公開日 2022年09月29日
更新日 2022年09月29日
市からのお知らせ
■動画データ:小樽市長記者会見 令和4年9月29日(外部サイト:YouYube)
■会見資料1:文学館特別展「100年前の青春群像~文芸誌『群像』で活躍した小樽の文学青年~」[PDF:257KB]
■会見資料2:令和4年度第73回小樽市文化祭[PDF:1.05MB]
■会見資料3:合同企業説明会イン小樽[JPG:425KB]
下記のとおり、市長から発表がありました(午後2時〜)
(総務部長)
定刻となりましたので、これより市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは、市長、よろしくお願いします。
(市長)
それでは、よろしくお願いいたします。まず、私にとって、任期2期目に入り、初めての議会となった第3回定例会についてですが、9月28日(水)の本会議にて採決が行われ、市が提案した予算案・条例案などの議案は、全て可決いただくことができました。この度、可決をいただいた予算については、適切に執行すると同時に、とりわけ、コロナ禍において、原油価格や物価高騰の影響を受けている低所得の高齢者世帯などを支援するため、新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金と、北海道の補助金を活用して、対象世帯当たり2万円を支給する「高齢者世帯等生活支援事業」や、最終日に追加提案した「オミクロン株対応ワクチン接種事業」については、実施に向けて、速やかに作業を進めていきたいと考えています。
次に、市制施行100周年記念事業についてです。ご承知のとおり、本年は、大正11年(1922年)の市制施行から、100年となる記念の年であり、さまざまな記念事業が企画、実施されているところですが、10月21日(金)午後1時30分から、市民センター(マリンホール)において、「市制施行100周年記念式典」を行います。式典では、小樽市の100年の歩みを写真で振り返る「スライドショー映像」や、市内の子ども達からの元気な声をお届けする「ビデオメッセージ」を上映するほか、潮太鼓の打演、小樽市民の歌の合唱、高校生による書道パフォーマンス、よさこい演舞なども予定しています。コロナの心配もあることから、会場に入場いただけるのは、町内会長や各種団体の代表の方など、ご招待した方のみとさせていただきますが、100周年という記念の祝賀を、市民の皆さんと一緒にお祝いしたく、式典の様子は、オンタイムで動画配信することにしています。現在、配信に向けての準備を進めていますので、式典が近くなりましたら、ホームページやSNSにより、視聴方法をお知らせします。また、式典終了後においても、市のホームページにYouTube動画を掲載することとしていますので、ぜひ、多くの方々にご覧いただきたいと思っています。また、100周年に併せて、この度、記念誌を制作しています。「小樽市史 写真編」をコンセプトに、これまでの本市の歩みを、写真を通して振り返るものとなっています。過去から現在に至る本市の歴史とともに、その時代を生きる人々の生活を感じていただきたいと思っています。この記念誌については、10月下旬から、市内の書店や市役所売店などで販売します。価格は1冊700円ですので、是非お手に取ってご覧いただければと思います。市立小樽文学館で実施される100周年記念事業についても、併せてご紹介します。市立小樽文学館では、10月8日から11月27日まで、特別展「100年前の青春群像~文芸誌『群像』で活躍した小樽の文学青年~」を開催します。この特別展は、大正9年から13年まで小樽で刊行された文芸同人誌「群像」の生原稿などを中心に展示し、当時の文学青年たちの作品や活動などから、市制施行当時、100年前の小樽の文芸文化について紹介します。ぜひ、ご覧いただきたいと思っています。
次に、令和4年度第73回小樽市文化祭の開催についてです。お手元の資料をご覧ください。今年度の小樽市文化祭を9月29日、本日から開催します。美術館会場は、9月29日(木)本日から11月6日(日)まで、美術、書道、写真、盆栽などの展示を行います。また、11月3日の文化の日には、小樽市民会館において「ダンス&バレエ」を、小樽市民センターにおいて「オールディーズライブコンサート」を開催します。10月30日(日)には、生涯学習プラザにおいて「俳句・短歌・川柳大会」を、それぞれ開催します。令和2年度、令和3年度は、新型コロナウイルスの影響により、公募展を中止するなど、規模を縮小して開催しましたが、今年はコロナ前の日程に戻して開催します。入場は無料となっています。ぜひ、多くの市民の方々に足をお運びいただき、芸術の秋を楽しんでいただければと思っています。
最後になりますが、「合同企業説明会イン小樽」についてです。お手元の資料をご覧ください。市が事務局となっている小樽地域雇用創造協議会が主催する合同企業説明会を、10月13日(木)に、グランドパーク小樽で開催します。当日は、午前10時30分から12時30分までの「午前の部」と、午後1時30分から4時までの「午後の部」の、2部構成で実施します。「午前の部」は、子育て中や子育てが一段落した女性のほか、シニア世代を対象者とし、「午後の部」は、広く一般求職者向けとして説明会を開催します。参加企業数は「午前の部」が17社、「午後の部」が27社を予定しています。参加の事前申し込みや履歴書は不要で、時間内は自由に企業のお話を聞くことができますので、市内で就職を希望されている方は、ぜひご参加ください。
私からは、以上です。
出席した報道機関の記者から、下記のような質疑がありました。
(総務部長)
ご質問等ございましたら、どうぞご発言ください。
(北海道新聞)
市制100周年記念式典でお伺いします。出席者の関係や予定されている項目についてご紹介ありました。旭川市の式典では、スペシャルゲストがいらっしゃったようですが、そういった方の出席だとか、現時点で予定されているものはありますか。
(市長)
特にスペシャルゲストはおりません。主催者である私が挨拶した後に、来賓のご紹介とご挨拶があって、先ほどお話したような、スライドショーなどに移りますので、特にスペシャルゲストというのはいらっしゃいません。規模は400人規模です。
(総務部長)
案内状は445名に送付させていただいています。予定としては90分程度を予定しています。
(北海道新聞)
安倍元首相の国葬についてです。小樽市では、国葬に合わせて、半旗の掲揚を行いました。市役所での半旗の掲揚が市民に対する弔意の強制につながりかねないという指摘もありますが、掲揚に至った判断について市長の考えをお聞かせください。
(市長)
葬儀式が国葬で執り行われるということに多くのご意見があり、また、各新聞社の事前調査においても、多くの国民が反対を示しているということは、十分認識しました。ただ、行政のトップとして、この問題にどう臨むか、どう対応するかということはしっかり考えなければいけないし、どう臨んで行くのがフェアなのかということは、私なりに熟慮した結果ではありますが、必ずしも半旗を掲げて弔意を表することと、葬儀式が国葬で行われることを是認するということはイコールではないと最終的に判断しました。本市が半旗を掲げて弔意を表したことが、私としては、市民の皆さんにとって弔意を強制するとは思っていません。そういう判断で半旗を掲げました。
(北海道新聞)
小樽市の観光振興室で所管するフィルムコミッションについての質問です。小樽市では、新型コロナの感染拡大下においても、一定数の映画撮影等に関する相談、または、安定して実際の撮影につながっているようです。ただ、映画などでは、撮影場所として「市内のここで撮影されました」とか、PRが撮影者側の都合により、なかなか発信できないケースが多いようです。聖地巡礼などロケ地のPRは観光振興の観点から欠かせないことと思いますが、市長のお考えをお答えください。
(市長)
私も観光振興上とても大事なことだと思います。現在、ロケ地マップというものを市として作成していまして、これは市内の宿泊施設等にも配置させていただいています。あとはフィルムコミッション独自のサイトも持っていますので、そのサイトで情報発信もしています。ですが、例えば映画などですと、やはり撮影者側のご都合があって、どこで撮影したのかということを行政側で公表できないケースもあります。それは置いといても、可能な範囲でそういった情報を発信していくということは、多分、多くの方々がSNSで小樽のまちを発信していただくことにもつながると思いますし、そのことによって観光客の市内の回遊性だとか、また新しい観光需要の創出にもつながっていくと考えますので、いわゆる聖地巡礼とも言われますが、ロケ地のPRについては、可能な範囲でやっていきたい、力を入れていきたいと思います。できれば、映像の制作者側に公開させていただけるように、理解を求めるという努力も一方では必要なのかなと思っています。先日、スクラムミーティングという経済界の皆さんたちが集まって議論する場がありましたが、そういった場でも、聖地巡礼をPRする観光施策は必要ではないのかというご意見も出ていましたので、これについては、しっかり考えていきながら、小樽の観光振興につなげていければと思います。
(北海道新聞)
小樽市建設部で所管する「歴史まちづくり法に基づく歴史的風致維持向上計画」についての質問です。小樽市は来年度から2年間かけて、国と連携しながら、計画策定を目指されるそうですが、策定による今後のまちづくりに向けた効果について、市長のお考えをお聞かせください。
(市長)
この「歴史まちづくり法に基づく歴史的風致維持向上計画」を作っていくことは、私が1期目に当選して間もなく取り組んできた事業です。計画を策定するまでに時間がかかるものなのですが、来年、令和5年度と令和6年度に法定協議会みたいなものを立ち上げて、令和6年度中に計画を策定していきたいと思っています。効果と言いますと、大きく二つの視点があると思います。一つには、直接的には、この歴史的風致維持向上計画の中に、いわゆる計画を構成する建造物を改修していくということが明記できれば、国の支援が受けられることになっています。民間で言うと、所有者が3分の1、国が3分の1、地方自治体が3分の1といった補助メニューが用意されていますので、この補助金の充当が可能になってくれば、将来にわたって小樽の歴史的な街並みの保全につながっていくのだろうと思います。もう一つは、この計画を作ることによって、「小樽市は歴史景観の保全に力を入れていくんだ」という市の姿勢を、まちづくりの姿勢として内外に示すことによって、小樽を訪れたいと思っている観光客の皆さんや、小樽市に投資をしたいと思っている企業の皆さんに、何らかのインパクトを感じていただけるのではないか、そういった二つの面でのメリットはあると思っています。また、歴史的なまちづくりという面から言いますと、実は来年、全国町並みゼミの大会が小樽で開かれることになっています。これは、来年、運河が完成してから100年ですので、運河完成の100年を記念して、NPO法人の全国町並み保存連盟という組織が主催していくことになると思いますが、そういった取り組みも併せて行っていくことで、小樽市として、歴史的な街並みの保全に力を入れていくということを、内外にしっかりと示していきながら、最終的には観光振興などにつなげていければと思っています。
(北海道新聞)
昨日、日米共同訓練の関係で札幌丘珠空港に海兵隊のオスプレイが5機やってきました。共同訓練に合わせて、来月10月1日以降、また米空軍のオスプレイが2機くらいやってくるといわれています。飛行ルートは、明確に公表されているものはないですが、防衛省から、米軍側が、訓練だとか道内に出入りする関係で、小樽市上空を飛ぶというような連絡は入っていませんか。
(市長)
いえ、私は聞いていません。そういった動きがあるようであれば、もちろん議会も含めて、市民の皆さんにお伝えしなければなりませんので、何らかの動きがありましたら、お知らせをさせていただきたいと思います。今の時点では、私も今朝新聞で見た限りですので、詳しいことは承知しておりませんので、わかり次第お知らせしていきます。
(総務部長)
ほかになければ、以上をもちまして、本日の市長定例記者会見を終了させていただきます。次回は、令和4年10月31日(月)午前11時からを予定していますので、よろしくお願いいたします。