市長記者会見記録令和3年3月30日

公開日 2021年03月30日

更新日 2021年03月31日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見令和3年3月30日(外部サイト:YouTube)

■会見資料1:令和3年小樽市成人式 開催概要[PDF:168KB]

■会見資料2:「もっと泊マル、オタル。」キャンペーン事業について[PDF:140KB]

■会見資料3:水産庁の漁業取締りパンフレット[PDF:2.87MB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午後4時〜)

(総務部次長)
 定刻となりましたので、これより今年度最後となります市長定例記者会見を開催します。それでは、本市取り組みの近況について市長からご説明をさせていただきます。市長、よろしくお願いします。

(市長)
 よろしくお願いいたします。本日は7項目あります。
 まず1点目ですが、新型コロナウイルス感染症についてです。小樽市内では、昨年来、16件の集団感染が発生しましたが、3月8日(月)の「社会福祉法人北海道社会事業協会小樽病院」を最後に、全て収束するなど、感染状況は落ち着きが見られるところです。しかしながら、北海道全体では、変異株の確認が相次ぎ、依然として、集団感染が発生しており、また、多くの都府県で感染者が増加傾向にあるなど、人の移動が活発になる年度末から年度初めにかけて、警戒が必要な状況が続いています。引き続き、市としても緊張感を持って対策に当たっていきたいと考えています。
 ワクチン接種ですが、市民の皆さんへの接種については、4月12日(月)の週に到達が予定されている高齢者の皆さんの分(約1000回分)については、高齢者施設に入所されている方々から開始していく予定としています。その後については、国からのワクチンの配布状況に応じて、接種券を順次、郵送していきたいと考えています。ワクチン接種に関する情報については、3月24日(水)から市のホームページにも掲載をしていますので、そちらも御覧いただければと思っています。
  次に、市議会の第1回定例会についてです。3月18日(木)の本会議をもって全日程を終了し、提案した予算案・条例案などの議案は、全て可決をいただくことができました。予算案については、「新たな時代の変化に備え、近未来を見据えたまちづくり」をテーマに掲げ、一つには「新型コロナウイルス感染症に対応した政策」、二つ目としては「人口減少や少子化対策」、三つ目としては「近未来・将来を意識したまちづくり」をもとに編成しました。「近未来・将来を意識したまちづくり」に関しては、市民プールを含めた総合体育館や本庁舎別館の整備方針の策定や、北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫の保全・活用方策の検討などについては、スピード感を持って対応していかなければならないものと考えています。
 引き続き、まちづくりの基本方針の一つ「市民の皆さんとの対話」を今後も重ねながら、本市にとっての最重要課題である人口減少に歯止めをかけ、市政の着実な前進に全力で取り組んでいきます。
 次に、令和3年小樽市成人式についてです。手元に資料をお配りしていますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、1月の開催を延期していました小樽市成人式を5月2日(日)に市民会館にて開催します。成人式の対象となる方は約900名いますが、会場内での密を避けるため、お住まいの地域により、2回に分けて開催することとしました。第1回は午前11時から、忍路、蘭島、長橋など、市内の西側にお住まいの方、第2回は午後3時30分から銭函、朝里など、市内の東側にお住まいの方を対象に式典を開催します。3月1日(月)現在、小樽市に住民登録をされている対象年齢の方には、3月末に案内状を送付します。進学や就職により本市に住民票が無い方については、この案内状は届きませんが、出席は可能としていますので、直接会場へお越しいただければと思います。第1回、第2回の対象地域などの情報は、広報おたるや市のホームページでもお知らせしたいと思っています。なお、今後の感染状況等によっては、変更、中止となる場合がありますので、ご承知おきいただければと思います。
 次に、小樽市事業継続支援事業についてです。これは、新型コロナに対応した経済対策の第7弾としまして、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内の事業所や店舗の事業継続を支援するため、小樽市事業継続支援事業として、3月5日(金)から実施しています。市内に事業所または店舗を構えている事業者の方で、令和2年11月から令和3年3月までのいずれかの月における売り上げが、前年同月比で30%以上減少しているなどの要件を満たす事業者の方が対象となります。これまで、およそ900件の申請をいただいていますが、対象となる事業者の方は、申請期限の4月21日(水)までに申請をお願いしたいと思っています。なお、この申請に当たりましては、原則として、郵送での提出をお願いしています。ご質問等については、お電話でお受けしていますので、産業振興課までお問い合わせいただきたいと思っています。
 次に、新型コロナウイルス小樽市宿泊施設誘客促進追加事業費補助金「もっと泊マル、オタル」キャンペーン事業についてです。これもお手元に資料が配布されていますので、ご覧ください。市内の宿泊施設で最大半額の宿泊割引を受けられる、「もっと泊マル、オタル。」キャンペーン事業について、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、延期としていましたが、市内の感染状況が落ち着いていることから、明後日4月1日(木)より販売・利用を開始することとしました。なお、その対象者につきましては、急激な誘客により感染のリバウンドが懸念されることや、他都市の事業実施の状況等を勘案し、当初は小樽市内在住者に限定させていただき、その後、感染状況等を見極めながら対象の拡大を検討することとしました。対象施設や割引の内容については、市のホームページにてお知らせしますので、この機会に市民の皆さんにも、感染予防に気を付けていただきながら、地元小樽での宿泊を楽しみ、観光の魅力を再発見していただければと考えています。
 次に、小樽港における令和3年度のクルーズ船の寄港予定などについてお知らせします。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、令和3年度までは、7月までのクルーズがすべてキャンセルとなっていますが、8月以降については、現時点で23回の寄港が見込まれています。コロナ禍におけるクルーズについては、運航事業者と港湾管理者それぞれに感染予防対策ガイドラインが示されており、今後、このガイドラインに基づき、対応していくこととなりますが、国からは港湾管理者に対し、受入協議会を設置し、受け入れの是非を判断するよう求められているところです。このため、小樽港においても、受入協議会を5月中に設置することを目指しており、港湾関係機関や保健所、検疫所などの衛生管理機関、その他の関係者に参加いただくことを想定しています。本市においては、市民の皆さんの安全・安心を前提とした上で、クルーズ船の受け入れについて判断していきたいと考えています。
 最後に、水産庁の漁業取締船「白竜丸(はくりゅうまる)」の、小樽港への配備についてです。お手元にお配りしたパンフレットにも詳細が記載されていますが、こちらの大型モニターもご覧ください。3月19日(金)に水産庁の漁業取締本部会合において、「白竜丸」が小樽港に配備されることが決定され、3月24日(水)には水産庁の担当が本市を訪れ、改めて説明を受けたところです。水産庁では、近年、日本国周辺水域で外国漁船の違法操業が広域化していることから、取締体制の強化を図るため、新たに漁業取締船を建造しているとのことです。併せて現在、東京港に配属されている「白竜丸」を、「日本海大和堆周辺水域」や「オホーツク海域」での取り締まりを強化するため、小樽港に配置することになったと伺っています。小樽港利用は、令和4年4月からで、バースは赤で表示していますが、厩町(うまやまち)2番岸壁を予定しています。配備された港のことを「定けい港」といいますが、この定けい港となった際には、30人の乗組員の一部が船内での居住や官舎住まいなどで、小樽市民になります。また、乗組員には、これまでも地元の小樽水産高校ですとか、小樽海上技術学校の出身者もいらっしゃるとのことで、この度の小樽港利用を契機に、これらの教育機関や市民との交流を深めていきたいとのお話がありましたので、本市としても、しっかりとサポートしていきたいと考えています。
 私からは以上です。 

報道機関から、下記のような質疑がありました。

(総務部次長)
 ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
 ワクチンのところでもう少し詳しく、4月12日の週に到達予定ということでしたが、実際、高齢者に接種するのはどれぐらいからになりそうですか。

(保健所次長)
 今ご説明した4月12日の週に届く分については、高齢者施設をまず優先と言いますか、先行して接種していきたい。1000回分ですので、その分を接種していきまして、一般の高齢者については、まだワクチンの配分が決まっていませんので、今の時点でいつからとお伝えできる状況にはないです。

(北海道新聞)
 高齢者施設はいつぐらいからですか。

(保健所次長)
 12日の週に届いて、翌週には多分始められるかと今のところ想定しています。

(北海道新聞)
 事業継続支援事業ですが、現在の申請数の話もありますが、この数字自体の見立てがまず多いのか、低調なのか、どのような状況でしょうか。

(市長)
 難しいですね。一応想定しているのは2100件で、今現在で900件ということなのですが、先ほどもお話ししたとおり、令和2年11月から令和3年3月までの期間が、前年同月との比較になりますので、令和元年11月から令和2年3月。ちょっと多いか少ないかは分からないですが、前年既にコロナの影響を受けていると、そこからの比較でさらに30%というのがどうなのかなと思っています。正常なときからストンと、コロナになって30%落ちたのとは違いますので、そこの影響というのは出てきているのではないかなと思っています。つまり、私としては、今の時点でもう少し申請があるかなと思っていたのですが、それほどでもないかなと思っています。その背景にあるのは、今申し上げたようなことではないかと推測しています。

(北海道新聞)
 今後に向けて、例えば低調な状況であれば条件の緩和とか対象の拡大とかそういったところは...

(市長)
 基本的には今はそこまで考えていませんし、今の時点で低調と言えるかどうかはわからないですね。まだ3月の上旬から始めて4月21日までということで、期間の半分経過した時点ですので、今の時点で低調かどうかを判断するのは早いのではないかと思っています。私としてはもうちょっと多く申請があるのかと思っていましたが、そうではないというふうに思っています。

(北海道新聞)
 水産庁の漁業取締船ですが、小樽港にこういった部類の船が入るのは、これまでありましたか。初めてですか。

(港湾担当部長)
 海上保安部の船があります。道庁関係もそうですし、水上警察や税関等、官庁船は常備されています。

(北海道新聞)
 水産庁ではどうですか。

(港湾担当部長)
水産庁は初めてです。

(北海道新聞)
先日、人事の発表、内示の発表がありまして、明後日4月1日からということで、機構改革で新体制もスタートしますが、そのあたりは改めて意気込みというか目標というか、そういったあたりを教えていただければ。

(市長)
 人事については、副市長からレクチャーがあったと思いますが、私としては、時代の要請に応えた人事だと思っています。その一つにはデジタル化への対応ですとか、新型コロナウイルスの対応主幹を配置する、それから駅前周辺の再開発を見据えた立地適正化計画を進めていかなければならないという中で、その体制も強化させていただいた。それから、機構改革の面でいうと、内外から行政のワンストップ化が求められている中で、特に子育ての分野と福祉相談窓口というワンストップの体制を整えましたので、こういった時代の要請に応えた組織体制の中で、改めて配置された職員にはしっかりとそのことを踏まえて、業務に当たってもらいたいと思っています。

(北海道新聞)
 この間、見学会と勉強会があった北海製罐について、この議論が少しずつ進んでいますが、その現状認識を改めてお伺いしたいのが一つ。それから、同様に、オタモイの再開発議論について、昨日、特別委員会が商工会議所であって、地元での議論が始まりましたが、市長としての現状での所見というか、まだちょっと議論を重ねることが必要なのかなと、まだ先行きが見えていない状態で途中段階ですが、もしあればお伺いできればと思います。

(市長)
 まず、第3倉庫の関係で言いますと、新年度予算に計上させていただきましたが、劣化調査だとか、シンポジウムに係る経費をクラウドファンディングで募集をしまして、それをミーティングの方に補助金として出すような形にしていますが、今作業を進めていまして、4月上旬からはこのクラウドファンディングによる寄付の募集を開始させていただきたいと思っています。この見通しについてなのですが、頂いた時間というのは残り半年というふうに今判断をしていますので、限られた時間の中で、ミーティングの皆さんは、活用ですとか保全の方策についてしっかりと議論いただいているということについて、本当に市としても感謝を申し上げたいと考えていますが、限られた時間の中で、落としどころですよね。年内どこで落とすかというところについては、早急に関係者と協議をしていきたいなと思っています。
 それからオタモイの開発については、似鳥会長が本当に若い時からのオタモイ海岸に対する思い入れということもありまして、調査費として会議所の方に5000万円の寄付を頂いて、これから調査に入っていくというふうに昨日の会議の中で議論されたと伺っています。大変難度の高い事業になってくるのだろうなと思いますし、また、市としては、あの一帯の土地を所有しているのは本市ですので、インフラ整備ですとか、必要な役割は市としてもしっかりと果たしていかなければならないなと思っています。非常に解決しなければならない課題は大変多いし、ハードルも高いと思っていますが、やはり開発が進みますと小樽市を国内外にPRする機会になりますし、また夢のあるプランでもありますので、なんとかいい形でまとまってくれればいいなと期待しています。

(総務部次長)
 他に無ければ、以上をもちまして市長定例記者会見を終了いたします。次回は、次第にありますとおり、令和3年4月30日(金)午前11時からを予定していますので、よろしくお願いします。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
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