市長が北海道ワイン株式会社を訪問しました

公開日 2022年09月06日

更新日 2022年09月06日

北海道ワイン株式会社が、ロンドンで開催された「インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション 2022」及び山梨県で開催された「日本ワインコンクール2022」で金賞を受賞したことから、市長が同社を訪問しました。

醸造所見学

嶌村公宏社長の案内のもと、同社の醸造所を見学しました。訪問風景2

同社は、創業時から国産ぶどうを100%使ったワイン(日本ワイン)づくりと加熱殺菌を行わない非加熱生詰めにこだわり、これまでも国内外の様々なコンクールで入賞しています。

また、ワインメーカーとして日本ワインの生産量及びぶどうの取扱量は同社が日本一であるとの説明がありました。

同社の数あるワインの中でも、世界的に著名なソムリエから特に高い評価を受けているのが瓶内2次発酵方式のスパークリングワインです。
同社のスパークリングワインは、様々な製法がある中でもフランスシャンパーニュ地方の老舗メゾンの協力により、現地醸造責任者の指導による厳密な製法を採用しており、商品として販売できるようになるには1年以上の年月がかかるとのことです。

醸造所の見学では、ワインの発酵タンクやぶどう選別機、ワイン樽などのほか、スパークリングワインの醸造に使用する特別な機械やその使用法についても紹介いただきました。

同社の取組等紹介

醸造所の見学後、嶌村公宏社長から、ワインづくりを超えた同社の幅広い取組について紹介いただきました。

同社は、近年のぶどう農家の人材不足や後継者不足を背景に、北海道大学や民間企業と共同で無人電動ロボットによるスマートぶどう栽培システムの開発を進めています。
まだ実験段階ではあるものの、農薬の少量・適量散布、ぶどうの収穫・運搬等を無人で行うことが可能になります。

訪問風景1このほか、同社は道内のワイン産業における人材育成の取組や、未利用資源であるワイン圧搾残渣(搾りかす)の活用、大規模な観光イベントであるワインカーニバルの開催など、幅広い取組を積極的に行っています。

迫市長は「スマート農業は、これからの時代に重要な技術であり、その開発・実証を同社が行っていることに敬意を表するとともに、国内・海外のコンクールにおいて最高賞である金賞の受賞は、同社の技術力やワインづくりの熱意が評価された大変価値あるものだと考えております。引き続き本市産業振興にご尽力いただきたい」とあいさつしました。

お問い合わせ

産業港湾部 産業振興課
住所:〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
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FAX:0134-33-7432
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