FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和2年11月2日放送分

公開日 2021年02月03日

更新日 2021年02月03日

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【前半】

    リスナーからのお便り
    北海製罐(株)小樽工場第3倉庫について
    総合教育会議について

【後半】

    物産展および販路開拓・拡大への取り組みについて

放送の内容

オープニング

毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話しを伺っていきます。迫市長、どうぞよろしくお願いします。

(市長)
はい、どうぞよろしくお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
11月に入りまして、いよいよ今週は小樽でも初雪が降るんじゃないかと言われていますね。大変寒くなってきましたので、体調管理に気を付けていきたいところですね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
今日はまず、リスナーさんからメッセージを番組宛てにお寄せいただきましたのでご紹介したいと思います。前回10月19日(月)の放送日にメールをいただいていました。ラジオネーム「hanako」さんです。「迫市長にお願いがあります。勝納町にある鉄橋のレンガで作られた橋脚に書かれた落書きを消してもらいたいのです。あの橋脚は明治後期に作られたものと思われ、手宮の機関庫と同じくらい歴史的な価値があると思います。スプレーで心ない落書きがされて数年経ち、せっかくの趣ある鉄橋が台無しになっています。ぜひご検討ください。」といったメッセージをいただきました。

(市長)
はい、ありがとうございました。メールをいただいた翌日、少し前の話になりますが、10月20日に市役所の担当者にまず現地の確認に行ってもらいまして、担当は市ではなくて、JRさんの管理になるんですが、JRさんにもその現状を説明させていただきまして、対応をお願いしました。先週10月30日(金)ですが、現地を職員が確認してきましたが、少し時間が経っているということで、元通りというわけにはいかないんですが、2カ所の落書きが消されていたということを確認させていただいています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。歴史的な建造物であるんですよね。心ない落書きで、本当に腹の立つところもあるんですが、すぐに対応していただけたということですね。

(市長)
そうですね。これからも私どもも気付いたら早めにJRさんにまた協議をお願いしまして、消していただくようにはさせていただきたいと思います。「hanako」さんがおっしゃる通り、本当に歴史的な価値のあるものですから、こういう橋脚でも大事にしていきたいですよね。

(FMおたるパーソナリティー)
「hanako」さん、メッセージありがとうございます。

(市長)
はい、ありがとうございました。

(FMおたるパーソナリティー)
そして早速動いてくださいましたJR北海道の皆さん、本当にありがたいですね。このようにリスナーの皆さんから何か気になることがありましたら、ぜひ忌憚なく番組宛てにご意見をお寄せいただければと思います。そして市民の皆さんも気になっていることと言いますと、北運河地区にあります、この地区のランドマークとも言えるのではないかと思いますが、北海製罐さんの第3倉庫が老朽化や経営上の理由から解体を検討されているということでしたが、前回の放送でもお話を少ししていただきました。このたび、解体の時期を少し先に延ばしていただけるというお話を伺いました。

(市長)
会社のご意向は経営上の問題もありますし、もうすでに使われていない建物でもありますので、私どもに解体をしたいというお申し出がありまして、すでに新聞でも報道されていますが、1年ほど時間的な猶予をいただけないかと会社にお伝えをしたところ、了解をいただいたところなんですね。大変大きな建物です、改めて見ると。ですからあの建物が仮にあそこからなくなってしまうということは、大きな建物であるだけに歴史的な景観というのが一変してしまうと思うんですね。ですからこのことを市だけで判断するということはとても難しくて、まちづくり団体の皆さんをはじめとする市民の皆さん、あるいは市議会の皆さん、あるいは経済界の皆さんのご意見を伺う時間が必要だなと思いまして、会社の方に1年間の時間的な猶予を打診させていただきまして、このたびお許しをいただいたところなんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
まずは今年度中に取り壊されてしまうということについては回避できたということですが、ただ市民としても今後どうやって活用していったらいいかという何か案を持っていかないと難しいというところがありますよね。

(市長)
ただ残すというのは難しいと思うんですね。活用しながら残すということが理想だと思っているんです。すでに市長の手紙ですとか、あるいは実際私のところにも面会にお見えになって、「なんとか市長、残してくれないか」というお話もあります。昨日か一昨日の新聞にも若い方々がなんとか活用できないかと検討しているというお話もありましたし、そのほか、まちづくり団体の皆さんが私の方に、まだ時間は決まっていませんが、なんとか残してもらいたいという要請に来るということも伺っていますので、多くの皆さんのお話をまず聞いていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
市民皆で考えて案を出し合っていきたいところですね。

(市長)
そうですね。何とか活用しながら保存できるような動きが見えてくればいいなと思っています。その前に活用いただける事業者さんが現れれば一番いいですけれどね。ただ、それにはあまりにも大きな規模の建物だなというのは実感してます。

(FMおたるパーソナリティー)
運河とともにある建物ですから何とか残せるような方向に持っていけるといいなと思うんですが。

(市長)
私どもも皆さんのご意見をお聞きしながら、しっかり考えていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、分かりました。さて、先週の10月29日に総合教育会議というのが開催されたと伺いました。ちょっと聞き慣れない会議だなと思ったんですが、これはどういう会議なのか教えていただけますか。

(市長)
皆さんご存知のように、教育委員会は独自の執行機関として存在しているんですが、実は皆さん、記憶にあるかどうか、滋賀県の大津市で中学生がいじめられて自殺をした事件があるんですね。これをきっかけに教育委員長と教育長、どちらが責任者なのか分かりづらいということだとか、あるいはいじめなどの問題に迅速に対応できていないだとか、あるいは地域の皆さんの声が十分に反映されていないのではないかということで、法律が改正されたんですね。いわゆる教育委員会を変えていくということなんですが、その時に先ほど言いました教育委員長と教育長が一本化されたりだとか、あるいは新たに総合教育会議を設置しなさいということで法律の改正によって設置が義務づけられた会議なんですね。法律の改正が平成27年4月ですから、この総合教育会議も小樽で開催されてからまだ6回しかやっていなくて、まだ歴史が浅いものなんですね。これは市長と教育委員会が十分な意思疎通を図って、民意ですね、市民の考えを反映した教育行政を推進するということと、市と教育委員会ということで執行機関は違いますが、協議をしたり調整をしたりする場ということで位置付けられていまして、今回も私と林教育長他、4人の教育委員が出席して議論させていただいたところなんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
その総合教育会議なんですが、今回の会議ではどういうことが審議されたんでしょうか。

(市長)
お子さんたちがお使いになっている教科書をどの教科書にするかとか、先生方の人事というのは教育委員会の専権事項なので、われわれには権利ありませんので、それ以外の事は比較的自由にいろんなことがお話しできるんです。一番の目的は教育大綱と言いまして、数年先までの教育的な方針を決めるということが一番の目的なんですが、この教育大綱はもうすでに去年策定していますので、今年は、今、教育委員会で行われている新たな取り組みがうまくいっているかどうか、その確認を私の方からさせていただきました。委員の皆さんからは学校の教育環境だとかの改善をお願いしたいというようなことで、ご意見を伺ったんですね。一例だけ申し上げますと、令和元年から部活動を指導される先生方が足りないということで、外部の指導員の方にお手伝いをいただいているんですね、専門的な方を。それが実際、どのぐらい効果が上がっているだろうが、やりっぱなしではいけませんから、それで効果が上がっていれば、またさらに増やしていくようなことを考えなければいけませんので、一例としてそのような確認をさせていただきましてね。教育委員会からも、実際現場の先生からも、クラブ活動に外部の指導員が手伝っていただいて大変助かっているし、その分学習の準備に充てられるというのも比較的良い評価をいただきました。こんな風に点検して振り返りながら新しい事業を考えていければなと思っているんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
教育委員会、教育長がいらっしゃるというお話が市長からもありましたが、市長としてはどういうところに注意を払っていらっしゃるんでしょうか。

(市長)
日頃から林教育長とはいろんな情報交換をしたり、連携をとっていますが、私とすれば教育環境の改善、これは教育委員の方からも求められているんですが、耐震化ですね。小樽はちょっと遅れてるんですね。まだ耐震化されてないところもあったり、そこを早くやってくださいって言われたり、あるいはトイレ、まだ和式のトイレが一部残っていたり。

(FMおたるパーソナリティー)
学校はそうかもしれませんね。

(市長)
少しずつ進めてはいるんですが、そういう教育環境の改善というのは考えていますね。それともう一つは運動部の外部指導員のこともありましたが、先生方の時間外労働も長くなっていますのでね。いろいろやることがあるので、先生方の負担軽減というのが二つ目と、先ほど言いました北海製罐の第3倉庫とも関係があるんですが、文化財とか歴史的な建造物は教育委員会の所管になってますので、こういう文化財の指定など、これからの小樽の歴史とか街並みを守るような取り組み、これは市と教育委員会が連携してやっていかなければいけないということです。私が注意したいと思っているのは教育環境の改善と、先生方の負担軽減と、歴史的な街並みの保全、この3点でしょうかね。

(FMおたるパーソナリティー)
教育委員会と言っても広い範囲の業務があるんですね。

(市長)
そうですね。文化とかスポーツ、芸能、芸術、こういうものも範疇に入ってまいります。

(FMおたるパーソナリティー)
今後はさらに教育環境の改善ですとか、またいじめ問題では不登校の問題、そうしたものもありますね。さらには文化であったり、スポーツの振興など、小樽市とそして教育委員会、これが連携して取り組んでいくということが進んでいくと、さらにより良いまちづくりにもつながっていくことになりますよね。

(市長)
これからもしっかり市と教育委員会が連携を取りながら小樽の教育を良い形で前に進めていければと思っていますし、総合教育会議自体は公開していますので、来年以降関心のある市民の皆さんには傍聴にも来ていただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、分かりました。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

(市長)
どうもありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りしています。後半は小樽市職員の方にお話しを伺っていきます。今日は小樽市産業港湾部商業労政課主査でいらっしゃいます木間さんにお越しいただいています。木間さん、どうぞよろしくお願いします。

(木間)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、木間さんは昨年の11月にもこの「明日へ向かってスクラムトライ!」にご出演いただきまして、その時は物産展や販路開拓拡大の取り組みについてお話をしていただきましたが、改めてどのような取り組みをされているのかお伺いできますか。

(木間)
はい。主に小樽の産品の販路開拓拡大を図っていくことが業務内容となりますが、まずは物産展に関する業務が挙げられます。毎年、全国各地で開催される「北海道の物産と観光展」の開催に向けた事業者や各百貨店の方々の準備の手伝いをはじめ、開催期間中には実際に現場に行き、北海道や小樽の産品、観光地としての北海道や小樽のPRを行っています。

(FMおたるパーソナリティー)
北海道外の方々にとって物産展というのは大変人気のある催事だと思いますが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響が大きく出ているんじゃないでしょうか。

(木間)
そうですね。各百貨店では例年3月から春の物産展を開催しているのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で軒並み中止となってしまいました。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。そういうことがあると物産展に実際に出展されている事業者の方々はもちろん影響が出ているわけですよね。

(木間)
そうなんです。物産展の売り上げは事業者の方々にとってかなり大きいものなので、春の物産展がなくなってしまったのは非常につらいという声も事業者の方々からは伺っていました。ただ秋ごろから各地の百貨店での物産展が開催し始めており、先ほどあげました「北海道の物産と観光展」についても9月から全国で開催しはじめているんですよ。

(FMおたるパーソナリティー)
それは嬉しいニュースですよね。事業者の方々はもちろんのことですが、地元のお客様も心待ちにされていたのではないかと思いますよね。ちなみにその「北海道の物産と観光展」について紹介していただいてもよろしいですか。

(木間)
「北海道の物産と観光展」は北海道と関係機関、小樽市を含む道内各関係市が共催し、道外主要都市百貨店の協力を得て開催し、道産品の展示販売および観光地の紹介・宣伝を行い、道産品の販路拡大と観光客の誘致促進を図るとともに、北海道産業経済の発展に寄与することを目的に実施されるものです。簡単に言いますと、北海道を中心に関係機関と道内各市が協力し、北海道外の百貨店で北海道の魅力ある商品や観光スポットを宣伝する場ということになります。

(FMおたるパーソナリティー)
北海道ブランドの商品や観光スポットを広める場ということなんですよね。木間さんは今年の「北海道の物産と観光展」には行かれたんですか。

(木間)
私は先月、愛知県名古屋市にある名鉄百貨店さんに派遣担当者として行ってきたのですが、百貨店担当者の方と地元後援先への表敬訪問や報道機関を回って物産展のPRをを行いました。また、実際に物産展が始まりますと、呼び込みやお客様からの質問対応、北海道の観光PRなども行いました。

(FMおたるパーソナリティー)
まさに北海道を代表して商品や観光のスポットをPRされてきたということなんですね。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。今回はミスおたるも現地に行き、一緒にPRさせていただいたのですが、やはりミスおたるのような華のある方にPRしていただく方が、お客様受けもよろしいですし、特に道外の物産展では報道機関で取り上げていただける機会が断然増えますね。

(FMおたるパーソナリティー)
そうかもしれませんね。ミスおたるのお二人も今年はイベントの中止が相次いで、なかなか活躍の場がない中、きっと張り切ってPRされたのではないかと思います。名古屋でのその物産展の状況、手応えはいかがでしたか。

(木間)
名古屋市内にはいくつか百貨店があるのですが、今回の名鉄百貨店さんでの「北海道の物産と観光展」、これが名古屋市内で開催される今年最後の北海道物産展だったこともありまして、初日から大盛況で非常に多くのお客様が会場に足を運んでくださいました。もちろん百貨店側、お客様とともに新型コロナウイルス感染症の感染対策はきっちりと取られていました。名古屋市は県内にある中部国際空港から北海道の新千歳空港までの直行便や、名古屋港から苫小牧港までのフェリーも就航していますので、来店されるほとんどのお客様が北海道に来たことがあるなど、北海道に対して良いイメージをお持ちの方も非常に多いと感じました。私は初日からの2日間、会場で対応させていただきましたが、海産物をはじめ、道内のスイーツやお菓子の販売コーナーは行列もできており、とてもにぎやかな物産展でした。

(FMおたるパーソナリティー)
それは良かったですよね。迫市長、こういう物産展での北海道人気を聞くとやっぱり市長も嬉しいものがありますよね。

(市長)
やっぱりうれしいですね。特に今年はコロナの関係もあって春の物産展が軒並み中止になっていましたが、秋になりまして関係者のご努力によって、感染対策をしっかりしながら、こうして物産展を開催していただいているのは、とてもうれしく思いますし、感謝もしています。特に地方の都市では百貨店がなくなってきていますから、これまで以上に新たな販路を見つけていかなければならない、そういう厳しい状況ではあるんです。そういう中で私も来週、熊本県と長崎県に行くんですが、特に熊本県の方は今までお取り引きのない百貨店ですので、ぜひPRをしてきて、これからどんどん小樽の物産を取り上げていただきたいと思って、お伺いしてきます。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。熊本県は今までお取り引きがなかったんですね。

(市長)
そうですね。鶴屋さんという百貨店、老舗だと思うんですが、お取り引きがなかったものですから、新規会場ということで、しっかりPRしていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
もしかするとくまモンに会えるかもしれませんね。

(市長)
そうですね。

(FMおたるパーソナリティー)
九州においても北海道人気が高いと伺いましたから、今回、その熊本、そして長崎の皆様に小樽のおいしいものをお届けして、また現地でお客様の生の声を聞けるというのは大変うれしいと思いますし、百貨店との交渉や調整により、九州での販路が広がることを私たちも期待したいと思います。さて、販路拡大と言いますと、木間さんはこういう物産展に関する業務のほかにも、小樽産品の販路の開拓や拡大を図っていくためにどういうことをされてるんですか。

(木間)
物産展に関する業務のほかには、小樽物産協会さんの協力をいただきながらですが、小樽市や後志管内町村の食料品関係事業者の方々を対象とした商談会への参加や、新たな販路などでの販売、商品の磨き上げ相談などを通じて人材育成を図ることで、各事業者の方々のいわゆる「稼ぐ力」の向上を目指す事業を昨年に引き続き行っています。

(FMおたるパーソナリティー)
稼ぐ力ですね。改めてこの「稼ぐ力」なんですが、具体的にはどういうイメージになるんでしょうか。

(木間)
ここで言う「稼ぐ力」とは各事業者の方々の商品開発、改良、販路の選定や開拓などにおいて求められる能力を指していまして、この能力を向上させるために各事業者の方々の商談会への参加や新たな販路などでの販売、商品の磨き上げ相談などに向けた支援を行っています。

(FMおたるパーソナリティー)
食料品関係事業者の方々がこの「稼ぐ力」の向上を目指すことによって、地元産品の販路の拡大が期待されるというものなんですね。ちなみにですが、この商談会の参加というのはどういうものなのでしょうか。

(木間)
主にスーパーや百貨店のバイヤーさん、小売業者の方々が来場される大規模商談会に参加することでして、昨年は首都圏と関西地区で開催された商談会に小樽ブースとして参加出展し、市内事業者の方々は来場者に向けて自社商品の積極的なPRを行っていました。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。バイヤーさんたちの反応というのはいかがでしたか。

(木間)
いずれの商談会でも出展した市内事業者の方々は、自社の販路開拓のために、来場される多くのバイヤーと密度の濃い交渉を進められていたと感じました。また首都圏と比べ、特に関西地区では小樽産品の認知度はまだ低く、水産加工品や菓子を問わず興味を持たれるバイヤーの方も多かったと思います。取引成立に向けては地元消費者のニーズをよく知るバイヤーとの商談を重ねていくために、地元消費者のニーズをいかに自社の商品に反映させていくかが大事なことだと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
時代や地域の消費者のニーズに合わせていく上で、商品の磨き上げが必要なわけですね。

(木間)
そうですね。今年も今月には関西地区、来年2月には首都圏での大規模商談会の出展も予定していますので、現在は各事業者の方々との出展に向けた準備を進めているところです。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですか。分かりました。地域の事業者の方々にとって自社商品を道外のさまざまな場所で目にする機会が増えるといいですよね。

(木間)
最近では地方で新たにオープンした道の駅などで小樽産品の試食販売会を実施する機会も増えています。道の駅は最近テレビで取り上げられるなど、人気のあるスポットでもありますので、これは一つの販路の開拓と言えると思います。

(FMおたるパーソナリティー)
私も道外の道の駅に行く機会がありましたら、小樽産品の商品がないかチェックしたいと思います。さて、いろいろお伺いしてきましたが、迫市長、ぜひこれからも小樽の魅力ある産品が全国各地に広がっていって、小樽のファンの方が増えていくといいですよね。

(市長)
そうですね。これからは販路拡大というのが、また一つのテーマになってくると思います。今、担当の方からもお話がありましたとおり、百貨店だけではなくて、道の駅なども新しい、そして重要な販路になるのではないかと思っているんですね。それともう一つ、小樽は産業構造上、食品加工業の割合が非常に高いですから、物産が外にどんどん出て行くことは、小樽全体の活性化にもつながることですので、小樽の優れた、そして伝統的な技術で作られた食品が、多くの皆さんに愛されるようにしっかりとPRしていきたいと思います。また、併せて市民の皆さんにも、小樽はいいものがいっぱいあるので、いろんな機会に地元の産品にも目を向けていただいて、その品質の高さとか、美味しさも実感していただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
そうですね。本日は迫市長、そして物産展および販路開拓拡大への取り組みについて担当の商業労政課木間さんにお話をお伺いしました。迫市長、木間さん、どうもありがとうございます。

(市長・木間)
ありがとうございました。

エンディング

お送りしてきました「明日へ向かってスクラムライ!」、お別れのお時間が近づいてきました。今日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。この番組の再放送はあさって11月4日(水)午後7時からお送りします。ぜひ再放送もお付き合いください。

 

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