公開日 2021年09月22日
更新日 2021年10月01日
令和3年度、小樽ホタテブランド化推進プロジェクト実行委員会は、観光庁の「地域の観光の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」(外部サイト)の採択を受け、小樽祝津産ホタテを「おタテ」とネーミングし、ブランド化をすることを目指して、様々なイベントやプロモーション施策を展開いたします。
詳細は、【公式】「おタテ」ブランド化推進プロジェクトのページ(外部サイト)を御覧ください。
知られざる小樽の特産品・ホタテの魅力
小樽がホタテの一大産地であることをご存知でしょうか?小樽産ホタテは小ぶりですが、貝柱の弾力がとても強く、他の産地にはない独特の食感と旨みがあります。また、養殖場が国内有数の観光都市・小樽の市街地と非常に近く、新鮮なホタテを飲食店、販売店にいち早く提供できます。小樽の飲食店では、活ホタテの刺身や焼きホタテはもちろん、バラエティ豊かな様々なホタテ料理を4月から11月頃まで8ヶ月以上の間、いつでも楽しめるのです。
北海道・東北のホタテのふるさと
小樽は、明治から昭和初期にかけてニシン漁とともに、ホタテ漁の先進地でしたが、獲り尽くして一端途絶しました。その後、沿岸漁業の試行錯誤が続く中、1982年に祝津沖でホタテ養殖の事業化に成功します。以後成長を続け、現在では漁獲量・金額ともに市内漁業のトップ水準となりました。2000年から、オホーツクや道東、東北等から稚貝の需用が高まったため、稚貝出荷が大幅に増加しました。小樽は道内・東北各地のホタテのふるさとなのです。
「おタテ」ブランドによる小樽活性化
これまで稚貝出荷が中心で、市内ではごく一部しか流通していませんでしたが、実は成貝も安定供給できる漁獲量があります。コロナ禍で観光客が激減した現在、美味しく、安く、安定供給できる小樽産ホタテを「おタテ」としてブランド化することは、小樽の活性化につながると考えられます。小樽のホタテが一度枯渇して「育てる漁業」で復活したストーリーは、SDGsで提唱されている循環的で持続可能な社会のヒントに満ちています。