食店もありますし、昨年からは、「潮まつり」と「堺町ゆかた風鈴まつり」の期間中に、中心商店街と連携した「浴衣ウィーク」という事業が新たに行われておりますので、こうした事業を支援してまいりたいと考えております。

また、本市には、多くの観光客の皆さんに訪れていただいておりますので、各商店街の特性を生かした魅力づくりを支援し、観光客の滞在時間延長や、運河周辺の堺町通り商店街から中心商店街への人の流れを増やすことで、中心市街地のにぎわいづくりにつなげていくことが重要であると考えております。

市民センター研修室の照明について【7月9日受理】

毎月2回、市民センターを利用していますが、時々研修室を使用します。この部屋は壁の色が濃く、現在の照明では部屋が暗く感じます。研修室はほかの部屋に比べても、広さの割に使用料も冷暖房料も高いので、せめて明るさだけはLEDに変えて、ほかの部屋並みの明るさにしてほしいです。

【回答】

市民センター内の照明のLED化につきましては、近年、公共施設に限らず地域の街路防犯灯や民間の施設にもLED照明を導入しているところも多く見受けられ、LED化にすることで、節電や経費節減にもつながることは十分承知しておりますが、現状よりも明るい環境にするためには、照明機器取替えの経費も必要となります。

市民センターは、平成7年に建設されて既に24年が経過し、施設内の修繕の個所も年々増えているのが現状であり、限られた予算の中で、利用者の皆様に安全にそして快適にご利用していただけるよう、修繕の個所の優先度を決めながら取り組んでいるところです。平成28年度と30年度の2ヵ年で施設内のトイレの洋式化、多目的トイレの改修を行ない、また、今年度は、火災や災害時に皆様を迅速に誘導できるよう、館内の非常用放送設備機器更新の工事を予定しております。この他にも優先的改修が必要な個所が多数あることから、現時点ではLED化については予定がございませんので、ご理解いただきますようお願いいたします。

路上喫煙・港・潮まつりについて【7月9日受理】

小樽は観光地なのに、ごみやタバコの吸殻のポイ捨てが多すぎます。なぜ取り締まりをしないのでしょうか。コンビニの入り口にある灰皿も撤去すべきです。火の粉が子どもに当たったら大やけどします。

釣りが好きですが、小樽港は釣る場所が少なくなりました。法的なものがあるのはわかりますが、全部の埠頭に入れないのは寂しいので、釣りのできる公園を作るか、週に一回埠頭を開放できませんか。

潮まつりは、そろそろマンネリ化なのでは。ふれこみやねりこみのコースを変えたり、1日のばしたり、何かチェンジが必要では。

【回答】

ごみや吸殻のポイ捨てについては、多くの観光客の皆様に気持ち良く訪れていただくため、街の美しさを保つことは大切なことであると考え、平成18年6月にボランティアの皆様による「ポイ捨て防止!街をきれいにし隊」を結成し、市民や観光客に対する啓発を目的として定期的なごみ拾いを行っているほか、ポイ捨て防止対策として看板を設置しているところですが、心無い方によるポイ捨て等が後を絶たない状況にあります。取締りについてご提案をいただきましたが、費用面などの問題もあり、現時点での実施は難しいものであり、街の美化には、ボランティア清掃活動など市民の皆様のご協力が不可欠であると考えております。今後とも、きれいなまちづくりを目指し、市民の皆様のご協力を得ながら一層の啓発や清掃活動に努めてまいります。

コンビニ入口の灰皿設置につきましては、ご指摘のある安全管理上の問題のほか、たばこを吸わない人が、コンビニを利用する際に、自分の意志とは無関係にたばこの煙を吸う受動喫煙の問題があります。受動喫煙は健康への影響があることから、健康増進法により規制が強化され、健康影響が大きいお子さん等が利用する店舗が喫煙場所を設置する際は、受動喫煙の防止に十分配慮することが必要とされており、1人1人の喫煙者にも、喫煙時には周囲の状況に配慮することが求められています。本市では現在、受動喫煙の防止について周知を行っておりますので、店舗入口での灰皿設置についても、その中で配慮を求めていきたいと考えております。

次に、小樽港は、古くから港湾物流により発展してきた商業港であり、現在も本市の経済活動の一翼を担っているところであります。本年8月4日には開港120周年を迎え、ますます重要性が高まる地域であると期待しているところであります。

前述のとおり、小樽港は、商業港として栄え、船舶入港数や取り扱われる貨物量は、往時に比べ、減少しておりますが、近年、国内外のクルーズ船が寄港するなど、日頃から船舶の入出港や港湾荷役作業が行われている地域です。これまでにも、港湾区域内で、釣り人や釣り人と思われる自動車が海中に転落する事故、船舶接岸時に伴う釣り人とのトラブルが多数発生しております。また、ゴミの放置、投棄など利用される方のマナー違反も散見されている状況であります。このようなことから、一般の方の安全が確保されないこと、船舶の接岸作業及び荷役作業に支障をきたしていることなどから、港湾関係者以外の立入を禁止しているところですので、ご理解いただければと思います。

また、「釣りのできる公園」については、将来的に検討していくことは必要と考えておりますが、小樽港は古い施設が多いことから老朽化も著しく、これら港湾施設の老朽化対策を優先的に進める必要があること、また、港湾利用者との調整も必要であることから、現時点で、優先的に「釣りのできる公園」を整備することは難しいものと考えております。

最後に、おたる潮まつりは本年で53回目の開催を迎える北海道内でも有数のイベントとなりました。例年実施される潮ふれこみや潮ねりこみ、潮太鼓などは、古くからの伝統的な行事として行われ、多くの方々に楽しんでいただいているところであります。実行委員会では、古くからの伝統を引き継いでいくものは今後も引き継ぎながら、新たな企画なども検討し、潮まつりを楽しみにしていただいている多くの市民や観光客の方々のために、これからも尽力していきたいと考えているところです。今回、いただきましたご意見につきましては、実行委員会にお伝えしたいと思います。

樹木葬について【7月8日受理】

他の市町村では樹木葬ができるところがあるようですが、小樽ではありません。墓地および墓石等については、私財もなく子供たちにも迷惑をかけたくないので、自分のできる範囲でと思っていますが、樹木葬ができる場所を造る予定や考えはありますか。自分は草花や樹の近くで眠りたいです。

【回答】

樹木葬につきまして、市営墓地では、敷地に余裕が無く、また、樹木や花壇の永続的な維持管理の問題もあり、樹木葬施設の設置は難しいものと考えておりますが、いただいたご意見については、今後の合同埋蔵のひとつの方法として、研究を重ねて参りたいと考えております。

なお、小樽市では、お墓の継承ができない方や身寄りのない方、経済的事情でお墓の建立や納骨堂を使用することが難しい方などのために、平成24年10月より、合同埋蔵施設として市営中央墓地内に合同墓を開設しており、多くの皆様に使用していただいておりますので、ご参考にしていただければと思います。

ノラネコへのえさやりについて【7月8日受理】

ネコへのえさやり禁止条例を作ってほしい。

近隣の方がノラネコにえさやりをしており、そのネコがわたしの家や土地におしっことうんこをして、大変困っています。本人もえさやりを認めています。最近は、こぼれた又は食べ残しのえさをキツネが食べに来て、近所で畑を作っている人が困っています。病気の心配もあると思いますし、タヌキやカラスも来ます。

市立小樽美術館・文学館のコインロッカーについて【7月8日受理】

1年前、事務所窓口の枠上に、(返金式)コインロッカーについての表示を設置してもらいましたが、他にも連絡表示があり、気をつけて見ないとわかりません。また、防犯上からでしょうか、逐一事務所を通さないと借用できないのも、肩身の狭さを感じます。ぜひとも、利用者目線に立って、改善をお願いします。市民の中には、ロッカーがあることすら知らない利用者がたくさんいます。

また、「(荷物を)事務室で預かることの窓口表示」、「ロッカーの場所案内表示札の設置」、「現在あるロッカーのわかりやすい場所への移設」、「(返金式)コインロッカー増設の見通し」について、検討をお願いします。

【回答】

市立小樽美術館・文学館のロッカーにつきまして、まず「事務室で預かることの窓口表示」につきましては、昨年いただいたご意見をもとに、早速、窓口に表示をいたしましたが、気をつけて見ないとわからないとのことでしたので、再度表示方法を検討し、改善いたしました。また、「ロッカーの場所案内表示札の設置」につきましても、中村善策ホールに設置いたしました。

次に、「現在あるロッカーのわかりやすい場所への移設」についてですが、文学館・美術館では、建物の構造上、余分なスペースが少なく、ポスターやチラシの掲示、また、大型作品の搬送等のためのスペースが必要であることから、現時点では、コインロッカーを移設する場所の確保は困難であります。

さらに、「(返金式)コインロッカー増設の見通し」につきましても、費用の面、設置場所の面からもすぐに対応することは難しいため、従来の場所でのコインロッカーのご使用、又は、事務室にてお預かりするという対応で補って参りたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。

体育館について【7月4日受理】

体育館を利用していますが、駐車場の数が少なく困っています。数年前から公園の脇が駐車禁止になり、ますます少なくなるばかりです。山の手小学校ができ第2駐車場がなくなり、緑小学校跡が駐車場になると思っていたのに、何の対策もなくどうなっているのでしょうか。市役所も開放していますが、とても足りていません。

【回答】

第2駐車場閉鎖時点から、旧東山中学校のグラウンドも代替駐車場としていますので、ご利用ください。また、ご要望を受け、旧緑小学校の玄関前とグラウンド部分を、使用届を提出していただいた上でご利用いただけるようにしていますが、ゲートの開閉やチェーン柵の施錠などがありますので、団体の利用に限らせていただいております。

能楽堂の外観について【7月4日受理】

能楽堂を正面から見ると、左側に事務室らしい部屋があり、その窓際に、白い貼り紙やFAXらしき電子機器がみえる。全く外から中が見えないのは、防犯上問題があるかもしれないが、外観と色を合わせるか、何かでカモフラージュするなどして、できる限り全体のイメージが揃うようにしてほしい。その部屋だけ現実感があり、浮いて見える。

 

太陽光パネル発電所について【7月4日受理】

最上と塩谷に太陽光パネル発電所ができると聞き、説明会に行きました。

書類上、問題がないということでしたが、民家や介護施設と近すぎです。住民の生活環境を守ってこそ、行政の役割と思います。業者に考え直すよう、市からも働きかけてほしいです。

旭展望台からのながめについて【7月4日受理】

現在、道外に住んでいますが、小樽生まれ小樽育ちなので、毎年2〜3カ月小樽で生活しています。友人が小樽に遊びに来たときは、必ず天狗山・旭展望台を紹介していますが、残念なのは、旭展望台前面の雑木林の成長で、かなりの範囲で街が見えないことです。せめて小樽駅を眺められるまで、雑木林を伐採できませんか。

【回答】

旭展望台周辺は、小樽の起伏に富んだ街並や港を眼下に見下ろすことができ、周辺には気軽に自然散策を楽しむことが出来る遊歩道や、小林多喜二の文学碑などもあり、市街地から近いことから、古くから市民の憩いの場として親しまれております。

ご指摘いただきました展望台からの景観につきましては、担当者が現地を確認したところ、展望台の眼下に広がる樹木が生長した結果、市街地中心部がほとんど見えない状態となっておりました。展望台周辺の森林については、市有林でありますが、公衆の保健、衛生に貢献する森林として、北海道により「保健保安林」として指定されており、伐採については制約があることから、景観に配慮した森林機能維持管理の方法について、北海道の担当部局と協議してまいりたいと考えております。

中学生のスクールバスについて【7月4日受理】

星野町に住んでいます。町内の中学生が銭函中学校まで路線バスに乗車していますが、鉄道が運休した場合、(バスが満員になり)星野町から生徒が乗車できず、自宅に戻る生徒や歩いて登校する生徒もいます。登校時間は同じだと思うので、小学生のスクールバスに乗車できないのかと思います。中学生は部活動などで下校時間がばらばらなので、帰りの利用は無理かもしれませんが。

【回答】

ご心配いただいております、鉄道が運休した場合に、銭函中学校に通う一部の生徒がバスに乗車できずに自宅へ戻る、又は歩いて登校しているとのことですが、学校に確認しましたところ、昨年度、授業開始には間に合いましたが、登校時間に間に合わず遅刻した生徒が数名いたことが判明いたしました。バス事業者によりますと、鉄道に突発的な運休が発生した場合、鉄道からバスへ通勤通学の手段を変更される方が増え、バスの乗車状況によっては各停留所からの乗車をお断りすることがあるとのことです。

鉄道が運休した場合に、中学生を小学生のスクールバスに乗車させてはどうかというご意見につきましては、現在、スクールバスがほぼ満席の状態で走行しておりますことから、バス車内における安全面の確保という観点から、中学生の乗車は難しい状況にあります。

しかしながら、今回お寄せいただきましたご意見につきましては、子どもたちの安全安心な通学にむけて、学校や路線バス会社と話し合ってまいりたいと考えております。

ふれあいパスについて【7月4日受理】

ふれあいパスを利用してから気になることがあります。自分自身も、混んでいる時は、背負っているリュックからパスや回数券を立ちながら取り出すのは大変ですし、荷物を持っている時に、運転手さんにパスを見せ、回数券を入れるのも大変ですが、足が不自由でつえを持っている方、時にはつえを両手に持っている方も、よく見かけます。なんとか、手軽に利用できる方法はないでしょうか。新聞の投書にICカードの案が出ていました。それなら片手ですむので、手っ取り早くふれあいパスの提示をやめてください。

【回答】

ふれあいパス事業については、今後も持続可能な制度となるよう、財政面のみならず、利用方法における改善についても、バス事業者含め、協議、検討を行っております。

手軽に利用できる方法としては、現行の回数券方式をベースに、ふれあいパスの提示なしで利用可能とする方法や、ご指摘されたICカードの導入についてもそのひとつの方法であると考えられます。現在のふれあいパスの提示については、一定の不正利用の抑止を目的としている側面もありますし、また、ICカードの導入においては、導入方法によっては莫大な費用が掛かることも考えられます。どちらの方法でも、手軽というメリットがある反面、デメリットも発生します。制度見直しにおいては、様々な視点から、慎重に協議、検討する必要がありますが、利用者にとって現行制度以上に使い易くなるように議論を深め、速やかに新たな制度へ移行していきたいと考えております。

稲穂小学校の児童クラブについて【7月4日受理】

孫が稲穂小学校に通っており、児童クラブにもお世話になっておりますが、児童クラブの場所が勤労女性センターなのです。ほかの小学校は、どこも同じ小学校の中に児童クラブがあり、便利だしのびのび過ごせると聞いています。なぜ、稲穂小学校だけ別の場所なのでしょうか。部屋は、以前よりも広くなったとはいえ、人数の割には広いとは言えず、また、屋外では一切過ごせません。なんとか、ほかの学校と同じように、校内に児童クラブを置いていただけないでしょうか。

【回答】

現在、小樽市が開設する放課後児童クラブは、計16カ所です。放課後児童クラブは近隣の児童館や学校の余裕教室などで開設しており、塩谷小学校は塩谷児童センターで、稲穂小学校は勤労女性センターで、その他の小学校は児童数の減少に伴って生じた余裕教室などを利用して開設しております。

勤労女性センターの放課後児童クラブは、昭和50年に勤労女性の福祉の向上のため、緑・稲穂・花園・堺小学校の留守家庭児童を対象に開設いたしました。その後、緑・花園小学校については学校内での開設、堺小学校は閉校となり、現在は稲穂小学校の児童を受け入れております。稲穂小学校については、児童数の増加などにより、教室を確保するため改修工事を行っている状況です。このため、現在のところ学校内に放課後児童クラブのスペースを確保することは難しいものと考えております。勤労女性センターでは、国の基準に従い、児童クラブ入会児童数の増加に対応した改修を行ってまいりました。また、軽運動室を活用し、専用でないながらも児童が学童室を出て遊べる時間をできるだけ設けるようにしております。学童室内での過ごし方についても、支援員が工夫して色々な遊びを提供しています。稲穂小学校内での開設につきましては、課題として認識しておりますので、学校での施設の使用状況などを確認しつつ、庁内の関係部署において検討を続けてまいりたいと考えております。

精神障がい者のバス運賃の半額支払いについて【7月3日受理】

精神障がい者のバスの運賃について、手帳の提示で半額にしてほしいです。私も精神に障がいがあり働いていますが、工賃は時給200円です。精神の障がいの人は、あまり社会ではよく見られていないのでしょうが、つましく暮らしている人もいます。どうか、よろしくお願いします。

【回答】

障がい者の方に対するバス運賃の割引は、各バス事業者の判断で実施されているもので、現在、小樽市内路線などのバス運賃につきましては、精神障がい者の方は割引の対象となっていないものです。本市では、ここ数年関係団体に要望活動を行っており、昨年度も北海道や札幌市の担当者と一緒に北海道バス協会、JR北海道及び北海道運輸局に対し、精神障がい者の方への運賃割引が実施されるよう要望を行ったところですが、その際の回答は、経営が厳しい中で事業者の負担増は難しいというものでした。また、全国市長会を通じて、精神障がい者の方への公共交通運賃について割引制度を設けるよう、国へも要望を出しているところであり、今後につきましても、関係機関等への働きかけを続けてまいりますほか、他都市の状況を参考に検討したいと考えておりますので、ご理解願います。なお本市では、精神障がい者の方が社会復帰施設等に通所する場合の交通費の一部を助成する事業を、継続しております。

JR銭函駅について【7月3日受理】

銭函駅を利用していていつも思いますが、時間帯によっては、1時間に2本しか列車が停車しないのに、ほしみ行きが空で銭函駅に入ってきて、空で発車することに腹が立ちます。本数が少ないので、なんとか人を乗せることができないのでしょうか。また、快速列車を銭函駅に停車させてほしいです。

【回答】

札樽間の列車の運行について、鉄道事業者に問い合わせをしたところ、次のとおり説明を受けました。

まず、ほしみ駅発の列車が銭函駅から乗客を乗せずに出て行く理由についてですが、ほしみ駅発着の列車が一旦銭函駅に入ってくるのは、銭函駅構内にある「中2番線」という、ホームが無い車両待機用の線路で、次の発車まで待機するためとのことです。乗客を乗せるためには、ホームのある線路に車両を入線させなければなりませんが、ここで待機すると他の列車の運行ができなくなりダイヤが乱れてしまうため、やむなくこうした状況になっているとのことです。

また、快速列車を銭函駅に停車させて欲しいとのご意見ですが、鉄道事業者としましては、各駅の乗降者数などを基に、利用者にとって最大限効率の良いダイヤを設定しているとのことでした。現状では、銭函駅の乗降者数が大幅に増えない限り快速列車の停車は難しい状況ですが、この件につきましては、以前にも銭函連合町会からご要望をいただいておりますので、銭函地区の活性化を図る観点から、引き続き鉄道事業者と意見交換していきたいと考えております。

令和元年6月に寄せられた手紙

事務作業の改善について【6月21日受理】

6月7日に年金振込通知書が届き、6月から控除される個人住民税額が13300円と記入されていました。6月11日に平成31年度市民税納税通知書が届き、年金からの徴収が4月のみ5000円と記入されており、過徴収になっておりました。通知書を発行する前に過徴収がわかっていたにもかかわらず、是正方法が記入されておりません。事務処理が不適切だと思います。

6月17日に市民税課まで出向き、上記のことを伝え、過徴収が是正されるま普通徴収の納付をしない旨を伝え、未納付になる理由書の提出を願ったが、拒否されました。また、督促状の送付が必要ないことも願ったが、これも拒否されました。

改善が必要と思われるがいかがでしょうか?

【回答】

まず、年金特別徴収と普通徴収の割り振りに係る過徴収について、制度とはいえ、複雑で理解しづらいものとなっており、ご不快なお気持ちにさせたことをお詫びいたします。

過徴収の是正方法が記されていないことについては、税額決定通知書に綴り込んでいるQ&Aにて、今回のケースでは差額が後日還付となり、7月下旬頃に手続方法をお知らせする旨の記載をしております。税額決定通知書の送付と同時に、対象者全員に別封筒で説明文書を送付するべきではありますが、当初賦課作業の繁忙ピークの中、個別通知を行うことは現実的に難しいことをご理解願います。

また原則的に納期内納付をお願いしていることから、還付額が口座へ振込まれて以降に納付することの適否は、ご本人の判断となりますので、未納か否かの判定には裁量の余地がなく、市として理由についての文書をお出しすることはできません。

さらに、督促状の送達は地方税法の規定にしたがい公平、適正に行っており、事務手続き上、根拠もなく抜き取ることはできません。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線223・394
FAX:0134-27-4331
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