FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和2年10月5日放送分

公開日 2021年02月03日

更新日 2021年02月03日

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【前半】

  • 市と企業等との連携協定(パートナーシップ協定)について
  • 小樽市立病院で発生した集団感染の収束宣言について
  • 北海道鉄道140年を迎えての取り組みについて

【後半】

  • 日本遺産を生かした歴史文化観光活性化に向けた取り組みについて

 
放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話しを伺っていきます。迫市長、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
10月に入りまして、今年も残り3カ月を切ったということで、早いですよね。日に日に寒さが増してきたという感じがします。

(市長)
そうですね。すっかり秋の天気ですよね。晴れてたと思ったらすぐまた雨が降ったり、さっきもそうでしたが、変わりやすいですね。日々、秋が深まっているなという感じがしますね。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、今月もお送りしていきたいと思いますが、まずはこちらのお話からお伺いしたいと思います。家具のニトリさんと小樽市が、このたび包括連携協定を結ばれたということを新聞報道で目にしましたが、自治体と地域にゆかりのある企業が協定を締結して、連携しながらいろいろな社会の課題の解決に取り組んで、地域の活性化を目指すという動きが全国的に見受けられるんですよね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市と企業の連携協定、他にも結ばれているケースというのは結構あるんですよね。

(市長)
そうですね。皆さんもよく新聞などで自治体といろんな企業、あるいは大学と協定を結んでいるような報道はご覧になっていると思いますが、小樽も同じでしてね。企業、それから自治体間でもそうですね。それから大学も連携を結んでいるケースがたくさんあるんですね。少しご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。お願いします。

(市長)
損害保険会社のあいおいニッセイ同和さん、皆さんご存知だと思いますが、この損保の会社は合併をずっと繰り返してきているんですが、その源流をたどりますとその源流の一つが小樽貨物火災という保険会社にたどり着くんですね。小樽にゆかりのある会社なんですね。そういうご縁もありまして協定を締結させていただいて、さまざまな分野でご支援をいただいているんですが、一番近いところで言いますと、最近、この放送でもお知らせしましたが、子育て世代包括支援センター「にこにこ」にご寄付をいただきまして、改修費用ですとか、お子さんのおもちゃを購入したりとか、そういう事業に充てさせていただくような取り組みをしています。一つにはあいおいニッセイ同和損害保険株式会社さんとは締結させていただいています。それから、皆さん、マルちゃんでおなじみの銭函にあります東洋水産株式会社さんとも提携させていただいています。食育の授業でご協力をいただいたりですとか、あるいは胆振東部地震があった時にも、非常食の提供もいただいているんですね。もちろん小樽の地名を冠したあんかけ焼きそば、生麺タイプと、それからカップ麺タイプと、こういう意味で小樽のPRをしていただいているわけですし、もう一つは練り製品の一正蒲鉾株式会社さん、これも銭函にありまして、「小樽ちくわ」という小樽の名前の付いたちくわを販売していただいてます。一正蒲鉾さんは市民スポーツ大会のパークゴルフをご支援いただいたり、市民スポーツの推進にお力添えをいただいています。今回、ニトリさん、正式には株式会社ニトリホールディングスと、それからもう一つ、財団をお持ちになっていまして、公益財団法人似鳥文化財団、どちらも似鳥昭雄さんが会長や代表理事になられているんですが、この二つと提携を結びまして、包括ですからさまざまな部分で連携をしていきましょうと、文化芸術ですとか、観光、スポーツ、あるいは災害時の対応も含めて連携をしていきましょういうことで協定を締結させていただきました。

(FMおたるパーソナリティー)
今お聞きしました連携協定は代表的なものということですが、小樽市としてはさまざまな分野で企業の持つノウハウですとか、またはネットワークを活用して、幅広く市民サービスにつなげていくというところにもつながっているんですよね。

(市長)
おっしゃられるように、企業のお持ちになっているノウハウを使ってまちづくりに役立てて行きたいという思いが一番にありますね。ですが、最終的には私どもがお世話になるだけではなくて、お互いにメリットを感じられるという関係がしっかりと築けないと協定を締結した意味もありませんし、長続きもしないのではないかと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。やはり企業側にもメリットと言いますか、お互いがウィンウィンの関係ですよね。

(市長)
そうですね。いわゆるウィンウィンの関係をしっかりと築いていきたいなという思いですね。

(FMおたるパーソナリティー)
企業としては小樽市とのパートナーシップを固いものとして、地域を応援したり課題を解決していくということで、地域貢献をしていきたいという思いもきっとあるんでしょうね。

(市長)
そうですね。いろんなイベントにも協力いただいていて、潮まつりだとか、雪あかりの路だとか、こういうスポンサーにもなっていただいて、さまざまな面でご協力いただいているんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
企業もありますが、大学と協定を結んでいるということがあるんですね。

(市長)
大学もありますね。大学は商大さん、それから銭函にあります北海道職業能力開発大学校さん、それから北海道科学大学さんとも連携協定を締結させていただいてますし、北後志の6市町村とも協定を結んで、北後志の連携で共にまちづくりを進めていきましょう、協力していきましょうということで、自治体間でも協定を結んでいますね。実は今日はこの後、放送が終わって市役所に帰りますと、銭函にありますトーモクさんという会社とも協定を締結することになっていまして、ご存知のように段ボールを作っている会社なんですが、災害時にダンボールベッド、なかなか私どもが買い取って保管しておくというのが難しいですよね、かさばりますから。予め協定を締結しておいて、災害時には有償ですが、優先的に提供していただくという協定を、この後、新たに締結させていただくんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
着々とこうした協定を、いろんな方々の力を借りながらまちづくりをしていくということなんですね。

(市長)
そうですね。時々お話ししているかもしれませんが、まちづくりは行政だけでは難しいですよね。やっぱり市民の皆さんの力を借りたり、あるいは企業の力を借りたり、大学だったり、そういう皆さんのお力を借りながら市民の皆さんが安心して、安全なまちづくりが実現できるのではないかと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。分かりました。安心安全なということでいきますと、8月18日(火)に最初の感染を確認しました小樽市立病院ですが、新型コロナウイルスの集団感染、いわゆるクラスターになりましたが、このたび収束宣言が出されましたよね。

(市長)
この間、市民の皆さんには何回かお話もさせていただきましたが、ご心配、そしてご不便をおかけして本当に申し訳なく思っています。感染者がゼロになったわけではないんですが、小樽病院に端を発したこのクラスターは、収束宣言を先週発出させていただいたんです。これは最後の陽性の確認が9月17日(木)でしたが、そこから2週間が経過して、この間、患者さんですとか職員ですとか濃厚接触者の感染がその後確認されなかったということで、10月2日に収束宣言を発したというところなんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
大変深刻な状況が続きましたけれども、ひとまずは安心したという方も多いんじゃないでしょうかね。

(市長)
そうですね。ただ、先のことを考えますと、感染あるいは感染沈静化というのはしばらくの間続くんだろうなと思っていますし、クラスター以外の患者さんは現にいるわけですから、まだまだ油断はできないと思っています。市民の皆さんには引き続き、新しい生活様式の実践に取り組んでいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
分かりました。さて、本日の番組の後半でも詳しく担当の方からお話をしていただくんですが、小樽が国の文化庁から認定を受けています日本遺産、その中でも空知地域の石炭、室蘭の鉄鋼、そして小樽の港、それぞれ1文字をとって名付けた「炭鉄港」の日本遺産ストーリーというのがあるんですよね。

(市長)
文化庁が進めている日本遺産の一つとして、昨年の5月に認定されたんですが、これは小樽単独ではなくて、小樽、室蘭それから空知管内の自治体も含めまして、全部で12の市町による構成で認定を受けまして、「北の産業革命炭鉄港」というタイトルで国から認定をいただきました。これらの三つのエリア、小樽、室蘭、空知を結ぶ当時の鉄道を幌内鉄道と言っていましたが、この炭鉄港の重要なキーワードの一つになっているんですね。これは北海道で初めての鉄道として、それぞれの基幹産業である石炭、鉄鋼、あるいは港湾を鉄路で結んで、北海道産業の近代化に大きく貢献したという内容で国から認定を受けたというものなんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。この日本遺産の炭鉄港のストーリー、またこれらの基幹産業を結んだ幌内鉄道、この幌内鉄道は1880年、明治13年に開通しまして今年がちょうど140年という記念の年でもあるんですよね。これに関連したさまざまな教育事業や、イベントが行われていまして、迫市長も積極的に参加されてるんですよね。

(市長)
正確に言いますと、今の三笠市である幌内と小樽を結ぶ鉄道が開通したというのは明治15年ですから、あと2年後に140周年を迎えるんですが、今回140周年というのは、そのうちの部分開通した小樽と札幌の間ですね、この区間が開通して140周年になるということですね。我々にとっては手宮線で馴染みのある幌内鉄道なんですが、140周年を迎えたということで、いろんなイベントが予定されていたり、もうすでに終わったものもありますが、私が参加したのは9月21日で、炭鉄港のストーリーを伝えるガイドさんがそれぞれの地域にいるんですが、ガイドさんの勉強会を兼ねたツアーが行われましたので、私も参加しました。三笠は近いんですがなかなか行く機会がなくて、この機会にちょっと勉強してこようかなと思って個人的に参加させていただきました。大変勉強になりましたね。炭鉱の跡などを見学させていただきました。ここから運ばれた石炭が鉄道で小樽に運ばれてきたんだなと改めて思いました。その他にも石炭などを展示した博物館のほか、ジオパークというのもありまして、非常に多くのテーマパークみたいなもの、鉄道記念館みたいなものもあるみたいなんですよ。そこにはちょっと時間がなくて行けなかったんですが、お子さんたちにもこの炭鉄港については学んでいただこうということで、炭鉄港の推進協議会で副読本を出していますので、学校にもお配りしています。今年から小学校の5年生だったでしょうか、「小樽の歴史」という副読本を使ってますが、その中でも鉄道に関する部分というのは多く割かれています。子どもたちにもぜひ勉強していただきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。現地に足を運んで見ていただくというのも、教育の一つになりますよね。

(市長)
そうですね。なんとか三笠と小樽の関係が作れないかと思いながら見学しましたね。子どもたちにとっても大変勉強になりますし、鉄道だけではなくて、アンモナイトが取れるんですね。そのアンモナイトも博物館に展示されていますので、児童・生徒さんがご覧になると、大変びっくりされるのではないかと。大変大きなアンモナイトもありましたしね。大変良い機会だったと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
石炭、港湾、そして鉄鋼を結んだ旧幌内鉄道誕生140年記念のイベントというのもあったんですね。

(市長)
これは小樽にありますNPO法人北海道鉄道文化保存会の皆さんにさまざまな取り組みをしていただきました。日本遺産炭鉄港の構成文化財というのはいくつかあるんですが、9月22日にはそれを巡るバスツアーを実施していただいたり、9月26日には記念のシンポジウムとして「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」ということで、多くのパネルディスカッションの皆さんとともに、私もパネラーとして参加させていただきました。

(FMおたるパーソナリティー)
市長もご自身で作られた鉄道の写真パネルをご持参されたそうですね。

(市長)
私が中学校の3年生になるころだったと思うんですが、ちょうど蒸気機関車がなくなってディーゼル機関車に移る時で、どんどん全国的に蒸気機関車、SLが廃車になっていくというところだったんです。なんとか記念に残していけないかなと自分なりにカメラを持って撮りためたものがあって、その中で炭鉄港と関わりの深い手宮で撮った写真を大きくして、皆さんに紹介させていただいたんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
貴重な写真をご覧いただけたんじゃないかと思います。その旧幌内鉄道ですが、北海道初の鉄道としても開通して140年になるわけですが、北海道の鉄道自体の歴史が140年ということで、道民へのこれまでの鉄道の利用への感謝、そして北海道新幹線の開業という近未来に向けて、JR北海道さんもこの記念すべき節目の年にさまざまなイベントを実施されるんですね。

(市長)
そうですね。すでに終わったものもありますが、まずは9月26日(土)は「はまなす」という特急の気動車がお披露目されましたね。大変多くの皆さんが集まられたと聞いています。この後、10月17日、18日には日帰りのツアーを、17日には小樽を出発して炭鉄港に関わる岩見沢、追分、室蘭、札幌というツアーが組まれています。大変多くの皆さんが楽しまれるのではないかなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
これからもこの炭鉄港、そして北海道遺産、私たちの身近にあるところを市民の皆さんにも、もちろん知っていただきたいと思いますし、学ぶきっかけの一つになるといいなと思いますね。

(市長)
そうですね。シンポジウムの時にもお話しさせていただいたんですが、次の世代にしっかり私どもは引き継いでいく責任があるし、語り継いでいく責任もあるわけですので、それをどうできるか、例えば学校の中で、授業の中に取り込んでいただくような形で理解を深めていくということが大事ではないかと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、ありがとうございます。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

(市長)
どうもありがとうございました。

 
後半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、後半は小樽市役所職員の皆さんにお話しを伺っていきます。この番組でもこれまで日本遺産についてたびたびご紹介していますが、日本遺産を今後どのような形で小樽観光に活かしていくのか、小樽市産業港湾部観光振興室の田中さんにお越しいただきましたので、お話を聞いてみます。田中さん、どうぞよろしくお願いします。

(田中)
お願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市ではすでに北前船と炭鉄港、この二つのストーリーが文化庁により日本遺産に認定されていますが、まだまだ認知度は高くないのかなと感じています。今後のPRに向けて、まずは現状をどのように捉えていらっしゃいますか。

(田中)
はい。2018年のある民間企業の調査によるんですが、日本遺産を知っている人はだいたい3割ぐらいということで、実際に訪れたことがある方は約12%というようなちょっと残念な数字があります。そこで文化庁でも、これはちょっと…ということもありまして、日本遺産大使を、主に芸能人の方なんですが、お笑いのナイツさんですとか、元プロ野球巨人軍の松井秀喜さんとか、あとラジオではなかなか言いにくいきゃりーぱみゅぱみゅさんとかを大使として、日本遺産の認知度向上に努めていくという話は聞いています。ただ、こういう結果を見ますと、日本遺産を観光活用する、それを地域活性化に活かすということのためには、まずはこの認知度を3割からさらに上げていく、その結果のこの12%の実際に訪れた方を、もっと増やしていくというような取り組みが必要だなと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですよね。確かにまずは認知度を上げていかないと、観光振興にすぐさまつなげるということは難しいのではないかと思いますが、この番組では市民の皆さんはもちろんですが、インターネットのサイマル放送で全国にリスナーさんがいらっしゃいますので、ここでぜひPRしていただきたいと思います。まずは北前船についてですが、今後の具体的な取り組みで考えていらっしゃることはあるんでしょうか。

(田中)
はい。北前船についてですが、「海の総合商社」と言われたこともありますので、テーマとしては「海」ということになります。昨年、第1回目ということで築港で開催されました小樽雪花火さんと今年の第2回目を一緒にコラボしまして、北前船のストーリーを何かこのイベントに活かせないかということで、現在作業を進めています。この「小樽雪花火」を「小樽の雪あかりの路」の前の冬の一大イベントに育てていきたいという思いもありますし、同時に北前船を知っていただくようなツアーの実施も考えていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
美しい冬の花火「小樽雪花火」とのコラボということで、今年はコロナの関係でイベントの中止が余儀なくされている中で、ちょっと大胆な取り組みだと思いますが、おもしろそうですよね。

(田中)
確かにおもしろそうですよね。私はワクワクしてるんですが、今年はコロナの影響でさまざまなイベントが中止しているという状況です。コロナ対策をしっかり行ってこの「小樽雪花火」が全国のイベントのモデルケースになるように、観光庁に申請をして認められた事業ということです。来年以降、さまざまなイベントを予定している事業者さんもいると思いますので、そのモデルケースにしていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
北前船、全国の自治体に広がるストーリーですから、コロナ対策をしっかり用いた小樽のイベントがまずは成功して、全国の先駆けとなればうれしいですよね。炭鉄港につきましては、先ほど迫市長からもお話がありましたが、田中さんからもお知らせしたい取り組みというのは何かありますか。

(田中)
はい。観光客の方々にとって訪れて最も思い出深いことは何かといいますと、地元の方との触れ合いかなと思っています。そういう意味では、ガイドさんの役割というのは非常に大きいのかなと感じていますので、この三笠市のガイドツアーでは、小樽、空知、室蘭で68名の方に参加していただいています。こういうネットワークを68名から100名、150名というふうに、年々拡大していきたいと考えていまして、まずは今年、ガイドの登録簿を作成していきたいと考えています。登録していただいた方には、今年度に炭鉄港テキストブックというものを作成しますので、それを配布したりですとか、今後のイベント情報などをお知らせをすることで、一緒に炭鉄港を盛り上げていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
炭鉄港のストーリーを解説するガイドの登録簿を作成するということですが、リスナーの方でもぜひ登録してみたいという方もいらっしゃると思います。登録の申し込みというのは、まだ間に合うんでしょうか。

(田中)
はい。絶賛募集中でございまして、10月30日(金)まで受け付けています。ご興味のある方はぜひ観光振興室の田中までお問い合わせいただければ対応したいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
分かりました。さて、先ほど迫市長からもお話がありましたが、旧幌内鉄道開通140年のJR北海道さんのイベント、小樽市も連携していると伺いましたが、どのような事業になるんでしょうか。

(田中)
11月28日(土)ですが、旧幌内鉄道の手宮から札幌間が開通して140年ということで、JR北海道さんが小樽駅発着の「日本遺産炭鉄港をめぐる小樽ウォーク」というものを開催します。これは小樽駅を発着して、観光客、市民の方に小樽市内を長い距離で11キロほど歩いていただくというようなコースがあるんです。今年は炭鉄港カードというものを作成して、これが大変好評で、もうなくなっているものもあるんですが、この3種類は現在配布しています。具体的には小樽港の北防波堤のカードと、手宮鉄道施設、それから小樽港の父と呼ばれた広井勇先生のカードを配布していますが、これをなんと、1日限定で来年度配布する予定の4種類のカード、旧手宮線、北炭ローダー基礎、小樽中央市場と色内銀行街、この4種類のカードを追加で作成して、合計7種類の炭鉄港カードを、市内各所で数量限定ではございますが配布したいと思いますので、ぜひ皆さんにご参加いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
11月28日限定だそうですが、来年度配布する予定の4種類、これを参加者に前倒しで振る舞って、合計7枚の炭鉄港カードが一気にゲットできる可能性があるということなんですね。残り時間が大変少なくなってきたんですが、炭鉄港の取り組みはそのほかにも、まだまだあるそうですね。

(田中)
そうですね。構成文化財の写真・動画がどうしても古くなってくると劣化していくという状況があります。現在、総合博物館に所蔵されている資料の一部をデジタル化して4Kハイビジョンで持続的に残していって、来年ポータルサイトで公開していきたいと思っています。また、当時の港湾労働者の方も、もう90歳を超えるという方もいらっしゃいますので、インタビュー動画やドローン撮影による空から見る構成文化財の画像の撮影などを進めていまして、それも年度内には完成して、来年度は公開していきたいと思っていますので、ぜひ皆さんご覧いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
分かりました。本当はまだまだお伺いしたいことがたくさんあるんですが、ごめんなさい。残り時間が40秒を切ってしまいました。また改めて田中さんには、ぜひ、お話をお伺いしたいと考えています。今日は観光振興室の田中さん、そして迫市長にお話をお伺いしてきました。田中さん、迫市長、どうもありがとうございます。

(市長・田中)
どうもありがとうございました。

 

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