稲垣益穂日誌

公開日 2022年04月01日

更新日 2022年04月01日

  • 区 分:小樽市指定有形文化財
  • 所在地:小樽市総合博物館
  • 指定日:令和3年9月30日
  • 問合せ先:小樽市総合博物館(電話:0134-33-2523)

「稲垣益穂日誌」は、小樽の教育界で活躍した稲垣益穂(いながき・ますほ/1858~1935)が書き記した日記資料です。

筆者の稲垣益穂は土佐(現在の高知県)の出身で、出身地や東北地方で訓導や視学という要職を経て、明治36(1903)年、小樽区稲穂尋常高等小学校(現在の稲穂小学校)校長として着任して以来、亡くなるまでを小樽で過ごしました。

日記は小樽に移住する以前の明治29(1896)年から始まり、亡くなる直前の昭和10(1935)年まで、約40年間ほぼ毎日欠かさず記録されています。

稲垣が小樽で過ごした明治後期から昭和初期は、小樽の最盛期ともいうべき時代で、日記には日々活発に移り行く街の様子がはっきりと記されています。また、歴史に残ることの少ない一般の人々の日常が生き生きと記されており、時折巧みなスケッチを添えて出来事を解説する様子は、まるで小樽の百科事典のようです。

稲垣の目を通して明治・大正・昭和初期の暮らしを追体験することが出来る、小樽のみならず北海道史においても貴重な資料です。

日記の一部は小樽市総合博物館より翻刻本が発行されており、図書館などで閲覧できます。

 稲垣益穂日誌1 稲垣益穂日誌2   稲垣益穂

 

お問い合わせ

教育委員会教育部 生涯学習課
住所:〒047-0034 小樽市緑3丁目4番1号
TEL:0134-32-4111内線7531・7532
FAX:0134-33-6608
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