市長記者会見記録令和4年6月30日

公開日 2022年06月30日

更新日 2022年06月30日

市からのお知らせ

■動画データ:小樽市長記者会見令和4年6月30日(外部サイト:YouYube)

■会見資料1:2022年小樽港クルーズ客船寄港予定表[PDF:81.5KB]
■会見資料2:小樽市長寿企業表彰事業[PDF:998KB]
■会見資料3:「JR小樽駅前広場再整備基本計画」の策定について[PDF:1.31MB]

下記のとおり、市長から発表がありました(午前11時〜)

(総務部長)
定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは、市長、よろしくお願いします。

(市長)
よろしくお願いします。まず、第2回定例会が6月27日(月)の本会議をもって閉会となりました。この度、可決をいただいた予算については、適切に執行するとともに、とりわけ、長引く新型コロナウイルス感染症の影響や、ここにきて、原油価格・物価高騰などに対する、市内経済への緊急対策および生活支援事業については、早急に対応する必要があることから、追加提案をさせていただいたことから、スピード感をもって実施していきたいと考えています。特に事業者の方に対する支援については、本市としても、関係団体等を通じ、周知を図っていきますが、報道の皆さんにも特段のご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。また、北海道の補助金を活用した低所得の高齢者世帯等への支援については、北海道の交付要綱等が制定されていなかったため、今回の議会では提案できませんでしたが、情報の収集を怠ることのないよう庁内に指示しているところであり、改めてお示ししたいと考えています。それでは、次第にある会見項目の順に沿ってお話をさせていただきます。
はじめに、「令和4年度のクルーズ船の寄港予定」についてです。お手元の資料をご覧ください。令和4年度の小樽港へのクルーズ船の寄港は、現在のところ6回を予定しています。1回目の寄港は7月9日(土)の「ぱしふぃっくびいなす」で、約2年10か月ぶりの寄港となります。その後、8月下旬からは「にっぽん丸」が5回寄港する予定となっています。この2隻では、新型コロナ感染対策として、乗客定員の削減や、船内でのソーシャルディスタンスの確保および定期的な体温の検温、換気設備の導入をはじめ、乗客全員に対して、ワクチン接種状況の確認に加え、乗船当日のPCR検査を実施し、陰性を確認してから出港するなど、徹底した感染症対策を行った上で運航しています。また、受け入れ側の小樽港としては、昨年、国の港湾関係機関をはじめ、地域の医療関係機関や、保健所などで構成された「小樽港クルーズ船受入協議会」を設置し、クルーズ船の受け入れに際しては、協議会の事前合意を得ることとしています。今年度に寄港を予定しているクルーズ船については、既に合意を得ているところです。本市では、引き続き、船会社および関係機関と連携し、安全・安心なクルーズ船の受け入れに取り組んでいきたいと考えています。
次に、「小樽市長寿企業表彰事業」についてです。お手元の資料をご覧ください。本年8月1日に市制施行100周年を迎えるに当たり、これまでさまざまな創意工夫と企業努力を続け、長きに渡り、小樽市の発展に寄与されてきた老舗企業の功績をたたえ、表彰する「小樽市長寿企業表彰事業」を行います。表彰の対象は、100年以上、主たる事業所を小樽市に置いて営業を継続していることなどの要件を満たす企業となっています。表彰式は10月18日(火)18時から執り行い、表彰企業に対しては、市内のガラス工房で作製されたガラス製の表彰楯を贈呈することとしています。また、合わせて、表彰企業のこれまでのあゆみを紹介する記念誌を作成し、表彰企業に贈呈させていただくとともに、記念誌の内容を市のホームページでも公開させていただきます。表彰企業の決定は、企業の申請に基づき、小樽市長寿企業表彰実行委員会が行うことになっています。表彰の対象となる企業におかれましては、申請書類を市のホームページまたは産業港湾部産業振興課から入手いただいた上、明日7月1日(金)から7月29日(金)までの間にお申し込みいただきたいと思います。
次に、「JR小樽駅前広場再整備基本計画」についてです。お手元の資料をご覧ください。JR小樽駅前広場は、「歩行者と車両の輻輳(ふくそう)」や、「車路を歩行者が乱横断する」など、安全上の課題がかねてから出ていることや、隣接する駅前第1ビルの再々開発が行われる予定であることから、今年5月に「JR小樽駅前広場再整備基本計画」を策定したところです。本計画では、基本コンセプトを、「『小樽の玄関口』にふさわしい質の高い駅前広場の創出」とし、そのコンセプトに基づき、「安全性や利便性の高い交通拠点づくり」と「周辺と一体となった魅力ある空間の創出とにぎわいづくり」の二つを再整備方針として設定しました。これらの方針等を踏まえ、隣接する建物と一体的に整備する案が二つ、単独で整備する案が一つ、合わせて三つの案を再整備案としたところです。今年度中に、関係者と再開発の配置計画など、実現の可能性を協議した上で、最終的な再整備案を決定する予定となっています。計画の具体的な内容については、市のホームページに掲載していますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、「新型コロナウイルスワクチンの集団接種」についてです。ワクチンの3回目の接種状況については、6月27日時点で、65歳以上は88.8%ですが、64歳以下では50.4%であり、若い世代の接種率が伸びていない状況になっています。このため、本市では、働く世代の状況なども考慮し、3回目と4回目の接種を対象に、金曜日の夜間と土曜日に、ウイングベイ小樽での集団接種を実施しています。既に6月24日(金)から開始しており、8月12日(金)、13日(土)を除き、8月27日(土)まで、毎週実施いたします。開設時間は、金曜日が16時から19時まで、土曜日は午前が10時から11時30分までと、午後が13時30分から15時までとなっています。予約は、本市のコールセンターまたはインターネット予約サイトでの予約となります。ワクチン接種の効果ですが、5月17日から6月16日までの1か月間にコロナ陽性となった方のワクチンの接種歴を調べてみますと、どの年代においても未接種の方に比べ、ワクチンの接種回数が増えるごとに新規陽性者の割合は低下しており、特に60歳未満の若い世代で大きく低下していることがわかっています。集団接種の予約枠には、まだ十分な余裕がありますので、若い世代の方々には、感染予防、発症予防、重症化予防のため、3回目の追加接種をぜひともご検討いただきたいと思っています。
以上、4項目についてお話をさせていただきましたが、最後に、先に報道にもありました市職員の逮捕の件について、一言申し述べさせていただきます。6月23日、本市職員が建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されました。今回の事件により、行政に対する市民の皆様の信頼を損ねたこと、私としても大変申し訳なく思っているところです。現在も警察が捜査中のため、動機を含めた事件の詳細については、私どももまだ把握できていない状況にあります。本件については、詳しい状況が判明次第、厳正に対処していきます。また、他の職員に対しましても、改めて公務員としての規律保持の徹底を図っていきます。
私からは、以上です。

出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。

(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。

(北海道新聞)
小樽市長寿企業表彰事業ですが、対象となる企業から応募があれば、全て表彰されるという理解でいいのでしょうか。それとも、例えば10企業にするとか、そういった数が決まっているものなのでしょうか。

(市長)
数を絞り込む予定はありませんので、申し込みがあって、該当するようでありましたら、すべて表彰させていただきたいと考えています。

(北海道新聞)
冒頭の補正予算の関係で、道の補助金を使った低所得者支援について、道の方で要綱が制定されていなかったので情報収集に努めるとのことですが、事業規模はどれくらいになる予定で、現時点でどのような支援を想定していますか。

(市長)
今回、補正予算に計上した事業の中でも、北海道の事業に上乗せする事業がいくつかあります。例えば、事業継続緊急支援事業費というものがあります。これは、北海道が支援する金額に本市が上乗せをする形で実施していますが、今回申し上げた道の事業で言いますと、市町村高齢者世帯等生活支援事業費補助金というものがあります。これとの連動を図っていきたいと思っています。これは、北海道が2分の1補助するものですので、この事業を活用して、市町村が実施する低所得の高齢者世帯あるいは障害者世帯へ給付をするという事業です。北海道全体では、31万4000世帯を想定しています。小樽市の事業規模については、担当から説明します。

(財政部財政課長)
事業規模も含めて、今、原部で検討している段階になっています。道の条件と市の条件をこれから擦り合わせるような状態です。

(市長)
道全体の規模は出ているが、本市はまだということです。情報収集に当たらせていますので、詳しいことが分かりましたら、この事業は実施させていただきたいと思っています。準備が整えば3定で予定しています。

(北海道新聞)
職員の逮捕について、事案発生当初のコメントで、厳正に対処すると話していました。現時点ではなかなか言えない話だと思いますが、解雇も含めて検討するということですか。

(市長)
これは大変大きな事案ではあるのですが、最終的には職員の分限懲戒審査委員会で決定させていただくことになります。今の時点で、詳しくは分かっていませんので、申し上げることはできませんが、その委員会で決定いただくことになります。

(読売新聞)
クルーズ船が入るのが2年10カ月ぶりというのは、この船に限らず、クルーズ船全体のことですか。

(市長)
小樽にクルーズ船が入ってくるのが2年10カ月ぶりです。その第1船になるのが、今申し上げた「ぱしふぃっくびいなす」です。

(読売新聞)
クルーズ船が再び寄港できる状況になったことについて、どのように思っていますか。

(市長)
コロナ前、平成31年度は年間に30回ほど寄港がありましたし、令和2年度は40回近い寄港が予定されていましたが、令和2年度、3年度と、寄港が1度もありませんでしたので、私どもにとっても待ちに待った再開で、歓迎したいと思っています。また、今回入ってくるのが国内船ですから、まだまだ外国船籍の入港はもう少し先になりますが、引き続き外国船が入港できる環境が整った場合には、またさらに積極的にクルーズ船の誘致に努めながら、年間たくさんのクルーズ船が小樽港に寄港するように活動を展開したいと思います。令和5年度には第3ふ頭の整備がすべて終わりまして、大型客船の寄港も可能になってきます。港と市街地が近いという小樽の特性をしっかりとPRしながら、クルーズ船の誘致に努めていきたいと思っています。

(読売新聞)
駅前広場の再整備について、整備自体はいつ頃という目処はあるのでしょうか。

(建設部新幹線・まちづくり推進室主幹)
整備に関しては、駅前広場の配置計画を作っている段階ですので、今の段階ではまだお示しできる状況ではありません。

(市長)
広場単体で作る案と、駅前第1ビルの再々開発に合わせたプランもありますので、隣の駅前第1ビルの再々開発の動きも見ながら、ということになると思います。まずは3案の中から一つに絞り込むという作業に取り組んでいきたいと思っています。

(小樽ジャーナル)
高島観光船の訴訟の関係ですが、本日6月30日が納期限ですが、何かこれまでに動きはありましたか。

(総務部長)
特段これについての動きはありません。

(市長)
反応はありません。

(小樽ジャーナル)
市としては今後どのような動きになりますか。

(市長)
総務部長からお答えします。

(総務部長)
今日を納期限としていますので、今日までの納付がないと、この後は納期限後20日以内に10日間の納期限を設定し、督促をするという予定になっています。その後も納付がなければ催告をすることになり、その後は訴訟も視野に、と議会でも答弁させていただいています。その時期については、議案になるものですから、議会とも調整しながら、今後のスケジュールを決めていきたいと思っています。

(北海道新聞)
参議院選挙の関係で、市長は今日の朝、自民党候補の応援のマイクを握られたと思いますが、私はすべての候補者の街頭演説を見ているわけではないのでわかりませんが、公示があってから、道選挙区の候補者を含めて、何人か小樽にも入っているのですが、応援演説をする候補の基準というか、市長ご自身、どういったお考えというか姿勢でマイクを握っているというか、臨んでいるのですか。

(市長)
今日も演説というかごあいさつの中で触れさせていただきましたが、地域の課題をよく理解されていて、それに対してしっかりとお話も聞いていただいて、対応をいただいている議員の皆さんからお話があれば、そのことをお伝えしながら、お承りはしているというところですね。

(総務部長)
他になければ、以上を持ちまして本日の市長定例記者会見を終了させていただきます。次回は、令和4年7月29日(金)午前11時からを予定していますので、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

総務部 広報広聴課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
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