公開日 2022年04月01日
更新日 2022年04月01日
- 区 分:北海道指定有形文化財
- 所在地:小樽市潮見台1丁目19番10号
- 指定日:平成6年2月9日
- 問合せ先:宗圓寺(電話0134-22-7772)
※拝観は4月~10月の毎1日、15日(午前9時~午後5時)に可能です。冬期間は拝観できません。
五百羅漢像が安置されている宗圓寺は、寛永7(1630)年に松前藩主の菩提寺として松前(福山)に建立され、その後廃藩置県の影響で明治42(1909)年小樽に移転しました。
本尊の釈迦如来像や五百羅漢像も、このときに招来されました。
宗圓寺の五百羅漢像は、500体が一時に作られたのではなく、時代や製作者の異なる羅漢像が集まり構成されているものです。もっとも古いものでは室町時代の終わりころ、近現代のものでは江戸時代中期(天明年間)に作られたものや明治初頭に寄進されたものがあることが、過去の調査で分かりました。
それぞれの時代で作られ寄進された羅漢像の集合体であるという特徴的な成立過程からは、古代から仏教に祈りを寄せてきた人々の心がうかがえます。
北海道の仏教文化や、江戸期における仏像彫刻技術を検討するうえで貴重な資料となっています。
お問い合わせ
教育委員会教育部 生涯学習課
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