公開日 2021年03月09日
更新日 2022年03月24日
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【前半】
- 北海道からの、地域を限定した「外出自粛・往来自粛の要請」について
- ワクチン接種に向けた本市対応の状況について
- 「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」等を活用した市独自施策(第7弾)について
- 小樽市議会令和3年第1回定例会に向けて
【後半】
- 「ふれあいパス」についてのお知らせ
放送の内容
オープニング
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。
市民の皆さんに、小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも、市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。
「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。
前半
(FMおたるパーソナリティ)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。
(市長)
よろしくお願いいたします。
(FMおたるパーソナリティ)
さて、北海道から法に基づいて要請されていました小樽・札幌と地域を限定した形での外出自粛と市外との往来の自粛。これが2月16日(火)から28日(日)までお願いされていたわけですが、道内の新型コロナウイルスの感染状況や医療機関の病床の逼迫(ひっぱく)の度合いなどから、この度2月28日で満了となりまして、本日3月1日から解除となりましたね。
(市長)
そうですね。大きくは直近一週間の新規感染者の状況と、いわゆる医療機関のベッド、病床の確保が十分できているかどうか、ということが判断の基準になるのですが、直近一週間の新規感染者数もだいぶ落ち着いてきていますし、病院のベッドについても、今後確保できるという見込みがあるので、事前に北海道から意見を求められまして、私どもとしては2月28日での解除について了解をさせていただきました。ただ、3月は人の動きが活発になる時期ですよね。ですから、この反動というものも頭に入れておかなければいけませんし、引き続き市民の皆様には感染防止のためのご理解とご協力をいただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
新型コロナウイルスのワクチンの接種についても、小樽市では市内のかかりつけ医でも受けられるという方向で調整が進められているんだそうですね。
(市長)
そうですね。ワクチンの接種については、基本的には、かかりつけのお医者さんのところで接種していただこうと考えています。ただ、状況によっては、集団接種も考えなければいけないので、現在、医師会や医療機関と協議・調整を進めさせていただいています。今後のワクチン接種については、市民の皆さんにとって一番関心がある事案だと思いますので、この放送などを通じて、逐次ワクチン接種の状況についてお知らせしていきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
新型コロナウイルス感染症に関するさまざまな対策に資する、第3次となる国からの臨時交付金。小樽市への配分額が、今回は7億円規模ということで、このさまざまな事業への割り振りと言いますか、効果的な使い道について、迫市長もいろいろと頭を悩ませられたのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
(市長)
そうですね。今回のこの臨時交付金は国の予算でいきますと、第3次の補正予算でついている地方創生臨時交付金です。今回は国から約7億円の配分を受けたのと、第1次・第2次に行った事業で、いわゆる執行残、要するに余りが出ているんですね。その執行残も加えて、合わせて約9億6000万円くらいを財源に、この事業の組み立てを行ったところです。ポイントとしては大きく二つありまして、一つには、感染の拡大の防止を含めて、感染者の受け入れなどで大変なご苦労をいただいている医療機関や介護事業所などの皆さんへ、支援策を掲げさせていただいています。もう一つは事業の継続です。コロナ禍が相当長期化していますし、中小企業の皆さん方は相当経営環境が悪化していると思いますので、事業の継続のための支援金、これは去年もやっていますが、また改めて実施していきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
特に力を込められた施策の他にも、今日の番組の後半でも詳しくお話をしていただきますが、高齢者の方のバスや鉄道の利用券、いわゆるふれあいパスの交付方法を、このコロナ禍の中、手渡しから郵送に変更する予算ですとか、中学生にとっては学校生活の大きな思い出となります修学旅行、これも中止になったりした場合などのキャンセル料の支援。こういったものも実施されると聞いていますが、迫市長は番組の中でも、飲食店以外の事業者の方々への支援策も考えられているということでした。今回の事業の継続に向けた支援策は、いろいろな業種の事業者が含まれているんですよね。
(市長)
そうですね。基本的にはほぼすべての事業者が対象になると思います。事業が三つあるのですが、基本的には前年同期と比較して売上が30%以上落ちているというのが前提です。一つ目は、大きく影響を受けている宿泊事業者の関係では、宿泊施設の規模に応じて支援をさせていただくことになりますが、旅館やホテルは、それぞれの定員に応じて50万円から300万円となりますし、簡易の宿所は20万円から150万円。民泊は一事業者当たり5万円となります。もう一つは交通事業者の皆さんへの支援です。タクシーなど公共交通も大きな影響を受けてますので、そちらの支援も考えています。これも同じく売り上げが30%減少しているということで、交通事業者さんは20万円、それとプラス保有台数に応じて加算をさせていただく仕組みになっていますし、個人タクシーの皆さんは一律10万円となります。三つ目が、それ以外のすべての事業者さんが対象になります。これについては売上金額の規模に応じて15万円から30万円という範囲の中で支援させていただきたいと思っています。これらについては、今日から始まった代表質問、明日は代表質問二日目がありまして、本来であれば3月18日の最終日に採決をいただくことになっていますが、急ぐ案件でもありますので、明日の本会議が終わった後に採決をいただくようにお願いしています。ただ、今申し上げたとおり、かなり細分化されていますので、詳しくは、市民の皆さんにできるだけわかりやすく、ホームページなどを通じてお知らせをさせていただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
わかりました。さて、今お話いただきました、今回第7弾となります小樽市独自の施策ですが、この小樽市議会令和3年第1回定例会でご審議をいただくということになりますが、この第1回定例会、前にも教えていただきましたが、新年度の当初予算が決められるという、いわゆる予算議会ということですが、まさに始まっているわけですね。
(市長)
そうですね。今回の議会は2月24日に提案説明をさせていただきました。これは条例や予算を提案、説明させていただいた後に、今日3月1日から会派代表質問が始まりまして、18日までの日程で議会が行われることになっています。新年度予算のテーマとしては、私の政治姿勢にも関わりますが、「新たな時代の変化に備え、近未来を見据えたまちづくり」を掲げて新年度を迎えたいと思っています。「備える」ということは私の政治姿勢の一つですので、これを強調させていただきたいということ、コロナ禍であっても将来を見ていこうと、将来を見据えたまちづくりを進めていこうという思いで掲げさせていただきました。
(FMおたるパーソナリティ)
私たちを取り巻く環境や情勢は、昨今はとりわけ変化が著しいですし、これに備えつつ近未来を展望していくというテーマなんですね。さて、予算を組み立てていく上でのベースとなる基本方針があるかと思いますが、これはどういったものになりますか。
(市長)
そうですね。市政運営の三つの基本方針を掲げさせていただきましたが、一つは新型コロナウイルス感染症に対応した政策の推進ということで例示すると、昨年の11月に設置した「受診相談センター」を引き続き継続して設置させていただきますし、保育所や小中学校では感染防止対策のための消耗品などが必要になってきますので、そういったものの費用ですとか、保健所には検査体制維持のための試薬や消耗品の購入のための費用を計上させていただきました。二つ目は、小樽の大きな課題であります人口減少だとか、少子化対策のための取り組みということで、特に少子化対策への取り組みとしては、これまでも番組の中で何回かお話させていただいたと思いますが、特に子育てですが、組織改革として「こども未来部」を作りまして、子育て世代の皆様の相談を一元的に受けられる体制を作っていくことですとか、就学援助という仕組みがあるのですが、就学援助のメニューの中に新たにPTA会費を加えさせていただくことも考えています。三つ目は、先ほども言いました、近未来・将来を意識した事業ということ。これは少し大きな事業になりますが、今、小樽港の第3号ふ頭に大型のクルーズ客船のための整備が進められています。これは国の事業なんですが、これに合わせて市の事業として、周辺に駐車場を作ったり、客船のターミナルを作ったり、第3号ふ頭の基部に市民の皆さんや観光客の皆さんが憩えるような緑化、緑地ですね、そういったものも整備させていただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
合わせて新年度中に解決をしていかなくてはならない喫緊の課題もあるんですよね。
(市長)
そうですね。これはもう時間が限られていますので、スピード感を持ってやらなければならない事業もあります。年当初から職員にも話をしていますが、三つありまして、一つは、今公共施設の再編計画を進めていますが、本庁舎の別館と総合体育館。これは非常に大きな規模ですし、同時に一緒に進めていくこともできないので、その優先順位を決めていただくために、この長寿命化計画とは別に、施設計画を今作っています。これによってどれくらいの費用が必要なのか、どういった機能が盛り込まれるのかということを広くお示しをしたいと思っています。それから北海製罐小樽工場の第三倉庫。会社の方にお願いをして、本来解体予定でしたが、一年間の猶予をいただいていますので、この問題も早急に解決していかなければならない、活用保存に向けた検討を進めていきたいと思っています。それから小樽看護専門学校ですね。これは前にも話ししていますが、これの事業継続のための支援ということで、この三つは今年度中になんとか解決をしていきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
新年度予算の中で、家計費で言いますと貯蓄、貯金に当たる財政調整基金、財調ですね、この額を前の年に比べてかなり大きく確保できたと伺っていますが。
(市長)
そうですね。本当に毎年非常に厳しい財政運営を強いられているのですが、昨年で言うとこの時期に1億2000万円くらいの貯金しかなかったのですが、今年は9億8000万円くらいの基金を積み上げることができました。これはいろんな要件がありますが、幸いここまで基金を積むことができましたので、今はコロナ禍ですから、不測の事態に備えていくことだとか、将来のまちづくりに向けて、基金をある程度残しておく(ことにしました)。例えば公共施設を作っていくときに、いわゆるローンで言うと頭金が必要になりますよね。いわゆる頭金をきちっと確保しておかないと公共施設の再編もできないということになります。私も任期後半の予算編成ですので、やはり財政の健全化にしっかりと道筋をつけたいという思いもあります。今回の予算編成に当たっては、ある程度基金を確保するということを念頭に置きながら予算編成に臨みました。
(FMおたるパーソナリティ)
わかりました。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。
(市長)
どうもありがとうございました。
後半
(FMおたるパーソナリティ)
後半は小樽市役所職員の方にお話を伺っていきます。本日は、小樽市内の70歳以上の方の公共交通機関の利用助成制度「ふれあいパス制度」についてお話をいただきます。担当の福祉部地域福祉課地域福祉グループ主査の原田進治さんにお話を伺いします。原田さん、よろしくお願いします。
(原田)
よろしくお願いします。
(FMおたるパーソナリティ)
さて「ふれあいパス制度」ですが、令和3年4月から制度が変わるということなんですね。
(原田)
はい、そうです。今日はふれあいパス制度の変更についてのご説明をさせていただきたいと思います。
(FMおたるパーソナリティ)
では初めに、これまでの「ふれあいパス制度」について改めてお話を伺えますか。
(原田)
はい。これまでのふれあいパス制度は、70歳以上の市民の方を対象とした制度で、「鉄道の利用」もしくは、「バスの利用」のいずれかの公共交通機関の利用に対する助成制度のことです。細かく説明しますと、「鉄道の利用」については、JRが無料となる乗車券を、小樽駅からほしみ駅までの間で年間20枚、南小樽駅から塩谷駅までの間で年間30枚をお渡ししています。「バスの利用」については、専用の回数券を購入・利用することができる「バス乗車証」をお渡ししています。購入できる回数券は小樽市内で使えるもので、1冊10枚入りの物を1200円で買うことができます。また、購入回数に制限がありませんので、必要に応じて何冊でも買うことができます。
(FMおたるパーソナリティ)
10枚で1200円ということは、240円のバスが半額の120円で乗れるということですよね。
(原田)
はい、そのとおりです。小樽市が不足分の運賃を負担しているため安く乗れるということになります。また、小樽市内で長い距離を乗車すると240円を超える場合もありますが、その部分も小樽市が負担しています。
(FMおたるパーソナリティ)
鉄道は枚数に限りがあるけれど無料で乗れて、バスは回数に限りがないけれど利用する方の負担があって無料ではないということなんですね。 現在、ふれあいパスを利用されている方はどのくらいいらっしゃるのですか。
(原田)
今年度初めの時点で対象の方が約3万8600人いらっしゃるのですが、そのうちの約6割となる2万4000人の方が利用されています。
(FMおたるパーソナリティ)
これまでの制度についての概略はわかりましたが、このふれあいパスが変更になるというのは、どういった理由なのですか。
(原田)
はい。まずは今回の制度変更を行うに当たっての背景からご説明させてください。ふれあいパスの事業費は、平成28年度までは1億5000万円程度を推移していたのですが、令和2年度の予算では約2億6000万円まで膨らんでいます。この増え続ける事業費を、この先の小樽市が今までどおりに賄うのは非常に難しく、このままですと制度の廃止も考えられます。そのため、今回の見直しは、今後もふれあいパスを続けていくための第一歩です。
(FMおたるパーソナリティ)
ふれあいパスの制度を続けていくための、今後を見据えた見直しということですね。では、具体的にどのように変更となるのでしょうか。
(原田)
今回の変更は、バス利用についてのみ変更となります。変更となる点は大きく分けて2点あり、買い方と使い方になります。1点目、買い方についてですが、今回の制度変更で、購入できる回数券が無制限から年間12冊、回数にして120回分に変更となります。4月からの新しい制度では、これまでのふれあいパスの「バス乗車証」を廃止し、新たに「購入チケット」というものをお一人様12枚お渡しします。回数券を1冊買う度に、購入チケットが1枚必要となり、チケットを12枚使いきったら、その年の購入分は終了ということになります。
(FMおたるパーソナリティ)
購入チケットの枚数を制限して、お一人お一人の回数券を購入できる上限を決めているということですね。
(原田)
そのとおりです。それと購入に関して注意点があります。一度に複数購入される場合などは、小樽駅前バスターミナルでの購入をお薦めします。バス車内でも購入できますが、在庫に限りがあるため、お買い求めできない場合がありますのでご注意ください。
(FMおたるパーソナリティ)
お一人、年間12冊ということですが、購入チケットが余った場合、次の年に繰り越して使うということはできるのですか。
(原田)
購入チケットには有効期限があります。今回お渡しする購入チケットは令和4年3月31日までとなっています。繰り越して使うことはできません。また、購入チケットを他の方に譲ることも禁止していますので、お一人様年間12冊までとなります。
(FMおたるパーソナリティ)
わかりました。では2点目の、使い方ですか、これはどういったことでしょうか。
(原田)
はい。2点目の使い方ですが、これまでは回数券1枚のみでバスに乗れる「1乗車券」でした。ですが、4月からの新しい制度では、購入券が「240円券」という額面が記載された回数券に変更となります。このため、240円を超える運賃の場合は、240円では足りない分、つまり不足額をバスから降りる際に、追加でお支払いいただくこととなります。
(FMおたるパーソナリティ)
では、乗車距離が長い方は買うときだけではなく、乗って降りる時もお金を払うことになりますから、その場合は、自己負担額が増えるということになりますよね。
(原田)
はい、そのとおりとなります。新しい制度では、どの距離を利用する方でも、一律、小樽市から1乗車につき120円の補助が受けられるという考え方に変わりますので、回数券に記載された240円を超える運賃が発生する場合は、さらにご自身で負担していただく形になります。
(FMおたるパーソナリティ)
わかりました。では、具体的にはどのように支払うといいでしょうか。
(原田)
例えば、バス運賃が240円であれば、これまでどおり回数券1枚のみで乗車することができますので、変更はありません。バス運賃が540円であれば、回数券は240円分となりますので、運賃の540円から回数券の240円を引いて、300円が不足額となります。この300円はご自身で負担していただきますので、回数券1枚の他に、現金で300円をお支払いいただくことになります。
(FMおたるパーソナリティ)
支払いの方法以外で何か変更点はありますか。
(原田)
はい。今回、今までありました「バス乗車証」を廃止します。この理由は、買い方の中でご説明した、「バス乗車証」の代わりに「購入チケット」を使う点にもありますが、理由はそれだけではなく、現在、「バス乗車証」はバスを降りる際に、毎回乗務員さんに見せる必要があるのですが、特に雨が降っているときは、手荷物が多くなって「バス乗車証」を見せるのが大変だという声が多く寄せられていました。今回「バス乗車証」を廃止したのも、そういった声を反映して不便を解消するところもあります。
(FMおたるパーソナリティ)
確かに、両手がふさがっていたり、降りるときに乗車証が見当たらないなど、慌ててしまうという場合もありますもんね。
(原田)
他には、回数券の有効期限が無くなります。今までは、購入した回数券に有効期限があり、有効期限を過ぎますと回数券は使えなくなりましたが、バス事業者さんと協議して、新制度では回数券の有効期限を廃止することになりました。
(FMおたるパーソナリティ)
ちなみに、今使っている回数券は有効期限があるということですが、こちらはいつまで使えるのですか。
(原田)
はい。現在販売しているふれあい回数券は、有効期限が3月31日までとなります。とはいえ、回数券が使い切れずに余ってしまったという方もいらっしゃると思います。そこで、現在販売している「有効期限が令和3年3月31日まで」と記載の回数券については、新しい回数券と交換することといたします。
(FMおたるパーソナリティ)
それは皆さんうれしいですね。どうすれば交換できるのですか。
(原田)
はい。使い切れなかった回数券と、現在お持ちの「バス乗車証」をお持ちになって、市役所に来ていただければ、古い回数券を新しい回数券に交換いたします。ただし、お1人様1回限りで最大20枚までとなります。期間は、4月1日から4月30日までの1か月間となりますのでご注意ください。また、払い戻しはできませんのでご了承ください。
(FMおたるパーソナリティ)
新しい制度の内容はわかりました。では、交付についてお聞きしたいと思いますが、その新しいふれあいパスはどのようにしたらもらえるのでしょうか。
(原田)
今回、バスの制度が変わることもあり、当初、利用者の皆様に対面での説明を行いたく、一斉交付会を検討していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、対象者約2万4000人を一斉に集めるのは不可能と判断し、一斉交付会を断念しました。
(FMおたるパーソナリティ)
そうですね。今集まると密は避けられない状況になりますよね。
(原田)
はい。現在のふれあいパスの利用者はバス利用が2万2500人、鉄道利用が1500人になります。このうち、現在バスをご利用の皆様については、手続きは不要とし、3月中旬に住民票上のご住所へ郵送することとします。
(FMおたるパーソナリティ)
では、ほとんどの方は手続きに来なくて良いということになりますね。
(原田)
はい。具体的には、先ほどご説明した、4月から使えるふれあい購入チケットの他、新制度での回数券の買い方・使い方の案内などをご利用者本人に郵送します。また、今回対面でのご説明ができないため、お送りした資料だけでは新しい制度が理解できないという方も多くいらっしゃると思います。そのような方にもきちんとご説明させていただきたいと思っています。今回、ふれあいパスの電話相談窓口を開設します。郵送するご案内にもその旨記載していますので、資料をご確認いただき、ご不明点ございましたら、お電話にてご相談ください。
(FMおたるパーソナリティ)
本来であれば市役所に行って相談したいところでしょうけど、コロナ禍ということもありますので、今、お話がありましたが、電話での相談ができたりしますから、説明を受けられるのはありがたいですね。では、鉄道利用の交付はどうなるのですか。
(原田)
鉄道利用については、例年どおり、窓口での交付となります。ご利用を希望される方については、例年同様、手続きが必要となりますので、ご利用よろしくお願いいたします。また、今回の交付については、現在鉄道をご利用の皆様には、3月上旬に交付の案内をはがきでお送りさせていただきます。このはがきには、交付会場が密になることを避けるために、地域によって交付日時を分けていますので、はがきに記載された日に手続きをされるようご協力をお願いいたします。また、手続き当日にはがきを持参していただきますと、交付会場での申請書の記入や身分証明書の提示を省略することができ、手続きが早く終わることができますので、必ず案内はがきを忘れずにお持ちください。
(FMおたるパーソナリティ)
少しでも感染リスクを減らせるよう、対策をしているということですね。
(原田)
はい。また、今回お話しした交付の内容や、バスの新制度の内容については、広報おたる3月号や市役所ホームページでもご案内していますので、併せてご確認いただければと思います。
(FMおたるパーソナリティ)
わかりました。さて、ふれあいパスのご案内をいただきましたが、迫市長、最後にメッセージをお願いできますか。
(市長)
今回のふれあいパス制度の制度改正については、小樽市の財政状況が厳しい中で、このふれあいパス制度を今後もどのようにしたら持続的に実施していけるか、という観点から行いました。ですから、その辺を市民の皆様にはご理解いただきたいと思っていますし、今担当の方からは、変更点をいろいろ説明させていただきましたが、ご不明な点については、専用電話も設置すると考えていますので、市民の皆様には丁寧に説明をさせていただきたいと思っていますので、この点についてもご理解いただきたいと思っています。
(FMおたるパーソナリティ)
わかりました。本日は、小樽市内の70歳以上の方の公共交通機関の利用助成制度「ふれあいパス制度」について、福祉部地域福祉課の原田さんにお話をお伺いいたしました。迫市長、原田さん、どうもありがとうございます。
(市長・原田)
ありがとうございました。
エンディング
「明日に向かってスクラムトライ!」では、番組をお聴きいただき、市政に対するご意見、ご感想もお待ちしています。