FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和3年6月7日放送分

公開日 2021年06月17日

更新日 2022年06月22日

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【前半】

  • 緊急事態宣言の延長、感染状況、ワクチン接種状況と展望について
  • 2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明について
  • 第2回定例会について

【後半】

  • 小樽市が実施する健康診査について

放送の内容

オープニング

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」前半は、小樽市長迫俊哉市長に話を伺います。迫市長どうぞよろしくお願いします。

(市長)
今日はよろしくお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
6月最初の「明日へ向かってスクラムトライ!」ということで、6月らしい陽気が続いていますが、ちょっと心配なのは緊急事態宣言が6月20日まで延長されているというところですよね。

(市長)
そうですね。緊急事態宣言が発出されたのが5月16日でしたから、6月20日までとなると、1カ月以上になります。この間、市民の皆さんには外出の自粛要請、あるいは飲食店の経営者の皆様には、休業、あるいは営業時間の短縮の要請に真摯(しんし)にお応えいただいて、感謝を申し上げたいと思っています。先週一週間の感染者の動向を見ますと、人口10万人当たりで多い時は100人を超えていたんですが、先週一週間は25.1人ということでした。北海道のステージ5は25人を超えるとステージ5になるんですが、だいぶ落ち着いてきた感じは受けています。ただこの数字は、日に日に変わりますので、楽観はできないと思っています。市民の皆さんには、緊急事態宣言の期間まで2週間ありますが、引き続き要請にご協力いただければと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽市の施設ですとか、休館または休業の期間、これも延長されていますね。

(市長)
そうですね。先日はtwitterで、子育てをされている市民の方から、地域子育て支援センターを早く再開してほしいと書き込みをいただいてるんですね。また、図書館の利用者の皆さん方にも大変不便な思いをさせていると思っています。学校行事も延期になっていますから、心苦しい面はありますが、何としても感染拡大を抑えるためには、人の流れを抑える事と接触の機会を可能な限り減らしていく事が求められますので、市民の皆さんには引き続きご理解いただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
普段使っている施設が利用できなかったり、子育て・福祉・スポーツの行事が中止になって、残念に思っている方もたくさんいると思いますが、もう少し我慢の期間が続きますね。

(市長)
そうですね。最近の状況を見ますと、本当に感染者が多かったのですが、誰がいつどこで感染しても不思議ではない状況だと、改めて市民の皆さんに今一度ご理解をいただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
一方で、高齢者の方のワクチン接種が始まっていますが、小樽市内の接種の状況、そして予約が取れないとか、コールセンターに電話がつながらないという声も聞かれますが、今の申し込みの状況はどうなっているんでしょうか。

(市長)
はい。前回のこの放送でお知らせをしています、5月24日(月)から一般の高齢者の方々への接種が、市内の49か所の医療機関で始まっています。また、5月31日(月)先週になりますが、65歳から74歳までの予約と予約の受け付けと接種を併せて開始をしています。予約の枠がかなり埋まってきているような状況で、市では医療機関と協力しながら予約枠を広げるように活動しているところです。

(FMおたるパーソナリティー)
予約ができず待っていらっしゃる方がいるという状況なんでしょうか。

(市長)
そうですね。医療機関によってはということになりますが、7月末までの予約が全て埋まっているところもあると伺っております。ただ、ワクチンは十分に供給されていますので、予約が取れていない方につきましては、もう少々お待ちいただければと思っております。

(FM小樽パーソナリティー)
やっぱり、1日でも早く接種をしたいと思ってらっしゃる方が多いようですね。

(市長)
そうですね。こうした状況も考慮して、接種体制を拡充するために7月末までに集団接種の検討を始めたところです。ですから、市民の皆さんには、もう少しお待ちいただきたいと思います。市としては、長期間の対応が続くわけですが、この問題にはしっかり取り組んでいきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
分かりました。このたび、小樽市では2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ小樽市」を表明したと伺いました。まず、なぜこの表明を行うことになったのでしょうか。

(市長)
その前に、ゼロカーボンの意味ですが、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスを減らして、併せて森林などによる二酸化炭素吸収分を相殺して、自質的に排出量をゼロにするという考え方が、ゼロカーボンです。昨年の10月に、菅総理が所信表明の中で、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする脱炭素社会を目指すことを宣言されました。これを受けて、小樽市でも市役所内部で温暖化対策の実行計画を持っていて、これを表明することでこれまで以上に取り組みを進め、目的を明確にする必要があると思いました。

(FMおたるパーソナリティー)
取り組み内容をこれから検討していくということは、これは決意表明ということですね。

(市長) 
そうですね。まずは、決意表明をさせていただくという形を取りましたが、ゆくゆくは市民の皆さんや民間の事業者の方も含めた小樽市全体の取り組みとしていきたいと考えています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。近年の異常気象の発生や集中豪雨、気温上昇などは、やはり温室効果ガスの影響と言われていますから、みんなで危機感を持たなければならないですよね。具体的には、どのように取り組んで行こうと考えてらっしゃるんですか。

(市長)
はい。市役所の内部では、温暖化対策の実行計画を持っています。今は三次計画ですが、これを着実に進めていくことで今年度は、この実行計画の四次計画を策定いたします。その中に、さまざまな取り組みを盛り込んでいきたいと思います。一例を挙げますと、市の公用車を新たに更新する際には、ハイブリッド車にしていく、あるいは建物・施設の更新の時には、環境への負荷が少ない材料を使う、機器や機材を購入するなどを考えなければならないと思っています。それから、現在、住友商事株式会社が市内で計画している地中熱の実証実験に協力するなど、本市にふさわしい再生可能エネルギーの導入を進めていきたいと思っています。また、本市が「ゼロ宣言」をすることにより、民間事業者がこのような活動を進めていく際に、国の補助制度を利用しやすくなるので、民間へも取り組みを広げたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
ゼロカーボンシティの実現には市民の皆さんの協力が必要ですが、市長から改めて市民の皆さんへメッセージをお願いできますか。

(市長)
そうですね。地球の温暖化によって異常気象が続いているわけですから、われわれとしては次の世代に安心して暮らせる地球環境を残していく必要があると思っています。これからは、オール小樽で脱炭素に向けた取り組みを進めていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、明日から小樽市議会の令和3年第2回定例会が始まるとのことですが、今回の議会では、どのような議論がされるのでしょうか。

(市長)
そうですね、今回は第2回の定例会ですので補正予算案を議論いただくことになります。主なものは、やはり新型コロナウイルスに対応した事業が中心になってくると考えています。いくつか例示をさせていただきますと、一つには子育て世帯生活支援特別給付金事業がありますが。今回は、ひとり親世帯以外の子育て世帯を支援するために、対象児童一人当たり5万円を給付します。これは、国の事業なんですよね。これを実施させていただくということで、全ての方ではないのですが、住民税が非課税の方、あるいは今年に入ってから収入が激減、急変した方々が対象になってきます。今回は、一人親世帯以外ですが、一人親世帯の方に向けた給付事業につきましては、もうすでに5月14日に支給を終えておりますので、それ以外の世帯の方々に今回給付をさせていただく事業が一つあります。それから、観光事業の取り組みとしまして、ホテルが宿泊料金を割引した際に割引料の一部を助成をするという取り組みや、お泊まりになった方々に、市内の登録店舗で使えるギフト券を配布する事業も行っていきたいと思っています。それから、もう一つはのプレミアム付商品券です。去年も実施しましたが、これをまた実施させていただきたいと思います。今こういう状況ですので、当然状況を見ながらになりますが、1万3千円分のクーポン券が1万円で買えるもので、30パーセントのプレミアがついた商品券を6万冊発行したいと思っております。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。分かりました。そのプレミアム商品券についてリスナーの方からメッセージをいただいていまして、プレミアム商品券について要望があります。昨年は、発売場所に行列ができて密となりました。さらに、現金での販売であるのでコロナ対策が充分とは言えなかったのではないでしょうか。今年の商品券発売にあたっては、ネット申請やキャッシュレスなどをベースに、スマートな運用を実現して欲しいです。というご意見をいただいてますね。

(市長)
なるほど。コロナ対策が十分取れなかったというご指摘ですが、これから実施する事業ですので、そういったところにも十分配慮させていただきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。分かりました。いずれにしても今回経済対策がいろいろと盛り込まれているわけですが、外出の自粛や時短要請、事業者の皆さんもかなり苦しんでると思います。景気の回復、これがみんなが望んでることではないでしょうか。

(市長)
そうですね。感染状況によりますけれど、収まれば直ちに実行していきたいと思います。こういった取り組みを通じて1日も早く元気な小樽を取り戻したいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話を伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

(市長)
ありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」。後半は、小樽市職員の方にお話を伺っていきます。今日は市民の皆さんに実施されている、健康診査についてのお話を伺うため、迫市長と担当の福祉保険部保険年金課庶務係五十嵐(いがらし)さん、そして同じく保険年金課後期高齢者医療係の藤田(ふじた)さんにお越しいただいています。どうぞよろしくお願いします。

(五十嵐・藤田)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
五十嵐さんが、74歳までの方の健康保険である国民健康保険の担当、そして、藤田さんが75歳以上の方の健康保険である後期高齢者医療保険の担当をされているということなんですね。

(五十嵐・藤田)
はいそうです。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。ではまず、保険年金課庶務係の五十嵐さんにお話を伺いしていきます。小樽市国民健康保険では、皆さんの健康維持するために健康診査を行っているということですが、どういった方を対象に行なってるんですか。

(五十嵐)
はい。小樽市の国保へ加入されている、40歳から74歳の方に対し、たるトク健診という愛称の特定健康診査を実施しています。小樽のお得な特定健診だからたるトク健診としました。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽の「たる」にお得と特定の「トク」これが掛かっているということでたるトク健診なんですね。具体的にたるトク健診とはどのようなものなんですか?

(五十嵐)
国保の特定健診とは、生活習慣病の早期発見や重症化予防のため、特にメタボリックシンドロームに着目して総合的に判断する健康診査のことで、基本的には、必ず年1回、受けていただきたいものなんです。生活習慣病の中でも、高血圧・脂質異常症・糖尿病は、それぞれの病気の状態が軽くても、二つ以上重なると心筋梗塞や脳卒中などの重い病気を引き起こしやすくなります。そこで、検査の値だけみたら、「治療するのはもう少し様子を見ていいかな」とかかりつけのお医者さんにいわれている段階でも、内臓の肥満が合わせてみられる場合に、生活習慣の見直しについて注意を呼びかけています。そのような意味では、現在通院中の方であっても、ぜひ、たるトク健診を受けていただきたいです。

(FMおたるパーソナリティー)
たるトク健診を受けることで、まだ治療の必要がないような場合でも、総合的に見てチェックできるということですね。

(五十嵐)
生活習慣病になってしまうと、食事の制限や長期の通院治療、それに伴う医療費の家計への負担など、日常生活にいろいろな支障が起こってしまうので、そうなる前にたるトク健診を受診して、メタボを中心とした体の状態を総合的に確認することが大切なんです。

(FMおたるパーソナリティー)
私も年に1度は会社の健診を受けていますが、小樽市の受診の状況はいかがでしょうか。みなさん、ちゃんと健診を受けているのでしょうか。

(五十嵐)
残念ながら、小樽の国保被保険者の方の受診率はとても低いのが現状です。国では、対象者全員に毎年実施をするよう勧めていて、70パーセントを超える方が受診する地域もある中で、小樽市の受診率は、令和元年度は19.6パーセント、令和2年度は、仮集計で約24.8パーセント程度の見込みで、増加はしていますが、全道や全国と比べてかなり低い状況です。ほとんどの生活習慣病は、症状のないまま進行するため、症状を自覚する頃にはかなり進行していることが多くなります。治療費が高額になり、その積み重ねが保険料が上がる原因のひとつにもなっているのです。

(FMおたるパーソナリティー)
ずいぶんと低い受診率なんですね。たるトク健診を受けるということは、早いうちから生活習慣の見直しを行うことで、生活習慣病の予防になり、なおかつ、自分たちが負担する医療費や保険料の値上がりを防ぐことができるということですね。

(五十嵐)
そうなんです。そして、このようなコロナ禍において、健診の受診を控えるという方もいらっしゃると思いますが、外出を控えていることで、運動不足になったり、食事の状況に変化が起き、これまで以上に、生活習慣病を引き起こす可能性が高くなっていると言われています。また、ご存じのとおり、基礎疾患があると、新型コロナウイルス感染症をはじめ、さまざまな病気の重症化を招く恐れもあります。

(FMおたるパーソナリティー)
コロナ禍にあっても、年に1回は 自身の健康状態を確認し、生活習慣病の予防や早期発見・早期治療をすることが重要なんですね。

(五十嵐)
はい。また、たるトク健診を受けた結果、メタボに当てはまる方は、保健師や管理栄養士による特定保健指導を無料で受けられます。「生活習慣の見直しを行うといっても、実際どうしたらいいのかわからない」という方も、個別に目標を立て、定期的にサポートを受けることができるのです。

(FMおたるパーソナリティー)
それは助かりますね。なかなか一人でどうしたらよいか分からないことが多いので、専門家が個別にフォローしてくれるのはありがたいですね。では、「たるトク健診」は、どこで受けられますか?

(五十嵐)
はい。5月1日新聞折込みの小樽のけんしんまるわかりブックで詳しくご紹介していますが、市内44か所の医療機関で受診できます。済生会小樽病院や市立病院で定期的に行っている「セットけんしん」や、市内の会館などへ出向いて行う「地域のけんしん」、バスで市内を回って皆さんを健診受診機関まで送迎する「バスツアーけんしん」などもあり、これらの設定日には、各種がん検診とたるトク健診を組み合わせて受けることもできます。小樽のけんしんまるわかりブックをお持ちでない方は、保険年金課へお問い合わせください。

(FMおたるパーソナリティー)
では、実際にたるトク健診を受けるにはどうしたらよいのでしょうか?

(五十嵐)
はい。5月に、健診の対象となる方へ受診券をお送りしました。たるトク健診が受けられる市内医療機関の一覧も記載されていますので、お電話で各医療機関に実施日時を確認し、ご予約のうえ、受診してくさい。市内医療機関以外でのけんしんについては、まるわかりブックで申込先を確認の上、ご予約ください。さらに、今年度からは、8000円以上かかる内容の健診を、たるトク健診なら、年に1回、対象者全員が自己負担なく無料で受けることができるんです。

(FMおたるパーソナリティー)
8000円の健診が、無料で受けられるんですか。すごいですね。

(五十嵐)
はい。無料なんです。普段から医療機関に通院して検査を受けているので「健診なんてわざわざ受ける必要がない」と思われている方も、ぜひ、たるトク健診をお受けいただきたいのですが、普段受けている検査が特定健診と同等の内容であれば、その結果をお医者さんを通じてお伝えいただくことで、たるトク健診を受診したとみなして、必要なサポートを受けることができます。このみなし健診については、かかりつけのお医者さんに相談してみてください。このほか、職場の健診結果や自分で人間ドックを受診された方も、たるトク健診の検査項目をすべて満たしている場合は、その結果を市に提供いただく自己申告健診という方法でたるトク健診を受診したとみなすことができます。それと、村岡さん、小樽市では、たるトク健診を受けた方を対象にプレゼントのキャンペーンを行っているんですよ。

(FMおたるパーソナリティー)
プレゼントキャンペーンですか。それは、どういったキャンペーンなのですか。

(五十嵐)
まず、早期受診キャンペーンとして、10月末までに受診された方全員にQUOカード1000円分をプレゼントします。QUOカードは、受診されてから2~3カ月後に郵送でお届けします。また、早期受診を逃した方でも、来年3月までにたるトク健診をお受けになると、抽選で毎月20名の方にQUOカード1000円分をプレゼントします。さらに、令和元年度から3年連続で受診していただいた方には、来年6月に抽選を行い、市立病院で受けられる 脳ドック検診受診券をプレゼントする継続受診キャンペーンも行っています。たるトク健診を受けていただいた方は、申し込みをしなくても自動的にこのキャンペーンに登録されます。先ほどお話したみなし健診や自己申告健診で検査結果の提供をしていただいた方もキャンペーンの対象となります。

(FMおたるパーソナリティー)
受けるだけでキャンペーンの対象になるんですね。無料で受けられて、1000円分のQUOカードももらえるなんて、お得しかないですね。

(五十嵐)
はい。健康で元気に長生きするために、ぜひ、たるトク健診をご利用いただけたらと思います。なお、医療機関では、新型コロナの感染防止に、十分注意を払って、健診を行っていますが、現在、緊急事態宣言期間中であり、健診実施を中止したり、健診日程や実施方法を変更している場合もありますので、医療機関や各健診のお問合せ先にご確認のうえ、ご利用ください。みなさんも体調にご注意の上、感染予防対策を行って、受診していただきますようお願いいたします。

(FMおたるパーソナリティー)
ここまでは、五十嵐さんに国民健康保険の特定健診たるトク健診について伺いました。ではここから、後期高齢者医療制度の健診について、後期高齢者医療係の藤田さんにお話をお伺いしていきます。後期高齢者医療制度ということですが、国民健康保険とは何が違うのでしょうか。

(藤田)
はい。後期高齢者医療制度は、75歳以上の方と65歳以上で一定の障害のある方を対象とした医療保険制度です。現在国民健康補険や社会保険に加入している方でも、75歳の誕生日から後期高齢者医療に移行されます。

(FMおたるパーソナリティー)
そうなんですね。それでは、後期高齢者医療の健康診査についてお話をお願いします。

(藤田)
はい。年齢が上がるにつれて病気にかかるリスクも上がりますので、病気の早期発見や重症化を防ぐことが重要になります。そのためにも、健康診査は1年に1回必ず受けていただきたいものになります。健康診査の内容はたるトク健診とほぼ同じもので、後期高齢者医療制度に加入している方が受診できます。ただ、一部対象外となる方もいて、6カ月以上継続して入院している方や介護施設や養護老人ホームに入所されている方は対象外となりますのでご注意ください。なお、後期高齢の健康診査も、今年度からすべての方が無料で受けられるようになりました。ぜひご利用いただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
後期高齢の健診も無料になったんですね。では、実際に受ける際にはどうすればいいんでしょうか。

(藤田)
はい。後期高齢の健康診査の受診券を5月にお送りしています。同封の案内文に健康診査が受けられる市内医療機関の一覧が掲載されていますので、健診の実施状況や予約が必要かどうか、あらかじめ各医療機関にお問い合わせの上、受診してください。また、健康診査の受診券と一緒に歯科健診の受診券もお送りしています。2種類の受診券がつながっていますので、切り離してご利用ください。これから75歳の誕生日を迎える方は、誕生日の翌月に受診券をお送りしますので、それまでお待ちいただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
後期高齢には歯科健診もあるんですね、それでは引き続き歯科健診についてお話をお願いします。

(藤田)
はい。歯科健診では、虫歯の有無やかみ合わせの状態、入れ歯の状況のほか、口の中の乾燥状態や舌の表面の状態も診てもらうことができます。こちらも料金はかからず、無料で受けることができます。

(FMおたるパーソナリティー)
歯の状態だけではなく、口の中や舌の状況も無料で診てもらえるんですね。歯科健診を受けるためにはどうすればいいんでしょうか。

(藤田)
はい。こちらも受診券と同封の案内文に受診できる歯科医院が記載されていますので、あらかじめ電話で予約した上で受診してください。もし、受診券を無くしてしまった場合は、再発行できますので、小樽市役所の後期高齢者医療係までご連絡ください。

(FMおたるパーソナリティー)
手元に無ければ再発行することもできるんですね。歯科健診を受診することで、どんなことが期待できますか。

(藤田)
はい。歯や口の中を健康に保つことは全身の健康につながるとも言われています。これは歯周病などの病気が認知症や誤嚥(ごえん)性肺炎、糖尿病、脳卒中など、さまざまな病気の原因になることがわかっているからです。歯科健診を受診することは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、これらの病気の発症や重症化を防ぐことが期待できます。健康を維持するためにバランスの良い食事や運動が大切だということはよく知られていますが、それと同じくらい口の中を健康に保つことも重要です。1年に1回の歯科検診はそのきっかけにしてもらえればと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
藤田さんありがとうございます。小樽市で行われている健診についていろいろお伺いしてきましたが、迫市長、市民の皆さんにはぜひ健診を受けていただいて健康に過ごしていただきたいですね。

(市長)
そうですね。さまざまな面から市民の皆さんの健康寿命を延ばしていくのは、大きな行政課題だと思っています。今、担当の方から話がありましたように、国保加入者の方々の受診率が低いということで、多くの方に健診を受けて健康になっていただきたいので、このようなキャンペーンを行うことにしました。市民の皆さんには、ぜひ毎年の健診で、自分の体をチェックして、健康でいきいきとした生活を送っていただきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は、迫市長、そして、福祉保険部保険年金課の五十嵐さんと、藤田さんにお話を伺いました。みなさんありがとうございました。 

(市長・五十嵐・藤田)
ありがとうございました。

エンディング

(FMおたるパーソナリティー)
お送りしてきました「明日へ向かってスクラムトライ!」。再放送は6月9日水曜日の午後7時からです。是非お付き合いいただきたいと思います。

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