公開日 2022年04月01日
更新日 2022年04月01日
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区 分:小樽市指定無形文化財 - 指定日:平成3年9月2日
- 保存団体:向井流水法会
- 問合せ先:小樽市教育委員会 教育部 生涯学習課
伊勢(現在の三重県)で発祥し、江戸幕府の「御船手」(水軍)の泳法として確立、体系化された日本泳法の一種です。幕末、江戸湾警護のために召集された会津藩士に伝えられ、会津藩士の移住に伴い各地に伝承しました。小樽には、明治28(1895)年、元会津藩士大竹作右衛門の移住によってその泳法が伝えられました。
日本泳法は、海や川といった自然の水の中で、荷物の運搬や遠泳、救助など、様々な目的をもって泳ぐことが特徴です。向井流水法も泳ぐときも飛び込むときも目標から目を離さない実用的な泳法で、足の裏で水を踏み込むような「あおり足」の泳法を基本として各種の型が伝えられています。幕府の公認技能が遠隔地で保存された珍しい事例と言えます。
お問い合わせ
教育委員会教育部 生涯学習課
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