FMおたる「明日へ向かってスクラムトライ!」令和3年6月21日放送分

公開日 2021年07月19日

更新日 2022年06月22日

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【前半】

  • 緊急事態宣言の解除と、まん延防止等重点措置(経過区域)の指定について
  • 市有施設の段階的な開館について
  • 休館中の市有施設職員の業務について
  • 小樽看護専門学校の存続にかかる今後の方針について

【後半】

  • 子育てを応援します!~小樽市産後ケア事業の拡大と子育て世代包括支援センター『にこにこ』~について

放送の内容

オープニング

(FMおたるパーソナリティー)
毎月第1第3月曜日のこの時間は、「明日へ向かってスクラムトライ!」をお送りします。市民の皆さんに小樽市の取り組みを知っていただくとともに、市民の皆さんからも市政に対するご意見、ご感想をお待ちしています。「明日へ向かってスクラムトライ!」では、小樽市長迫俊哉さんのほか、小樽市役所の職員の皆さんにご出演いただき、さまざまなジャンルの暮らしに役立つ情報をお届けします。

前半

(FMおたるパーソナリティー)
「明日へ向かってスクラムトライ!」、前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いします。迫市長、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、今日から緊急事態宣言が解除になりました。小樽市は、「まん延防止等重点措置」の措置区域にはなりませんでしたが、感染防止対策というのはどのように変わっていくのでしょうか。

(市長)
はい。先週の金曜日、6月18日に北海道が措置を決定したのですが、今日、6月21日から7月11日(日)までの期間で、新たな対策が講じられることになりました。「まん延防止等重点措置区域」は、札幌市だけになるのですが、これまでは、小樽、旭川、石狩管内の市町村が同じ区域に入っていて、さまざまな制約がありました。今回は、措置区域は札幌市だけ残して、それ以外の地域に対しては「経過区域」ということで、小樽市は「経過区域」に加わることになりました。その中で、段階的な緩和の観点から、感染防止対策を講じていくということになったわけです。後ほどお話しさせていただきますが、飲食店に対する時短要請はありますが、札幌市とは別の考え方で要請を行うことになっています。それと公共施設ですね。皆さん方が日ごろお使いになっている公共施設については、感染防止対策を徹底しながら、一定程度入場を整理させていただきながら、今まで休館にしていましたが、開館をさせていただこうということになっています。

(FMおたるパーソナリティー)
飲食店へは、引き続き時短要請というのが出ているということなんですね。

(市長)
そうなんですね。これまでの緊急事態宣言の時には休業要請という強い措置が講じられましたが、今回は、「まん延防止等重点措置」ということで、札幌市の場合も休業要請はできないので、時短、営業時間の短縮要請ということです。先ほど言いました小樽の場合は、「経過区域」にはなりましたが、北海道からは営業時間の短縮要請が出されています。札幌市は、お店を20時まで営業できるのですが、お酒類の提供は19時までとなっています。小樽市の場合は若干緩和されていまして、営業時間は午後9時まで、お酒類の提供は午後8時まで可能になっています。ですから、札幌から比べますと1時間遅いわけですね。条件としては、やはり感染防止対策をしっかりやっていただきたいということと、もう一つは飲食店でのカラオケ設備は当面利用しないでいただきたい、ということの協力要請が出されています。

(FMおたるパーソナリティー)
引き続き、感染対策が重要になってくるんじゃないかと思うのですが、小樽市としてはどのように対応されていく予定でしょうか。

(市長)
そうですね。これは北海道で決定されたことなので、北海道の要請に応じて道の措置には協力をしていきたいと思っています。市の施設は開館しますが、6月30日まで様子を見たいと思います。期間は7月11日までですが、感染状況を見ながら6月30日まで個人の利用は当面避けていただきたいと思っています。団体等による専用使用で、かつ感染防止を徹底できる場合に限り利用可ということで、対応させていただきます。詳しくは、市のホームページなどでお知らせさせていただきたいと思っています。あとは、図書館ですね。皆さんから「図書館はどうなってるんだ」というお問い合わせが多いです。当面は開館いたしますが、貸し出しと返却のみにさせていただきます。それから、お子さんをお持ちのお父さんお母さん方が、気にされている学校ですが、これまで30分早く下校させていますが、これを通常に戻します。部活動は、これまで大会につながる活動については、感染防止対策を講じながら許可していましたが、これからは、時間と人数を厳選した上で、クラブ活動にも臨んでいただきたいなと思っています。それから、学校行事ですね。これから修学旅行とかありますが、これも教育委員会では通常に戻すと伺っています。そんな形で対応させていただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
まだまだ油断はできない状況かと思いますが、改めて市長から市民の皆さんに一言メッセージをお寄せいただきたいと思うのですが。

(市長)
はい。まずは5月16日から6月20日までの間、1カ月以上緊急事態宣言が続いていました。この間、市民の皆さんや事業者の皆さんに協力いただいたということに本当に感謝しています。感染者数は、1週間当たりで換算していて、北海道の「ステージ4(一週間当たり15人)」という目安があるのですが、これを下回っていて、感染者数は減少していますが、まだ、感染経路不明の割合や病床使用率は、お年寄りの方が感染されて入院期間も長くなっていますので、必ずしも数値がすべて改善してるわけではありません。引き続き、市民の皆さんにも感染防止対策はしっかりと講じていただきたいと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、緊急事態宣言期間中は、市の施設(市有施設)の多くが休館になっていましたが、先ほど、再開されると市長からお話をお伺いしました。

(市長)
そうですね。市民の皆さんには、本当に、長い間ご迷惑をおかけしていますが、今日から段階的に開館していきたいと思っています。その市有施設のことですが、先日、私のところに市民の方からお手紙が届いたんですね。その内容を紹介させていただいてもよろしいでしょうか。

(FMおたるパーソナリティー)
はい。市民の方からのお手紙ですか。

(市長)
ちょっと手厳しいお手紙ではあったんですが、今言ったように市有施設は休館していますが「休館中の間、その施設で働いている職員は何をしてるんでしょうか。仕事がないんじゃないでしょうか。市民に対して説明した方がよろしいんじゃないでしょうか。」という内容です。そこで、誤解がないように、図書館や美術館・博物館の職員が、休館中にどんな仕事をしているのか、しっかりと市民の皆さんにもお伝えした方がいいと思いまして、今日は私から説明させていただきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
休館中であっても、市の職員の方々は当然お仕事をされているということですね。

(市長)
そうですね。その通りです。博物館、文学館、美術館は、これらの役割として、資料の収集ですとか、保管、調査研究、あるいは教育普及、こういった目的で開館しているのですが、こういった業務の他にも、日常的に質問への対応ですとか、これからやる企画展、あるいは講座、そういったものの準備など、さまざまな仕事を行っています。むしろ、博物館は、コロナのために増えた業務もありまして、例えばリモートでの学校授業で、講師として講義をしたりとか、あるいは感染対策を考慮した実験講座を実施するための企画を考えたり、そういったことを行っています。また、文学館や美術館では、これから特別展がありますので、その準備ですとか、収蔵庫の整理、あるいは、出勤してる職員全員で避難訓練も実施したとも伺っています。それから図書館は、割と小まめに、facebookに載せていますので、館内では日ごろどういうことをしているか、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、図書の整理や、新しい企画の準備、再開後に向けた感染防止のための環境整備、それから、7月から、駅前、塩谷、銭函の三つのサービスセンターで、予約本の貸し出しを始めるための準備も行いました。それから、何よりも、保健所やワクチン対策本部で、コロナの対応で人が足りなくなったので、今回休館になっている職場の職員を動員して、オール小樽でこのワクチン接種、あるいは、検査体制に臨んだということです。市民の皆さんにとっては来館される方々への対応が、仕事の中心だとにお感じになられると思うのですが、休館中も職員は出勤してしっかりと働いていましたので、ご理解をいただきたいなと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
コロナの影響でむしろ業務が増えた職員の方もいらっしゃるという話ですが。

(市長)
そうですね。改めて施設の感染防止対策もしっかりやっていかなければいけませんし、それぞれ企画展や特別展というのを絶えずやっていますので、その準備のための時間になったということですね。

(FMおたるパーソナリティー)
お手紙をくださった方も聞いてくださるといいのですが。

(市長)
そうですね、ぜひ聞いていただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
今後は、そういう施設で働いている職員の方たちに、ぜひこの番組に出演いただいて、私たちには見えない、そういった裏方のお仕事も紹介していただけるといいですね。

(市長)
そうですね。ぜひそうさせていただければと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、話題は変わりますが、先日、小樽看護専門学校の存続について、小樽市の方針を発表したと伺いました。こちらの内容について改めて教えていただけますか。

(市長)
はい。6月7日(月)に、小樽看護専門学校に関する今後の方針につきまして、小樽市と医師会、それから現在学校を運営している「共育の森学園」、今後、学校の運営を引き継ぐ法人「心優会」、この4者で協議をし、決定した内容を発表しました。一つには、これからも、小樽市内で看護師の養成を継続していきましょうということと、医師会の看護専修学校は令和4年度の学生募集を停止することになりまして、令和4年度で閉校になります。「共育の森学園」、小樽看護学校は令和4年度中に共育の森学園から、心優会に引き継ぎます。それから看護専門学校は、医師会の専修学校の令和3年度、4年度の卒業生を受け入れて、令和6年度の学生募集を停止し、令和7年度で閉校します。心優会は、令和8年度に正看護師を養成する専門学校の開校を目指す、という考えをお示しになりました。

(FMおたるパーソナリティー)
小樽看護専門学校の存続問題に、医師会の看護専修学校が関係してきているのですが、これはどうしてなんでしょうか。

(市長)
そうですね。どちらの学校も、働きながら資格を取ることができる学校ですが、医師会の看護専修学校は、准看護師を養成する学校で、2年の定時制の学校です。存続が問題になっている「共育の森学園」の小樽看護専門学校は、正看護師を養成する3年制の定時制の学校ですので、医師会の看護専修学校の学生たちは、そこを卒業した後、正看護師の資格を取得するために、小樽看護専門学校に進学します。看護専門学校が閉校になると、市内での進学先が無くなってしまう問題があります。

(FMおたるパーソナリティー)
それで、医師会も含めた4者での協議になったということなんですね。改めて、看護学校の存続問題について、これまでの経過を教えていただけますか。

(市長)
はい。令和2年の春に、定員割れなどで「共育の森学園」が、小樽看護学校を令和4年度で閉校することを発表しました。卒業生をはじめとした市民の方々から、存続を願う約2万4000もの署名をいただき、令和2年8月に、「共育の森看護学校」と、存続に向けた協定も締結しました。その後、令和2年11月には、「心優会」に、学校を引き受けていただけることになりまして、看護学校と医師会の専修学校の統合も視野に入れながら、学生の確保、働きながら資格を取得できる看護師養成校の統合について、協議していくことになりました。今年の2月から、市と「心優会」、医師会、「共育の森学園」の4者による協議会において、新たな形態の学校の開設について合意が得られ、開設に向けた課題、いくつかのスケジュール案について検討協議を行ってきました。

(FMおたるパーソナリティー)
看護学校が、存続することになったのですが、新たな4年制の学校の、開校を目指すということですよね。これは、二つの学校の統合を視野に、検討を進めた結果ということでしょうか。

(市長)
そうですね。両方とも働きながら、准看護師、看護師の資格を取得できる養成校として、これまでも、多くの卒業生を輩出してきましたが、新たな看護学校は、昼間の定時制で、4年で資格を取得する学校になりますので、就労中の方も、子育てをしながらも、通いやすい学校になると思います。市内には、市立の高等看護学院という、3年制の正看護師の養成校もありますが、そことの差別化も図られて、それぞれの特徴も活かせると思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
今回の方針の決定について、迫市長はどう感じていらっしゃいますか。

(市長)
これまで、学校を存続していくことが、市内の看護師の確保につながることと、若い世代の方々の、人口定着にもつながると考えていましたので、市内に、看護師養成校が存続できることと、医師会の専修学校の生徒の受け入れ先が決まったことで、私としても安心しています。まだ課題はたくさんあるのですが、そのハードルを一つずつ超えて、これからも、看護師の養成、そして若い人たちの小樽への定住をしっかり支えていきたいと思っています。

(FMおたるパーソナリティー)
はい、わかりました。前半は小樽市長迫俊哉市長にお話をお伺いしました。迫市長、どうもありがとうございます。

(市長)
どうもありがとうございました。

後半

(FMおたるパーソナリティー)
後半は、市職員の方にお話を伺っていきます。本日は、こども未来部こども家庭課で、母子保健を担当している、保健師の吉川さんにお越しいただいております。吉川さんよろしくお願いします。

(吉川)
よろしくお願いします。

(FMおたるパーソナリティー)
こども未来部と言えば、この番組でも何度か紹介してきましたが、今年の4月に、子育て業務を集約して、新設された部署ですよね。

(吉川)
はい。こども未来部は、こどもに関する業務を一元化するために新設されて、こども家庭課は、新しくできた課になります。組織改革から、まだまだ時間は経っていませんが、子どもや子育てに関する業務が、一つの部になったことで、担当者がわかりやすくなり、連携しやすくなったと感じています。

(FMおたるパーソナリティー)
吉川さんは、昨年4月に小樽市子育て応援アプリ「by母子モ」が始まった時や、9月に「子育て世代包括支援センター」がオープンする直前にも、出演していただいていましたが、その時は、保健所健康増進課から来ていただいていましたよね。

(吉川)
そうですね、昨年度までは、保健所が妊娠・出産・子育てに関する母子保健業務を担当していました。4月からは、新設されたこども家庭課で業務を担当していますが、執務室は、保健所庁舎内にありますので、子育ての相談や、母子手帳の交付を受けたい時には、変わらず、保健所庁舎へお越しください。

(FMおたるパーソナリティー)
相談窓口は今までどおり保健所の庁舎にありながら、組織改革によって、子育て支援体制が強化されたんですね。さらに、今日は産後のお母さんたちを支える制度が、さらに拡大されたとうれしいお話を持ってきていただいたようですね。

(吉川)
そうなんです。産後のお母さんが、より安心して子育てできるように、小樽市産後ケア事業に訪問型が追加されたので、お知らせにきました。

(FMおたるパーソナリティー)
産後ケアとは、どのような事業なんですか?

(吉川)
産後ケアは、産後に心身の不調や育児不安などがある方を対象に、お母さんの体や心のケアを提供するものです。これまでは、生後4カ月未満の赤ちゃんがいるお母さんを対象として、小樽協会病院で実施しているデイケア型だけでしたが、ここ最近のお母さんたちのニーズを捉えて、今年の4月からは助産師が自宅を訪問してケアを行う訪問型を開始しました。訪問型は対象を広げて、生後1歳未満の赤ちゃんがいるお母さんまで、利用していただくことができます。

(FMおたるパーソナリティー)
新型コロナウイルス下では、生まれたばかりの赤ちゃんとの外出は極力控えたいお母さんも多いと思いますので、助産師さんが自宅を訪問してくれるのはとてもうれしい制度ですね。産後ケアでは、具体的にどのようなケアを受けることができますか。

(吉川)
ケアの内容は、お母さん一人一人の心配事や赤ちゃんの様子に合わせて選べますが、乳房ケアや授乳の相談、育児指導や相談、赤ちゃんの発育の相談などに対応できます。小樽協会病院で実施している、デイケア型では、昼食も付いていますので、産後のお母さんの疲れや体調不良が続いているときの休息としても利用できます。

(FMおたるパーソナリティー)
子育てを頑張るお母さんたちにとってはうれしい制度ですね。実際に、お母さんたちはどのようなケアを希望されていますか。

(吉川)
産後すぐは、お母さんの体も赤ちゃんもまだ、授乳に慣れていなくて、戸惑うことがよくありますので、産後ケアでは授乳の相談や赤ちゃんの体重の増え方などの相談があります。特に、初めての育児はわからないことが多いので、一人で抱え込まずに、不安を解消して、赤ちゃんと過ごす貴重な時間を楽しんで欲しいと思っています。助産師に、赤ちゃんの抱っこの仕方を見てもらったり、乳房のセルフケアを教えてもらうだけでも、育児に自信がつくことがありますので、無理せずに相談してもらいたいですね。

(FMおたるパーソナリティー)
今は特に、新型コロナウイルスの影響で離れた所に住むご家族の協力を受けにくい環境もあるかと思いますから、お母さんたちにとって、産後ケアはとても頼もしい制度ですね。申し込みや料金について教えていただけますか。

(吉川)
利用希望日の1週間前までに、申請書による申し込みが必要です。申請書は、こんにちは赤ちゃん訪問などでお渡ししているほか、ホームページからもダウンロードできます。利用回数に上限はありますが、利用料金は訪問型でもデイケア型でも、1回1000円です。双子などの多胎児の場合ですと、1回1100円になります。市民税非課税世帯や生活保護世帯は無料で利用できます。詳しい情報は、小樽市子育て応援アプリ「by母子モ」や市のホームページに掲載しています。

(FMおたるパーソナリティー)
気になっているお母さんたちはどんどん活用して欲しいですね。訪問型は始まってから2カ月半経ちますが、利用されている方は多いのですか。お母さんたちからの評判はどうですか。

(吉川)  
これまでで延べ4人の利用がありました。赤ちゃんを連れて外出するのは大変なので、お母さんにとっては、自宅で相談できるのが、利用のしやすさにつながっていると感じています。退院してからの授乳についての相談で利用していただく方が多く、助産師にゆっくり時間をかけて授乳の方法や授乳量の測定ができるので、利用後の満足度も高く、好評のようです。

(FMおたるパーソナリティー)
それは良かったですね。ぜひ、多くのお母さんに利用していただきたいですね。昨年9月の、小樽市子育て世代包括支援センターのオープンに続き、今年4月からは産後ケアの拡大と、小樽市では、子育てしやすい環境づくりが着実に進んできているように思いますが、吉川さんが昨年この番組に出演いただいた時は、子育て世代包括支援センターのオープン直前でしたので、まだ、愛称の発表もない、動き出す前でしたよね。

(吉川)
はい、昨年出演させていただいた時には、オープン前でしたので、まだ、お伝え出来ないこともありましたが、昨年の9月17日に子育て世代包括支援センターがオープンして、親しみやすい「にこにこ」を愛称として、妊娠期から子育て期まで切れ目ない支援を提供するために、走り出しました。母子手帳を受け取りに来た、妊婦さんからは「ゆっくり話が出来ると思っていなかったので、良かったです」と、声をかけていただくこともあり、妊婦さんたちに喜んでいただけて、とてもうれしく感じています。

(FMおたるパーソナリティー)
子育て世代包括支援センター「にこにこ」ができて、妊婦さんたちにとって、さらに相談しやすい環境が整ったんですね。たしか、お子さんと一緒でも利用できるんですよね。

(吉川)
お子さんと一緒でも、お子さんを遊ばせながら、ゆっくりと個別に相談ができますし、定期的に赤ちゃん開放の「おひさまひろば」と、幼児開放の「のびのびひろば」を実施しています。

(FMおたるパーソナリティー)
市内には、ほかにも子育て親子が集まれる場所があると思いますが、にこにこの開放に、何か特徴はありますか。

(吉川)
そうですね、にこにこの開放事業の特徴は、多数の専門職がいるということですね。開放のときには、保健師、栄養士、歯科衛生士、保育士がいますので、保護者の方は気軽に相談ができて、子どもは楽しく遊ぶことができます。赤ちゃん開放では、身体計測もできて、幼児開放には心理相談員もいますので、気になる発達の事も聞きやすくなっています。「こどもを、たくさん遊ばせたい」想いと、保護者の皆さんの「気軽に話したい」想いの、どちらも出来る環境になっています。それと、にこにこにある、木のおもちゃはお子さんだけでなく、保護者の皆さまからも「いいですね」と言われることも多いんです。

(FMおたるパーソナリティー)
うちでもそうでしたが、子どもが小さい時って「これってどうなのかな」とか、ちょっとしたことが気になったりするので、気軽に聞ける場所があるのはいいですね。月に何回くらい開放してるんですか。

(吉川)
はい。1歳半までのお子さんと保護者を対象とした、赤ちゃん開放「おひさまひろば」は、月2回実施しています。1歳6カ月から2歳6カ月までのお子さんと保護者を対象とした、幼児開放「のびのびひろば」は2カ月に1回開放しています。日程は小樽市子育て応援アプリ「by母子モ」や市のホームページや、広報おたるでお知らせしています。

(FMおたるパーソナリティー)
コロナ下による苦労もあるのではないですか。

(吉川)
安全・安心に利用してもらうためには、新型コロナウイルス感染症対策は、非常に重要ですので、利用者数の制限をしており、参加をお断りすることや、緊急事態宣言が出ている時には、安全が最優先となりますから、楽しみにされていた方々へ、中止の連絡をしており、残念な思いもありました。開催する時には、開放前後のおもちゃの洗浄や消毒の徹底はもちろんですが、小さいお子さんの特徴を踏まえて、入室前の手洗いは、アルコールではなく、子ども用の洗い場で、親子で流水による手洗いをしてもらったり、開放中もスタッフが目を配り、おもちゃ類をこまめに消毒したりして感染対策を講じています。このようなコロナ下ではありますが、うれしいことに、にこにこの開放は、参加された保護者の皆さまから、「相談ができてよかった」、「他の親子と交流できて楽しかった」との、お声をいただいています。今まで参加されていない親子の皆さまにも、ぜひ参加していただきたいです。

(FMおたるパーソナリティー)
さて、迫市長、小樽市の子育て支援策なんですが、ずいぶん手厚くなって来たように感じますよね。 

(市長)
小樽市では、お話があったように、昨年の9月に子育て世代包括支援センター「にこにこ」をオープンさせまして、今年の4月から産後ケアの拡大をスタートさせました。市長として、市民の皆さんの安心で安全な暮らしを支えていく、これは大変大きな仕事だと思っていまして、特に人口の減少・少子化対策への取り組みの中で、子育て支援策はとても大事だと思っています。子育てしやすい環境づくりを着実に進めていきたいと思っていますし、市民の皆さんのご要望にも応えていこうと思います。

(FMおたるパーソナリティー)
本日は、迫市長、そしてこども家庭課から吉川さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

(市長、吉川)
ありがとうございました。

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