市長記者会見記録令和2年11月25日

公開日 2021年02月03日

更新日 2021年02月03日

市からのお知らせ

動画データ:小樽市長記者会見令和2年11月25日(YouTube)

会見資料1:新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金資料[PDF:607KB]

会見資料2:令和2年度上期小樽市観光入込客数の概要[PDF:176KB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午後3時30分~)

(総務部長)
定刻となりましたので、これより今月の市長定例記者会見を開催いたします。あらかじめのお知らせですが、本会見終了後に、私と上石財政部長の方から第3回臨時会および第4回定例会の議案と補正予算案の詳細について説明させていただきます。またその後、産業港湾部から令和2年度上期の小樽市観光入込客数についてご説明させていただきますのでご承知おき願います。それでは、お手元の次第に沿って進めさせていただきます。市長、よろしくお願いいたします。

(市長)
ではよろしくお願いいたします。本日は私から5点お話させていただきます。
はじめに、令和2年度小樽市功労者についてです。市の功労者については、毎年度、本市の振興発展に顕著な功績のあった個人、団体を表彰させていただいています。本年度は10月23日(金)に開催した小樽市表彰選考委員会での審議の結果を受け、産業経済部門から、歴史的建造物を活用した観光モデルのパイオニアとして本市観光の発展に寄与をされた株式会社北一硝子代表取締役社長の浅原健蔵氏を、そして、自治振興部門から、多様な地域活動を通じ、豊かな地域社会の発展と自然環境を生かしたまちづくりに寄与された小樽・朝里のまちづくりの会を表彰させていただくことになりました。団体の表彰としては、平成18年の小樽市交通安全指導員協議会以来となります。表彰式については11月27日、今週の金曜日ですが、正午に市役所別館3階第1委員会室で執り行いますので、報道方よろしくお願いいたします。
2点目は、すでに報道もあったようですが、小樽港の将来像を示す長期構想についてです。先週11月20日(金)に第4回小樽港長期構想検討委員会を開催し、最後のご審議をいただいたことを受け、年内を目途に小樽港の長期構想を決定することとしています。この長期構想の検討は平成28年に1回あって、昨年再開したわけですが、この再開は私が市長に就任していち早く取り組んだものの一つであり、検討委員会を終えたことを大変うれしく思っています。小樽港の20年から30年先の将来像を「ひと・ものが世界と行き交う北海道日本海側の物流・交流拠点小樽港」と掲げ、今後は来年の7月を目途に小樽港の港湾計画を改訂することになります。
3点目は、第3回臨時会についてです。本年の人事院勧告を受けた国家公務員の取り扱いに準じ、職員の12月の期末手当の支給率を引き下げるためには、11月中に給与条例の一部改正の議決をいただく必要があることから、この条例案などをご審議いただくため、11月30日(月)に臨時会を招集することとしました。また、この条例案の他、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業、今回で第6弾になりますが、この事業で早急な事業開始が必要なものの経費を補正予算として計上しています。この交付金に関する資料については、お手元に配布していますが、赤枠で囲ってあるのが第3回臨時会で提案する事業で、赤い星印が付いている事業については既存事業の増額となっています。
4点目は、第4回定例会についてですが、12月2日(水)に招集することといたしました。補正予算の主なものとしては、コロナ禍で会館使用料が減少し、運営が困難になっている町会に対する支援など、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業に関する経費の他、ふれあいパス事業費や組織改革に伴う債務負担、例えば外局内線電話の通信設備改修事業費などを計上させていただきます。
また、ふるさと納税に関しては、コロナウイルスの影響により全国的にふるさと納税を活用する傾向にあり、今年度からこのふるさと納税のサイト数を二つ増やし三つにしたことで、当初1億2600万円を想定した寄付額が、現状の伸びを考慮すると、年度内に2億8700万円まで増加することが見込まれることから、返礼品に関わる経費を増額しました。
なお、交付金事業については、先程の資料をご覧いただきたいと思いますが、赤枠で囲まれたものと、右下の「5定補正予定事業」と書かれたものがありますが、これらを除いたものが第4回定例会に提案する事業となりますので、ご確認いただければと思います。
条例案について申し上げると、令和3年度の組織改革に伴う事務分掌条例の一部改正案を提案します。主な内容としては、子育て支援の強化やワンストップ相談窓口の設置など、市民の皆さまのニーズに対応するため、福祉部と医療保険部を廃止し、新たにこども未来部と福祉保険部を新設するものです。
第3回臨時会、第4回定例会に提案する議案について、私から概括的に説明を申し上げましたが、詳細については、この会見が終わった後、それぞれ担当部長から説明をさせていただきます。
最後に、新型コロナウイルス感染症についてです。本日、お手元に資料として令和2年度上期観光入込客数に関する資料をお配りしていますが、この調査結果にもあるとおり、入込客数は対前年度比で33%となっており、特に訪日外国人観光客、いわゆるインバウンドの激減など、新型コロナウイルスがもたらすダメージは、本市の観光産業はもとより、市内経済全体にとって大変大きなものと実感をしています。
先日は市内で3件目となる集団感染が稲穂小学校で発生し、また本庁舎の職員1人の感染も確認されるなど、感染拡大が心配されるところですが、私としても、国や北海道の動き、そして市内の感染状況を注視しつつ、市民生活と地域経済を守るため、今後とも緊張感を持って取り組んでいきたいと考えています。
なお、令和2年度上期観光入込客数の詳細については、この会見が終わった後に、担当から説明させたいと思います。よろしくお願いします。
私からは以上です。

報道機関から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
まず観光の関係ですが、繰り返しになってしまいますが、対前年比7割減ということで、非常に大きな数字になりましたが、改めて受け止めと、今GoToキャンペーンで札幌が一時停止ということにもなりましたが、その辺の影響も今後懸念されると思いますが、その辺の受け止めも合わせてお願いします。

(市長)
あらかじめ想定はできたことでもありますが、大変大きく減少していると感じています。いつも申し上げているとおり、観光というのは裾野が広いということで我々は観光を進めてきているわけですから、これだけ観光客が落ち込むと、詳しくは調べていませんが、飲食、あるいは小売、交通、それに伴って製造業も含めて各産業に大変大きな影響を及ぼしているだろうと実感しています。それからGoToトラベルの関係ですが、担当に話を聞きますと、ほとんど旅行客の皆さんはGoToトラベルを使って旅行に来られているということですから、札幌が対象から外れるということは市内にとって一定程度影響はあると感じています。少しずつ、秋には観光客も戻りつつありましたし、これから年末に向けて、ある意味書き入れ時だったわけですから、今のこの感染状況の拡大はある意味水を差されたなという感じは受けています。

(北海道新聞)
そうした中で今回第6弾ということですが、小樽は11月に入り感染者が50人を超えている状況ということで、先程市長がおっしゃっていましたが、その辺のバランスがかなり難しい判断があると思いますが。

(市長)
バランスと言うと、感染の拡大の防止と経済の両立ということですが、正直に言いまして、全国的に見てもこれだけ感染が拡大していきますと、感染の拡大防止と経済を両立するということは、やはり「行うは難し」でとても難しいことだなと実感しています。

(北海道新聞)
今回の議案の中で一点、市長からお話が出てきていなかった部分で、病院の関係で赤字が相当膨らんでいる状況があり、コロナの今後の対策の中で、市立病院はやはり基幹病院として欠かせないと思うのですが、今後経営への影響、懸念など、何か所見がありましたらお願いします。

(市長)
非常に厳しいという感じは受けています。いろいろな地方団体が国に対して、医療に対する支援を求めていますので、我々市町村レベルでは、もう十分対応することが出来ませんので、地域の医療の置かれている状況というものを国にはしっかり理解していただいて、支援をいただきたいと思っています。

(総務部長)
他に無ければ以上をもちまして今月の市長定例記者会見を終了いたします。次回は、次第にありますとおり、令和2年12月28日(月)午前11時からを予定していますので、よろしくお願いします。

 

 

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL:0134-32-4111内線223・394
FAX:0134-27-4331
このページの
先頭へ戻る