LGBT(性的マイノリティ)を知っていますか?

公開日 2021年03月18日

更新日 2022年06月28日

「LGBT」とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとった、性的マイノリティ(少数者)の総称の一つです。

さらに、LGBTの枠に当てはまらない人もいます。

「性」の在り方は、とても多様なのです。

 

レズビアン レズビアン~女性を好きになる女性

ゲイ ゲイ~男性を好きになる男性

バイセクシャル バイセクシュアル~同性も異性も好きになる人

トランスジェンダー トランスジェンダー~身体の性に違和感を持つ人

 

LGBTの方は身近にいます

日本には性的マイノリティ(少数派)の方が、約8%いるとの調査報告があります。

多くの方は、自分の身近にはいないと感じているのではないでしょうか。

もしかしたら、職場に、学校のクラスに、ご近所にいるのかもしれません。

でも、差別や偏見を恐れて言い出せず、誰にも相談できず、一人で悩んでいるのかもしれません。

 

○セクシュアリティについて(全国の20~59歳の有職男女1,000名)

 ・ストレート(性的マイノリティに該当しない)~92.0%

 ・レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル~3.1%

 ・トランスジェンダー~1.8%

 ・Aセクシュアル(恋愛感情、性的感情を持たない)~2.6%

 ・その他~0.5%

資料:「LGBTに関する職場の意識調査」(日本労働組合総連合会/平成28年8月)

円グラフ1セクシュアリティ

 

LGBTの認知度は?

「LGBT」という言葉は、知らなかったという人が52.9%と、知らなかった人の方が多いという結果でした。

男女別では、女性46.8%、男性47.4%が知っていたと答えたほか、世代別に見ると、20代で54.8%、30代で47.6%、40代で46.8%、50代で39.2%が知っていたと答え、若い世代ほど認知度が高い傾向が見られました。男性1

「LGBT」という言葉を知っていましたか
- 知っていた 知らなかった
全体 47.1% 52.9%
女性 46.8% 53.2%
男性 47.4% 52.6%
20代 54.8% 45.2%
30代 47.6% 52.4%
40代 46.8% 53.2%
50代 39.2% 60.8%

資料:「LGBTに関する職場の意識調査」(日本労働組合総連合会/平成28年8月)

棒グラフ1

 

つらい思いをしている人がいます

職場や学校などで、「LGBT」の方が傷つくような言動がありませんか?

言った本人には悪気がなく、また、その場を盛り上げようといった軽い気持ちだったかもしれませんが、これを不快に思ったり、つらい思いをしたりしている人もいることを認識しなければなりません。女性1

 

○LGBT当事者が、学校生活(小・中・高)において、いじめ被害にあった経験のある割合(調査人数15,064人)

 ・10代~49.4%(722人)

 ・20代~55.8%(5,665人)

 ・30代~60.9%(4,427人)

 ・40代~63.1%(3,725人)

 ・50歳以上~49.8%(975人)

 ・全体~58.2%(15,064人)

資料:「LGBT当事者の意識調査」(宝塚大学看護学部日高研究室/平成28年)

男性2棒グラフ2

 

LGBTのカミングアウトは?

(※カミングアウト・・・自分の意思で打ち明けること)

LGBTの方に対するカミングアウトについての調査では、41.5%が、「仕事や生活に支障がなければカミングアウトしたい」という意向がありました(その他の回答は、分からない~27.6%、いいえ~30.9%)。しかし、実際には、カミングアウト率は非常に低いのが現状です。

LGBTの方以外の友人・知人に対して、カミングアウトしているのは13.0%、家族に対しては10.4%、職場では4.3%と、カミングアウトが非常に難しい現状があります。

資料:「LGBTをはじめとするセクシュアルマイノリティの意識調査」(LGBT総合研究所/平成28年6月)

女性2円グラフ2

円グラフ3

 

さまざまな困難に直面しています

○当事者の声

 ・自分が思っている性別のトイレに入れない

 ・同性カップルで賃貸住宅を借りられない

 ・隠して生きているので、自分らしい生き方ができない

 ・偏見が気になり、カミングアウトできない

 ・いじめを受けて、つらい経験をしたことがある

 ・外見と戸籍上の性別が違っていて、就職の面接に行くことができない

声

 

私たちにできること

○LGBTなど多様な性があることを知り、性の在り方の違いを尊重する

○性的マイノリティの人をいじめたり、差別したりしない

○自分の身近に性的マイノリティの人がいるかもしれないと考え、言動に気を配る

 など

 

○レインボーフラッグ

レインボーフラッグは、セクシュアリティの多様性を尊重するという意味で、人間性の多様性を尊重するという意味も含まれています。

赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫の6色のレインボーがシンボルとなっています。レインボーフラッグ

女性カップル男性カップル

相談窓口など

小樽市男女共同参画課女性相談室(小樽市花園2丁目10番18号小樽市勤労女性センター内、電話22-6010)へ。

また、北海道環境生活部道民衛生課 「LGBT(性的マイノリティ)などに関すること」(外部サイト)も参考にしてください。

 

 

お問い合わせ

生活環境部 男女共同参画課
住所:〒047-0024 小樽市花園2丁目10番18号 勤労女性センター内
TEL:0134-32-4111内線7298
FAX:0134-22-6081
このページの
先頭へ戻る