市長記者会見記録令和3年10月1日

公開日 2021年10月01日

更新日 2021年10月07日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見令和3年10月1日(外部サイト:YouTube)

■会見資料1:小樽市事業継続臨時支援金[PDF:1.05MB]
■会見資料2:小樽市公共交通事業者等支援金(第3弾)のお知らせ[PDF:1.12MB]
■会見資料3:「もっと泊マル、オタル。」キャンペーン事業の再開について[PDF:726KB]
■会見資料4:小樽市指定文化財の新規指定について[PDF:701KB]
■会見資料5:令和3年・令和4年 小樽市成人式の開催について[PDF:349KB]
■会見資料6:令和3年度 第72回小樽市文化祭の概要[PDF:194KB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午後2時〜)

(総務部長)
定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を開催いたします。当初9月29日に開催でお知らせしていましたが、議会日程および緊急事態宣言解除などにより、本日の開催に変更させていただいたところですので、ご理解いただければと思います。それでは始めさせていただきます。市長、よろしくお願いいたします。

(市長)
本日はお忙しい中、お集まりをいただきまして、ありがとうございます。定例記者会見を始めたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
始めに、緊急事態宣言の解除についてです。昨日9月30日をもって、緊急事態宣言が解除となりました。本日から、北海道における「秋の再拡大防止特別対策」が実施されていますが、本市は感染状況が落ち着いてきたことから、札幌市のみが対象地域となっている重点地域には含まれず、飲食店等への休業や時短要請、酒類の提供停止などは解除となりました。休館となっていた市内の公共施設は、本日から一部の条件は残すものの通常どおり開館し、休止されていた行事や事業も再開していきます。また、経済活動や、市民の文化的な活動、学校行事などについても制限を緩和していきたいと考えています。市民の皆さまには、これまでの感染防止対策へのご協力にお礼を申し上げますとともに、これから秋の行楽シーズンを迎え、人の移動が活発化する影響や、緊急事態宣言の全面解除に伴う反動で感染の再拡大が懸念されますので、今後も感染防止対策を徹底していただきますよう、ご理解とご協力お願いします。
次に、ワクチン接種状況および予約枠についてです。8月20日から12歳以上の全ての市民を対象にワクチン接種を実施しており、接種率は9月30日現在で、1回目の接種を終えられた方が、全市民の76.1%、2回目を終えられた方が61.3%となっています。学生や仕事をお持ちの方などへの配慮として、8月下旬から土曜日、日曜日の大規模個別接種を実施していますが、来週の10月9日(土)のほか、10日(日)、16日(土)、23日(土)、30日(土)の5日間で約1100人分の1回目の予約枠が空いています。ワクチン接種が済んでいない方は接種を受けていただきたいと思っています。このほか、市内の医療機関でも10月中に約300人程度の予約枠が残っています。インターネットの予約サイト上では予約枠の空きがなくても、予約ができる場合がありますので、コールセンターにお問い合わせいただければと思います。なお、ワクチンを接種しても、感染をどの程度予防できるかは、まだ十分にわかっていません。このため、ワクチン接種後も引き続き、密集、密接、密閉の「三つの密」を避けることや、マスクの着用、手指の消毒など、感染予防対策を継続していただきますようお願いします。
次に、事業者への支援についてです。第3回定例会については、昨日9月30日(木)の最終本会議で提案したすべての案件について、可決、同意をいただいたところです。補正予算案として追加提案をし、可決した「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した本市独自事業」として、感染の再拡大によって影響を受けている市内の事業者や店舗の事業継続を支援するため、「小樽市事業継続支援追加事業」を実施します。対象は、市内に事業所または店舗を構えている事業者で、今年の4月から9月までのいずれかの月における売り上げが、前年または前々年の同月比で30%以上減少していることなどとし、支援金額は、前年または前々年の1年間の売上金額に応じて、5万円から11万円までの4区分の「事業継続臨時支援金」を支給させていただくものです。申請期間については、10月6日(水)から11月22日(月)までを予定しています。原則、郵送での提出をお願いしており、ご質問等はお電話でお受けしていますので、産業振興課までお問い合わせください。また、市内に本社または営業所を置く、バスやタクシーなどの交通事業者への事業継続支援として、「公共交通事業者等支援追加事業」を実施します。こちらについては、対象事業者へ10月上旬に案内文書を発送する予定です。お問い合わせについては、新幹線・まちづくり推進室へお願いします。
その他、緊急事態宣言等を受け、停止していました、市内宿泊施設に対する誘客支援事業の「もっと泊マル、オタル。」についても、緊急事態宣言の解除を受けて、本日より再開しています。併せて、このキャンペーンで宿泊された方に、一泊につき2000円の観光ギフト券を配布し、市内の観光消費を促進する事業も新たに開始することとします。こちらについては、観光振興室へお問い合わせください。
次に、小樽市指定文化財の新規指定についてです。本市では文化財保護条例に基づき、現在7件の文化財を市指定文化財として指定していますが、9月に開催された文化財審議会で答申を受けた3件の文化財について、教育委員会での議決を経て、新たに小樽市指定文化財として指定しましたので、ご紹介します。1点目は、江戸時代から明治期にかけて忍路を中心に商業活動を展開していた住吉屋西川家(すみよしやにしかわけ)の記録類「西川家文書」です。2点目は、明治から大正にかけて小樽の教育界で活躍した稲垣益穂(いながきますほ)が書き記した日記資料「稲垣益穂日誌」です。3点目は、著名な造園家・長岡安平(ながおかやすへい)の設計により明治43年に描かれた、花園公園、現在の小樽公園の基本設計となった図面「花園公園設計図」です。今回指定となった3点の文化財は、いずれも総合博物館で保管しているものです。概要については、お手元の資料でご確認願います。なお、本日午後5時30分より1時間程度、総合博物館運河館において、一般公開に先立って、報道関係の皆さまに特別公開しますので、是非、実物をご覧いただきたいと思います。
次に、成人式についてです。令和3年小樽市成人式については、新型コロナウイルス感染症の影響により、1月の開催を延期し、5月の開催を再延期していましたが、9月末で緊急事態宣言が解除されたことや、ワクチン接種が進み、希望する方への接種を11月中には終えられる見通しであることから、式の時間を短縮するなど、感染防止対策を行った上で、12月12日(日)に市民会館にて開催することとしました。対象となる方は約900名で、式典は午後2時30分から市内全地域を対象に1回で行います。対象年齢で10月1日現在、小樽市に住民票がある方には、10月下旬に案内状(ハガキ)を送付します。また、進学や就職により本市に住民票が無い方については、案内状は届きませんが、ご出席いただけます。今回は、感染防止対策のほか、参加人数を事前に把握するため、ご出席いただく場合には、参加申込が必要となります。詳しくは、案内状や広報おたる、小樽市ホームページでお知らせします。また、令和4年の成人式については、令和4年1月9日(日)に、市民会館にて開催する予定です。卒業された中学校により、2回に分けて実施し、対象者の方には11月下旬に案内状を発送します。いずれも、今後の感染状況によっては、変更、中止となる場合がございますので、ご承知おきをお願いします。
最後になりますが、令和3年度第72回小樽市文化祭の開催についてです。お手元の資料をご覧ください。毎年開催している小樽市文化祭を、今年度は10月14日から開催します。美術館会場では、10月14日(木)から10月31日(日)までの3週間、書道、写真、盆栽などの展示を行います。また、11月3日の文化の日には、小樽市民センターで「邦楽邦舞・民謡の集い」を開催するとともに、生涯学習プラザにて「短歌大会」を開催します。入場無料でご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。なお、新型コロナウイルスの影響により、当初予定していた美術市展、ユース展、俳句大会、書遊展は中止となり、写真市展は日程変更となっています。ご来場の際には、マスクの着用や手指の消毒などの感染防止対策へのご協力をお願いします。
私からは以上です。

報道機関から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
指定文化財の新規認定の関係で、何年ぶりになるのか、というのが1点と、日本遺産の申請にあたって、これまでの議論の中で、やはりこういった市の指定文化財が少ないのではないかという指摘もこれまでありました。今回、久しぶりの指定だと思いますが、指定に関しての思いや、今後へのこういった活動への期待等も含めて、所感をお伺いできればと思います。

(市長)
小樽市指定文化財の指定については、平成29年の旧三井銀行小樽支店、これ以来ということになります。その前になりますと、平成14年の日本銀行旧小樽支店まで遡ることになります。今回の文化財の指定については、今、記者がおっしゃられたとおりで、日本遺産の申請に当たって、とりわけ小樽単独の日本遺産の申請に当たって、1回目は落選をしまして、今、候補地域に認定をされていますが、この間、審査の過程で、歴史的な町でありながら、市指定の文化財が、他の自治体に比べて少ないとご指摘を受けたことが、一つには背景にあることは事実です。また、平成31年に、この日本遺産を申請する前提となる「歴史文化基本構想」を作っていまして、その中で、新たな文化財の発掘、掘り出しといったものも行いましたので、新たに約2000件の小樽文化遺産が、この歴文構想を議論していく中で、ピックアップされたということです。国の審査の段階で、そういったご指摘も受けていますので、まだ7件しかこの小樽に指定文化財はございませんし、まだまだたくさんの文化財になりうる、高い評価をいただけるような文化財はあると思いますので、教育委員会としっかり連携しながら、これから皆さんからも評価いただけるような物件については、指定文化財に積極的に指定していきたいと思っています。

(北海道新聞)
緊急事態宣言の解除の関連で、第三者認証制度についてお伺いします。今、札幌限定でということでやっていますが、小樽市での状況、あるいは今後の展望を含めて、ざっくりでいいのでお知らせいただければと思います。

(市長)
第三者認証制度については、9月20日過ぎに北海道の方から打診がありました。これは詳しく調べていませんが、当時、緊急事態宣言下での特定措置区域であった、小樽、旭川、石狩管内の自治体に対してだと思いますが、9月24日から受け付けを開始したいということの打診がありました。ただ、この時点では緊急事態宣言が引かれていましたし、10月1日以降どうなるかわかりません。今はもう全面解除になりましたが、仮にまん延防止措置になった場合は、第三者認証制度を受けているところと、受けていないところで対応が異なるわけです。私どもとすれば、その1週間、10日の間に、そこまでの作業はできないということで、北海道に対しては、第三者認証制度についてはできない旨を、9月22日時点で道庁の方にはお伝えしています。ただ結果として、今、緊急事態宣言が解除されていますので、もし認証制度をやるとすれば、今のこの状態でやっていって、今後、第6波が来て、いろんな対応をとられた時に、事業者の皆さんが同じスタートラインに立っていることがやっぱり望ましいと思いますので、これは道の所管ですので、北海道から何らかの形で打診があった場合は、そういった形でお答えしていきたいと思っています。1度打診ありましたが、できない旨お断りしたという経過がございます。

(NHK)
第三者認証制度のスタート時期としては、市長としては、どのタイミングがいいと思っていますか。

(市長)
どのタイミングというか、やはり、その第三者認証制度を希望される事業者の皆さんが、すべて認証を受けていて、時短だとか酒類の停止だとかという対策を取られたときに、その事業者さんたちの間に格差が生じないことが望ましいと思っていますので、皆さん同じスタートラインに立っていないと公平ではないと思うのです。認証を受けている方、手続きの関係で間に合っていない方、今札幌でそういうふうになっているわけですが、そういった状況にならないようなタイミングで実施すべきかなと思っています。ただ、手続き上、すごく時間がかかりますので、やるのであれば、今、この緊急事態宣言が解除されている時期にさまざまな手続きを進めていって、第6波に備えていくという形が望ましいのではないかなと思っています。ただ、市の事業ではありませんので、これは北海道から打診がなければ、小樽市単独で動くことはできませんので、そういったようなことで考えています。

(NHK)
札幌はこうやりますっていう・・・

(市長)
札幌は都道府県の判断で先行してやっていますので、少し動いていますが、小樽市に対しては9月22日に来ていますので、この時点ではちょっと難しいなっていう判断をさせていただきました。

(NHK)
つまり今後、しっかり準備期間というか、公平なスタートが切れるような状態の準備期間を設けられるのならば・・・

(市長)
第6波がいつになるかわかりませんが、その時に各事業者さんが、みんなが同じスタートラインに立っていて、希望される方はみんな認証制度を受けて、恩恵を受けられることが望ましいのではないかと思います。今、札幌市ですと、認証を受けているところ、手続中のところ、ということで、差が出ています。手続きとか。やっぱり実際に不公平感が生じているわけですから、そういったことにならないような形で、いつからとはなかなか言えませんが、ある程度準備期間が必要じゃないかと思っています。

(NHK)
具体的に準備期間がどれぐらいあったら理想ですか。

(市長)
担当からお答えします。

(商業労政課長)
正式に言われていることではありませんが、申請を受けてから、認証を出すまで1カ月程度はかかるのではないかと思っています。

(市長)
北海道の方から事業のスキームは、札幌市を例に示されているのですが、結構複雑なスキームになっていますので、申請をしてすぐOKもらえるような状況ではないんです。ですから、そういった手続きを踏まえると、やっぱり1カ月強はかかるのではないかと推測しています。

(北海道新聞)
ワクチンの大規模接種で、約1100人分残っているということでしたが、その5日間のうち、それぞれその日ごとに何人くらいずつ残っているのかというのをお願いできればと思います。

(市長)
保健所が出席していますので、わかるようでしたらお答えさせていただきます。

(保健所次長)
あくまで今の時点ですが、10月9日は120人分、10日は330人分、16日は100人分、23日は480人分、30日は90人分、ということで、少し数字が合わないかもしれないですが、大体このぐらいです。

(北海道新聞)
これによって、今、ワクチン接種が順調に進んでいるように思われますが、見通しとして改めて現時点で、市民の何割をいつぐらいまでに終えられそうかというところはいかがでしょうか。

(市長)
これはある程度、ワクチンの接種が順調に進み始めてから、私たちは11月中には、接種を希望される市民の方への接種を終えられるっていう見通しで進めていますので、基本的には、そのスケジュールに沿った形で進めていきたいと思っています。ですから、11月末までには、接種を希望する市民の皆さんには、接種を完了したいという形で進めていきたいと思っています。

(北海道新聞)
それは市民の大体何割というイメージでしたか。

(市長)
それは保健所の方からお答えさせていただきます。

(保健所次長)
市民全体ということですけれども、何%までということは、実際にはなかなか難しいかなと思っています。先ほど申し上げたとおり現在、全体としては、1回目76%、2回目61%ということで、ただ高齢者については、1回は90%を超えていますし、2回目でも89.7%ということで、90%に近づいています。一方で、64歳以下については、1回目は64.7%、2回目が39.1%ということで、まだ進んでいませんが、大体、全体の中で80%程度まではいけるのではないか、その分のワクチンは用意されているという状況になっています。

(総務部長)
他になければ、以上をもちまして今月の市長定例記者会見を終了させていただきます。次回は、令和3年10月28日(木)午後2時からを予定していますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


 

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