松前神楽

公開日 2022年04月01日

更新日 2022年04月01日

  • 区 分:国指定重要無形民俗文化財
  • 保持団体:松前神楽 小樽ブロック保存会他
  • 指定日:平成30年3月8日
  • 問合せ先:小樽市教育委員会 教育部 生涯学習課

松前神楽は、東北各地の田楽や能の影響を受け、「窯湯立(かまゆたて)」などの神事を伴う松前藩の城内行事として17世紀ごろ成立しました。

地域の神社の祭礼で奉納されていたこともあり、成立後は道南の和人地に住む民衆にも定着していきました。

19世紀ごろになると、道南の人々はニシンを求め日本海側に北上していきます。これらの人々が移住地で神楽を伝えることにより、松前神楽は発祥地である松前から道南の和人地、さらに道内各地へと広まりを見せました。松前神楽は地域の民俗芸能であると同時に、道南の人々が道内各地に移住していった北海道近代初頭の歴史を物語る文化財でもあります。

演目は21の演舞を含む33の舞楽と神事で構成されており、荒馬舞、四箇散米舞、神遊舞など、北海道の独自性をよく表しているものもあります。

現在では、松前・函館・福島・小樽の4地域で保存会が結成され、各地で伝統的な舞や奏楽が受け継がれています。

松前神楽1 松前神楽2 松前神楽3

 

お問い合わせ

教育委員会教育部 生涯学習課
住所:〒047-0034 小樽市緑3丁目4番1号
TEL:0134-32-4111内線7531・7532
FAX:0134-33-6608
このページの
先頭へ戻る